こんにちは!専門、短大、四年制、六年制にかかわらず学生のみなさん!
そして学生に戻りたいと思っている社会人のみなさん!w
学生生活は楽しんでいますか。スマホをいじってご飯食べてるだけで週末を潰すような生活していませんか。学生生活はあっという間ですよ!
卒業したばかりの筆者が「在学中に読んどいてよかった」と心の底から思える小説の中。その中でも特に今回は、大学生が主役の話に絞って紹介したいと思います。
いや、、お前誰やねん
って言われそうなので、軽く自己紹介します。

って感じです。
この記事執筆時点では、大学院生でした!
この記事を読んでわかること
- 現役大学生がおすすめする大学生が主人公の小説6冊
- 実際に読んだ上でちょっとした内容紹介
- 筆者の好きな登場人物
結論!おすすめ小説。6選!
今回は一筆者につき一冊に絞らせてもらいました。そうでもしないと、偏ってしまうのです、、
そして、なるべく読んでほしい順から紹介しております。面白いランキングではありません。私の中では全部一位です。
この順番は主人公や仲間が学生であることの重要さとその他いろいろな要素を考慮してつけました。
- 砂漠/伊坂幸太郎
- 四畳半神話大系/森見登美彦
- 七帝柔道記/増田俊也
- 鴨川ホルモー/万城目学
- 横道世之介/吉田修一
- ぼくは明日、昨日のきみとデートする/七月隆文
迷ったらこの順番に読んでみてください。皆さんが大学生活をより良くしようと思える順番につけたつもりです。
1.砂漠

舞台は仙台。主人公北村と彼の友達の入学から卒業までの4年間のお話です。(おそらく東北大学)
北村の4年間はものすっごく充実しています。で、大学生は読んで誰もが思うんです
これはフィクションだから、って。
でも、不思議と動こうっていう力が湧いてきます。伊坂幸太郎さんもひょっとしたら、学生のため、もしくはこれから学生になる人のために書いたのではないかと思えるほどです。
学業を除いた学生を学生たらしめてる要素をほとんどすべてつまっている小説です。
麻雀、合コン、恋愛、学祭、そして卒業。
(ああ、読んでおいて本当に良かった。)
ちなみに私は西嶋が好きです。
大学生度:★★★★★
読んだ人は誰もが憧れる。もはや大学生活のイデア(理想)
まとめ
- 仙台(おそらく東北大学)が舞台
- 入学から卒業までの4年間の話
- 非常に充実した学生生活
- 恋愛要素あり
2.四畳半神話大系

舞台は京都大学。三回生までこれといって目立った活動をしてこなかった主人公「私」による一人称形式。森見登美彦らしい、「私」にまとわり付くまともとは言えない友達?。そして、彼らしい一癖ある文体。
この小説の良さは、主人公が何かに秀でているということが一切ないということ。「私」がすでに学生生活も2年間棒に振ってしまったのではないかと悩んでいる学生であること。
私も同じ思いでした。でも、この本を”最終章まで”読むと、何か内側から込み上げてきて学生である今を全力で楽しもうって思えるんです。
こちらは、4つの章からなる短編集でして、ちょっとした時間から読むことができるので、「読書はあまり」って人にはまずはこちらを
先ほどの恵まれた主人公の砂漠とは対極にあるようなこの小説。読んでいると京都の情景が浮かんできて、旅行したくなります。京都好きの方はのちに紹介する鴨川ホルモーとぼくは明日、昨日のきみとデートする合わせてぜひ。
それと、この本はアニメ化されているので、読書がどうしても苦手って人や小説にハマった人はそちらもチェックしてみてください。
ちなみに私は小津が好きです。
大学生度:★★★★★
端から端まで男子大学生が経験してそうなことばかり。星MAX
まとめ
- 京都大学が舞台
- 工学部の主人公と友人
- 一浪の主人公
- 4章からなる短編集
- 大学3回生の話
- グータラ大学生が主人公
- サークルがメイン
- 京都事情を知れる
- 恋愛要素あり
- アニメ化
【2021年1月追記】
四畳半神話大系のスピンオフ作品!ともいえる大学生映画として有名な「サマータイムマシンブルース」とのコラボ小説「四畳半サマータイムマシンブルース」が出ました。
私も読みましたが、これもまたすごく面白いです!舞台は京都大学で出てくる登場人物は四畳半神話大系と全く一緒なんですけどストーリーが別物です。
これもおすすめです。私の好きな小津ももちろん登場しますよ。
映像化期待しています!
3.七帝柔道記

旧七帝国大学という言葉。大学受験を経験した皆さんは耳にしたことがあるはず。
北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大
この七つの大学を総称して七帝なんて呼ばれたりします。これらの大学では毎年七帝戦という各大学の部活による大会が繰り広げられています。
その中でも、この小説は北海道大学柔道部に焦点を当てた増田俊也氏自身の体験によるノンフィクションです。舞台は札幌です。
想像を絶するような練習のキツさの中、主人公はどう過ごしていくのか。ノンフィクションでしか書けない、この臨場感。
先輩との確執や仲間割れ、様々な荒波を乗り越えながら部活動を過ごしていく様を緻密に書かれています。そして、一人一人の部員の役の濃さ。
私はこの本に影響されて、未経験なのに柔道部に入部しようか迷いました。結局、入りませんでしたが。
この本を読んでいると彼の生きている世界があまりに違いすぎて、お腹すいただとか、筆箱忘れただとか、単位落としたとか全部どうでもよくなってきます。←本当はよくないです。
知名度では、上記二冊に劣るかもしれませんが、間違いなくおすすめの一冊です。
ちなみに私は主人公増田が好きです。
大学生度:★★★☆☆
部活の話が濃いので、星三つです。
まとめ
- 北海道大学が舞台
- 1回生の頃の話
- 主人公は二浪
- 柔道部一筋
- 昭和末期
- 恋愛要素ほぼなし
- 北の大地北海道を文面で味わえる
- 笑いあり
- 漫画化
ちなみに漫画版は以下
4.鴨川ホルモー
舞台は京都大学。そもそもホルモーってなんなのか。
答えません。読んでください。
万城目学らしい一冊といったらいいんでしょうか。現実と空想をうまく融合したにも関わらず違和感を感じさせない一冊です。
この本は部活ではなく、サークルに軸を置いた本です。ファンタジー要素もつまっており、読むとワクワクしてくるんですよね。一年生の4月のあの独特の高揚感が伝わってきたり、ぎこちない人間関係が伝わってきたり、恋のワクワクが伝わってきたり。
とにかく、大学生活のワクワク感がいっぱいつまっています。
ちなみに私は高村が好きです。
大学生度:★★★★☆
サークルに関する内容が多いです。
まとめ
- 京都大学が舞台
- 入学から卒業まで
- ファンタジー要素あり
- サークルがメイン
- スピンオフあり
- 映画化
スピンオフに、ホルモー六景というその後が書かれた短編集もあります!
5.横道世之介

舞台は東京(おそらく法政大学)と長崎。
いかにも地方から上京してきましたといった体の学生横道世之介。
言葉も訛っており、東京のビルの高さに驚き、人波に揉まれる彼。
正直すぎるところもあり、世渡り上手ならぬ世渡り下手の彼。
でも、読んでいるとどことなく愛着湧いてくるのです。特に彼と同じく進学とともに地方から東京や大阪などの都会に来たあなた。絶対読んでいただきたいです。共感するシーンがいくつもあります。
お嬢様と恋愛したり、サークルに打ち込んだり。笑いあり涙ありの感動物語です。
ああ、彼みたいな友達がいたら楽しいだろうなあ。
映画も小説に負けないぐらい面白いので、ぜひ観ていただきたいです。
ちなみに私は主人公横道世之介が好きです。
大学生度:★★★★☆
上京から始まり、恋人ができ、サークルに入り、バイトしたり、入学したばかりの頃にセンター試験の話をしたり、、
大学生がしそうなことは7,8割は登場しそうな感じ。
まとめ
- 東京(おそらく法政大学)が舞台
- 主人公はサンバサークル
- 恋愛要素あり
- 充実した学生生活
- 変人
- 映画化
最近、続編が出ました。こちらは卒業してからのお話です。
6.ぼくは明日、昨日のきみとデートする
紹介する6冊のうち3冊目の京都が舞台の本です。
学生生活といえば?と聞かれた時何を思い浮かべますか。
サークル、恋愛、部活、研究、合コン、麻雀、酒、、、
この本は、この中でも特に恋愛に絞った小説です。少し、ファンタジー要素も織り交ぜた。
でも、高校生でも社会人でもないこの大学生という立ち位置の恋愛。
読んでいて、共感しすぎて泣けてくるでしょう。高校生や社会人の恋愛と何が違うのかと聞かれても言葉にはできませんが、この大学生溢れる感じがひしひしと文面から伝わってきます。
学生生活、恋も捨てたくないという方、おすすめします!
ちなみに私は福寿愛美(特に映画版)が好きです。
まとめ
- 主人公は京都の芸術大学
- SFファンタジー要素あり
- 恋愛要素強
- 映画化
- 京都に少し詳しくなる
大学生度:★☆☆☆☆
恋愛要素強めで、大学での話はあまり出てきませんが、あの独特の雰囲気は学生ならではでしょう。
おまけとまとめ
私が思う、「友人にいたら学生生活間違いなく楽しくなるだろう」ランキング!
- 西嶋/砂漠
- 小津/四畳半神話大系
- 横道世之介/横道世之介
- 福寿愛美/ぼくは明日、昨日のきみとデートする
- 滝澤/七帝柔道記
- 高村/鴨川ホルモー
理由は時間があったら追記しようと思います。
全部読んだ方はあなたの好きな登場人物教えてください!
卒業間近の学生むけに他の記事を書いています。
大学生/大学院生/専門学生/短大生が卒業直前にすべきこと6選
よかったら見て行ってください。