組み立て家具のメリットって何?組み立て時に気をつけるべきことは?
最近よく聞く「組み立て家具」。
家具屋さん、ネットショッピングでもたくさんの種類の組み立て家具が販売されています。
組み立て家具はコンパクトにまとめられた状態で販売されているため、輸送費も安くリーズナブルに購入することが可能です。
一方、組み立てを自分で行わなければいけないので、組み立てができるか不安に感じる方もいるかもしれませんね。
今回は組み立て家具について解説します!
組み立て家具のメリット・デメリット
メリット
組み立て式家具は最近は家具量販店やインターネットショッピングなどでも購入でき、手軽に本格家具を楽しめます。デザインも豊富です。
コンパクトに梱包されているので、輸送も簡単で自家用車で持ち帰れる物もあり、搬入経路の確保なども心配いりません。
組み立てに不慣れな方でも組み立てやすい仕様になっているものも増えてきています。
デメリット
組み立ての手間がかかるため、購入後すぐに使用することができません。
商品によっては組み立て方法が複雑で、完成に時間がかかることも。
組み立てがうまくいかないと壊れる可能性もありますよ。
また組み立てを業者に依頼をすると費用が発生します。
組み立て家具は本当に自分で組み立てられる?
組み立て家具は部材が板やパーツに分かれ、ネジや金具等の部品、組み立て説明書と一緒に梱包されています。
大きな家具の場合梱包が複数になることもあります。
組み立て式家具には「完全組み立て品」と「半完成品」があります。
完全組み立て品は全て分解されているので、難易度が高くなりますが、半完成品はいくつかのパーツが完成された状態で送られてくるため、比較的作業が簡単です。
基本的に説明書通りにゆっくりと組み立てていけば出来上がるようになっていますが、大きな家具等は2人以上での組み立てが必要になる場合もあります。
どうしても組み立て方が分からないときには、家具メーカーのサポートに問い合わせをしましょう。
家具を組み立てるポイント
部材・部品を確認する
部材・部品類が全部そろっているか、傷などがないか確認しましょう。
部品に不足があったり、違うものが入っているという場合には組み立てを始める前にメーカーに連絡をします。
組み立ての途中で部品がなくならないように、細かいネジやナットなどは袋から出し、箱などに種類別に分けておくとスムーズです。
作業スペースを確保する
作業スペースの目安は完成品を床に寝かせて置いたスペースの2倍以上です。
広いスペースの方が作業が楽にできますよ。
床に傷がつかないように、段ボールや毛布を敷きましょう。
必要な工具を準備する
説明書に記載されている必要な工具を準備しましょう。
家具の種類によっては工具が付属されているものもあります。
説明書をよく読む
組み立ての前に、説明書を完成まで目を通し完成のイメージを頭に入れておくと作業がスムーズです。
裏表がある部材や、似たパーツが多い場合にもミスを防ぐことができます。
ネジ類は仮止め→本締め
ネジ類は初めからきつく締めずに、8割程度の緩さで仮止めをします。
全体を仮止めで組み立てた後、本締めをしていきましょう。
はじめからきつく締めてしまうと、反対側のネジ穴とネジがはまらなくなってしまったり、歪みがでてしまうことがあります。
本締めは対角になる順番で締めていくと歪みがなく仕上がりますよ。
組み立て時間を確保する
家具の組み立てには、時間がかかります。
完成していない状態で家具を放置すると、部材に不要な負担をかけてしまったり、部品を紛失する可能性もあります。
余裕をもった時間を確保して作業をしましょう。
家具の組み立てにあると便利な工具
カッターナイフ
組み立て家具の開梱時に必要です。
段ボールを空ける際には深く刃を入れてしまうと家具に傷をつけてしまう恐れがあるので注意をしましょう。
プラスドライバー(大・小)
ネジ山のサイズに合わせていくつかの種類のドライバーを用意しておきましょう。
サイズの違うドライバーを使用するとネジ山がつぶれてしまうのでサイズに合ったものを使用します。
ゴムハンマー(トンカチ)
板を接合する際にたたくのに、ハンマーがあると便利です。
ゴムハンマーは家具を傷つけにくいのでおすすめ。
金属のトンカチを使う場合は、家具に傷がつかないように厚い布をあててたたいてくださいね。
電動ドライバー
電動ドライバーを使うと作業を早く進められます。
力を入れずにネジを締めることができるので、楽に作業ができますよ。
六角レンチ
付属の部品でネジを止めることができる場合でも、六角レンチなど力の入れやすい工具をつかうことで、しっかりとネジを固定することができます。
組み立て家具購入の前に…
DIYに得意な方は組み立て家具も簡単に組み立てができるかもしれません。
組み立て家具は手順を間違えて組み立ててしまうと、家具が完成しないだけでなく、家具によっては家具そのものが使えなくなってしまう場合もあります。
また十分な作業スペースが確保できないと作業ができません。
購入の前に組み立ての難易度や組み立てに必要な事項を確認しましょう。
組み立てに不安を感じたら、「組み立てサービス」を利用することをおすすめします。
プロに組み立てをお願いすれば、短時間で正確に作業をしてもらえるので安心です。
まとめ
組み立て家具は購入時に組み立て作業の難易度を確認しましょう。
家具の組み立ては基本的には説明書通りゆっくりと組み立てていけば完成します。
自分で組み立て家具を仕上げると、達成感を感じることができ、家具にも愛着がわきますね。