
帽子はクリーニングに出すのが正解!料金や頻度、保存方法まで特集
帽子は、おしゃれを楽しんだり、仕事のために身だしなみを整える、身近なアイテムですよね。その帽子、クリーニングに出せることを知っていますか?帽子クリーニングは、形を崩さずに帽子をまるごとキレイにできる、クリーニング店の便利なサービスです。今回はみなさんに、帽子のクリーニングについて紹介していきます!
目次
帽子はクリーニングに出せる!

「クリーニング」というと、コートやスーツといった衣類を思い浮かべますよね。あまりイメージにはないですが、帽子も出せるんです、クリーニング。
帽子って、買ったきり洗濯せずに使い続けていませんか?染み付いた汗じみや皮脂、化粧汚れは、プロの手に任せてきれいにしてもらうのがベストです。型崩れしにくい、素材に合わせた方法でシミ抜きや汚れ落としをしてくれます。
また、鉄道・ホテル・タクシー・警備会社など、仕事用の制帽のクリーニングを受け付けているお店も多くあります。
自宅で帽子を洗わない方がいい理由

誰もが持っている帽子ですが、使い込んだ後に自分で洗濯しようと思う人もいるでしょう。
それ、ちょっと待って!その前に知っておくべきことがあります。それは自宅での帽子の洗濯の難しさ。大きく分けて3つあります。
型崩れしやすい
帽子は、ファッションアイテムとしてデザイン重視で作られていることが多く、洗濯のしやすさを考えて作られていません。そして形が丸く立体的なため、洗濯をすると形が崩れてしまいやすいのです。
プロは、帽子の形に沿った型にはめて帽子をクリーニングするので、型崩れせずに帽子をキレイにすることができます。
落としづらい汚れがつきやすい
帽子は、汗をかきやすい頭にかぶるもの。直接汗を吸ってしまうだけでなく、皮脂汚れや化粧汚れもつきやすいです。こういった汚れは落としづらい上に、放置されるとシミとなってこびりつき、変色や異臭・カビの原因となります。
お気に入りの帽子にカビが生えたら悲しいですが、こうなってしまうと自宅で洗濯して取ることは難しいもの。プロは、汚れや素材に合わせた洗剤やクリーニング方法で帽子を洗うことができます。
水洗い不可のものが多い
帽子を洗おうと思ったら、洗剤をつけて水に浸して…と考えてしまいがち。ですが帽子は「水洗い不可」となっているものが多く、気軽に自宅で洗おうとすると生地の縮みや傷みにつながります。
ちなみに、自分の帽子にしてはいけない洗い方は、帽子についている洗濯表示のタグを見ればわかりますよ。プロは、その帽子に合った方法を使い分けてクリーニングをしてくれます。
帽子のクリーニングに出す前に確認しよう
いざクリーニングに出す前に、帽子クリーニングを頼むために確認しておきたいことがあります。
帽子をクリーニングに出す前に必ず確認しなければならないのが、洗濯表示。「その帽子が洗えるのか・どういう洗い方をすればいいのか」が示されたタグです。

このタグ、見るべきは「水洗い」と「ドライクリーニング」について。「水洗い」は自宅で洗濯できるかどうか、「ドライクリーニング」はクリーニング店に出せるかどうかを表しています。

水洗い◯、ドライクリーニング◯の場合
自宅でも洗濯ができます。しかし、「水洗い◯」の帽子はなかなかないので、帽子を買う際に探してみてもほとんど見つからないでしょう。
水洗い×、ドライクリーニング〇の場合
自宅での洗濯はやめ、クリーニングに出しましょう。
水洗い×、ドライクリーニング×の場合
自宅・クリーニング店ともに、原則として洗うことができません。クリーニング店に出しても断られる場合があります。しかし、クリーニングを受け付けているお店もあるので、一度帽子を持って行って確認してみましょう。
クリーニングについて調べる
帽子をクリーニングに出すことを決めたら、どのクリーニング店に頼むか決めましょう。決める際に考えておくべきポイントを紹介します!
帽子クリーニングの料金
キャップ・ニット・ベレー帽・キャスケット…帽子にはいろいろな種類があり、使われている素材もさまざまです。
帽子クリーニングの料金は素材やブランドによって変わりますが、相場は600~1,200円ほど。高級ブランドの帽子やドレスアップ用のシルクハットの場合、5,000円以上になることもあります。
また、素材の繊細さや汚れ具合によっても料金が変わることがあります。料金の幅が広いので、クリーニングに出す前に、必ず自分の帽子のクリーニングがいくらくらいかかるのか確認しておきましょう。
帽子をクリーニングに出す頻度
帽子は汗をかきやすい頭にかぶるものなので、ある程度使ったら、汗じみができる前にクリーニングに出しましょう。
ライブやフェス・イベントなど、大量の汗をかく行事でかぶった帽子は、1回しか使っていなくてもなるべく早くクリーニングに出すべきです。ファッションとしてたまに帽子をかぶるという程度であれば、3ヵ月に1度を目安にクリーニングに出すのがおすすめ。「季節の変わり目ごとにクリーニング」と覚えておくといいですよ。
宅配クリーニングも便利
クリーニング店に帽子を持って行く時間がないという人は、宅配クリーニングを検討してみるといいです。これは、帽子や服を箱に入れて、宅配クリーニング業者さんに送ると、クリーニングが済んだものが家に届くというサービス。帽子は宅配中に型崩れしやすいので、取り扱いを断っている業者さんもいます。サービス内容をよく確認してからサービスを使ってみてください。
自宅での帽子の保管方法

帽子はキレイにしておきたいけど、お財布のためにも、なるべくならクリーニングに出す回数を抑えておきたいですよね。そこで、自宅でも帽子をなるべくキレイに保つための保管方法を知っておきましょう!
使った後はタオルで拭く
帽子をかぶった日は、濡れタオルをきちんと絞ったもので帽子の内側をやさしく拭きましょう。全体的な汗や汚れを拭き取り、シミになるのを防ぎます。ファンデーションなどの化粧品がついてしまった場合は、水で薄めた中性洗剤をタオルでポンポンとつけてから拭くと効果的です。
日陰に干す
帽子は風通しのいい日陰に干し、1日中干したままにしておきましょう。帽子を干すときに吊るすと型崩れしてしまいますが、床に置くとゴミがついてしまいます。そのため、床につかないよう浮かせて干すようにしてください。ザルに帽子をかぶせて干すのがおすすめです。
自分で帽子を洗いたいときは

思い出があって大切な帽子、好きなデザインだから長く使いたい帽子、そして絹などの弱い素材の帽子。こういったものは極力クリーニング店に出した方がいいですが、どうしても事情があって自宅で洗いたくなることがあるかもしれません。
そんな人にはこの記事をおすすめします!なるべく帽子を傷めないように、やさしく丁寧に洗ってあげてくださいね。
内部リンク:帽子やキャップの型崩れしない方法を紹介!日頃のお手入れや汚れの予防法も伝授
まとめ
ほとんどの人が帽子を持っていますが、なかなか知られていないのが、帽子のクリーニング。洗濯せずに使い続けていたら、汗ジミがひどくてカビも生えて、しかも臭いから捨てちゃおう…。せっかくの帽子とそんなお別れをするのは悲しいもの。
帽子をクリーニングに出して、自宅でもきちんと保管をすれば、帽子の寿命をググッと延ばすことができます。カッコいい帽子、かわいい帽子、思い出の帽子。大切な帽子を、いつまでも大切にしてみませんか?
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