DIYの必需品!用途別のおすすめノコギリ10選を厳選してご紹介!
DIYをはじめるにあたり、のこぎりの1本ぐらい持っておきたいもの。しかしのこぎりにも、いろいろな種類があって迷ってしまいますよね。
日常生活の中で使うものではない特別な工具だからこそ、買い間違いはしたくないですし。
そこでこちらでは、のこぎり選びのコツやチェックポイントを紹介しつつ、DIY向きの用途別のこぎり10選をお伝えします。
目次
目的に合ったのこぎりを選ぶ3つのポイント
のこぎりの種類で選ぶ
のこぎりには大きく分けると4つの種類があります。よく見かけるのは上下に刃がついている両刃型と、片側だけに刃がついている導突型。
この他、細身のひき廻し型と、コの字形の枠にのこぎりの刃がついた弦掛け型があります。
それぞれ用途に応じて使うのこぎりが変わり、両刃型は2種類の刃が上下1枚に備わっているため、さまざまな場面で便利に使えます。
導突型はのこぎりの刃が薄く、細かな作業に向いています。背金により補強もしているため、初心者の人にも使いやすくなっています。
ひき廻し型は細やかな動きが得意で、曲線で切りたい時に使えます。
弦掛け型は学校の授業のような手作業や、片手だけでスピーディに動かせるため、金属の切断などにも使われます。
縦挽き・横挽きかもチェック!
のこぎりの刃には縦びきと横びきとがあり、それぞれ適した用途があります。この縦びき、横びきの違いを確認しやすいのが、上下に刃がある両刃型ののこぎりです。
縦びき、横びき、それぞれの刃は裁断したい木の目に応じて、切り替えて使います。
縦びきは刃の作りや間隔が粗く、木目にそって使うことに適しています。イメージとしては、ゴリゴリと豪快に木を切る感じです。
横びきは縦びき用に対して、刃の作りや間隔が細かくなり、木目に対して直角に切り込みをいれたい時に使います。
木目を横断する場合、木からの抵抗もあるため、横びき用のこぎりのような細かな刃で、しなやかに切り込むと力の入りに無駄がありません。
電動のこぎりも選択肢として◯
電動のこぎりを使う場面は、かなり限られています。特に一般家庭では、DIY上級者でもなければ使うことはないでしょう。
ではどんな状況なら、手持ちタイプの電動のこぎりが必要になるのか?建築現場でアルバイト経験を持つ筆者の経験から言えば、柱のような大きな木材を切るときだと判断します。
細めの木材は工場にある据え置きタイプの電動型や手持ちのこぎりでまとめて裁断していました。
なぜなら、細かな木材を手持ちタイプの電動のこぎりで切るには危険だからです。
電動なので木材は素早く切れますが、その分、大きな危険があります。ちなみに筆者は据え置きタイプの電動のこぎりで指をはじいた経験があります。
ちょっと触れただけでも、4針ほど縫いました。電動のこぎりの使用は、くれぐれもお気をつけください。
1本は持っておきたい!両刃のこぎり4選
DIYをはじめとして、家庭用のこぎりの定番と言えば、両刃型です。
縦びき、横びきの刃が1枚にまとまっているため、さまざまな状況で使うことができて便利です。
技工 替刃式両刃鋸 240mm プラケース入
昨今定番の替え刃式の両刃のこぎりです。交換方法も簡単ワンタッチ。DIY初心者の人でもあっという間に交換できます。
のこぎりの刃を折れにくくし、切れ味を長期間持続させる衝撃焼き入れを行っている点や、ひき曲がり防止対策も施されている点もポイント。
また使い勝手の良いのこぎり刃の角度で設計されています。さらに収納ケースもついて、使い終わった後の保管もしやすい商品です。
使ってみて感想はどんな印象を持ちましたか?
DIY用として使いやすいのこぎりを買うのは、最低限のポイントですよね。
替え刃タイプであることも、のこぎりとしての使いやすさを後押しするのではないかと思います。
おすすめ 商品
角利 両刃鋸 210mm プラケース入
昔から使われているような伝統的な雰囲気を感じる両刃のこぎりです。スタンダードな縦ひき、横ひきタイプで木目に合わせて自在に使うことができます。
DIY初心者の人にも使いやすい角度や切れ味が魅力。取り換え式ではないため、根元がしっかりと固定されており、安定感があります。
のこぎり刃全体をカバーする収納ケースはしまいやすさと安全性を提供。あると便利な両刃のこぎりです。
切れ味や使い心地はいかがでしょうか?
プラスチック製の丈夫そうなケースがついているのは、収納面で助かりますね。
特に小さなお子さまがいるご家庭では、もしものことを考えてると、扱いやすいのこぎりではないでしょうか?
おすすめ 商品
バクマ 替刃式バクマソー両刃鋸
腰が強く強靭なサンドピック社製のスウェーデン鋼を使用して作られており、抜群の切れ味がある両刃のこぎりです。
グリップは木製ではなく、ゴム製なので、作業中に手が汗ばんでも滑りにくい作りになっています。
また切断作業中、手に伝わる振動も軽減。疲労対策も考えられたグリップです。縦ひき、横ひき、斜めひき1本で完結する両刃のこぎりとなっています。
使ってみた感想を聞いてみましょう。
切れ味が良いのは、木材などの切断目的としているのこぎりにとって、重要なポイントですね。
またこのグリップは、使いやすそうだなと言う印象を受けました。
おすすめ 商品
玉鳥 レザーソー細工鋸 両刃
コンパクトサイズの両刃のこぎりです。簡単な木材の切断や狭い場所での軽作業などに向いています。柔軟な刃先なので、あまったダボを落とす際にも便利です。
プロはもちろん、DIYや日曜大工での使用や学生のお子様が授業で使用など、幅広い方々にお使いいただける両刃のこぎりになっています。
小さいだけあって軽量で長時間使う上でも、疲れが少なく楽ちんです。
使ってみてどんな印象を受けましたか?
DIYで使う場合、ダボ(棚板固定や連結用の木材)の処理ができるコンパクトさは助かりますよね。
また小さくて軽いのは、気軽に作業を楽しめそうですね。
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おすすめ 商品
曲線で切る場合はこれ!廻し引きのこぎり3選
細身のひき廻しのこぎりを使えば、曲線を切ることが可能です。
ちょっとしたこだわりを再現するDIYにおいて便利なひき廻しのこぎりを3つご紹介します。
藤元 本職用 挽廻し鋸 160mm
典型的なひき廻しのこぎりです。ペットの出入り口やちょっとした溝を作りたいとき、石膏ボードや木材への穴あけ用に便利。
刃渡りが16cm。薄手なの刃で小回りが利くため、曲面の切断にも使いやすいひき廻しのこぎり。
59g程度と長時間使い続けても疲れにくい重さ。熟練のプロからDIYを始めたばかりの初心者の人まで、使いやすいと納得するひき廻しのこぎりとなっています。
実際に使ってみた感想を聞いてみました。
ペットが出入りするドアの制作を簡易的に行うなら、ひき廻しのこぎりは最適なツールだと思います。
なお小さなすき間を作る際も、きちんとガイドラインは引くようにしましょうね!
おすすめ 商品
オルファ カッター挽き廻し鋸
カッターブランドとして定番のオルファ製のひき廻しのこぎりです。グッドデザイン賞受賞。
刃に刻印されたメイド・イン・ジャパンの文字に自信を感じます。カッターサイズの大きさで、石膏ボードや木材、ベニヤ板などを軽々切断。DIYなのでスイッチ増設やペットの出入り口などを作る際、使い勝手の良さを感じていただけるのこぎりです。
オルファ製と言うこともあり、刃の収納や刃の交換もできる仕様となっております。
カッターのような見た目で使いやすさが気になりました。
部屋と部屋をまたぐ配線は、屋外から通すのか、屋内から通すのか悩みどころ。
小回りの利くひき廻しのこぎりを使えば、スムーズに屋内で通せますね。
おすすめ 商品
SK11 細工用ミニ挽廻鋸 SSM-4
刃渡りがわずか10cmと、コンパクトな作りのひき廻しのこぎりです。全長でも22.5cmと、工作にも使いやすいのが魅力。
机の引き出しにもしまえるので、専用の収納スペースも必要としない大きさとなっています。
ベニヤ板や薄手の木材を切断する際に便利。曲線にも刃を入れやすいひき廻しタイプののこぎりなので、フィギュア制作などのホビー用途にもお使いいただけます。
使ってみて感じた魅力をお聞きしました。
身近なものを切断したい時、使いやすいのがひき廻しのこぎりの特徴かもしれません。
価格も安く、DIYにこだわらずに持っておくと便利なツールですね。
おすすめ 商品
金属まで切れる!弦掛けのこぎり3選
一般的なのこぎりでは難しい金属切断。それを可能にするのが刃の両端を固定するタイプの弦かけのこぎりです。
工作などでも頻繁に用いられる弦かけのこぎりのオススメ商品を3つご紹介します。
糸のこ弓型のこぎり 【 3サイズの替刃付き 】
刃渡りの長さを調節できる弦かけのこぎりです。仮に刃が途中で折れてしまっても、刃渡りを調節できるため、それを再利用することも可能です。
DIYや日曜大工はもちろん、学校での工作でもご使用いただける、安全で使いやすい設計となっています。
刃の取り換えも簡単で、ダイヤルを回すだけで緩めて着脱。当然、固定も簡単な上、緩んできてもすぐに調整ができます。
使いやすさについて聞いてみました。
弦かけのこぎりって、もしかしたら糸のこと言う呼び名の方が、しっくりくる人も多いのではないかと思います。
そして、男性であれば一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
おすすめ 商品
EB-SK11 アルミダイカスト製金切鋸 MCS-I
ダイヤル式で一か所をしっかりと固定する、弦かけのこぎりです。一体型となっているため、使用中、のこぎり刃がねじれにくく、折れにくい仕様になっています。
グリップも握りやすく、力が入りやすい弦かけのこぎりです。木材はもちろん、プラスチック、金属切断にも使用でき、さまざまな作業にご利用可能。
刃の背部分をネジと本体で挟んで固定するため、金切り用の250mm替え刃であれば使えます。
使ってみた感想を聞いてみました。
いくら金切り用とはいえ、太めの金属を相手にしたら、切断までには時間がかかることはご記憶ください。
また熱を持つため、やけどにも十分ご注意を!(霧吹きなどで、定期的に水をかけるとよいでしょう)
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CUSTOM KOBO 角度調整付き金切鋸
グリップの形状と材質が握りやすいため、力を入れて作業できるため、通常の金切り用弦かけのこぎりが使いにくいと感じる人にオススメです。
また固定フレームなので作業中に刃がぶれることなく、しっかりと切断対象に力が伝わっている印象があります。
作業の内容に合わせて、角度を調整できる点も魅力。替え刃がフレーム内に収納できる点も使い勝手の良さを後押しします。
使ってみて感じた魅力を聞かせてください。
通常の柄だと力が入りにくいと感じている人にとっては、この持ち手は魅力的ですね。
特に金属を切る際は、細かに動かしますので使いやすいでしょう。
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のこぎり選びに困っている人の声と解決法を3つご紹介
「そもそも使い方が分からない」
のこぎりの使い方は、なんとなく見よう見まねで使い方を知っている人が多いのではないでしょうか?
でも実際に使ってみると、思ったように使えず、想像以上にのこぎりで木を切るのは大変だと感じた人も多いはず。
そこでのこぎりの基本的の使い方を紹介します。
まず力の入れ方。のこぎりの刃は押すときよりも、引くときに効率よく切り込みが入るように作られています。
そのため、力を込めるタイミングは、のこぎりを引くときのみです。押すときはリズムを出す感じで、軽く前に進めましょう。
この時、入れ具合を間違うと疲れますし、木くずがすき間につまり、のこぎりの刃が折れたりします。
次にのこぎりの角度。これは木の性質により変えます。やわらかな木を切るのであれば、水平に近い20度程度の角度を保ちます。
かたい木を切るときは、少しのこぎりを立てて、40度程度の角度を保つと疲れにくく、切りやすいです。
「DIYで1本持っておくならどのタイプののこぎりが良いの?」
ブームと言うわけでもないですが、DIYに興味があり、はじめてみたいと考える人にとって、のこぎり選びも重要です。
家庭用として便利で使いやすく、本格的なDIYにも使えそうなのこぎりは両刃型の上下に刃がついたタイプがオススメです。
また細かな作業には、ひき廻しタイプののこぎりを用意すると間違いないでしょう。
金属切り用も含めて、のこぎりは適材適所で選ぶべきです。行いたい作業内容により、必要なものを買うようにしましょう。
なお電動のこぎりが必要になるような作業は、大きめのホームセンターにある裁断加工サービスを利用することで対応できます。
もちろん導突型やひき廻し型、弦掛け型すべてをそろえておけば、より充実したDIY生活が行えますが、のこぎりの種類を増やすのは、両刃型を使いこなしてからでも遅くありません。
「のこぎりのお手入れ方法が知りたい」
のこぎりのお手入れは必要なのか?素人でもできるのか?気になるところ。結論から言えば、のこぎりは手入れする必要があり、素人でもできることもあります。
のこぎりの手入れを怠ると、簡単にサビが発生します。サビが発生すると、木材を切りにくくなり、単純に使いにくくなります。
そこでまず、使い終わったのこぎりについた、木くずを払い、乾いた布で全体を拭き、その後、ミシン油をキチンとぬって終了です。
ただ毎日のこぎりを使うのであれば、ミシン油をぬるのは、週一程度でよいでしょう。たまにしか使わないのであれば、使用後に必ず、ミシン油をぬってください。
これが素人でもできるのこぎりのお手入れです。
次にプロにメンテナンスをお願いする必要があるお手入れ。それは目立てと呼ばれるもので、一般的な言葉では、研ぎにあたります。
のこぎりの刃をよく見ると、中央に並んでいるわけではなく、右、左、右、左と左右交互に開いています。
これが消耗してくると刃が中央に寄ってくるため、目立てを行い、再び左右に開きます。
とは言え、目立てを請け負うプロの数はへっていますし、近年、のこぎりの刃には交換用が販売されているケースも多く、建築業の人でも、消耗したら刃を買い換える人が増えています。
まとめ
DIY用に適したのこぎり選びは?と言うテーマのもと、オススメの10商品をご紹介しました。
筆者は大工職人から直接のこぎりのやり方を教わりましたが、どうしても断面に余計な角度がついて、正直、一朝一夕では習得不可能です。
そのため、DIYでのこぎりを扱い場合は、ケガに気を付け、引くときにのみ力を入れる。まずは、このポイントだけに集中して楽しんでください。