屋根の修理にかかる費用や注意すべきポイントは?相場まで詳しく解説
建物を所有していると避けて通れない『修理』。
その中でも、雨漏りなど不具合が起きやすい屋根は、定期的に修理が必要な箇所でもあります。
みなさんは、どのような方法で屋根の修理を行っていますか?
きっと、専門の業者に依頼する方がほとんどではないでしょうか。
しかし、どのような修理が必要なのか、修理にかかる費用はどのくらいなのかなど、意外と知らないことも多いですよね。
今回は、屋根の修理を依頼する前に知っておきたい修理費用の相場や、気をつけたいポイントなどをご紹介します。
「気付いたら余計なお金がかかってしまった!」
そんなことにならないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。
屋根の修理、いつやるのが正解?
みなさんは、どのようなタイミングで屋根を修理すればいいかご存知ですか?
一般的に、屋根の耐用年数は10年~20年程度と言われています。
ですので、目に見える不具合がない場合でも10年程度経ったら、業者に依頼して状態を確認することがおすすめです。
定期的に点検をすることで、破損が大きくなる前に気づくことができます。
雨漏りなどの住む上での不具合が起こる前に修理することができ、また余分な出費を抑えることができます。
また、屋根の塗装をする場合、最適な季節を選ぶことも大切です。
塗装はしっかり乾燥させなければいけないので、湿度が85%以上の場合や、気温が5℃以下の場合は行うことができません。
一方で、気温が高すぎる夏場も塗装剤が早く揮発しすぎてしまうため、あまり向いていません。
そのため、気候が安定していて雨が少なく、乾燥に必要な日照時間を確保できる春から梅雨前が最適な時期と言えます。
以上のことを踏まえて、ご自宅の屋根の修理の最適なタイミングはいつなのか、しっかりと判断してくださいね!
屋根の修理費用 相場はどのくらい?
屋根の修理とひと口に言っても、その素材や構造は家によってそれぞれ異なります。
そのため、工事の内容やそれにかかる費用も家によって大きく変わってきます。
大切なのは、自分の家の屋根がどのような素材をつかっているのか、どういった修理が必要なのかをしっかりと理解することです。
「内容も理解しないまま言われた金額で契約してしまった」なんてことにならないためにも、まずはご自宅の屋根のことをしっかりと理解することが大切です。
それでは、実際の修理の内容とおおよその費用相場を見てみましょう。
修理の内容と費用相場
屋根材の交換
屋根材が経年劣化で反ってしまったり、強風で飛んできたものによって欠けてしまった場合は、屋根材の交換が必要になります。
費用は屋根材の種類によって異なり、スレートでは2,000円~6,000円程度、瓦は10,000円~50,000円程度となっています。
ひび割れ等のシーリング補修
屋根材にひびが入ってしまった場合、シーリングと呼ばれる合成樹脂や合成ゴムでできた目地材で、隙間を埋める補修が必要となります。
棟板金の取替え
強風などによって、屋根材の上に取り付けられている棟板金(長い板状の金属)が持ち上がってしまい、隙間を作ってしまうと雨水が侵入し雨漏りが発生します。
その場合、棟板金の取替えが必要な場合があります。
漆喰の補修工事
屋根材に瓦を使用している場合、瓦の下に敷き詰められた土状の漆喰と呼ばれる材料が崩れたり剥がれたりする場合があります。
その場合、崩れた部分に漆喰を補充したり、一度瓦を外して漆喰を詰め直してから瓦を元に戻したりする修理が必要となります。
雨どいの修理
屋根から落ちる雨水受け止め、排水する役割を持つ雨どいは、強風などによって雨どい同士の接続が弱まって外れてしまったり、物が飛んできて破損する場合があります。
他にも、周りの落ち葉などが飛んできて雨どいが詰まってしまう場合などがあり、破損の状況によって費用は大きく異なります。
屋根の塗装の修理
屋根の塗装が剥がれてくると、塗装の塗り替えが必要になります。
塗料の種類によって価格は異なります。
気をつけたいポイントとは?
最後に、屋根の修理を依頼する際に気をつけたいポイントをご紹介します。
修理を依頼する際は、まず見積もりを取りますが、その際にしっかりと調査した上で見積もりを出してきているかを確認しましょう。
また、見積もりが出てきた際には、内容が明確になっているかを確認することが大切です。
たとえば、内訳がしっかりと明記されておらず『一式』と表記されていたり、諸経費があまりにも高く表記されていたりするなど。
表記された金額の妥当性が判断できない場合は、要注意!
担当者にしっかりと内容を確認するか、もしくは他の業者からも見積もりを取るなどして、内容を理解した上で契約をするように気をつけてくださいね。
まとめ
屋根の修理の費用相場や気をつけたいポイントをご紹介しました。
余計な出費を抑えて、大切な家に長く安心して住み続けられるように、ぜひ参考にしてみてくださいね!