エアコンの室外機を自分で掃除するには?ほこりを落として効き改善
エアコン掃除で忘れてはならないのがエアコンの室外機!衛生的には問題ありませんが、お掃除をしたり使い方を見直したりすることで、経済的にお得になる可能性があります!今回は、室外機をお掃除する方法や、効率良く使うための工夫を紹介します。
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目次
エアコンの室外機の役割は?掃除しないとどうなる?
そもそも何のために室外機が必要なのでしょうか?エアコン自体は日常的に使っていても、室外機についてはよく知らないですね。掃除の前に、まずは室外機がどのような仕組みで動いているのかを見ていきましょう。
室外機の役割
室外機の役割は室内機(エアコン)と熱のやり取りを行うことです。エアコンは図のように室内機と室外機がパイプでつながっており、必要に応じて熱を取り出して空気を温めたり、熱を取り除いて空気を冷やしたりと熱のやりとりをしています。
空気のやりとりはしていない!
エアコンの室外機の役割で間違われやすいポイントが1つ!エアコンで行われているのは、熱のやりとりだけだからこそ、いかに部屋の中の熱を外に出せるか、が大切なのです。実は、エアコンの消費電力のほとんどが室外機の作動によって発生していると言われています。
そのため、エアコンクリーニングをするときには、エアコンの室内機だけではなく室外機もきれいにすると、より効率よく働いてくれるようになるのです。効率が良くなれば、節電にもつながるので、要チェックですよ!
室外機の掃除で得られる4つのメリット
室内機に気を取られて、後回しにされがちな室外機のお掃除。しかし先述したように消費電力のほとんどが室外機の作動によって発生しているため、室外機を掃除しないと気付かない内に損をしてしまう可能性があります。そこでここでは室外機を掃除することで得られる4つのメリットについて紹介していきます。
節約につながる
室外機が汚れていると、部屋の中の熱が効率良く外に排出されません。例えば、裏側のフィンがホコリ埃まみれになって目詰まりすると、通常よりも余計にフィンを回さなければいけません。室外機を掃除してスムーズに動くようにすると、少ない電力でも室温を変えられるので、結果、節約につながるでしょう。
エアコンが長持ちする
掃除することで、エアコン本体の故障リスクが軽減されます。室外機のフィンは、汚れて目詰まりを起こしやすい箇所。目詰まりをすると、エアコンの室外機がうまく機能しなくなり、室内機に余計な負担がかかってしまいます。そのため室外機をしっかりとお掃除することで目詰まりが起こらなくなり、エアコンが長持ちするのです♪
エアコンの効率が良くなる
室外機を掃除するとエアコンの効きが良くなり、効率よく温度調整ができるようになります。室外機の前にものがあったり、室外機の中が汚れていたりすると熱交換がうまくできず、エアコンの効きが悪くなることがあります。スムーズに熱を循環させて、効率よくエアコンを運転させましょう。
稼働音が静かになる
エアコンを使っているうちに、室外機から大きな音が聞こえるようになったことはありませんか?そこで、「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「室外機がうるさい原因は何ですか。この問題は室外機クリーニングで解決できますか。」と聞いてみました!
「あなたの街のお掃除屋さん」 いわさきクリーニングさん(東京都)
スマイロさん(大阪府)
おそうじ革命茨城水戸駅南店さん(茨城県)
プロのお話をまとめると、室外機がうるさい原因として考えられるのは3つ。
・接触による室外機の振動
・経年劣化による不具合
このうち1つ目のゴミが詰まっている場合には、掃除できれいになりますね。室外機の振動が原因の場合には、室外機の周りを片付けたり、位置を変えたりすれば静かになると思います。ただ、経年劣化の場合には、お掃除のプロも解決は難しいです。つまりは故障ということですから、メーカーさんに相談しましょう。
1つ1つのプロの声は「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めています!プロの確かな意見は参考になること間違いなしです。エアコンの異音が気になるという方はぜひこちらの記事もご覧ください。
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エアコン室外機の構造と掃除する場所
エアコンの仕組みが分かったところで、次に室外機の構造を見ていきます。どの部分がお掃除できるのかも、しっかりと確認しておきましょう!室外機は、大きく分けて以下の5つの部品から成り立っています。熱交換器(フィン)・吹き出しグリル・ドレン(排水)ホースのお掃除方法は後ほど詳しくご紹介します。
・吹き出しグリル
・ドレン(排水)ホース
・プロペラファン・ファンモーター
・コンプレッサー
熱交換器(フィン)
その名の通り熱を交換するところ。空気を温めたり、冷やしたりしています。エアコンには欠かせない部品で室外機だけでなく、室内機にも入っています。
吹き出しグリル
室外機を正面から見たときに見える、金属の網状の部分です。プロペラファン・ファンモーターの外側についていて、室外機の内部にゴミが入り込むのを防いでいます。蜘蛛の巣や枯葉がつきやすいので、お掃除のしがいがあるところですね。
ドレン(排水)ホース
ドレン(排水)ホースとは、室内機に発生した水分を外に排出するためのホースのことです。エアコンを運転する過程で空気が冷やされると、空気中の水蒸気が水滴となり結露が生じます。室内機に水が溜まると水漏れや詰まりなどの原因となり、エアコンが故障してしまう可能性があるため、欠かせない部位となっています。
プロペラファン・ファンモーター
プロペラファンは、モーターとセットになっています。ファンモーターによってプロペラファンを回転させ、風を起こします。室外機を正面からみたときに、ぐるぐると回転している部分です。熱を効率良く外に出すために使われています。
コンプレッサー
日本語でいうと、圧縮機。室温調節のための冷媒ガスを圧縮し、高温にさせる部分です。冷媒ガスを圧縮して得た熱を、冷房なら室外機、暖房なら室内機に出して温度を調節します。エアコンの室内機と室外機を行ったり来たりして、熱を運んでくれます。
エアコン室外機掃除の方法
室外機の役割や構造を理解したところで、いよいよ室外機の外側、内側の掃除方法をご紹介します。
室外機の外側のお掃除
室外機の表面の汚れは、ほうきで掃いてざっとホコリを落としてから、雑巾で拭いてきれいにしましょう。あまりに泥汚れがひどい場合は、軽く水洗いし、流してから雑巾で汚れを拭いていく方法がおすすめです。
室外機は雨ざらしになることを想定されて作られているため、水をかけても大丈夫です。しかし、室外機の下側から水をかけたり、多すぎる量の水をかけると故障する可能性があるので、注意してくださいね。
室外機内部の汚れ
長年使用しているエアコンだと、室外機の中にゴミが溜まったりすることも。中のファンにゴミが絡まってしまうと、故障の原因となることがあるので、数年に1回はチェックしておくのがオススメです。
ただし、室外機の中は分解しなければ掃除ができないので、内部のお掃除に関してだけは、自分でのゴミの除去は行わずに、プロのエアコンクリーニング事業者に依頼するようにしましょう。
エアコン室外機掃除の方法【吹き出しグリル】
さて、大まかな外側と内部の掃除方法をご紹介したところで細かい内部の掃除方法をご紹介します。吹き出しグリル、フィン、水抜き穴・ドレンホースの順にご紹介します。
・掃除機
まずはほうきで軽く掃いて枯葉やホコリを綺麗にしましょう。少し小さいブラシなどで掻き出してもよいですね。
ほうきを内部に突っ込まない
ほうきやブラシを内部に突っ込むと、機械を壊してしまう可能性があります。無理に内部まで掃除しようとせず、できる範囲で掃除を済ませましょう。
最後にほうきでは綺麗にできなかった細かい汚れや、ちょっと奥の方に入ってしまった汚れを、掃除機で吸い取ってきれいにします。
エアコン室外機掃除の方法【フィン】
続いて、室外機の裏側にあるフィンを掃除します!フィン部分の掃除では手を切る危険性があり、モーター部分に水がかかると故障の原因になってしまいます。繊細な部品なので、自分で行うのは外側だけの掃除に留めたうえで、丁寧に掃除しましょう。
・ブラシ、歯ブラシ
掃除機のブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるようにしましょう。
室外機の後ろの金属の板は、優しく触れる
室外機の裏にある、細かい金属の板はとても繊細。プラスチックなどの硬いものが当たっただけで、金属の板が倒れてしまいます。丁寧に扱うようにしましょう。
掃除機を使った後は、ブラシで細かい汚れも綺麗にします。このときもブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるようにしましょう。細かい部分は歯ブラシを使うのもおすすめです。
エアコンの室外機掃除の方法【水抜き穴・ドレンホース】
水抜き穴・ドレンホースとは先ほども解説した通り、
水抜き穴やドレンホースは室外機の底や下部に付いていることがほとんど。穴やホースに汚れが詰まっていると、室外機の中に水が溜まってしまい、故障の原因になることも。中をのぞいてゴミが詰まっていたり、蜘蛛の巣が張っていたりしたら、割り箸などを用意して、ゴミを取り除きましょう。
エアコンの室外機掃除をする際の5つの注意点
室外機を掃除する際に気をつけるべき5つの注意点をご紹介します。これらのポイントを守って、室外機を安全に掃除していきましょう!
メーカーが推奨してない洗剤は使わない
使用している室外機のメーカーが推奨していない洗剤は使わないようにしましょう。部品を傷めたり、変質させてしまう恐れがあります。室外機の取扱説明書やマニュアルにメーカー推奨の洗剤や注意点などが書いてあるはずなので、それを確認するようにしましょう。
室外機をむやみに動かさない
室外機の設置場所によっては、熱交換器が見えなかったり、手が届かなかったりして、掃除しにくい場合があります。その際に、室外機をむやみに動かさないようしましょう。無理に室外機を動かしてしまうとガス漏れなどの事故につながる可能性があります。室外機は動かさず、できる範囲で掃除するようにしましょう。
高圧洗浄機は使わない
熱交換器やプロペラファンの汚れがひどい場合でも、高圧洗浄機の使用はやめましょう。室外機は雨ざらしになることが前提として作られているため防水ではありますが、高圧洗浄機を使うと内部の部品が壊れたり変形したりする恐れがあります。通常の雨風では考えられないような水をかけるのはやめましょう。
洗浄スプレーは使用しない
室内機用の洗浄スプレーを室外機に使うのはやめましょう。スプレーの成分が内部の部品を腐食させ、故障の原因となってしまいます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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むやみに分解しない
室外機の本格的な掃除は分解が必要となりますが、無理に分解してしまうと故障してしまう可能性があります。分解する必要が出てきた場合は無理をせずにプロにお願いしましょう!
詳しくプロのエアコンクリーニングについて知りたいあなたはこちらをチェック!エアコンクリーニングの業者の検索、作業の流れ・価格や時間をみることができますよ♪
エアコンクリーニングをもっと詳しく
エアコン室外機を使って賢く節約
室外機が汚れていると起こるのは、経済的な問題でしたよね。電気代を節約するためにできることは、室外機のお掃除以外にもあるのです。それは室外機の使い方を見直すこと。そのための5つの方法をご紹介します!
室外機の周りはスッキリと
室外機の周りにものがたくさん置いてあると、熱を放出するときに効率が悪くなってしまいます。そのため、室外機の正面や周り20cm以内には物を置かないようにしましょう!
エアコンのフィルターは数週間に一度掃除
室外機・室内機ともにエアコンをこまめに掃除しておくと、長持ちするうえに節電効果が期待できます。エアコンを掃除せずに放置してしまうと、フィルターにすぐにゴミが溜まりってしまいます。
ひどい場合はエアコン内部にカビが生えたり、エアコンの効きが悪くなったりするので、数週間に一度は必ずフィルターのゴミを除去しましょう。室内機の掃除の方法はこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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夏は打ち水で涼しく
夏は室外機が日陰になるようにし直射日光を避けましょう。夏は室外機自体が涼しい状態の方が熱を追い出す効率が良いので、涼しくなるように日よけカバーなどを使いましょう!打ち水も室外機周りの温度を下げるのに有効なので、厚い時期は積極的に活用していくといいですね。
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こちらでは、より詳しく日よけカバーによる節電について説明しているのでチェックしてみてください!
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冬は暖かく
冬は日光が当たるようにすると◎。冬は暖かいほうが効率よく働いてくれます。雪が降る地域にお住まいの方は、雪除けカバーを使って雪が積もるのを防ぎ、室外機に水分が入ってしまうのをできるだけ避けましょう。
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室外機の設置場所を見直す
室外機の設置場所を見直すことでエアコンの効きが良くなったり、エアコン代を節約できたりする可能性があります。
○室内機の近くに設置
最初に説明した通り、エアコンは室内機と室外機で熱の交換をして温度を調節しています。室内機と室外機の距離が遠いと、パイプが長くなってしまい、電力効率が落ちて余計に電気代がかかってしまいます。効率的にエアコンを使うためにも室外機はできるだけ室内機の近くに設置するようにしましょう。
○室外機が水平に設置できる場所
室外機が傾いていたりすると、稼働している時に振動したり、音がうるさくなったりしてしまいます。室外機は水平な場所に置いて、振動や騒音を避けましょう。
○直射日光が当たらず、雨が直接当たらない場所
室外機に直射日光が当たると内部の温度が上昇して消費電力が大きくなったり、負荷がかかったりしてしまいます。また室外機は防水ですが、雨が長時間にわたって直接当たると錆びてしまう恐れなどがあります。消費電力を抑えて、室外機を長持ちさせるためにも、室外機は直接日光や雨が当たらない場所に設置しましょう。
○通気性が良い場所
室外機を通気性が悪い場所に設置しておくと、うまく熱が排出できず、内部に熱が溜まってしまいます。そうなると、エアコンの電力効率が悪くなり、電気代もかかってしまいます。掃除する際にも通気性が良い場所の方が掃除しやすいので、室外機は風通しの良い場所に設置しましょう。
エアコンの室外機掃除のタイミングや頻度は?
室外機が汚れると、電気代にも影響してしまうので、エアコンを使い始める前にはお掃除しておきたいですね。エアコンの室外機のお掃除は、1年に1~2回が目安。時期としては冷房を使い始める前の5月~6月と、暖房を使い始める前の10月~11月頃がオススメです!
ただ、お住いの地域によってエアコンを使い始めるタイミングは異なるので、「エアコンを使い始める前」ということを覚えておいてくださいね。それ以外でも、室外機の周辺にゴミが溜まっている、吹き出しグリルに蜘蛛の巣がはっているなど気になる点があれば、こまめにお掃除しておくと良いですね。
エアコンの室外機掃除はプロに任せるのがおすすめ
ここまで、自分でできる室外機のお掃除方法についてお話してきましたが、これでもまだ落としきれていない汚れがあるんです。自分で分解できるパーツの範囲が限られるエアコン掃除では、素人がエアコンの汚れを全て落としきることは不可能なのです。
ですが、そんな時こそお掃除のプロの出番。プロの技術なら、汚れがびっしりのエアコンがここまできれいになります!
実際にプロに「 エアコンクリーニングと一緒に室外機のクリーニングも頼もうと思っているのですが、室外機をクリーニングするメリットはどんなことがありますか?」と聞いてみました!
クリーンサービスさん(大阪府)
おそうじ代行さん さん(京都府)
なるほど!プロにしっかり掃除をしてもらうことで、電気代の節約やエアコンの効きに繋がるんですね。素人には難しいエアコンの室外機掃除は、プロにお任せするのが一番。
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まとめ
今回は室外機の掃除方法や掃除するメリットについて紹介しました。エアコンの室外機掃除をすることによって、エアコン代の節約になります。フィンやドレンホースなど細かい部品に分けて掃除をするため面倒ではありますが、ぜひやってみてください。もちろんプロにお願いするのもオススメですよ!
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