カーペット・絨毯の汚れを自宅で洗濯!コインランドリーでの洗い方も
みなさん、カーペット・絨毯(じゅうたん)をお洗濯していますか?
たまにしかしない…掃除機をかけて終わり、という方も多いかもしれません。
でも、それは要注意。掃除機では吸い取れない皮脂汚れや細かいゴミが潜んでいる可能性も。
そこで今回は、カーペット・絨毯の正しいお洗濯の方法を徹底解説します!
目次
カーペット・絨毯を洗う頻度は?
汚れが溜まっているし洗いたいな、とは思いながらも、ついお洗濯が先延ばしになってしまうのが、カーペットや絨毯だと思います。
そもそもどれくらいの頻度で洗うべきなのでしょうか?
専門家によると、カーペットなどを洗う頻度は1~2ヶ月に1回が望ましいとのこと。室内にペットを飼っている方も、この頻度で洗っている人が多いようです。
ペットがいる場合もそうでない場合も、このくらいの頻度なら、綺麗でふかふかの状態を維持することができますよ!
汚れを落とす方法は4つ
カーペット・絨毯の汚れを落とす方法は4通りあります。
・自宅で手洗い
・自宅の洗濯機で洗濯
・コインランドリーで洗濯
判断の仕方は下の図にまとめました!
図からもわかるように、3つのことをチェックする必要があるんです!
取り外し可能かどうか?
カーペット・絨毯の中には、容易に取り外すことができないものがあります。
取り外しできない場合は、丸洗いできないので、重曹を使った汚れ落としをしましょう!
洗濯機で洗えるかどうか?
洗いたいカーペットや絨毯に、「洗濯機洗い可」の表記があるかチェックしましょう。ホットカーペットなどは、水洗いできないことが多いです。
水洗いできない製品を無理に洗濯すると、色落ちや変形の原因になってしまいます。
そのため、取り外し可能なカーペットだけど、洗濯機で洗濯できない場合は、自宅で手洗いするのがオススメです。
家の洗濯機に入るかどうか?
カーペットや絨毯が、自宅の洗濯機に入らなかったら、自宅でお洗濯できないですよね。
もし、入らなかった場合はコインランドリーでお洗濯するといいですよ!
あなたのお家のカーペット・絨毯はどこに分類されましたか?
確認したらお掃除していきましょうね♪
丸洗いできないものは重曹で!
簡単に取り外すことのできないカーペットや絨毯、丸洗いできないことが多いホットカーペットのお掃除にお勧めなのが重曹です。
カーペットに重曹をふりかける
手順は簡単!
カーペット全体に、重曹を振りかけ、ゴム手袋をはめた手で全体をこすり、1時間ほど待ってから掃除機をかけるだけです。
汚れが重曹に付着するので、掃除機をかければ汚れも一緒に吸い取ることが出来ます。
手洗い専用カーペットはお風呂場で踏み洗い
手洗い用のカーペットや絨毯、洗濯機に入りきらないサイズのものは、お風呂場で踏み洗いをしましょう。
・洗濯用洗剤
まず、浴槽にカーペットや絨毯を入れ、しっかりと浸かるまで40℃程度のお湯をためます。
浴槽の中に洗剤を入れて溶かします。洗剤の種類によって量も変わるので、記載されている使用量を目安にしてください。
この状態で1、2時間程度つけ置きします。
浴槽の中で踏み洗いをします。カーペットを適宜裏返しながら、内側まで汚れが落ちるようしっかりと踏んで洗いましょう。
足踏み洗いをする際は、必ず壁や手すりなどにつかまる
転んだり滑ったりしないように注意してくださいね。
お湯を一度抜き、踏み洗いをしながら再び浴槽にお湯をためます。これを2、3回繰り返してすすぎ洗いをしましょう。
すすぎ残しがあると臭いの原因にも。しっかりと洗剤液を洗い流しましょう。
カーペットをよく踏み、できるだけ水を絞ってから浴槽の縁に掛けて自然に水を切ります。
水が切れて軽くなってから、ベランダに移動して干します。
物干し竿を2本平行に渡し、横から見た時に布団がM字型になるように干しましょう。
こうすることで風が通る隙間ができ、早く乾きます。
洗濯機で洗う方法
次に、洗濯機で洗う方法を紹介します。
・洗濯用洗剤
・洗濯ネット
屏風たたみをすることにより、カーペット全体を満遍なく洗うことができるんですよ!
必ず洗濯ネットに入れる
そのまま入れてしまうと、生地が傷みやすくなるだけでなく、洗濯機がカーペットの重さでバランスをくずし、途中で止まってしまう可能性もあります。
そのため、屏風たたみにしたカーペットをさらにくるくる丸め、洗濯ネットに入れるようにしましょう。
気になるシミがある場合には、事前に洗剤の原液をシミの部分につけておくと、汚れが落ちやすくなりますよ♪
「大物洗いコース」や「毛布コース」を選んで洗濯しましょう。
洗剤は普段使用しているもので大丈夫です。また、脱水時に柔軟剤を入れれば、洗い上がりがふかふかになりますよ!
カーペットを干す際には、風通しの良い日陰で干すようにしましょう。日の光に当たると、変色してしまう可能性があります。
半乾きのままだと、カーペットにカビが生える危険性も。せっかく洗濯したのに、カビが生えてしまっては元も子もありませんよね。
そのため、しっかり乾かしてから取り込んでくださいね!
コインランドリーでの洗い方
洗濯機にカーペット・絨毯が入らないときは、コインランドリーで洗いましょう!
コインランドリーには、ご自宅の洗濯機よりも大きい洗濯機が設置されています。
そのため、自宅じゃ洗濯できないような、大きなカーペット・絨毯でも洗濯できるんですよ♪
ちなみに、カーペット・絨毯のサイズごとに対応する洗濯機サイズの目安は
・2~3畳:15kgの洗濯機
・6畳:22kgの洗濯機
となっており、一般的なコインランドリーでは、これらの洗濯機が設置されています。
ただ万が一に備えて、近所のコインランドリーの設備を事前に調べてくださいね!
あわせて読みたい
実際に、コインランドリーに行ってみました。初めてだしちょっと不安という方は是非読んでみてください!
最後にシミの落とし方を紹介!
ついうっかり、カーペットや絨毯に飲み物などをこぼしてしまうこともありますよね。
「丸洗いをするまでもないと思うのだけど・・・!」そんなときの対処法をお伝えします。
水性の汚れの落とし方
まずは、ジュースや醤油、墨汁などの水性の汚れの落とし方です。
・台所用洗剤 or 中性の洗濯用洗剤
・布
・タオル
はじめに、汚れを乾いたタオルで吸い取り、シミが広がらないようにしましょう。
洗剤は台所用洗剤もしくは、中性の洗濯用洗剤を使用しましょう。
水で薄めた洗剤を布に浸し、シミになった部分に染みこませます。指でもみこむように泡立てて、汚れを浮かせましょう。
濡らしたぞうきんを固く絞り、小さな円を描くようにカーペットを拭いていきます。
汚れと泡を一緒に拭き取るように拭いた後は、乾拭きをします。
洗剤の成分がカーペットについていると、再び汚れが付着しやすくなります。
洗剤を使ってカーペットを掃除した場合は、しっかりと水拭きと乾拭きを行って洗剤の成分を取り除きましょう。
油性の汚れの落とし方
次に、食べ物などの落ちにくい油性の汚れですが、水性の汚れを落とす方法の前に一手間加えるだけで大丈夫です
ベンジンで拭き取る
シミ抜きに適しているベンジン。ドラックストアでも販売されています。
ベンジンを染み込ませたぞうきんでとんとんと軽く叩き、水性の汚れと同じように、洗剤を使って水拭き・乾拭きをすれば完了です。
火気厳禁
ベンジンは可燃性の液体であるので、扱いに注意してくださいね。
それでも無理ならクリーニングで!
どうですか?
ここまで様々な方法をご紹介しましたが解決したでしょうか。
正直なところ、ご家庭での対策はここが限界だと思います。
コインランドリーなどのおすすめもご紹介しましたが限界はありますよね。
そんな時には、やはりプロに頼むこととしましょう!
多少お金はかかってしまいますが、買い換えるよりはずっと安いはずです。
愛用しているカーペットを使い続けるためにも、クリーニングはありですね。
クリーニングのメリットは?
そんなクリーニングを活用するうえで、メリットも知っておきましょう。
普段使わないという方は、特に必見です!
・設備が揃っている
まず思いつく違いは、洗濯に使う設備です。
洗濯機や洗剤などご家庭のものより優れた性能のものばかりです。
どんな素材のカーペットだとしても、快く対応してしてくれますよ♪
・プロの知識
やはり私たち素人の知識には限界があります。
何よりここが、1番の違いなのかもしれませんね!
聞いた話によると、洗剤1つ取ってみても独自の調合があるみたいですよ。
素材を痛めないためにも、プロの知識はかかせませんね。
・時間を有効活用
クリーニング利用で1番うれしいのは時間を使わないこと!
洗濯をお願いしている間に別のことができるのは魅力的ですよね♪
なにかと忙しい今の時代には大きなメリットかも知れません。
難しい洗濯ものは、時間をかけて節約するか、お金を出してスムーズに解決するか。
このどちらかで解決していきましょう!
クリーニングにかかる期間・相場は?
でもやはり気になるのはお金の問題。
プロに任せるのだから安心なのはわかるけど…が本音ですよね。
特に普段使わない方は高いイメージがあると思うので、相場も見てみましょう。
カーペットのクリーニングにかかる相場は1㎡あたり1000~3000円ほど。
サイズや素材によって店舗ごと違うので、使いたいクリーニング店には聞いておきましょう。
若干高いように感じますが、洗う難しさと頻度を考えると負担は軽そうです。
頻度としても、年に1回クリーニングに出せば十分ですよ。
汚れてしまったり、多い人は2回以上出すことも考えられますね。
気になる汚れがあるか、何回か出してもいいか、お財布と相談してみましょう♪
次にクリーニングにかかる期間です。
一般的には2週間~1ヶ月ほどかかるので覚えておきましょう。
洋服などより時間のかかる理由は、単純に布の大きさですね。
全体を洗ってから乾燥させるので、どうしても時間はかかってしまうのです。
まとめ
今回はカーペット・絨毯の様々な洗い方をご紹介しました。
面積の大きいものなどは、お洗濯も後回しがち…。でも、放置しておくと目に見えない汚れがたまってしまいます。
定期的にお洗濯してくださいね♪
どうしても自分でお洗濯できない!という方は、カーペットや絨毯のクリーニングを行ってくれるハウスクリーニングのプロに綺麗にしてもらう、というのもおすすめですよ!