車の暖房で燃費が悪くなるというのは嘘?仕組みと理由を交えて解説!
みなさんはよく運転しますか?
冬場になると車の運転中に寒いなと感じることがありますよね。
でも、車の暖房は燃費を悪くするという噂があるから、暖房を使わないという方がいます。
その噂、本当なのでしょうか?
なので今回は、
・車の暖房の仕組み
・冷房と暖房の違い
・A/Cボタン
・暖房と燃費の関係性
以上4つを紹介していきます。
車の暖房の仕組み
冬場は寒いけど、車の暖房はガソリンをたくさん使うから控えるという方いますよね。
そんな方に素晴らしいニュースです!
実は…
車の暖房はガソリンをほとんど使わないのです!
車はガソリンを燃やしてエンジンを動かし走ります。
もちろんガソリンを燃やすので、たくさんの熱が発生しますね。
本来、その熱は冷却水によって少しだけ冷やされ、そのまま大気中に放たれます。
しかし、みなさんが暖房をオンにすると、冷却水が持つ熱がそのまま車の暖房として使われます。
なので、本来不要であるエンジンの熱を暖房として再利用しているだけで、暖房のためにガソリンは一切使いません!
車の暖房と冷房の違い
ここまで読んでくれたみなさんは、暖房はほぼガソリンを使わないと言うことがわかりましたね。
それでは車の冷房はガソリンを使うのでしょうか?
答えは…、はい、冷房はガソリンを使います。
先ほど言った通り、暖房はエンジンで発生した熱を再利用する形になっているので、ガソリンをほとんど使いません。
しかしながら冷房を使う時は、コンプレッサーという装置を動かして冷たい空気を作り出します。
コンプレッサーが気体に圧力をかけることによって、その気体が液体に変化し、熱を奪っていくという流れで空気が冷やされます。
そして、このコンプレッサーを動かすにはガソリンを燃やす必要があります。
なので、冷房は暖房と違いガソリンを消費します!
A/Cボタンってなに?
みなさんはA/Cボタンを知っていますか?
ほとんどの車にはA/Cボタンが付いているので、知っている方も多いと思います。
実はA/Cはエアコンプレッサーの略で、簡単にいうと冷房です!
A/Cボタンを押すことでコンプレッサーを動かし、冷房と除湿機能が働きます。
なので、暖房を使う時には押す必要はありません!
なぜなら、暖房は車を動かすときに出る熱で十分だからです。
逆に、暖房を使用するのにA/Cボタンを押してしまうと、無駄なガソリンを使ってしまい、燃費が悪くなりますよ。
ただし、A/Cボタンを使ったほうがいい時も!
基本的に、暖房を使う時は A/Cボタンを使う必要はありません。
しかしながら、特定のシチュエーションの時にはA/Cボタンを使った方がいいのです。
それは、暖房による車内の曇りを取り除きたいときです!
A/Cボタンを押さずに車内に暖かい空気を送っていると、車内と車外の温度の差が大きくなります。
外の気温と車内の温度に著しい差があると、結露によって窓が曇ります。
なので、窓ガラスが曇っている時にはA/Cボタンを押して暖房を使いましょう!
そうすることで、窓ガラスの曇りを取り除くことができますよ。
燃費悪くなるってほんと?
暖房を使うと燃費が悪くなるという噂がありますよね。
それって本当なのでしょうか?
正解をいうと…、暖房を使っても燃費は変わりません!
先ほども言った通り、暖房はエンジンを回すときに発生する熱をそのまま使っています。
なので暖房のためにガソリンを使うということはありません。
すなわち、暖房を使っても燃費は悪くならないのです!
冷房を使う場合は燃費は10%~20%悪くなる。
コンプレッサーを使用することでエンジンに圧力がかかり、燃費が悪くなってしまうんです。
冷房は燃費に関係するということを覚えておきましょう。
まとめ
車の暖房はエンジンの熱を利用して車を暖められる、効率的なものです。
新しく燃料を消費しないためガソリン代がかからず、寒いときでも安心して使えます。
寒さを我慢して運転していた方は、これからは暖房をガンガン使っていきましょう!