エアコンの設置は業者に依頼するのが安心!相場や業者の選び方とは?
引っ越しやリフォームなどで、一時的に外したエアコンの設置や、買い替えなどで新たに購入したエアコンの取り付けに困ることってあると思います。
「できるだけ安く取り付けをしたい」「自分でエアコンの設置はできるの?」「いろんな業者があってどこに頼んだらいいのかわからない」いろんな疑問がありますよね!
今回はそんなエアコン設置について、詳しく紹介していきたいと思います。
目次
エアコンの設置は自分でできる?
結論から言ってしまうと、エアコンの取り付けは手順さえ間違えなければ自分で行うことができます。
しかし、設置にあたって、必要な作業の中には、様々な専門工具を揃える必要があり、工具を全て揃えると結果的に業者へ委託するより高くなってしまうことも。
知識や経験のない方が取り付けをすると、設置に時間がかかり、ガス漏れや漏電、施工時のケガや事故などのリスクも発生します。
また、万が一取り付けによってエアコンを故障させてしまっても保障はありません。
エアコンの取り付け知識や経験のない方は、エアコン設置を業者へ依頼した方がいいでしょう。
エアコンの設置依頼の前にチェックしておくこと
まずは、エアコンの設置を業者に依頼する前に確認しておきたいポイントを5つ紹介します。
- 設置するエアコンのメーカーや型番
- エアコンの設置場所に専用コンセントがあるか
- エアコン専用コンセントの電圧とエアコンの電圧
- エアコン取り付け場所近くに配管用の穴があいているか
- 室外機を置くスペースはあるか
順を追って、1つずつチェックしていきましょう。
設置するエアコンのメーカーや型番
業者へ見積もりや工事依頼をするときに聞かれますので控えておきましょう。
エアコンの設置場所に専用コンセントがあるか
エアコンは多くの電力を使うので、分電盤から専用回路を引いてエアコン専用のコンセントを設置する必要があります。
もし専用コンセントがない場合は「電気工事士」による工事が必要なので、見積もりの際に相談しましょう。
エアコン専用コンセントの電圧とエアコンの電圧
エアコンには100Vと200Vがあり、エアコン専用コンセントの電圧とエアコン本体の電圧が合っていないと漏電や火災の危険も。
もし電圧が違う場合、こちらも「電気工事士」による工事が必要となります。
エアコン取り付け場所近くに配管用の穴があいているか
エアコンには室内機と室外機をつなぐ配管があり、壁に穴をあけて通します。
もし穴がない場合には、新たに配管用の穴をあける作業が追加されます。
賃貸物件やマンションの場合には、管理者へ穴をあけてOKか確認しておきましょう。
室外機を置くスペースはあるか
一般的に室外機を置くのは室内機から4m以内が標準工事となります。
距離が伸びたり、スペースがなく特殊な置き方をする場合、別途費用がかかります。
業者によるエアコン取り付けの相場は?取り付け時間は?
業者によるエアコンの取り付けは標準工事で約10,000円から20,000円が相場です。
状況によっては追加工事や追加料金がかかるため、これ以上に費用がかかる場合もあるため注意しましょう。
ちなみに、取り付け所要時間は、標準工事のみでエアコン一台当たり1時間半程度が目安です。
追加工事が必要な場合は工事時間が延長するので、取り付け依頼は時間に余裕のある日に設定してくださいね!
業者の工事費用のしくみ前項で、標準工事の相場を紹介しましたが、標準工事とはどのような工事を指すのでしょうか。
また、標準工事以外にはどのような工事があるのでしょうか。
標準工事の工事内容
標準工事とは、エアコンを取り付けの基本的な作業で完了する工事を指します。
業者によっても基準は異なりますが、一般的に下記のような工事であれば、標準工事の料金でエアコンを取り付けてもらえます。
- 地面やベランダへの室外機の設置
- 4m以内の配管パイプ・連絡電線の取り付け
- 配管穴がある木造またはモルタル壁へのエアコンの取り付け
- 室外機の固定ブロックの取り付け
- 既存のアース線の接続
追加工事や追加料金が必要となるケース
それでは、追加工事や追加料金が必要となるのは、どのようなケースなのでしょうか。
室外機を地面・ベランダ以外に設置するとき
室外機を地面・ベランダに置くのではなく、壁面・屋根の上に設置する、屋根につるして設置する、二段重ねて設置するという場合は追加料金がかかるのが一般的です。
壁に配管用の穴を開ける必要があるとき
エアコンを設置したい部屋に、配管用の穴がない場合、壁に穴をあける必要があります。壁への穴あけは別料金となります。
また、コンクリートやタイル・寒冷地仕様住宅の壁に穴をあける場合は、木造やモルタル壁の穴あけより費用がかさみがちです。
そのほか、下記のようなケースも追加料金がかかります。
- スマートフォン連携機能を持ったエアコンを取り付けるとき
- エレベーターがない3回建て以上の建物にエアコンを取り付けるとき
- 室外機と室内機を別の階に設置するとき
- 配管パイプが4m以上あるとき …など
ただし、業者によって追加料金の基準が異なる可能性があるため、見積り時に確認しておきましょう。
エアコン設置業者の選び方
それでは、どのようなエアコン設置業者が良いのか、選び方のポイントを確認しましょう。
標準工事の内容
取り付ける際の環境によって、標準工事で済む場合と追加工事が必要になる場合があります。
業者によって標準工事に含まれる内容が違う場合があります。
どこまでの作業が標準工事に含まれるのか、しっかりチェックしましょう。
真空引き
真空抜きとは、冷媒と呼ばれる空気を冷やす・暖めるために必要なガスの能力を保つため、配管内の空気や水分を追い出す作業です。
これを行わないと冷媒と配管に残っている空気が混ざりコンプレッサーの寿命が縮んだり、故障につながることもあるので、大切な作業のひとつ。
この真空引きが標準工事に含まれるか追加となるのかは要チェックです!
電気工事や配管穴あけ工事を行えるか
電気工事は電気工事士の資格が必要になる作業です。
エアコン専用コンセントの設置や電圧変更の工事とエアコン取付工事が一緒の日にできるか確認しておきましょう。
追加工事料金の確認
追加工事の料金は業者によって異なります。
室外機を置くスペースがなく特殊な器具が必要な場合や、配管を長く伸ばす場合、電気工事や配管の穴あけなど、追加工事を含めた見積もりを取って業者を検討しましょう。
出張料
近郊やエリア内なら出張料が無料の場合もありますが、エアコン設置のみの依頼では、たいていの業者では出張料が設定されています。
遠方からの依頼では、人件費やガソリン代、実費の高速料金が加算されることもありますので、確認しておきましょう。
エアコンの破棄はどうしたらいい?
もともとあったエアコンからの交換の場合、業者に依頼すれば付いているエアコンの取り外しから処分まで行ってくれる場合があります。
エアコン取り外しには追加料金、エアコンの処分にはリサイクル料が必要となります。
料金はメーカーによって異なりますので問い合わせしてみてくださいね。
まとめ
エアコンの取り付けは経験がない方には大変な作業なので、業者に依頼するのが安心です。
取り付けの環境によっては追加工事が必要となる場合もありますので、見積もりの際にしっかりと確認して工事依頼をしましょうね。