粉末洗剤が良い2つの理由!温度変化への対応と洗浄成分の濃度が肝!【茂木和哉】
こんにちは!
茂木和哉です。
前回、酸化鉄スケールについてのお話の中で、「粉末洗剤だからおすすめ」とお伝えしました。
では、なぜ液体より粉末が良いのか?
今回は、その理由をお話します。
その前に、粉末洗剤がおすすめなのは、酸性洗剤に限らず、すべての洗剤に言えることです。
理由ですが2つあります。
1つ目は、洗浄液の温度を高くして使いやすいからです。
基本的には、洗浄液は熱い方がよく落ちます。
お湯で溶かすだけで熱い洗浄液が簡単にできる、粉末洗剤が良いというわけです。
液体洗剤なら簡単にはいきません。
お湯で希釈すると、濃度も薄まり洗浄力が弱くなりますし。
ヒーターを使う方法もありますが、手間、時間を考えれば粉末が断然楽です。
もう1つは、粉末洗剤は洗浄成分の濃度が濃いからです。
液体洗剤は、そもそも水で薄まっています。
ものにもよりますが、約70%以上は水なので、洗浄成分は30%ぐらいとなります。
しかし、粉末洗浄剤は大半が洗浄成分です。
液体と比べれば、高濃縮ですから、コスト面や持ち運びやすさの点で粉末洗剤の方が良いということになります。
移動の時などの液もれの心配もありません。
さらに、使うときも希釈の幅が広いので、いろんな使い方ができます。
ぜひ、参考にしてください!