エアコンの節約術をご紹介!電気代を抑えるおすすめの節電方法とは?
日本の魅力って四季があることですよね。
でも、暑すぎる夏も、寒すぎる冬も、ちょっと辛い…やっぱり、冷房や暖房に頼りたくなってしまうもの。
編集部では、20~50代の女性100人に「夏にエアコンを使わずに扇風機だけで過ごしますか?」と聞いてみました。
「YES」と答えたのは、たった9%。
91%の方は、エアコンを使って夏を過ごしているようです。
そんな時に気になるのが電気代。
エアコンを使いたい気持ちは抑えず、電気代を抑えられば一件落着…!
ということで今回は、エアコンの節約術を紹介していきます。
今すぐできる節約術で、エアコンの電気代を少しでも安くしましょう!
目次
エアコンの電気代の仕組み
そもそもエアコンの電気代はどんな時に多くかかるのかを、初めに紹介していきますね。
負荷がかかると電気代が上がる
エアコンは風を送る効率が悪いと多くの電力を使い、電気代があがるようになっています。
編集部では冒頭の質問だけでなく、さらに「エアコンの電気代」についても聞いてみました。
この結果からみなさん、エアコンの電気代は高いなあと感じているようです。
しかし実は、エアコンの電気代は年々安くなっています。
10年前から比べるとおよそ11%分も安くなっています。(日本冷凍空調工業会調べ)
それはどうしてか?
答えはエアコンの性能が上がり、少ないエネルギーで部屋を暖かく・冷たくすることができるようになったからです。
逆にいうと、エアコンに負荷がかかる状態での運転は電気代がかさみやすいということ。
古い型は電気効率が悪いので、新しい型に買い換えると電気代が安くなる、ということも多々あります。
また、エアコンが汚れて空気の循環を起こしにくい状態ですと、その分エアコンが頑張らなければいけないですよね。
掃除をすれば効率がよくなって電気代が安くなる、ということも。
このようにエアコンは負荷が多くかかると電気代が増えます。
冷房よりも暖房の方が高い!
また、エアコンは冷房よりも暖房の方が電気代がかかります。
「1世帯が1年間に消費するエネルギーの使い道の内訳」を表す次のグラフをみてください!
(参照元:資源エネルギー庁「平成24年度エネルギーに関する年次報告」エネルギー白書2013 )
グラフを見ると全体の30%近くを冷暖房が占めています。
特に暖房だけで、エネルギー消費の4分の1以上を占めています。
なぜ暖房の方が高いのか。
答えは「外の気温とエアコンの設定温度の差が大きいほど、温度差を埋めるのにエネルギーが必要になるから」なのです。
例えば、夏の外の気温が30度のときに、25度の設定で冷房をつけるとします。
外の気温とエアコンの設定温度の差は5度です。
一方で、冬の外の気温が5度のときに、20度の設定で暖房をつけるとしたら、その差は15度。
このように、外の気温とエアコンの設定温度の差が大きい場合、それだけ大きな電力が必要となり、暖房の方が電気代がかかります。
エアコンがつけっぱなしの時の電気代は?
では実際に、そもそもエアコンをつけっぱなしにしたらどのくらい電気代がかかるのか、確かめておきたいですね。
「ついうっかり、つけっぱなしで出かけたり寝てしまったりする」
という方も、その電気代を知れば、電源オフの習慣をつくるきっかけになると思います!
冷房をつけっぱなしにした時の電気代
まず冷房を1日24時間、つけっぱなしにしたら、電気代はどうなるのでしょうか?
今回は、一人暮らしのサラリーマンが住むワンルームマンション2部屋で、最新型のエアコンを26℃に設定し、比較してみました。
実験の時期は、エアコンをもっとも使用する8月。
気になる結果はというと……。
冷房を26℃で24時間つけっぱなしにした場合:約1,800円
暑い季節なこともあり、なんと1,000円もの差が!
家族が多い家庭で、大容量のエアコンを使用している場合、より大きな差になりそうです。
近所のコンビニへ行く程度ならつけっぱなしでOKですが、出かける際は、かならず電源を切るようにしましょう。
暖房をつけっぱなしにした時の電気代
それでは次に、暖房をつけっぱなしにした場合の電気代を比べてみましょう。
こちらも同じ一人暮らしのサラリーマンが住む、ワンルームマンション2部屋で比較します。
実験の時期は、暖房が欠かせない雪降る2月。
この実験の結果は……。
暖房を26℃で24時間つけっぱなしにした場合:約1,700円
こちらも、やはり1,000円程度の差ができてしまいました。
月に1,000円といっても、1年では約12,000円ですから、大きな違いです。
土日などの休みをずっと家で過ごす、という場合はつけっぱなしでも構いませんが、家にいる時間が少ない平日はスイッチを切るようにしましょう。
さて、ここからはどうエアコンを使ったら節電につながるのか紹介します。
12個を丁寧に解説していきますよ!
エアコン節約術7選!【基本ver】
まずは季節に関係なく行える、基本の節約術について抑えていきましょう!
設定温度は±1℃
もはやクーラーの節電方法の定番ですね。
ちょっと暑くなってしまうかもしれないですが、エアコンの設定温度を1℃上げてみましょう。
エアコンの負担がかからなくなるので、電気代が安くなりますよ!
もちろん、冬場はその逆!1℃下げてみてくださいね♪
ドアはちゃんと閉める
エアコンの使い方も工夫して、風の流れも作ったのに、ドアが半開き!
なーんてことでは、せっかく快適な温度になった空気も部屋の外に逃げていってしまいます。
そんなの損です。
もったいないです!
ドアの開け閉めもなるべく少なく、素早く行いましょうね♪
カーテンを有効活用する
晴れの日に縁側に寝転がって直射日光に当たるとポカポカしますよね。
部屋の空気も同じです。
直射日光が当たると、部屋の空気が暖まってしまいます。
エアコンが部屋を冷やすのと、夏のギラギラした日光が部屋を暖めるのが同時に起こると、電力を無駄にしてしまうのです。
カーテンは閉めておきましょう。
一方、冬は昼間はカーテンを開け、直射日光で部屋を暖めましょう。
ただ、暗くなったらカーテンをしっかり閉めてくださいね!
カーテンが開いていると、せっかく暖かくなったお部屋の空気が、外の冷たい空気で冷やされた窓のガラスに触れて冷やされ、部屋の温度が下がってしまいます。
また、カーテンの裾は長めにすると、部屋の空気を冷たい窓からしっかりガードできて、室温が下がりにくくなるので、おすすめですよ♪
電源をこまめに切らない
よく言われる「エアコンは付けっ放しの方が電気代が安くなる。」果たして本当なのでしょうか。
その答えは、部分的に「イエス」です。
先ほど、温度を一定に保つのにそれほどエネルギーを必要としないと説明しましたね。
そのため、エアコンを切ってしまうと、部屋の温度がまた上がり、次にエアコンをつけたときに、もう一度エアコンが頑張って室温を変えなければいけないんです。
これでは逆に電気代の無駄になってしまいます。
とはいえ、24時間つけっぱなしが一番の節約になるというわけではありません。
仕事で1日のほとんどは家にいないのにエアコンをつけておいたら、それは無駄。
エアコンを切るよりもつけっぱなしにしていたほうが安くなるのは、だいたい3時間ぐらいまで。
3時間以上お出かけする場合には、エアコンの電源を切るようにするといいですね♪
風量は自動にする
風量は「微風」などの方がいいのでは?と思ってしまいがち。
でも、実は「自動」が一番いいのです。
自動運転にすると、最初は強風で一気に部屋の温度を快適にしてくれます。
そのあと、温度を一定に保つ間は微風になるのです。
エアコンが多く電力を消費するのは部屋の温度を変え始める時。
温度を一定に保つのにはそれほどエネルギーを必要としません。
最初から微風にしていると、適温になるまでに時間がかって、節電にはならないんです。
注意が必要ですね。
風の流れをつくる
一般的に、冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまりやすいもの。
そこで、サーキュレーターや扇風機を使って、空気を動かしてください。
空気を動かして、ぐるぐると部屋の中を循環させましょう。
すると、夏の時は設定温度を高めに、寒い冬は設定温度を低めに設定しても、効率よく部屋を冷やしたり温めたりできますよ!
これ、夏だと風を感じることで体感温度を下げることもできます、一石二鳥ですね!
サーキュレーターについて「サーキュレーターの使い方・選び方は?効果的な置き方でラクラク節電」でもっと詳しく解説しています!
ぜひチェックしてみてくださいね♪
あわせて読みたい
エアコンを買い替える
こちらは節約術とは少し違うイメージがありますが、買い替えようと思っている方には、是非エアコンの選び方にも注目してください!
省エネ向きのエアコンなど機能がそろっているエアコンもいいですし、広さにあったエアコンを買うことで、無駄な電力消費を防ぐことができます!
エアコン節約術4選!【時期別ver】
次に夏や冬など暑かったり寒かったりする時期別に行える節約術をご紹介します!
時期によって風向きを変える
冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまりやすい、と先ほど解説しました。
そのため、夏場はエアコンの風向きは上向きに、冬場は風向きを下向きにすると効率よくお部屋の温度を変えることができますよ!
先ほど紹介した、サーキュレーターや扇風機も上手に活用できるといいですね。
室外機の置き場所を見直す
室外機は、室内機と熱のやりとりをしています。
夏は室外機が部屋の熱を外に排出しているから部屋が涼しくなるのです。
でも、直射日光に当たってしまうと、室外機の周りも熱くなってしまいます。
これでは効率的に熱のやりとりができず、電気代高騰の原因に…。
反対に、冬場は室外機を温めると、暖房が効率よく行えます。そのため、
冬:室外機を日向に置く
ようにしましょう!
日陰に置けない場合は、すだれなどを利用して、室外機のある場所を日陰にするという技もありますよ♪
夏だから・冬だからできる節約術2つ!
ここまでは、夏でも冬でも実践できる節約方法を紹介してきました。
最後に、夏のみ・冬のみできる節約術を解説しますね!
夏:換気をする
換気をするだけでもこもった部屋の気温は少し下がります!
「クーラーが頑張らなければいけない量」を少しでも減らしてあげるのです。
クーラーをつけた後は、もちろんしっかり窓を閉めておいてくださいね♪
冬:加湿器をつける
湿度が上がると、体感温度が上がります。
暖房を使うときは、加湿器をつけるように心がけましょう。
冬は、ただでさえ乾燥しやすくなっています。
静電気も冬はバッチバチですよね。
家には加湿器がないよーって方も大丈夫!
洗濯機の部屋干しなども、加湿の効果があるので試してみてください♪
エアコンの節約には掃除という方法も!
最後に12個目の節約術をご紹介!
長い間使っているエアコンだと、汚れが溜まり、エアコンが余計に頑張らなければいけない状態になっていることがよくあります。
ずっと掃除していないエアコンの汚れは相当のものでお掃除するだけで見違えるようにスッキリします!
「今まで掃除していなかったな~」という方にはぜひ行って欲しい節約術ですね!
そこで今回は
・フィンとファン
・室外機
をお掃除していきましょう!
フィルターが汚れていると?
フィルターは、エアコンの中に吸い込まれる部屋の空気を綺麗にしてくれます。
しかし一方で、部屋の空気中の汚れが、フィルターに溜まっていくことに。
汚れたフィルターは、目詰まりを起こし、スムーズに空気を吸い込めません。
すると、電気代も無駄にかかってしまうのです。
フィルターのお掃除はとても簡単ですが、実は間違いやすい3つのポイントが!
そのポイントもしっかり解説しているこの記事を参考に1ヶ月に1回はお掃除しましょう。
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フィンやファンのお掃除には専用のエアコンクリーナーを使う方法がありますが、全ての汚れが取れなかったり、故障や火災などの危険があったりするんです。
そのためこれらのお掃除には、プロのエアコンクリーニングがオススメですよ♪
室外機も忘れずに
お掃除を忘れがちなのが外にある室外機です。
でも、エアコンの電気代を節約するためには、お掃除必須!
室外機のお掃除ってなんか面倒くさそう?いいえ!簡単にお掃除できます!
ほうきと掃除機さえあればよいのです!
エアコンクリーニングはプロにお任せ!
さて、自分でお掃除する方法を紹介しましたが、自分でお掃除するのは結構大変ですよね。
エアコンを故障させてしまうリスクもあります。
そこで、おすすめしたいのが、プロのエアコンクリーニングなのです。
自分ではキレイにするのが難しい内部のカビを徹底的に除去してくれますよ!
エアコンクリーニングに最適な時期は?
エアコンクリーニングを頼むなら、いつがいいのかな?って気になりますよね。
ということで実際にエアコンクリーニングを行っているプロに「エアコンクリーニングをするのに最適な時期や頻度を教えてください。」と聞いてみました。
アリスプランニングさん(東京都)
ハウスウォッシュブルーポート本店さん(東京都)
多くの人がエアコンの汚れに気づく、7~8月にかけての本格的に夏が始まる時期はプロにとっては繁忙期。
なかなか予約が取れない、なんてこともあります。
プロが忙しくなる前にエアコンクリーニングを済ませておけば、気持ちよく夏を迎えられそうですね!
冬も同様に、本格的に寒くなる前のエアコンクリーニングがオススメ。
「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決(アスクマイスター)」に集めました。
エアコンクリーニングを頼むまえに、ぜひチェックしてみてくださいね!お気に入りのプロが見つかるかもしれません♪
こちらの記事では消費電力について詳しく解説しています。
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エアコンクリーニングを頼むならユアマイスター
エアコンクリーニングのプロを探すにはユアマイスターがオススメです!
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・万が一故障が発生したら最大5万円の保障※
(※ユアマイスター経由で予約をされた作業が原因で何らかの問題が発生した場合。保証期間はユアマイスターのマイページに記載された作業日から30日以内)
みなさんも、ぜひエアコンクリーニングをユアマイスターで依頼してみてください!
エアコンクリーニングをもっと詳しく
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はエアコンの節約術について紹介しました!
基本のエアコン節約術は常にやっておきつつ、暑い夏や寒い冬になった時にはその時期用の節約術をおこなっておけるといいですね!
電気代を抑えつつ、エアコンを使って快適な時期を過ごしましょう!