お風呂の残り湯で洗濯できる？節約にならない？やり方や注意点
お風呂の残り湯で洗濯をしたことはありますか？残り湯で洗濯をすると、どれくらい水道代の節約になるか、前日の残り湯を洗濯に使うことで臭くならないのか？などの疑問について解説。残り湯の効果的な使い方も紹介します。
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お風呂の残り湯を洗濯にどう使う？
「お風呂の残り湯で洗濯できる」と聞いたことがありませんか？
洗濯のすべての水を残り湯でまかなうわけではありません。洗濯は、洗い・すすぎ（1回目）・すすぎ（2回目）という順で行いますが、残り湯を使うのは洗いのときのみ。すすぎは水道水で行うので、残り湯を使っても服をきれいに洗えます。
残り湯洗濯に関する5つの疑問
それではここから、残り湯での洗濯に関するよくある5つの疑問を解説していきます。
残り湯での洗濯は節約にならない？
1回の洗濯に使う水の量を約100Lとすると、そのうちの半分ほど約50Lを残り湯でまかなえれば、その分だけ水道代の節約になるといえます。
残り湯で洗濯をしても臭いは大丈夫？
残り湯で洗濯をしたからといって、その後に水道水ですすぎをするので、洋服に臭いがつくことはありません。しかし、お風呂のお湯を汲みあげるバスポンプが汚れていると臭いが気になる可能性はあります。
過去に残り湯で洗濯をしたときに臭いが気になったという方は、バスポンプの掃除を試してみてください。10Lあたり100gの酸素系漂白剤を溶かした50℃のお湯でつけ置き洗いするときれいになります。
残り湯は汚くないの？
もともとお風呂のお湯はどれくらい汚いのでしょうか。
出典：衛生微生物研究センター
衛生微生物研究センターによると、入浴直後のお風呂の水の細菌の数は少ないですが、お風呂の水を一晩放置するだけで、細菌の数が約1,000倍増加するというデータがあります。そのため残り湯は一晩も放置せず、すぐに洗濯に使うようにしましょう。
残り湯で洗濯をしても本当にきれいになる？
残り湯で本当に洗濯物がきれいになるの？と疑問に思うかもしれませんが、水道水より残り湯の方が、洗濯物がきれいになる可能性があります。
洗濯物の汚れの多くが汗や皮脂の汚れ、つまり油。油汚れは水よりもお湯の方が落としやすいのです！頑固な汚れには、冷たい水道水よりも、むしろ温かい残り湯を使った方がいいかもしれません。
入浴剤を使用したお湯は洗濯に使えるの？
お風呂で入浴剤を使い、お気に入りの香りを楽しんでいる方も多いでしょう。そこで気になるのが、入浴剤を使った残り湯は洗濯に使えるのかということ。
商品によっては「残り湯洗濯可能」などの表示があるため、確認してみてください。しかし、可能と言われても、入浴剤を使うことで色移りがしないか気になりますよね。その可能性は否定できないので、白い服や大事の洗濯ではなるべく避けた方がいいでしょう。
残り湯の効果的な使い方
残り湯での洗濯についての疑問を解説したところで、ここからは、どのように使うと効果的かを紹介します。
夜に洗濯をする
残り湯で洗濯をする場合、朝よりも夜の方がおすすめです。理由は先ほどの通りで、一晩置くと細菌が増えてしまうことと、温度が高いうちに洗濯をした方が汚れた落ちやすいため。面倒な洗濯は「明日の朝でいいか」と後回しにしてしまいがちですが、夜のうちに終わらせてしまいましょう。
冬場の洗濯に使う
夏場よりも冬場の方が、水温が低いです。水温が低いと洗濯物の汚れが落ちにくくいので、特に冬場はお風呂の残り湯を使った方が効果的。冬だけ残り湯で洗濯をするのはありかもしれませんね。
実際に残り湯で洗濯してみよう！
ここからは、実際に残り湯で洗濯をしてみましょう。洗濯機に残り湯機能があれば、やり方はとても簡単。バスポンプをお風呂の中に入れておくだけで、自動的に洗濯機へと注水されます。
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桶やバケツでお風呂からお湯を移す方法もありますが、腰に負担がかかるため、このようなバスポンプを購入するのがおすすめ。価格も2,000円前後と手頃です。
お風呂の残り湯を使って洗濯をしよう
今まで「残り湯で洗濯ってどうなんだろう？」と抵抗があった方も、メリットに気づけたのではないでしょうか。一部の汚れがひどい洗濯物だけにする、冬場だけにするなど、いろいろなやり方を試して、節約しながらもきれいに洗濯をしてくださいね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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