子どもの誕生日ギフトには絵本がおすすめ。絵本は身近な暮らしをみずみずしく描いたり、特別な冒険へ連れて行ってくれたりと、子どもの心に欠かせないものです。でも贈り物となると「どんな絵本が良いの？」と迷ってしまいますよね。本記事では、長く愛される定番の有名絵本や誕生日会がテーマの絵本、オリジナルギフトとしても人気の名入れ絵本など、全部で16本の作品を紹介します。

誕生日プレゼントにおすすめな絵本の選び方

誕生日に絵本をプレゼントするなら、相手のお気に入りの一冊になってほしいもの。たとえば友人や親戚の子ども、自分の子どもに贈ることも多いですが、どのように絵本を選べば良いのでしょうか？誕生日プレゼントにおすすめな絵本を選び方のポイントを3つ紹介します。

発達や年齢になるべく合わせる

絵本には、赤ちゃん絵本から幼年童話まで、幅広い「子ども」のための作品があります。いくらベストセラーでも、発達とあまりにもずれている作品では読んでもらえずに終わる可能性も。なるべく対象年齢に合ったものを探すようにしましょう。

子どもの好きなものが登場する作品

もし贈りたい子の好きなものがわかるなら、それらが出てくる作品を選ぶと良いでしょう。乗り物好きな子なら、自動車や電車がでてくる作品。可愛いものが好きなら、やさしい動物が主人公の作品などです。

ただし、有名な絵本や流行りのものはすでに持っている可能性もあるので気をつけましょう。まだ好みがはっきりしない年齢でも、たとえば離乳食が終わって食べることに興味が出てきた頃なら、野菜やくだもの、おやつなど身近な食べ物が出てくる作品もおすすめです。

また、事前に好きなものがわからない場合は「名前入りの絵本」を贈るのもおすすめ。オリジナルのストーリーで子どもが主人公になれるから、よりギフトの特別感が増しますよ。

子どもが誰でも安心して読める内容

有名な絵本の中にも、たとえば飼い犬が天国に行ってしまうといった涙を誘うストーリーや、子どもを脅かして教訓を伝えるような作品もあります。そういった絵本でも名作はありますが、誕生日を祝うためのギフトには選ばない方が安心です。どんな子どもでもハッピーで笑顔になるような作品を選ぶようにしましょう。

【名前入り】誕生日におすすめのオリジナル絵本3選

既存の本ではなく、オリジナルの絵本を贈るというアイデアです。名前や誕生日といったその子だけの情報を入れてセミオーダーできるおすすめのサービスを紹介します。

BUKI｜あしたはだれのたんじょうび？　

「BUKI」は名前入りのオリジナル絵本をオーダーできるサービス。たんじょうびがテーマの「あしたはだれのたんじょうび？」は、選んだキャラクターたちがその子の誕生日の準備をするストーリーだから、特別なバースデーギフトにぴったりなんです。

入れられるのは名前だけではなく誕生日、年齢、性別、写真やメッセージなど。登場するキャラクターも選べたりと、試し読みしながら細かなカスタマイズが可能だから、ただの名入れにとどまらないその子らしい一冊をオーダーすることができます。

「BUKI」は他にも出産の記念になる本や知育絵本など、オリジナル名入れ絵本のラインアップが豊富。どんな記念にもぴったりな物語を選べそうですね。

Wonderbly｜はじめてのたんじょうび　

名入れ絵本サービス「Wonderbly」の「はじめてのたんじょうび」は、1歳の誕生日を祝うオリジナル名入れ絵本です。名前とメッセージが入れられて、主人公のアバターを選ぶことができます。特別な1歳の記念に贈りたいですね。

「Wonderbly」では、「さがす絵本シリーズ」や「おやすみ前の絵本」など、他にはない名前入り絵本を作ることもできます。2歳以上のギフトを探すのにもおすすめです。

TinkerTale｜ふしぎなみけねこびん　

「ふしぎなみけねこびん」は、「TinkerTale」でオーダーできる名入れ絵本の一つ。「あらしのよるに」「あかちゃんのあそびえほんシリーズ」などを手がけるきむらゆういち氏によるオリジナルストーリーだから、物語もしっかり楽しめる作品です。

名前を入れて主人公のイラストを選び、最後にメッセージを入れられます。注文前に全ページをプレビューで確認することができるので、お話も楽しみながら読んでみてください。主人公になって誕生日の冒険にでかける物語は、特に絵本好きの子どもに作ってあげたい名入れ絵本です。

【年齢別】誕生日プレゼントにおすすめの絵本7選

もらって嬉しいロングセラー作品や人気シリーズをセットにしたものなど、誕生日プレゼントとして贈りたい作品を紹介します。

0歳におすすめ｜いないいないばぁ

はじめてのお子さんに贈りたい作品。松谷みよ子による日本初の本格的な赤ちゃん絵本である本作は、1967年に発売されてから何世代もの親子に寄り添ってきたロングベストセラー。赤ちゃんに見せると、ほんとうに笑うから不思議です。親子の触れ合いにぴったりな「間違いない」一冊。

0歳におすすめ｜きらきら　ぴかぴか

タイトル通りきらきらぴかぴかと光るホログラムは、視力の未発達な赤ちゃんに大人気。ページをめくるたび眩しいほどの輝きに包まれる本作は脳科学者が監修。最後のページは「ろうそくぴかぴか　ハッピーバースディ！」とお誕生日ケーキがでてくるので誕生日に贈るのにもぴったりです。

1～2歳におすすめ｜「だるまさん」シリーズ

幼い目を惹きつける、赤くて丸いだるまさん。動きを真似したり、ページをめくって笑ったりと、赤ちゃんと一緒に楽しめる絵本です。ギフトにはシリーズ3冊のセットがぴったりですが、1冊から始めるなら第一弾の「だるまさんが」をおすすめします。だるまさんの動きや表情が可笑しいので、赤ちゃんが声をあげて笑うと評判です。

1～2歳におすすめ｜くだもの

本物そっくりに描かれたくだものたち。そのままの姿から食べやすい大きさにカットされ、「さぁ、どうぞ」と次々に出てきます。最後はみんなが大好きなバナナを持った子がでてきて「じょうずにむけたね」と締めくくります。くだものに興味を持ち始めた頃に、名前を覚えたり「あーん」と食べ真似して遊ぶのにもおすすめです。

1～2歳におすすめ｜ぎゅっ

こざるのジョジョが森をお散歩していると、動物の親子がうれしそうに「ぎゅっ」としています。それを見たジョジョはママに会いたくなり探しに行くのですが、なかなか見つからず…。出会えたときの幸せいっぱいの様子はたまりません。見守る動物たちを含め、最後まで愛情と「ぎゅっ」が溢れる優しい絵本です。 

3～5歳におすすめ｜「ぜったいに、おしちゃだめ？」シリーズ

表紙から、ずっと登場しつづける魅力的なボタン…。「押しちゃダメ」「考えてもダメ」というそのボタンを押すと、クスッと笑えるたいへんなことが起きてしまいます。「もう一回読んで！」が止まらない、親子で楽しめる絵本です。気に入ったら、おばけやどうぶつが出てくるバージョンもおすすめです。

3～5歳におすすめ｜「ぐりとぐら」シリーズ

親子3世代で愛されるベストセラー「ぐりとぐら」。日本中の子どもたちが憧れたあの「かすてら」が出てくる第一弾「ぐりとぐら」から始まり、おべんとうをどっさり持ってピクニックに出かける「ぐりとぐらのえんそく」、夏にぴったりな「ぐりとぐらのかいすいよく」、クリスマスに読みたい「ぐりとぐらのおきゃくさま」など、一年を通して楽しめる作品が並びます。親子で「思い出の絵本」として大切に思う人も多い作品です。

誕生日がテーマのおすすめ絵本6選

誕生日や誕生日会がテーマの絵本を贈るのも素敵です。物語の中で繰り広げられるパーティーや登場人物の様子に、自分を重ねてワクワクしてくれそうですよね。誕生日をテーマに描かれたおすすめ絵本6作品を紹介します。

0～3歳におすすめ｜たんじょうび　おめでとう（こぐまちゃんえほん）

こぐまちゃんが3歳の誕生日をむかえてはりきる姿が描かれています。1人でできることが増え、自信をつけたこぐまちゃん。読みながら子どもたちも真似してチャレンジしてみたくなるお話です。絵本自体は2歳以下でも楽しめますが、やはり3歳の誕生日にあわせて贈ることが多いようです。

0～3歳におすすめ｜ノンタンバースデイブック

手で書き込むタイプのバースデー絵本。ノンタンがプレゼントの卵を追いかけるストーリーの中で、名前や体重、好きな食べ物やメッセージを書き込んだり写真を貼ることができます。ノンタンの絵本が大好きな子に作って贈れば、自分の名前があることにびっくり喜んでくれることまちがいなしです。

 3～5歳におすすめ｜おたんじょうびのおくりもの　

「ぐりとぐら」のイラストをてがけるやまわきゆりこ氏の絵がかわいらしい作品。うさぎのぴょんぴょんは、大好きな友達の誕生日にりんごを贈ろう！と探すものの、なぜか見つからず…。贈り物を巡る、愛すべきキャラクターとほっこりするお話が人気の一冊です。

3歳～5歳におすすめ｜おたすけこびと　

「じゃぁ、お願いね」とママが電話をかけると、駆けつけたのはたくさんの「こびと」たち！ブルドーザーやショベルカーを駆使してできあがったのは、なんと誕生日ケーキでした。ママがケーキを出すのを窓の外からじっと見つめる姿など、ひとりひとり表情豊かに描かれたこびとたちの姿がキュートです。乗り物好きにもお菓子作り好きにも贈りたい絵本です。

5歳～おすすめ｜たんじょうびのふしぎなてがみ

「はらぺこあおむし」のエリックカールによる誕生日を特別な方法で楽しむ絵本。主人公のチムは、誕生日にふしぎな手紙を見つけます。その内容は、●や▲など暗号めいたもの。わくわく推理しながら読むのが楽しい、宝探し気分を味わえる作品です。真似をして地図を作ってみるのも楽しそうですね。

0歳～大人におすすめ｜うまれてきてくれてありがとう

母から子へ贈りたい、誕生の絵本。「うまれていいよ」と神様にいわれた「ぼく」は、自分のママを探しにいきます。ふだんは口にする機会の少ない「うまれてきてくれて、ありがとう」を、読むたび声に出して我が子に伝えられる作品です。 

誕生日には絵本を贈ろう

絵本は、0歳から大人まで楽しめるギフト。子どもの頃に親しんだ作品は思い出になるだけでなく、大人になって読み返すと新たな発見が多いのも魅力です。

誕生日会がテーマの絵本や、名前を入れたオリジナル絵本を贈るのも特別感があります。絵本は年齢ごとに楽しみ方が変わるので、毎年なにを贈ろうか考えるのも楽しいですね。大人へのギフトにもおすすめです。誕生日には、心を込めて選んだ絵本をギフトに選んでみるのはいかがでしょうか。

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