洗濯洗剤にはアルカリ性と中性があります。頑固な汚れをしっかり落とすならアルカリ性洗剤、繊維や手肌に優しく洗うなら中性洗剤。汚れや素材、洗濯の頻度などによって、これらの洗剤を使い分ければ、ワンランク上の洗濯が叶います。今回は中性洗剤とアルカリ性洗剤の違いや使い方について紹介します。

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中性洗剤とアルカリ性洗剤の違いとは

まずは、中性洗剤とアルカリ性洗剤の違いについて説明します。

中性洗剤とは

中性洗剤とは「繊維や肌にやさしい洗剤」です。洗剤には、pH（ピーエッチ／ペーパー）という数値によって酸性・中性・アルカリ性に分類される「液性」があります。液性は、1～14まであるpHの中心、つまり7より小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性、そしてpH6～8のものは中性と定められています。

中性洗剤は肌にやさしい分、アルカリ性洗剤に比べると汚れを落としにくい特性があります。しかし、汚れがひどくない衣類の洗濯なら中性洗剤で十分です。中性洗剤は傷みやすい衣類の洗濯する場合におすすめです。

アルカリ性洗剤とは

アルカリ性洗剤は、洗浄力が強いので頑固な汚れも落としやすい洗剤です。pHが大きくなり、アルカリ性が強くなればなるほど、汚れ落としの効果も高くなります。しかし、洗浄力が強い分、衣類へのダメージがあるので使い方には注意が必要です。

中性洗剤のメリット・デメリット

ここからは、中性洗剤にフォーカスし、メリット・デメリットを紹介していきましょう！

中性洗剤のメリット

中性洗剤の多くは「すすぎ1回でOK」とうたっており、節水・時短になります。また、中性洗剤は繊維に優しいので、型崩れがしにくかったり、衣類の色落ちを防いだりするメリットもあります。

中性洗剤のデメリット

中性洗剤は、アルカリ性洗剤に比べて肌に優しい分、洗浄力は劣ります。そのため、頑固な汚れは落としにくいデメリットがあります。また、アルカリ性洗剤より少し価格が高い…といったデメリットも。

おすすめの中性洗剤

中性洗剤の特徴がわかったところで、どんな洗剤があるのかみていきましょう。ネット・店頭などで多くの種類が販売されていて、簡単に手に入れることができますよ。

花王の「アタックZERO ワンハンドタイプ」は濃縮洗剤。片手で簡単に計量できるのがポイントです。抗菌プラスやウイルス除去、洗濯槽の防カビ効果もあり、清潔に保ちたい方におすすめ。

ファーファの洗剤は柔軟剤の香りを邪魔しないよう、洗剤自体は無香料にしてあります。いい匂いの柔軟剤をたくさん出しているファーファならではの洗剤ですね。ファーファの柔軟剤と合わせて使うのもおすすめ！

エマールは繊維をいたわりながら洗える「おしゃれ着用洗剤」。袖口やすそのヨレを抑えてピシッと決めてくれます。

クリーニングに出すようなデリケートなものも洗えるというラボン。型崩れやシワを防ぎ、制服も洗えるんです。香りが数種類から選べるというのも嬉しいポイントですね。

さらに優しい、おしゃれ着用洗剤

先ほどチラッと紹介したおしゃれ着用洗剤ですが、「中性洗剤」と「おしゃれ着用洗剤」は何が違うのでしょうか？おしゃれ着用洗剤の裏側をみてみると、その液性は「中性」と書いてあります。おしゃれ着用洗剤は、中性洗剤の一部なんです。

おしゃれ着用洗剤とは、中性洗剤にさらに効果をプラスしてニットやブラウスなども型崩れせずに洗えるようにした洗剤のこと。

ただ布を傷みにくくするだけでなく、買ったときの形をなるべくキープするなどさまざまな効果があるんです。冬場のニットや、春夏の柔らかい生地のブラウスなど、シルエットが大事になるお洋服はおしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめ。

中性洗剤ならこんなアイテムも洗える！

中性洗剤で洗えるものは、衣類以外にもあります。ここからは、ぬいぐるみとクッションの洗い方を紹介します。

ぬいぐるみ

ぬいぐるみは、ホコリや手アカなどで意外と汚れているんです。中性洗剤を使ってスッキリ洗ってしまいましょう。洗い方はとっても簡単です。ぬるま湯を入れたバケツや洗面器に、中性洗剤を入れてよく溶かします。その中にぬいぐるみを入れて、やさしく押し洗いするだけ。あとは、陰干ししてしっかり乾かせばOK。

クッション

普段なかなか洗えないクッションも、中性洗剤で簡単に洗うことができます。洗い方はぬいぐるみと同様、ぬるま湯を入れたバケツに中性洗剤を溶かし、押し洗いするだけ。あとは、陰干しして中までしっかり乾かします。

中性洗剤を使いこなして洗濯上手になろう

普段汚れであれば、中性洗剤でも十分キレイになります。ふわっとしたブラウスや形のキレイなニットは、おしゃれ着用洗剤で洗うことで長く大切に着ることができます。中性洗剤なら衣類以外にも、ぬいぐるみやクッションも洗濯OK！中性洗剤を使って、いろいろなものを洗濯してみてください。

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