網戸の張替え方法を解説!小さな穴は「補修シール」で自分で直そう!
暑くてじめじめした日本の夏には大活躍な網戸。虫を入れずに涼してくれます。
そんな網戸が破れちゃった…。ということありませんか?
網戸にも寿命があって、定期的に張り替えないと、網が破れてしまうんです。
でも実は、網は自分で張り替えることができるんです!
網の張り替えもDIYできれば、業者さんに頼むよりも節約になります。
そこで今回は、自分で網戸を張り替える方法を紹介します!
網戸を知ろう
網戸を張り替える前に、網戸のことを知っておきましょう。
網戸は、虫の侵入を防止する網の張られた戸のこと。
網戸の網は、網の上から窓枠の溝にゴム紐を押し込むことで固定されています。
そのため、意外と簡単に張り替えることができるんです。
網戸の起源となった蚊帳は、奈良時代に中国から伝来したと言われており、江戸時代後半から明治期になりようやく一般家庭に普及し始めました。その後、昭和30年頃窓枠にネットを張る網戸が登場し、蚊帳に代わり普及していくことになります。
現在では、窓枠にはまっているパネルタイプ網戸だけでなく、屏風たたみになって収納されるアコーディオン網戸や、くるくると丸めて収納できるロール式、二つ折りできる折戸式などの網戸も登場しています。
また、変わってきているのは、網戸の形だけではありません。
網戸の「網」も様々なんです。網目の細かさも、18~40メッシュまであります。
「メッシュ」は1インチの間に何本の糸が入るかを示しています。値が大きいほど、目が細かくなっています。
色も、グレーだけではないんです。
例えばこの商品↓
表面が銀色、裏面が黒になっていて、外から部屋の中が見づらくなっているんです。
すこしお値段は高めですが、とても便利ですよね。
網戸の寿命は大体3~5年です。直射日光に当たっている時間が長いほど、網戸は脆くなります。その場合、早めに張り替える必要があります。
網戸の状態は、最低でも1年に1回は確認するようにしましょう。大掃除のときにチェックすれば、一石二鳥ですね!
引き違い窓の場合、窓の右側を開けて、網戸を右側に置くのが正しい使い方なんです。
もし網戸を左側に置いて使ってしまうと、網戸の右側に隙間ができて、せっかく網戸を使ってもその隙間から虫が入ってきてしまうんです。
張り替える、その前に
早速網戸の張り替えをしたいところですが、網戸の張り替えには必要な道具があるんです。
まずはそれらを準備しましょう。
・網戸張り替えネット
糸の色、メッシュなども考えて選びましょう。
・網戸クリップ
網を取り付ける際に、網がずれないようにするために使います。
このクリップがあるだけで、張り替えが楽になります。
・網戸用ゴム
網を戸に取り付けるために使います。
実は太さが色々あります。買いに行く前に、現在使われているゴムの太さを確認するのがおすすめです。
また、ちょうど良い太さのものがなかった場合には、太めのものを買いましょう。
細めのものだと、網がしっかり留まらない可能性があります。
・カッター
網戸とゴムを切るときに使います。専用のカッターもありますが、お家にあるものでも代用できます。
網は金属でできているわけではないので、普通のカッターでもカットできますよ。
・ローラー
ローラーは、網戸を張り替えるときの必需品です。
例えばこちら↓
一番基本的な形です。お値段もそこまで高くないので、買いやすいですね。
おすすめの商品
網戸を張り替えるために準備する必要があるのはこの5つです。
準備ができたら、あとは張り替えるだけです。
網戸を自分で張り替えよう
張り替える手順を解説していきます。
張り替えは、プロならなんと10分で終わるそうです。
自分でやる場合には、そこまで早くできないかもしれません。30分ぐらいみておくと安心ですね。
1. 古い網を剥がす
まずは古い網を剥がします。
網戸は、網の上からゴム紐を溝に埋め込むことによって網を固定しています。
ゴム紐の継ぎ目を探し、そこからゴム紐を剥がしていきます。
ゴム紐を外すことができれば、網も簡単に取れますよ。
2. 網を網戸より大きめに切り、ずれないように固定する
作業しやすい様に、網戸より1周り大きいサイズに網を切ります。
網戸の枠にカットした網を固定してください。用意したクリップを使いましょう。
3. ゴム紐を網戸フレームに押し込む
いよいよ網を取り付けます。
ローラーの車輪をコロコロと回しながら、ゴム紐を溝に押し込んでいきます。
直線部分の途中から始めるとやりやすいですし、網も外れにくいです。
慎重に作業を進めましょう。
1周回ってはじめの部分に戻ってきたら、ゴム紐がぴったりくっつくように長さを調整して、ゴム紐を切ります。
4. 余った網を切り取る
ゴム紐で網を固定したら、最後に余った網を切り取ります。
これで網の張り替えは完了です。
もっと簡単に張り替えるには
ゴム紐の本数を増やす
先ほど紹介した方法は、一枚の網に対して、ゴム紐を1本使っていました。
しかし、曲がり角を曲がるごとに、網戸の張り加減を調整する必要があり、難易度が上がっていきます。
そこでおすすめなのが、曲がり角を2回通過した後の直線で一度ゴム紐を切ってしまうことです。
切ったところから再び新しいゴム紐で網を留めていきます。ゴムを1本しか使わなかった時より簡単になるはずです。
ぜひ試してみてくださいね
ちょっと穴が開いてしまった時は
小さな穴が開いてしまった場合などは、わざわざ張り替えるのは面倒ですよね。
そんなときに便利なのは、網戸補修シールです。
網のシールになっているので、ぺたっと貼るだけで網戸の補修ができます。
↑こちらの商品は、網戸にシールを貼るだけで補修ができます。お安いのが嬉しいですね。
おすすめの商品
↑こちらの商品は、シールではなく、突起を押し付けることで網戸にくっつけることができます。ベタベタしないので、何度も貼り替えられるんです。可愛い形にカットして使えば、網戸もデコレーションできますよ。
100均で売っていることもあるそうです。ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
網戸を自分で張り替える方法を紹介しました。いかがでしたか?
網戸張替えネット、網戸クリップ、網戸用ゴム、ローラー、カッターが必要な5つ道具でしたね。
張り替えるときはまず古い網をはがす時に、古いゴム紐をはがすんでしたね。
新しい網は網戸より1周り大きく切りました。
ゴム紐を溝に押し込んで固定し、余った網を切るのも忘れずに。
穴が小さいときは補修シールがお手軽ですよ!
自分で張替えができるなんて驚きですよね。
…というより私は網戸のアミって半永久的に張ってあるものだと考えてました…。
ぜひ時間があるときにチャレンジしてみてください。
しかし、網戸の張り替えでは、力加減によっては、網がうまく張れないこともあります。
失敗して何度もやり直すようなら、プロに頼んでちゃちゃっと終わらせてもらった方が賢明かもしれません。
手慣れたプロなら10分で終わるそうです!
網戸は、日本の夏には欠かせません。張り替えをして、快適に夏を過ごしてくださいね!