
エンディングノートの作り方!どこで買える?若い人向けおすすめ商品も紹介
自分の死後や終末期など、万が一の時に役立つ『エンディングノート』。ここでは「エンディングノートって作った方がいいの?」「作り方や書くべき内容は?」といった気になる疑問を解消していきます。100均ダイソーで手頃に買える商品や、無料でダウンロードできるテンプレートが配布されていることもあるエンディングノートの中でも、特におすすめしたい商品を、記入見本を交えながら紹介!選び方や注意点についてもまとめています。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
エンディングノートとは?メリットや遺言書との違い
「終活ノート」とも呼ばれるエンディングノートは、自分の死後や意思疎通ができなくなった際などに備え、家族や周囲の人に向けて、必要な情報や希望を書き留めておくためのノートです。
ここではそんなエンディングノートのメリットや、遺言書との違いについて説明していきます。
エンディングノートを作るメリット
・自分の人生を振り返ることで今後の過ごし方を見つめ直すきっかけになる
・家族や友人へのメッセージをまとめられ安心できる
エンディングノートを作る主なメリットは上記の通り。万が一の際、家族が遺品整理をしやすくなったり、大切なペットのことについて書き留められたりと、さまざまな利点があります。
突然の事故で入院する際や、財布を失くしてしまった時などに役立つ情報をまとめられたり、自分の人生を見直すきっかけにもなったりするので、老後を迎えた方はもちろん、まだまだ元気な若い方であっても、エンディングノートの作成はおすすめ。
「まだ早いかな?」と悩まず、思い立ったタイミングで作成してみましょう。
エンディングノートと遺言書の違い
・エンディングノート:法的効力はないが、書き方のルールは特になく気軽に残せる
エンディングノートと遺言書の主な違いは上記の通り。形式を知ってきちんと記入する必要がある遺言書に対し、エンディングノートは何でも気軽に記入しておけるのが使いやすい点です。
相続について「きちんと決めた通りに行なってほしい」という希望がある場合は遺言書を、「強制力はなくても、なんとなく自分の希望を知っていてもらえたらいい」という考えの方は、ひとまずエンディングノートを少しずつ書き進めてみるのはいかがでしょうか。
エンディングノートに書くべきおすすめの項目
1. 自分の基本情報

・生年月日
・住所
・本籍地
・電話番号/メールアドレス
・勤務先
・緊急連絡先
・公的書類の番号や保管場所
・学歴、職歴
・自分の歴史や思い出
・ルーティンやお気に入りのもの
決まった形式がないエンディングノートは、何を書くのも自由。各種手続きに必要となる名前や住所だけでなく、自分のルーツやルーティン、好きなものや嫌いなものなども書いてみると、自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
また認知症になった場合、エンディングノートに書いておいた思い出話をすることで、リハビリの手助けになる可能性も。家族や自分のためにも、自分に関する何気ない情報を一度書き留めてみましょう。
2. 医療や介護について

いつか介護が必要になった時や、もしもの場合に備えて、医療や介護に関する希望はまとめておくのがおすすめ。意思疎通ができなくなった際、選択を迫られるのは家族や周りの人たちです。
自分自身の意思を尊重し、大切な人たちへの負担を少なくするためにも、受けたい治療や介護方法、延命治療はどうするかといった希望を書いておきましょう。
またアレルギーや持病、常備薬やかかりつけの病院なども記載しておくと、何かあったときに便利です。
3. 身の回りのことやペットについて

パソコンやWEB上に残されたデジタル資産は、IDやパスワードがわからないと、削除することができずトラブルの原因になることもあります。
特にネット銀行やネット証券といった金融資産や、写真や連絡先などの個人情報を載せているSNSなどは、死後どう扱ってほしいのかを考えてまとめておくのがおすすめです。
またペットを飼っている方は、ペットに関する情報をまとめておくことも大切。持病や既往歴、食べ物に関する注意点などを記載しておきましょう。1人暮らしの場合、里親になってくれる方も決めておくべきです。
4. 葬儀やお墓について
・宗派
・遺影写真
・お墓の種類
葬儀やお墓といってもさまざまな種類があります。どんな形で見送ってほしいのかや、呼んでほしい人、呼んでほしくない人など、希望を書いておきましょう。
5. 財産や資産、債務について
・生命保険
・不動産
・有価証券
・そのほか価値のあるコレクション
自分の資産を整理してまとめておくと、残された家族が遺産に関する手続きを進めやすくなります。
複数の口座を使い分けている方は、どの口座から毎月何が引かれるのかをまとめておくのもおすすめです。
自分の現状を知ることで今後の人生設計のプランを見直すきっかけにもなるかもしれません。
6. 相続や遺言書の保管場所について
家族間でのトラブルを防ぐためにも、遺言書を作成した場合はエンディングノートに保管場所を書いておきましょう。逆に遺言書を作成していない場合も、そのことを記載しておくのがおすすめです。
7. 親族や友人の連絡先について
自分のことを知らせてほしい相手の連絡先をまとめておきます。友人に関しては家族が把握していない場合も多いので、葬儀に参列してほしい方がいる場合は記載しておきましょう。
8. 家族や友人へのメッセージ
話ができなくなる前に、大切な相手に伝えておきたいこともエンディングノートにまとめて記入しておくのがおすすめです。連絡先と合わせて記入しておくと連絡もスムーズに行えます。
プロに依頼する
エンディングノートの選び方
・家族の負担を減らしたい:相続や葬儀の項目が充実したもの
・備忘録として活用したい:銀行口座やネットの暗証番号がまとめやすいもの
・メッセージを残したい:自由にかけるスペースが多いもの
・終活に関する知識が知りたい:コラムや解説が多いもの
決まった形式がないエンディングノートの選び方に迷ったら、特にどんな目的でノートを残したいのかを考えてみると、自分に合ったノートが見つけやすくなるかもしれません。上記を参考に、どんなノートが自分にぴったりかを検討してみてください。
おすすめのエンディングノート3選

ここからは本屋さんやインターネットで購入できるおすすめのエンディングノートを紹介します。
1. 迷ったらこれ。重要情報が保護しやすい『一番わかりやすい エンディングノート』
おすすめ
[PR]

・マル秘カード、スクラッチシール付き
・監修:行政書士
リベラル社から出ている、行政書士監修の「1番わかりやすいエンディングノート」。
終活セミナー受講者約3,000人の声を集めて作られたというこのノートは、ノートのページ順ごとに書き込んでいけば終活が完成するという、初心者でも進めやすいノートです。
コラムは少なめ。必要な情報だけどんどん書き込める

認知症や尊厳死など難しいパートはわかりやすい説明が差し込まれていますが、基本コラムは少なめ。残しておきたい情報をどんどん書き進められます。
大切な情報も記入しやすいカード付き


巻末には、信頼できる人に渡しておく「マル秘カード」と暗証番号を手軽に保護できる「スクラッチシール」が付いています。きちんと管理しておいてもらう必要がありますが、これなら普通に書いておくよりはいくらか安心できそうです。
2. 若い人にもおすすめ。未来に向けて役立つノート『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』
おすすめ
[PR]

・夢が広がる私のライフプランシート、マネープラン表
・監修:CFP®️&1級FP技能士
主婦の友社から出ている「おひとりさまのはじめてのエンディングノート」。CFP®️や1級FP技能士などの資格を持つ黒田尚子氏監修の、独り身向けのエンディングノートです。
役立つコラムが豊富

お金やデジタル資産など、トピックごとに役立つコラムがたくさん掲載されているのが特徴のひとつ。いざという時のさまざまな不安に対し、一つひとつ気づきを与えてくれます。
iDeCoやつみたてNISAなどについての情報も掲載されているので、まだまだ元気な若い方にもおすすめです。
ライフプランシートでこれからの未来がより楽しみに

巻末には、「夢が広がるライフプランシート」が収録。これからやりたい10のことや、これから先10年間のライフ&マネープランを記入できます。
少しづつ書き進めることで、もしもの時のために安心できるだけでなく、未来についてポジティブに考えられるのも魅力の1冊です。
3. ダイソーで買えるお手頃商品『もしもノート』

100円ショップ『ダイソー』で手に入る「もしもノート(じぶん、A5、16枚)」。110円(税込)で気軽に始められるエンディングノートです。
じぶんノート以外に、「おかねノート」「けんこうノート」「おつきあいれんらくノート」、ペットについて書ける「うちの子ノート」の全5種類が販売されています。
100均で手に入る手軽さが魅力

価格は110円(税込)、持ち歩きやすいA5サイズと、気軽に試しやすいのがポイント。100均商品とはいえ、基本情報や葬儀、お墓、ライフラインについてなどさまざま書き込めるので、「とりあえず必要なことを簡単にまとめておきたい」という方にとってぴったりの商品です。
自由に書けるメモ欄あり

なんでも好きなことを自由にかけるページが4ページほどあるので、記入する場所がなかったけれど書きたかった内容があればここに書き込めます。
家族や友人へのメッセージや、ペットについての情報などを記入したり、思い出の写真を貼り付けてみたりするのもおすすめです。
エンディングノートを作るときの注意点
エンディングノートの作成後は、失くさないよう厳重に保管することが大事。大切な情報がたくさん書き込まれているので、他人に見つかると悪用される恐れがあります。安易にパスワードを記載しない、簡単には見つからない場所にしまっておくなどの工夫をしておきましょう。
また書き込んだ情報がもしもの時に活かせるよう、エンディングノートを作ったということは、家族に伝えておくのがおすすめです。
エンディングノートを書き始めるのはいつでもOK!思い立ったら始めよう

遺言書と違って、特に形式のないエンディングノート。あまり重たい気分にならず気軽に書き始められるので、思い立ったタイミングが始めどきです。
「何を書けばいいか分からない」という方は、記事内で紹介したような専用のノートを用意するのがおすすめ。
「お金をかけず、もっと自由に書きたい」という方は、無地のノートに好きに書き進めたり、WEB上で無料配布されているテンプレートを使用するのもおすすめです。
人間いつどんなことが起こるか分からないので、年齢問わず、自分や身の回りの方のために、エンディングノートを作ってみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
