結婚指輪の傷はどうする?夫婦関係にヒビが入らないよう早めの手入れ
このたび、やっと、妹が結婚しました。
その左手の薬指に光るシルバーの指輪を見て、涙がこぼれました。
聞いてはいたものの、電撃的なこともありました。
婚約指輪は省略して、
2人で生きていくことを誓う結婚指輪にお金をかけたのだそうです。
実は、我が家は理容業です。
理容師の規則に、
非衛生であり、お客様の皮膚を傷つける危険性がある。
と、指輪をすることが禁じられているのです。
両親も結婚指輪していなかったし、
親戚にも理容業が多いので、
結婚指輪を見たことがなかったのです。
父なんか、
「男が、ちゃらちゃら指輪なんかしてる」と、
結婚指輪システムを知りません。
だからこそ、
はじめて、結婚指輪を、家にもたらしてくれた妹。
その結婚指輪が尊いのです。
…あたしですか?
一生縁がないと思います!
傷つきやすい素材とは?
全ての金属で、傷つきます。
よく結婚指輪の材質として選ぶのが、シルバーリングだったりします。そうすると、プラチナやゴールドに比べると、傷つきやすいんです。
シルバー単体のリングでも傷つきやすいのですが、宝石がデザインの中に入っていると、もっと傷つきやすくなります。それは、どんな鉱物より硬いと言われるダイヤモンドでもです。
傷・変色しやすいシーン
指輪するというのは、日常の中で、身近な金属、ステンレスや鉄とぶつかるということですからね。別な意味で傷がつくのは、洗剤や漂白剤など化学製品を使うことでも、表面に傷ができやすくなります。
女性は特に家事の最中に付きやすくなるでしょう。そういう意味では、男性の指輪には、そんなに傷がつかないかな~DIYなどをする人や、家事を積極的にする男性の指輪は、女性と同じくらい傷つきます。どんな強固な金属を使っていても、指輪は面積も狭いし、どうしても傷つかずにはいられないものだということを、ご理解ください。
だからと言って、はずしてしまっていたら、結婚指輪の意味がないですからね。やはり傷を恐れず、左指にいつもしていてください。
汚れや傷への対処方法
指輪は、金属です。
指の皮膚に直接接しているので、皮脂汚れがダイレクトにつきます。
そのままつけ続けると、指にかゆみや発疹を覚えることがあります。
金属についた汚れが原因です。
そんな時は、指輪のお手入れをしましょう。
①漬け置き洗い
コップにぬるま湯と台所用中性洗剤を入れてかきまざして、指輪を浸します。
ブランドの刻印や記念日などを彫ったところは、目視では些細なへこみですが、特に汚れが堆積する場所です。
この汚れが皮膚に異常をおこす原因になります。
充分に浸したら、歯ブラシで一擦りか、綿棒でやさしくこすって、真水ですすぎます。
タオルなどで、水分を拭き取れば、お手入れ完了です。
コップの中には、ゴミ汚れの他に、キラキラした金属片が舞っているかと思います。
夏時は、汗をかいて汚れがたまりやすくなるので、2週間に一度を目安に、洗ってください。
②磨き直し
クロスに研磨剤(正直、塩や炭の入っていない歯磨き粉でも代用できます)を塗りつけて、その上で指輪をローリングしていきます。
クロスは、すぐ黒くなるので、何カ所かで何回か行ってください。
研磨剤を付けた別のクロスで、内側も磨いてください。
仕上げに、なにもついていないクロスで磨き上げたら出来上がりです。
この研磨剤を使う方法が出来ない材質もあります。
・メッキの指輪
・チタンやジルコニアなどのカラー発色の指輪
・もともと艶消し仕上げの指輪
です。
どちらの方法にしても、ダイヤモンド以外の宝石が付いている場合はできません。
定期的に、購入したお店でメンテナンスしてもらうことをおススメします。
お手入れをしないでつけ続ける、将来的に金属アレルギーになって、イヤリングやペンダント、金属部分が手に触れる時計もできなくなってしまう可能性があります。
人間の皮膚は繊細で、皮膚ではない金属、異物を排除しようと作用しますから、いつでもキレイにしていてください。
綺麗な状態で保つための保管・対処方法
結婚指輪を24時間365日していなくても、二人は心が通い合った夫婦です。
夜は、クロスで吹き上げて、リングクッションの上に二人分はずして置くのもいいと思います。
指輪にもお休みをあげないといけないけれど、夫婦がわかっている場所に置くってことがまたいいのです。
それから、年に1回は買ったお店にメンテナンスに出す。
そして、指輪は消耗品。
5年目、10年目などの記念日に新調してもいいと思います。
排水口のお掃除の時とれたら嫌だなと、はずして置いてたら、うっかり排水口に流してしまったというお話をよく効きます。
それでパートナーに内緒で、似たような指輪を購入するのです。
だったら、そんなアクシデントがあった時こそ、夫婦でピンチをチャンスに変えるため、買い替えるもありです。
夫婦に秘密なしです。
まとめ
ほんの30年前は、ゴージャスな婚約指輪をご購入御礼で、3000円以内の価格で結婚指輪サービスがありました。
その時代、そんなに結婚指輪に重きが置かれていたとは思えません。
日本って案外そんな国です。
ちょうどバブルがはじけた時から、心を許せる人生を託せるたった一人のパートナーのために、結婚指輪の価値が出てきました。
「そんな小さな石で未来事売り渡す君が悲しい」という歌詞もありますが、それは婚約指輪。
結婚指輪の多くには、宝石は入っていません。
純粋に相手とちぎり合うしるしなのです。