ブレイカーが故障したらすぐに〇〇へ連絡!故障を疑うべき症状とは?
「ブレイカーがよく落ちる」「ブレイカーから焦げ臭い匂いがする」などブレイカーに異常を感じたら、故障の可能性があり注意が必要です。
ブレイカーを取り付けてから10年以上経ってるとブレイカーが劣化しているケースもあります。
ブレイカーが故障や劣化しているまま使い続けると、漏電や火災の原因につながることもあり大変危険です。
ブレイカーが落ちる原因や、故障した時の対処方法をご紹介します。
「ブレイカー」とは?
電気は電力会社から家庭に供給され、分電盤を介して各部屋へと分配されていきます。
「ブレイカー」といわれるものは、分電盤の中にある装置のことです。
複数のスイッチになっています。
3種類のブレイカーとブレイカーが落ちる原因
アンペアブレイカー(契約ブレイカー)
一番大きなスイッチのブレイカー。
電力会社から送られてきた電気を管理するブレイカーです。
電力会社と契約している電力を超えて電力を使用すると、アンペアブレイカーが落ちます。
アンペアブレイカーが頻繁に落ちる場合はアンペア数が足りていない可能性があるので、契約している電力会社に相談をして契約を見直してみましょう。
回路ブレイカー(安全ブレイカー)
複数ある小さいブレイカー。
各部屋や設備ごとの電気の回路を管理をするブレイカーです。
回路ブレイカーは同じ回路で消費電力が大きい場合に落ち、落ちるブレイカーによって停電する部分が異なります。
キッチンやダイニングの電化製品には消費電力が大きいものが多く、同時に使うことで落ちるケースがあります。
タコ足配線などにより、1つのコンセントでたくさんの電気を使っていると作動することも。
回路ブレイカーが落ちるのを防ぐには、消費電力の大きな電化製品を同じ回路で同時に使用しないようにすることです。
漏電ブレイカー
黄色と赤のボタンが横についているブレイカー。
複数の電線とつながっていて、漏電が起こったときに漏電ブレイカーが作動します。
電気は、決められた回路を通ります。
漏電ブレイカーが落ちるということは、その回路につながるケーブルや電化製品に問題が起きているということです。
漏電の原因は様々です。
ネズミなどに電線がかじられて漏電をしたり、コンセントに接続したプラグとの隙間にホコリが溜まり、漏電することもあります。
回路に雨水が侵入した場合や虫が回路に侵入した場合も漏電する可能性も。
様々な原因で漏電は起こりますが、漏電ブレイカーが落ちた場合は注意をしましょう。
漏電は本来電気が通る場所ではないところに電気が流れてしまうため、漏電箇所に人が触ると感電のリスクがあり、回路がショートして火花が散り火災が起こる危険もあります。
漏電が起きたときの対処法
漏電ブレイカーが作動した場合は、「漏電箇所の特定」をしましょう。
漏電が起きている部屋(設備)の回路ブレイカーの電源を入れると、漏電ブレイカーが作動し家中の電源が切れるので、その部屋(設備)に漏電が起きているということが分かります。
原因が分からず漏電ブレイカーが落ちた場合には、すぐに電化製品の電源を切って電気工事の専門業者へ連絡をしてください。
ブレイカーの故障かな?と思ったら
ブレイカーに下記のような症状がある場合、ブレイカーが故障している可能性があります。
・漏電していないのにブレイカーが落ちる
・漏電しているのにブレイカーが落ちない
・ブレイカーから焦げ臭いにおいがする
・異音がする
・ブレイカーが熱くなる
・ブレイカーがひび割れたり、変形をしている
ブレイカーに異常を感じたら、すぐに電力会社または電気工事を取り扱う業者に相談をしましょう。
業者が修理に来るまでは、アンペアブレイカーを落とし、家の電気系統を全部切っておくのが安全です。
ブレイカーの耐用年数
ブレイカーの寿命は10年~15年が目安です。
使用年数が10年を超えているブレイカーはブレイカー自体の劣化が進んでいる可能性があり、経年劣化から漏電するケースもあります。
異常を感じる前に点検をしておくことをおすすめします。
漏電ブレイカーの故障の調べ方
漏電ブレイカーの横についている「テストスイッチ」で漏電ブレイカーが正しく作動するかチェックすることができます。
漏電ブレイカーが正しく作動していればテストスイッチを押すとブレイカーが作動します。
スイッチを押してもブレイカーが作動しない場合は故障している可能性があります。
ブレイカー交換費用の一括見積りサイトを活用
ブレイカーが故障していたり、使用年数が10年以上経ち劣化をしてる場合は交換が必要です。
ブレイカーの交換は電気工事士の資格を持った専門業者でないと作業ができません。
ブレイカーの種類や作業費は業者により異なります。
信頼できる業者を探し作業を依頼しましょう!
ブレイカーの交換の業者を探すにはインターネットの一括見積サイトが便利です。
何社か見積もりを取り、費用を比較して検討をしましょう。
まとめ
ブレイカーは普段は感電や火災から守ってくれる心強い安全装置ですが、故障をした時には注意が必要です。
ブレイカーに異常を感じたら、すぐに電力会社または電気工事を取り扱う業者に連絡をしましょう。
ブレイカーの修理や交換は電気工事士の資格を持った専門業者でないと作業ができません。
定期的に点検を行い、故障や経年劣化のチェックをしておくことも大切です。