洋服には、素材によってシワができやすい素材とできにくい素材があります。
シワができてしまうとせっかくの洋服も台無しですよね。
洋服のシワを取る方法はいろいろありますが、外出先でできたシワを取るには『シワ取りスプレー』が便利。仕事先やデートの前など、ここぞという時に使って簡単に身だしなみを整えることができます。

そこで今回は、簡単でとても便利なシワ取りスプレーについてご紹介していきます。

シワ取りスプレーの選び方

シワ取りスプレーにも、さまざまな種類が用意されています！
商品の存在は知っていても、その差までは知らない人も多いのではないでしょうか？

ザックリ説明すると、その違いとは主に原料や効果によるもの。
身体への負担が少ないものや欲しい効き目などは選んで買いたいですよね。

そこで、まず始めにスプレーの選び方についても軽く触れておこうと思います！
ポイントさえ押さえてしまえば、高い満足感にも繋がるはずですよ♪

それでは見ていきましょう！

シリコン入りがおすすめ

せっかくですから、シワ取りスプレーはシリコン入りのものを選びましょう！
主なメリットとして、シワを付きにくくする効果があります。
下で詳しく説明していきますね。

そもそもシリコンって？

よく耳にするシリコンですが、その原料はなんと石。
詳しくはケイ石と呼ばれる石から、シリコンは精製されます。

そしてあの弾力のあるイメージ通り、服の繊維にも弾力を持たせてくれます。
シワを伸ばしたあと、再びシワが付くのを防いでくれる訳ですね。

選ぶ範囲は少なくなるかも

そんなシリコン入りスプレーですが、種類がそれほどありません！
香りやメーカーなどのこだわりが強い人は、選択肢が少なくなってしまうかも。

しかしその点を加味しても便利な効果なので、ぜひ一度試して欲しいポイントですね。

消臭や静電気防止の効果も

シワ取りスプレーの働きは、何もシワだけに特化したものではありません！
先ほどのシリコンと同じく、他の効果もプラスしてある商品がほとんど。

特に入っていると嬉しい効果をピックアップしたので見てみましょう。

消臭効果

衣類の悩みとして、汗やタバコの臭いは１つのポイント。
せっかくスプレーするのですから、消臭効果もプラスしておきましょう♪

普段からこうした消臭スプレーを使っている人なら、ボトルの数も減らせますね。
香りが付いているタイプは多いので、その点も含めるとより良い商品が選べそうです。

静電気防止効果

冬の悩みといえば、やはり静電気。
アクリルなどの化学繊維や、ウールなどの動物繊維は静電気が溜まりやすいもの。
特に動きの多い部分は、繊維同士がこすれて帯電しやすくなります。

そんな静電気を除去してくれる成分も、商品によっては含まれています。
花粉やウイルスなどを寄せ付けにくくもなるので、こちらも併せておすすめしたい効果になりますね。 これで、シワ取りスプレーの選び方はバッチリですね♪
シワと同じように困っていた部分は、プラスの効果でケアしていきましょう。

さて、ここからは実際に使い方を説明していきます。
写真付きですので、ぜひ参考にしてみてくださいね！

シワ取りスプレーの使い方

まずはシワ取りスプレーはどのような使い方をするものか紹介します。

用意するもの

・シワをとりたい衣類
・スプレー
・スチームアイロン
・ハンガー

　　 手 順　　

1. スプレーする

シワが気になる部分に約20cmほど離してしっとり濡れる程度にスプレーします。

メーカーによってスプレー数は異なりますが、目安のスプレー回数は、

スカート　　　10回ほどスプレー
ジャケット　　12回ほどスプレー
スーツ（上下）24回ほどスプレー

という感じです。

消臭のみに使用する場合は、スプレーをしてそのままハンガーにかけて乾かしましょう。

2.引っ張る

シワの部分を中心に両手で縦、横、斜めにシワを伸ばすように引っ張ります。
引っ張ってもすぐにシワは伸びません。徐々に生地が乾きながらシワも取れていきます。

シワが深い場合は、スチームアイロンを併用するとシワが取れやすいです。
アイロンを使用する場合は、洋服全体にスプレーし洋服を湿らせてアイロンをかけましょう。

3.乾かす

10分ほど吊るして乾燥させます。
夜スプレーをすると、翌朝にはシワが伸びています。

夜スプレーし忘れた場合は、朝、洋服を着用した後にスプレーして外出します。生地が乾いたら座席などに座ってもOKです。スプレーが乾かないうちに座席などに座ってシワをつくるのはやめましょう。

シワ取りスプレーが活躍する場面

シワ取りスプレーはいろいろなメーカーから販売されています。
洋服を着ている時にできる着用ジワや、収納中についてしまう収納ジワ、そして洗濯の時にできる洗濯ジワなどに使えます。
また、小さなお子さんがいて危険なため、アイロンを使えないという家庭でも重宝します。

そんなシワ取りスプレーが使える場面を3つ紹介します。

着用した後に毎回洗濯しない洋服に

スーツのジャケットやパンツ、ストールやニットなどは使うごとに洗濯せずに、何度か着用した後にクリーニングに出したり自宅で洗濯をしたりするという方も多いと思います。
その場合、着用ジワが取れていない状態で、着まわしをしないといけなくなります。それではせっかくのおしゃれが台無しですよね。
そんな時にシワ取りスプレーが活躍します。

洗濯シワにも有効

ニットなどを自宅で洗濯すると、ヨレヨレに仕上がってしまいます。
そんな時にもシワ取りスプレーをすると、シワが取れて綺麗に仕上がります。

消臭効果で清潔

メーカーによってはシワ取りだけではなく抗菌・消臭効果や、ほのかな香りがするタイプなど様々あります。
タバコの臭いや汗の臭いなども消臭できるため、臭いが気になる方は、エチケットとして使うのもオススメです。
香りが付いているタイプのシワ取りスプレーを使うと、爽やかな香りを演出できます。

「衣料用スタイリング剤」という、シワ取りも消臭効果も期待できるスプレーです。シワ取りの他にも、洗濯中の洗濯機に入れるとパリッとした仕上がりが期待できるとの声もあります。

シワ取りスプレーの注意点2つ

シワ取りスプレーをする時には2つの注意点があります。
面倒ですが、注意点を知らずに使うと、悲しい思いをすることもなきにしもあらずなので、一度は目を通してみてくださいね。

色落ちに注意

便利なシワ取りスプレーですが、使うものによっては色落ちをする恐れがあります。
初めて使う時には、目立たないところにスプレーをしてみて、色落ちしないかどうかを確認しましょう。もし色落ちしたら使うのは控えましょう。

素材ごとに効果が違うので注意

シワ取りスプレーは、使う素材によって効果が違います。
ポリエステル100%の洋服には効果がありません。
皮革、着物、毛皮、絹、レーヨンなど水に弱い素材には使うことができません。

まとめ

シワ取りスプレーはアイロンの手間を軽減するだけでなく、出張先や旅先でも活躍します。
せっかくのスーツもシワができたら台無しです。シワのないピシッとしたスーツ姿で仕事をするためにも、シワ取りスプレーを持参しておくととても便利です。
みなさんもぜひ一度使ってみて、実感してみてください。