ワタシト

おまかせマイスターなら3分でエアコンクリーニングの注文が完了! - ユアマイスター
更新日: 2024年12月9日

エアコンは引っ越しのときにどうする?移設か買い替えかの判断基準と取り外し方

この記事をシェアする

引っ越しするときに面倒なのがエアコン。引っ越し先にエアコンを持っていくか、それとも新しいものを買い替えたほうがいいのか、どう判断するべきか悩みますよね。そこでこの記事では判断基準を解説、また移設する場合や自分で取り外すときの注意点なども紹介するので参考にしてみてください。

本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています

いま使っているエアコンの性能は?

引っ越しするときにエアコンを移設するか、買い替えるかを決めるために、まずはいま使っているエアコンの性能を確認していきましょう。

「いま使っているエアコン」と「これから購入予定のエアコン」の性能を比較することで買い替えた場合に、どれだけ電気代が変わるのかを計算することができます。

診断に使うのは、環境省の展開している「しんきゅうさん」というサイト。

このサイトでは、「購入年」「部屋の広さ」「メーカー」「型番」を入力し、「今使っているエアコン」と「これから購入予定のエアコン」の年間消費電気量年間電気代年間CO2排出量の差と、年間CO2の吸収量を算出してくれます。

出典:省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」-COOL CHOICE

たとえば2007年に購入したエアコンは、同じメーカーの最新機種と比べると、年間消費電力量140kWh、年間電気代が3,780円も高くなっていました。

もしこのエアコンをこれから10年間使い続けると、電気代が37,800円も割高になってしまいます!37,800円であれば、エアコンを買い換えも可能ですね。

また古いエアコンは効きが悪くなったり、故障のリスクも。電気代だけでなく、先々の使用感や修理費用を見越して買い替えるという判断をしてもいいかもしれません。

「消費電力や電気代を計算してみたけれど、迷っている…」という場合は、この判断基準をチェックしてみるといいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

引っ越しでエアコンを「移設」すると決めたら

エアコンを引っ越し先に移設すると決めた場合の、移設方法は

・引っ越し業者に依頼する
・専門業者に依頼する

2通りがあります。

どちらもあまり違いがないようにも思えますが、実はメリット・デメリットがあります。しっかりと比較して自分に合った方を選びましょう。

引っ越し業者にエアコンの移設を依頼する場合

メリット

引っ越しと一緒に手続きができるので、面倒な手間がかかりません。引っ越し業者では「エアコン移設サービス」などという名目で、引っ越しと一緒にエアコンを持って行ってくれるサービスが追加できるようになっています。

わざわざ業者を探す手間や時間が省け日程調整も引っ越し日と一緒でラクなのがポイントです。

デメリット

引っ越し業者でも、エアコンの取り付け・取り外しのプランを扱っていますが、専門業者に比べると値段が高いというデメリットがあります。編集部調べによると相場は1台あたり15,000~20,000円ほど。

また配管類の交換や延長、ガスの補充などが基本料金に入っておらず、追加でかかってくることがあります。

基本的に引っ越し業者が直接エアコンの取り付けや取り外しを行うわけではなく、子会社や二次請けの業者に依頼することがほどんど。そのため引っ越し業者の見積もりと、実際に施工する業者さんの請求金額が追加料金によって変わり、トラブルになることもあるのだとか。

引っ越し業者にエアコン移設を依頼するときは、実際に施工してくれる業者さんに直接連絡を取って、見積もりを出してもらうと安心です。トラブルにならないためにもこのポイントを理解したうえで依頼するようにしましょう。

POINT
エアコン移設は引っ越し業者はやらず、子会社や二次請け業者が行うことがある

専門業者にエアコンの移設を依頼する場合

メリット

専門業者ということで、基本料金が追加料金がかかりにくい設定になることが多く、値段が安い傾向にあります。編集部が調べたところ相場は一台あたり8,000~15,000円です。

デメリット

一方で自分で専門業者を見つけ、比較し、依頼するという手間がかかります。

専門業者によっては個人経営でやっている場合も多く、料金設定もバラバラ。依頼するまでに、業者同士を比較し、見積もりを出してもらって…という手間と時間がかかります

また、追加料金がかかる条件などを明記しているところも少ないことから、直接問い合わせて見積もりをだしてもらうことが大切です。

移設したいエアコンの状態や、取り外す環境移設先の環境によっても料金が変動したり、場合によっては追加料金がかかってくることもあるので、「思っていた金額よりも請求金額が高かった!」と驚かないためにも、自分のエアコンの移設がどのくらいの値段で可能なのか、いくつか見積もりを出して平均を知っておくといいでしょう。

POINT
エアコン移設の料金はエアコンの設置状況、移設先の状況によって違う

ユアマイスターではプロの専門業者によるエアコンの取り付けを頼むことができます。ぜひお住まいの地域で探してみてください。

プロのエアコン取り付けについてもっと詳しく

エアコン移設の費用で損をしないためにチェックするポイントとは

引っ越し業者と専門業者のどちらでも、エアコンの取り付け・取り外しの料金設定は、「基本料金+追加料金」という構造になっているのが一般的です。

基本料金についてはあらかじめ、ホームページなどに記載がありますが、追加料金については詳しく書いておらず、施工をしたあとに知らされるなんてこともしばしば。基本料金が安いとその業者に依頼しても、追加料金がかかってきて、想像よりも費用が高くなったということも珍しくありません。

損をしないためにも、エアコンの移設では、基本料金でどこまでの工事が含まれていて、どこからの工事が追加料金になるのかを直接業者に確認することが重要です。

POINT
エアコン取り付け・取り外しの料金大系は「基本料金」+「追加料金」

ここからはエアコンを移設するのに必要な用語について解説しながら、問い合わせるべき項目をチェックしていきましょう。

基本料金(標準工事)に含まれているもの

配管類(配管・電線・ドレンホース)4m以内

4m以上のホースを使うのは、室内機と室外機が同一階ではなく、2階に室内機があり、1階に室外機を設置するなどの特殊設置の場合です。

室内機と室外機は同一階で室外機は地面またはベランダ設置

こちらは「標準工事」といって、追加料金はかかりません。

配管は化粧テープ巻仕上げ

配管の劣化を防ぐ目的で、配管に化粧テープを巻きます。

真空引き

エアコンの内部を室温調整する冷媒ガスのみで満たすために、水分等の異物を取り除きます。これをせずにエアコンを稼働していまうと、内部の水分が冷やされて凍り付き、エアコンの冷媒管を傷つけて詰まらせてしまうので、エアコンの効きが悪くなったり、故障の原因になることも。

真空引きは必ず施工すべき工事なので、基本料金に入っている場合が多いですが、きちんと確認する必要があります。

注意
真空引きが基本料金に入っているのか確認する

追加料金がかかる場合の相場は、約20,000円~が目安です。

追加料金がかかるもの

配管類(配管・電線・ドレンホース)の延長または、交換が必要な配管類の費用

中古エアコン取り付けの場合、使用していた配管類を再使用できるかどうかの確認が必要です。延長や交換が必要になった場合の相場は1mあたり約3,000円~となっています。

化粧カバーの取り付け費用

見栄えをよくするために室内機と室外機を繋ぐ配管類を覆うカバーが化粧カバーです。相場は約10,000円~となっています。

ガスパイプの修理と補充の費用

エアコンのガスとは「冷媒ガス」といい、エアコンの内部で循環して、部屋の中の空気を冷やしたり暖めたりする役割があります。この冷媒ガスが不足すると、エアコンの温度調節の効きが悪くなってしまいます。

配管が壊れているとガス漏れしてしまうため、配管の修理とガスの補充をすることになります。ガス漏れ修理の相場は15,000~20,000円です。

配管穴あけ工事一か所の費用

引っ越し先が新築の場合、壁に配管穴がないことがあるので新しく開ける必要があります。相場は3,000円~です。

エアコン容量(kw)の制限

エアコンは部屋の大きさによって容量が異なり、容量が大きくなるにつれて取付施工難度があがります。そのため。「~kw以上のエアコンは別途追加」という風にして、追加料金が発生する場合があります。

室内機と配管穴が離れていることによるドレンホース断熱費用

ドレンホースとは室内機から発生する水を外へ排出するためのホースで、温度差で結露することがあるので、断熱材を巻いて結露を防ぎます。相場は3,000円~です。

壁にビスが打てない、効かないときに使用する専用危惧(たて桟)費用

室内機を取り付ける壁が、土壁や砂壁などビスが効かない場合には、たて桟という金具を使用します。相場は3,000円~となっています。

隠蔽(いんぺい)配管時の状況による追加費用

隠蔽配管とは、エアコンの配管類を壁の中などの内部に隠し、外から見えないようにする施工方法です。エアコンの配管パイプを壁の中に埋める工事は、普通の配管工事より料金が高くつきます。

エアコン専用コンセントの電気工事費用

エアコンは容量(kw)にとってコンセントタイプが4種類あります。専用コンセントタイプが取付予定のエアコンと合致しない場合は、エアコン取付時に電気工事が必要です。

コンセント交換の相場は2,000~3,000円、電圧切り替えの相場は3,000円~となっています。

室外機の特殊設置費用

室内機と室外機は同一階で室外機は地面またはベランダ設置ではない場合、「天吊り」「壁掛け」「屋根置き」「二段置き」「立ち下ろし」といって、特殊な設置方法をとります。相場は5,000~18,000円です。

POINT
直接問い合わせるときに、自分のエアコン室内機・室外機の設置状況と、設置先の状況の「写真」を撮っておくとスムーズです。

エアコンの取り外しを自分でするには?

専門業者へ依頼する場合、自分でエアコンの取り外しを行わなければいけないことがあります。

また引っ越し業者へ依頼する場合も、取り外しを自分で済ませておくことで、料金を抑えられる可能性も。そこで、ここからはエアコンを自分で取り外す方法をチェックしていきましょう。

エアコンの取り外しに必要なもの

用意するもの
ドライバー
六角レンチ
カッター
ニッパー
モンキースパナ
軍手
ガムテープ
ビニールテープ
エアコンキャップ
エアコン配管用パテ

エアコンの取り外しに必要なものは、どこの家にもある工具やテープ類がほとんどです。テープ類は、取り外した配線や配管をまとめるのに使用します。

エアコンキャップなどは紛失しがちな部品。失くしてしまった場合は、ホームセンターや通販などで購入しておきましょう。

おすすめ [PR]

商品画像
清水(Shimizu) New Hikari 樹脂製クーラーキャップ 75mm SH-CCP75 シルバーグレー

おすすめ [PR]

商品画像
JAPPY エアコン用配管パテ 1kg JPI-1000 アイボリー

自分でエアコンの取り外しをする場合の手順

必要な道具をそろえたら、エアコンを取り外していきましょう。正しい手順で進めていけばできる作業なので、慌てず慎重に行ってください。

作業内容を見て「自分では難しそう」と感じた場合は、無理せず業者へ依頼するのが安心です。

手順
 
1
室外機のカバーをはずす

エアコンの室外機を止めているネジを回し、カバーを外します。電源を入れた状態で作業するため、電源コードは絶対に触らないようにしましょう。

2
バルブキャップを取り外す

カバーを開けると、二つの六角ナットが見えます。このナットがバルブキャップになっているので、2ヶ所とも外しておきましょう。露出した部分が、手順4で回すバルブです。

3
エアコンを冷房運転する

室内機や配管にあるガスを、室外機に閉じ込めます。夏場であれば設定温度を一番低くして冷房運転冬は強制冷房運転を行いましょう。

4
ポンプダウンする

冷房運転をしながら、手順2で露出したバルブのうち、パイプが細い方(送り側)を六角レンチで締めます。その後、3分程度運転を続け、室外機へガスを閉じ込めたら、パイプが太い方(受け側)のバルブもしっかり締めます。

5
エアコンを切る

エアコンの電源を切り、コンセントを抜きましょう。バルブキャップもしっかり締めておきます。

6
配管を取り外す

室外機のバルブキャップ上部にあるナットを外し、配管を取り外します。ポンプダウンができている場合は、プシュッという音がなります。

空気が漏れるような音が続く場合は、ポンプダウンが上手くいっていない可能性があります。手順を再度繰り返し、音がしなくなってから次の作業に進みましょう。

7
室外機を取り外す

電源コードの配線をドライバーで外し、室外機を取り外します。その後、室外機のカバーを元の状態に戻しましょう。次に、室外機を止めているネジをドライバーで外し、移動できるようにします。

8
ドレンホース・銅管を切り離す

ドレンホースと銅管を切り離します。ドレンホースは室内機にもともとついていた部分と違う色をした延長部分がありますので、よく観察して延長部分をカットします。

銅管も、室内機側を切ってしまうとエアコンの使用に問題がでる可能性があるため、室外機側を切るようにしましょう。

9
室内機を取り外す

室内機は壁に取り付けられたフックで固定されています。

水が出てくる場合があるので、事前に水濡れ対策を行っておきましょう。下部にPUSHと書かれた部分が2ヶ所あるため、その部分を上へ押し上げるようにして、配管を取り外した後、室内機を下へ降ろします。

10
室内機のフックを外す

室内機を固定していたフック部分を、ドライバーで外します。最後に、エアコン口をエアコン用パテで埋め、エアコンキャップを取り付けたら、取り外し作業は完了です。

エアコンを買い替えると決めたときの処分方法とは

性能診断で最新機種との差が大きく、買い換えると決めた場合の古いエアコンはどのように処分したらいいのでしょうか?

もちろんそのまま置いていくことはできず、2001年に家電リサイクル法が施行され、特定品目の一つとなったことから、エアコンに含まれる有用な資源は回収し、分解、再利用するようになました。

つまり、エアコンを処分するには、「家電リサイクル券システム」と言って、家電リサイクル券を購入し、専用の用紙に記入しなければいけません。

エアコンの取り外しや用紙への記入を自分でやるのは、かなり難易度が高いので、用紙への記入、エアコンの取り外しから搬出・運搬をすべてやってくれるところを紹介します。

家電量販店の引き取り処分

家電量販店で新しいエアコンを購入時に、中古エアコンの取り外しや回収・処分を申し込む方法です。この方法がもっとも手軽で、リサイクル料金収集運搬料がかかります。

買い取り業者さんに買い取ってもらう

もうひとつは買取業者に依頼する方法です。ただし、使用期間が5年以下の有名メーカなら買い取ることが多いですが、そうでない場合は買い取ってくれないこともあるので注意してください。

エアコンを移設しても買い換えても掃除が大切!

今回は引っ越し先にエアコンを持っていくべきか、それとも買い替えるべきかの判断基準を解説しました。また移設を依頼する場合の注意点や、買い換えたときの古いエアコンの処分方法なども紹介しました。

持っているエアコンを移設するにしても、新しく買い替えるにしても大切なのがエアコンのお掃除。せっかくなら長く愛用したいですよね。エアコンは自分でも簡単に掃除できる部分があるので、ぜひ定期的にお手入れをしてください。

また年に1度、またそんなに使用してない場合は2年に1度はプロのエアコンクリーニング業者に掃除を頼むのがおすすめ。こちらの記事では5つのエアコンクリーニング業者を比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
この記事をシェアする

あなたにおすすめ

関連記事

おすすめ特集

  1. 250318_ワタシト特集_長く使う

    長く使う、ずっと使う | 一生モノのアイテム

  2. banner05

    ワタシトJOURNAL | 取材ルポ | サーキュラーエコノミーの活動をピックアップ

  3. 241212_特集バナー_temu

    Temu実態調査 | 安全性や品質、激安の理由を徹底検証!失敗しないクーポン活用術

  4. banner02

    楽天最新情報 | セールやポイントGETのお得な買い物術

  5. banner06 (1)

    オキシクリーン活用術 | 家中の掃除がこれ1つでOK!オキシ漬けのやり方も解説

他のカテゴリーの記事を見る