
スーツケースのパッキング術、お教えします。コツは片面収納と便利グッズの活用
旅行の荷物が多くてスーツケースのパッキングにいつも悩んでいる人は意外と多いもの。荷物はできるだけ少なくすることで、旅のフットワークは驚くほど軽くなります。コツは荷物の“かさ”を減らすこと!スーツケースのパッキング術を、おすすめの便利グッズやアイデアと共に紹介します。
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目次
スーツケースのパッキング成功の秘訣は片面収納

スーツケースに荷物を入れていくと、旅行前からすでにパンパンになってしまった経験はありませんか?日数分の衣類と下着、メイク道具にスキンケア用品、ドライヤーにヘアアイロン…。旅先でもおしゃれをしたいし、不便を感じずに過ごしたいがゆえに、あれもこれもと詰め込みすぎるのがその理由。
旅に出る前から荷物がマックスだと、旅先で購入したお土産を入れるスペースがなく、飛行機を利用する場合は重量オーバーで追加料金が発生することも。今でこそ荷物のスリム化に成功している私も、かつては荷物が多い派でした。あれもこれもと詰め込みすぎて、追加料金が発生した苦い経験があります。
そんな私がたどり着いたのがスーツケースの「片面収納」です。旅に持っていくモノはスーツケースの片面に収めることを意識するだけで、意外と簡単に荷物を減らすことができますよ。
旅行中の服は着回しが基本
荷物をスーツケースの片面に収めるには、当然ながら荷物を減らす必要があります。その最たるものが衣類。衣類を減らすことができればスーツケースのパッキングは成功したも同然です。
毎日服を変えたいけれど、それではあっという間にスーツケースがパンパンに!でも、旅先だっておしゃれを楽しみたいですよね。そこで心がけたいのが服の着回しです。私の場合、10日程度の海外旅行なら、トップス、ボトムス共に3着でやりくりをします。
組み合わせを変えたり、ストールやカーディガンなどの羽織もの、スカーフや帽子、アクセサリーでコーデに変化をつけることで、パターンを増やすのがコツ。どんな組み合わせでも合わせやすいカラーやデザインを選びましょう。
旅先で洗濯をすればよりコンパクトに
毎日取り替える下着や靴下は、洗濯をすることで荷物を減らすことができます。ホテルの洗面所で手洗いをし、備え付けのハンガーなどを使って夜に干しておけば、朝には乾きます。また、コインランドリーを使うのもおすすめです。
現地調達も視野に入れよう
旅に出るときはお金とクレジットカードとスマホ、海外ならこれに加えてパスポートさえあればなんとかなります。でも、これはあくまで極論。例えばシャンプーやボディソープは国内であればホテルに備え付けがあるので、よほどこだわりがない限り、わざわざ小分けにして持参する必要はありません。
また、長期の海外旅行なら現地で購入する方法も。現地で購入できるものはあえて持っていかない。これを意識するだけでも行きの荷物を減らすことができます。
パッキングにおすすめの便利グッズ
荷物を減らすコツを押さえたところで、いよいよパッキングです。行きの荷物をスーツケースの片面に収めるためには“かさ”を減らすことが大切です。私が愛用する便利グッズを紹介します!
圧縮袋(ポーチ)

服の収納には、ロール状にまとめたり、ミルフィーユのように服を重ねてたたむ方法など多々ありますが、かさを減らすなら圧縮袋がおすすめ。衣類を入れ、くるくる巻いて空気を抜くことで、厚手のセーターも半分になります。
圧縮袋を使う際に気をつけたいのが服を入れすぎないこと。入れすぎると空気が十分に抜けないことがあるので、Tシャツなど薄手のものなら2~3枚、セーターやボトムスなど厚手のものは1着ずつ入れましょう。


また、空気を抜く手間がない圧縮ポーチもおすすめです。衣類を入れてジッパーを閉めるだけで圧縮されるスグレモノ。両面にポケットがあるので、用途に合わせて使い分けることができますよ。
無印良品の旅行グッズ
小分けボトル

旅行の便利グッズはさまざまあり、100均でも購入できますが、私のおすすめは無印良品の旅行グッズです。例えば小分けボトル。種類が豊富なので旅の日数に合わせて選ぶことができます。
ポーチ

ごちゃつきがちなスマホの充電器やコード類、モバイルバッテリーは1つにまとめて収納するのがセオリー。私はコンパクトにまとめられる無印良品の化粧ポーチを愛用しています。
S字フック

なんでも引っ掛けることができるS字フック。旅先でも大活躍することをご存知ですか?
例えば機内。手元に置いておきたいバッグを引っ掛けたりスマホの充電コードをくるくる巻いたりできます。また、海外でレストランや美術館のトイレを使用する場合、日本のように荷物をかけるフックがないことがほとんど。S字フックがあれば衛生的にも安心です。

おすすめは無印良品の「トラベルS字フック」。S字フックとしてはもちろん、キーリングとしても使うことができます。
Dr.Beckmannのトラベルウォッシュ

旅先で洗濯をする場合、洗剤を持参すると便利です。でも、旅行用に小分けされた粉洗剤は使い切れなかったり、液体洗剤を小分けボトルに入れて持っていくのは面倒。また、硬水が多い海外の水で洗うと、日本の洗濯洗剤では汚れが落ちなかったり、衣類が変色したりすることがあります。
おすすめは 軟水・硬水のどちらにも対応したDr.Beckmann(ドクターベックマン)のトラベルウォッシュです。ジェルタイプなので使い勝手が良く、濯ぎも簡単。携帯に便利なチューブタイプなのもポイントです。

また、手で洗うのが面倒だったり、水着やTシャツなど大物を洗いたいときは、ランドリーバッグがあると便利。水と洗剤を入れて上下に振って攪拌しながら汚れを落とします。手を汚さず洗うことができ、折りたたんで収納できるので、今や私の旅の必需本です。
ハンガーピンチ

下着や靴下を干す際は、ホテル備え付けのハンガーを使用しますが、洗濯バサミがあるともっと便利です。ハンガーに簡単に取り付けられるコンパクトな「ハンガーピンチ」があれば、下着から靴下、ハンカチと、一度にたくさん干すことができますよ。
ラゲッジスケール

国内線、国際線ともに、預け荷物と機内持ち込み荷物にはそれぞれサイズと重量に制限があります。特に帰国便はお土産で荷物が増えるため、重量オーバーになってしまうリスクが。コンパクトなラゲッジスケールをバッグに入れておけば、重量オーバーによる追加料金に怯えることなく買い物ができます。
スーツケースに隙間をつくらない方法

私が片面収納をおすすめするのは、スーツケースに隙間をつくらないことも大きな理由です。スーツケースに隙間があると、移動中に荷物が激しく動いてごちゃごちゃになったり、スーツケース内側の生地が破けたりすることもあります。隙間をつくらないためには、いくつかポイントがあります。
重いものを底側に入れる
スーツケースのパッキングは入れる順番も重要。重い物をスーツケースの底に、軽い物を上に入れることを覚えておきましょう。
例えば、底側に靴や衣類など、重いものを詰めていきます。ドライヤーやヘアアイロンなどがある場合はその上に。タオルやストールなどで包むと安心です。
新聞紙やタオルを緩衝材にする
それでも隙間が気になるときは、新聞紙や使い古しのタオルなどを緩衝材として使います。現地で捨てることができるので、帰りの荷物が増えても安心です。また、圧縮袋に入らないアウターを緩衝材として使うのもおすすめです。
スーツケースに入れてはいけないもの
飛行機に乗るとき、機内に持ち込む手荷物、搭乗前に預ける手荷物共に入れてはいけないものがあります。燃えやすいもの、有害物質などの危険物はもちろん、ふだんの生活で何気なく使っている物も危険物となることがあります。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは商品やバッテリー容量に関係なく、預け荷物に入れることはできません。必ず機内持ち込みの手荷物に入れるようにしましょう。機内に持込み可能なモバイルバッテリーは、ワット時定格量が160Wh以下の小型の製品に限定されています。製品本体にメーカー名と容量が明記されているタイプが安心です。
コードレスヘアアイロン
取り外しができないリチウムイオン電池が内蔵されているコードレスアイロンは、預け荷物、手荷物共に、飛行機に持ち込むことが一切できません。ヘアアイロンを持っていく場合はコンセント式を選びましょう。
機内持ち込みサイズのスーツケースパッキング術
さまざまな種類があるスーツケースは、機内に持ち込めるサイズもあります。国内線、国際線、航空会社によって規定が異なるので、飛行機を利用する際は必ず確認するようにしましょう。
機内に持ち込みできるスーツケースは一般的にSサイズと呼ばれるタイプです。預け荷物がないと、わざわざカウンターに行かなくてもスルーチェックインができたり、到着した空港で荷物を受け取る必要がないので、よりフットワークが軽くなるメリットがあります。また、バゲージロスのリスクもありません。

ただし、機内に持ち込むスーツケースは、預け荷物に比べてサイズや重量に制限があるだけでなく、中に入れる物も限定されます。
例えば、国際線に液体物を機内に持ち込む際は、1個の容量が100ml(g)以下の容器に入れ、その容器をジッパー付きの透明なプラスチック製の袋(容量1リットル以下。目安としては縦と横のサイズが足して40cm以内のもの)に入れる必要があります。
スキンケアはシートマスクが便利
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機内持ち込みサイズのスーツケースだけで旅をする場合、より持ち物を吟味する必要があります。なかでも注意すべきは液体物です。
長期の旅行の場合、小分けサイズのボトルでは足りなくなることが懸念されますが、持ち込める液体量には制限が…。そこでおすすめなのが「シートマスク」です。オールインワンでスキンケアができるシートマスクは、液体物にカウントされることはまずありません。砂漠並みに乾燥している機内。肌の保湿ケアにも重宝しますよ。
「もしかしたら使うかも」は、潔くあきらめる
機内に持ち込みができる小さなスーツケースやバックパックだけで旅をする場合、使うかどうかわからないモノを持っていくことは潔くあきらめましょう。例えばドライヤー。国内のホテルにはほぼ、ドライヤーが備え付けられています。また、海外でも備え付けているホテルが多く、ない場合はフロントで貸してもらえるはずです。
「もしかしたら使うかも」をあげていたらキリがありません。本当に必要なものだけを吟味していくうちに、どんどん荷物がスリムになっていくはずです。
旅は断然、スリムがいい
いくらキャリー付きのスーツケースとはいえ、荷物が多いと行動が制限されます。特に海外はエスカレーターやエレベーターが故障していることが多く、重いスーツケースを持って階段を登るなんてことは日常茶飯事。風情ある石畳も、スーツケースの車輪を破壊する威力があります。
荷物を少なくすることで、旅先での移動がしやすかったり、パッキングにかける時間を短縮することできます。身も心も身軽になって旅を楽しむなら、荷物は断然、スリムがいい。紹介したアッキング術や便利アイテムを参考に、軽やかな旅を楽しんでくださいね。
この記事で紹介した商品
【無印良品公式】ナイロンブック型ポーチ黒
【無印良品公式】ポリエチレン小分けボトルワンタッチキャップ・50mL
【無印良品 公式】トラベルS字フック黒
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