ゴムの木の剪定をすべきタイミングは〇〇!白い樹液に触れると…大変
最近ではおしゃれなインテリアとして飾られることも多いゴムの木をご存知ですか?
ゴムの木は比較的丈夫で育てやすく、品種が多いので好みに合わせて選べるのも人気の理由の1つ。
成長するゴムの木は、剪定が必要です。
剪定といっても初心者には元気な木のどこにハサミを入れればよいのか不安ですね。
今回は、ゴムの木の剪定方法と注意点をを解説していきます!
ゴムの木とは
ゴムの木はクワ科イチジク(フィカス)属に分類される植物です。
ゴムの木とは総称で、樹液からゴムを採取することができる樹木全般を指します。
インドから東南アジアが原産で、その品種は約800種もあるのです。
その中で、日本で観葉植物として親しまれているのは「インドゴムノキ」。
ゴムの木は大きく丸い葉が特徴的で、外側からは見えないところに花を咲かせるので、その花姿を見ることはできません。
自然に生息しているゴムの木は、高さがが40mほどになるものもありますが、鉢植えの観葉植物の場合は大きくならないので、心配いりませんよ。
剪定をして好みの高さをキープすることができます。
ゴムの木の剪定は必要?
成長するゴムの木はそのままにしておくとどんどん大きくなり見栄えもよくありませんね。
葉や枝が伸びてきたら剪定をして形を整えてあげましょう。
剪定をしないと葉が茂り、風通しが悪くなります。
風通しが悪くなると病害虫の原因に…。
また、葉が重なることで日光が全体に当たらず、成長に偏りが出てしまいます。
そうならないように、ゴムの木の成長に合わせた剪定が必要ですよ。枝や葉の数が減ることにより、根から吸い上げた栄養が、効率よくゴムの木全体にいきわたります。
・葉が密集してきた
・葉先が枯れている
・黄色い葉っぱがある
・病気の葉がある
・内向きに伸びている枝がある
・ゴムの木全体が大きくなりすぎている
このような状態になったら剪定をしましょう!
剪定の時期は?
ゴムの木の剪定に適した時期は、3月~6月、もしくは9月~10月ごろ。
とくに春先はゴムの木の成長期なので、葉や枝も伸びやすく新芽の形成をするのに最適な時期です。
真夏の暑い時期や、ゴムの木の休眠期の11月~2月に剪定をすると、株が弱ってしまうので注意が必要ですよ!
剪定後の切り口が湿ると病気や害虫の被害にあいやすくなります。湿度の高い雨の日は避けて剪定をしましょう。
晴れて乾燥した日がおすすめです。
ゴムの木の剪定方法
ゴムの木は1年でおおよそ15㎝ほど成長します。
自分がゴムの木をどのような姿にしたいか、成長していくことを考えてイメージしましょう。最終的な形がイメージできたら、剪定する箇所を決定します。
ゴムの木が枝分かれする方向なども意識すると成長後もきれいな形になりますよ。
全体を整える前に、傷んでいる葉や内側を向いている枝を切り落としてきます。
葉が重なり合う部分なども剪定し、風通しを良くしましょう。
切れ味の良い剪定ばさみで勢いよく切っていくことがポイントです!
剪定の際に注意したいのが「成長点」。
「成長点」とは幹や枝から少し飛び出ている部分です。
そこから新しい枝や葉が生えてくるため、成長点を剪定してしまうと、枝がうまく伸びず整形が上手くいかないことがあるため注意。
新芽や枝を出したい場所の成長点潰さないよう、少し上の部分を剪定するようにしましょう。
枝を増やしたい場合は、増やしたい場所を切ると切り口のすぐ下から新芽が出てきますよ。
剪定の注意点
白い樹液には触れないで!
ゴムの木は、剪定すると枝や葉の切り口から白い樹液が出てきますが、この白い樹液にはゴムの原材料であるラテックスという成分が含まれています。
直接肌に触れてしまうと肌が荒れたり、かぶれる恐れがあるので注意をしなければなりません。
また、樹液はベタベタとしていて乾燥すると固まって取りづらくなってしまいます。
剪定時は…
・軍手やゴム手袋を着用する
・長袖を着て作業をする
・衣服につかないようにエプロンをする
・床につかないように新聞紙を引いて作業を行う
・切り口から樹液が流れ出る場合はティッシュを当ててしばらく放置する(30分程度)
小さなお子様やペットを飼っているご家庭では、剪定時に近づかないように注意してくださいね。
清潔でよく切れる剪定ばさみを使う
切れ味悪い剪定ばさみを使ったり、ゆっくりはさみを入れてしまうと、ゴムの木の細胞をつぶして育ちが悪くなる場合があります。
切る場所を決めたら、剪定鋏で思い切ってカットしましょう。
また、不衛生なはさみを使用すると、切り口から雑菌が入り込み、病気の原因になります。
切り口は植物にとっても傷口のようなものです。
そのままでも植物の免疫と再生力で傷口はふさがっていきますが、切り口が大きい場合は「癒合剤」をつけましょう。
「癒合剤」は、植物の傷薬のようなもので、切り口を保護してくれます。
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まとめ
ゴムの木は初心者でも育てやすい植物です。
元気な木にはさみを入れることに不安に感じるかもしれませんが、ゴムの木はどんどん成長するので思いきって剪定しても大丈夫。
見栄えをよくするためだけでなく、病気や害虫を防ぐためにも定期的に剪定をしましょう。
剪定した後は日光にたっぷり当てると、新芽が出やすくなります。
日当たりの良い場所に置いてあげてくださいね。