
タンブラー乾燥とは?タンブル乾燥禁止マーク付きの衣類の見分け方や乾かし方を解説
タンブラー乾燥(タンブル乾燥)とは、コインランドリーの乾燥機や、家庭用のドラム式乾燥機を使っている方に注意してほしい乾燥方法。「間違って乾燥するとどうなる?」という疑問や、「タンブラー乾燥はお避け下さい」「タンブル乾燥禁止」の表示がある衣類の対処法を解説します。タンブラー乾燥について詳しくなって、お気にいりの服を長く着続けましょう!
目次
タンブラー乾燥(タンブル乾燥)って何?

タンブラー乾燥はタンブル乾燥とも言い、衣類を回転させながら熱風で乾燥する乾燥法のことを指します。コインランドリーの乾燥機や、家庭で使われるドラム式乾燥機などはタンブラー乾燥が使われています。
タンブラー乾燥のメリット
強い熱風を洗濯物に当てるので、普通に干すよりも短時間で乾かすことができるのがメリット。梅雨の時期や、洗濯物が大量にある家庭では、こまめに使うことで洗濯時間の時短につながるのもうれしいポイントです。
タンブラー乾燥のデメリット
強い熱風を回転させながら当て続けるので、衣類に大きな負担がかかりやすいのがデメリット。デリケートな服や大切な服を乾燥機で乾かす際は特に注意して使いましょう。
タンブラー乾燥ができる衣類とできない衣類の見分け方
大切な服を守るためにも、どの衣服に乾燥機を使っていいか確認することは必須です。タンブラー乾燥の洗濯表示やどんな衣服が乾かしやすいのか確認していきましょう。
タンブラー乾燥禁止マークをチェックする

タンブラー乾燥ができるかどうかチェックする簡単な方法は洗濯表示を確認すること。四角の中に丸が配置された乾燥機を模したマークが、タンブラー乾燥が可能かどうかを表しています。丸の中に×が描かれたものは、乾燥機禁止のマークですので、気をつけましょう。
ちなみに、真ん中の丸の個数は温度の上限を表しており、丸の中に点が2つのものは80度以下の高温でも乾燥可能、点が1つしかないものは、60度以下の低温であればタンブラー乾燥ができるマークです。
洗濯表示マークについては以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
あわせて読みたい:洗濯表示をイラスト付きで完全網羅!旧表示との違いや洗い方・漂白・乾燥などの確認方法
「タンブラー乾燥はお避け下さい」表示マークも確認する

タンブラー乾燥マークは2016年から新しく追加された洗濯表示なので、2016年以前の衣服には表示がありません。
その場合は「タンブラー乾燥は避けて下さい」あるいは「DO NOT TUMBLE DRY」といったような表示があるので、書かれた表記に従ってください。
乾燥に関する表記が何もない場合
基本的に型崩れや色落ちのおそれがあるものに、タンブラー乾燥を使うのは避けましょう。どんな服も全く傷まないわけではないので、大切な服や高価な服などは特に注意。
主にウールや綿、麻、革といったデリケート素材はタンブラー乾燥は控えた方がよいでしょう。
タンブラー乾燥ができない衣類の乾かし方

使えると便利なタンブラー乾燥ですが、使えない場合はどんな乾かし方をすればいいのでしょうか。
主に使える方法は自然乾燥と浴室乾燥の2つです!
自然乾燥
洗濯表示を確認してタンブラー乾燥ができないようであれば、天日干しや部屋干しが一般的です。梅雨の時期などは時間もかかりますが、大切な服を守るための時間と捉えましょう。
浴室乾燥
もしご家庭に浴室乾燥機能があれば積極的に使っていきましょう。浴室乾燥は時間をかけて乾燥させるので、服へのダメージも少なくできます。また、乾燥させると浴室のカビ防止にもつながるので一石二鳥です。
間違ってタンブル乾燥禁止の衣類を乾燥機にかけるとどうなる?

タンブラー乾燥が禁止されている服を、誤って乾燥させてしまうとどうなるのでしょう?乾燥が禁止されている服はそもそも傷みやすいので、以下のトラブルが起こるおそれがあります。
・型崩れ
・装飾の痛み
・着心地、触り心地を損なう
縮みや型崩れ、装飾の破損などが起こってしまうことがあります。シルクのような熱に弱い素材は特に縮みやすいため注意。乾燥機を使う前に必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。
タンブル乾燥してしまった衣類を復活させる方法

それでも「間違えて乾燥機能を使っちゃった!」なんて方もいるかも知れません。そこで、乾燥機の失敗で多い「型崩れ」と「縮み」が起きてしまった衣類の簡単な対処法について紹介します。
また型崩れを直す際も洗濯表示を確認のうえ行いましょう。
型崩れしてしまった衣類
お気に入りの一着も、だらしない印象を与えてしまう型崩れ。一刻も早く解決したいですよね。
そんな型崩れに効果的なアイテムは、スチームアイロンです。繊維を一度やわらかくして、伸ばしてあげましょう。
軽く濡らしてあげることで、効果がアップします。繊維をほぐしてあげることが重要です。
型崩れしてしまった部分に、やさしくアイロンをかけていきましょう。時間が経ってしまうとクセも強くなるので、気付いたらすぐ対処することがポイントです。
縮んでしまった衣類
ウールのようなデリケートな素材は編まれた衣類の方が隙間が多いので、濡れて乾いたときに縮みやすくなります。そこで、絡まりをほどいて伸ばしてあげることがポイント。手順を見ていきましょう。
「ジメチコン」が配合されたヘアトリートメントは、衣類の縮みを解消してくれることがあります。洗面器に縮んでしまった服がしっかり浸かる程度のぬるま湯を張り、ヘアトリートメントを少量溶かします。
縮んだ服を入れて、30秒程度つけ置きします。
時間になったら、服を取り出して軽く絞ります。
濡れた衣類をやさしく引っ張るように伸ばして平干しをして完了です。型崩れが起きないように強く引っ張りすぎないようにしてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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