エアコンのフィンを自分でお掃除!注意点や洗浄方法を解説
エアコンのフィン掃除について解説。エアコンクリーナーを使ったやり方や、掃除をする際の注意点などをまとめました。さらに、「エアコンのフィンとは?どの部分?」「自分で掃除できる?」「カビキラーやアルカリ電解水は使える?」「業者に依頼する場合との違いは?」など気になる疑問も解消します。
目次
エアコンのフィンとは?
エアコンの部品は、「フィン」「ファン」「フィルター」「ドレンパン」の大きく4つに分けられます。フィンはフィルターのすぐ奥にある薄い金属の板が縦に並んでいる部分で、空気の温度を変える役割を持っています。
汚れを放置するとどうなる?掃除頻度は?
・無駄な電力を消費して電気代が高くなる
・カビを含んだ風を吸い健康被害が起こる
・エアコンの寿命が縮む
エアコンのフィンはホコリが溜まりやすく、結露でカビが発生しやすい場所です。そのため、汚れを放っておくとカビだらけになり、上記のようなことにつながります。冷房と暖房を使用する前の年2回を目安に掃除を行いましょう。
エアコンのフィンは自分で掃除できる?
エアコンのフィンは自分で掃除ができます。しかし、やり方を間違えると発火や故障の原因になるため、エアコンメーカーは自分で洗浄することを推奨していません。
エアコンクリーナーは、エアコン内部の洗浄用として販売されていますが、こちらも各メーカーは非推奨です。
エアコンのフィンを自分で掃除したい場合には、正しい手順をよく確認して自己責任のもと行いましょう。心配な方はエアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンクリーナーの危険性について詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。
あわせて読みたい
エアコンのフィン掃除の方法
ここからは、エアコンのフィン掃除について解説します。誤ったやり方で洗浄すると火災や故障に繋がるので、正しい手順を守り自己責任のもと掃除を行いましょう。
エアコンのフィン掃除の基本の流れ
まずは、エアコンクリーナーを使った、基本の流れをエアコンの断面図を用いて解説します。
エアコンのフィン掃除のやり方
エアコンのフィン掃除の基本の流れを把握したら、フィンを実際に掃除していきましょう。ここからは、さらに詳しく掃除の手順を解説していきます。
・歯ブラシ、綿棒、つまようじ
・ゴム手袋
・ビニールシート
・エアコンクリーナー
洗浄液を使用するため、コンセントがつながっている状態だと感電する恐れがあります。必ずコンセントを抜くか、ブレーカーを落としましょう。
エアコンクリーナーは基本的にドレンパンに流れていきますが、洗浄液が下に垂れてくることもあります。洗浄液が垂れてきてもいいようにビニールシートを敷いておきましょう。
フィルターにホコリが多い場合は、取り外す前に掃除機でホコリを吸い取りましょう。取り外す際は無理矢理引っ張らないようにしてください。
ルーバーとは吹き出し口に見えている風向きを変えるパーツです。フィンを掃除しても、吹き出し口が汚れていては意味がないので、写真の手順で外して拭き上げましょう。
掃除機の先を小さいブラシのようなものに変えて、フィンのホコリを吸い取りましょう。細かい部分は、歯ブラシや綿棒などを使うのがおすすめです。
フィンは繊細なパーツなので、力をかけすぎると曲がることがあります。ホコリの取り方には注意しましょう。
窓を開けてから、エアコンクリーナーを吹きかけます。遠いところから吹きかけると洗剤が奥まで届かないので、約5cmの距離から吹きかけましょう。
汚れを流し切るため、スプレーは1本すべてを必ず使い切りましょう。
洗浄液が流れ落ちるのを待ちます。
外した部品を元通りに取り付けます。エアコン内部を乾かすために10分ほど送風運転をしたら掃除完了。カビの発生を防ぐためにしっかりと乾かすことが大切です。
エアコンのフィンを掃除する際の注意点
2. 電装部はしっかり養生する
3. 専用の洗浄剤を使う
4. フィンに強い力を加えない
5. エアコンクリーナーは使い切る
6. 掃除後はしっかりと乾かす
エアコンのフィンは注意して掃除をしないと故障や火災などの原因になることがあります。上記の6つの注意点を確認しておきましょう。
1. 洗浄前は電源を切る
エアコンのフィン掃除には洗浄液を使用するため、電源が入った状態だと感電する恐れがあります。必ずコンセントを抜くか、ブレーカーを落としてから掃除を行いましょう。
2. 電装部はしっかり養生する
電装部はエアコンの右側についていることが多く、さまざまな配線がつながっています。洗剤などの水気が付くと故障の原因になるので、必ずビニールのようなものを使ってカバーしましょう。
3. 専用の洗浄剤を使う
エアコンのフィンの汚れにはカビや油汚れが含まれているため、水洗いではほとんどキレイになりません。また、フィンはアルミでできていることが多いので、「カビキラー」やアルカリ電解水、アルコールなどの洗剤を使うとサビや腐食、発火の原因になります。必ず専用のクリーナーを使いましょう。
4. フィンに強い力を加えない
エアコンのフィンは、強い力を加えると曲がってしまうことがあります。フィンの曲がり直し用のコームブラシが販売されていますが、自分で上手に直すことは難しいです。大部分が曲がってしまうと動作不良に繋がることもあるので、掃除をする際は最低限の力でキレイにしましょう。
5. エアコンクリーナーは使い切る
エアコンクリーナーを使う場合は1本を使い切らないと、うまく排水ができずに汚れが残ることがあります。フィンは何度も掃除する機会はないので、しっかりと1本使い切りましょう。
6. 掃除後はしっかりと乾かす
掃除をした後に内部をしっかり乾かさないと、カビの原因に繋がります。掃除後は送風で10分ほど運転をして湿気をなくしましょう。
業者が行うエアコンクリーニングとの比較
自分でエアコンのフィン掃除をする場合と、業者にエアコンクリーニングを依頼する場合の違いを比較表でまとめました。
エアコンのフィン掃除を自分でするメリットは値段を安く抑えらえることですが、内部の掃除を自分で行うことはメーカーは推奨していません。自分で掃除をするのが不安な方や、内部の洗浄をよりしっかりと行いたい方は、業者に依頼をするのがおすすめです。
自分で行うエアコンのフィン掃除
業者が行うエアコンクリーニング
時間
30~40分
60~120分
値段
~1,000円
8,000円~
保証
なし
あり
掃除内容
洗浄クリーナーを使って掃除
分解して内部を高圧洗浄
※ 2024年現在、編集部調べ。
ユアマイスターのエアコンクリーニングの値段と口コミ
「あなた」と「プロ」をつなぐサービス「ユアマイスター」では、地域のエアコン掃除のプロを簡単に探すことができます。ユアマイスターでエアコンクリーニングを依頼するメリットは下記の通りです。
・早朝や深夜の作業はもちろん、女性のプロにも依頼できる
・万が一故障が発生したら最大5万円の保障がある※
※ ユアマイスター経由で予約をされた作業が原因で何らかの問題が発生した場合。保証期間はユアマイスターのマイページに記載された作業日から30日以内
クリーニング内容
エアコンクリーニングは基本的には養生→分解→洗浄の流れで進んでいきます。2分ほどでまとめた動画もあるので詳しくはこちらをチェックしてみてくださいね。
エアコンクリーニングの手順
料金と作業時間
エアコンクリーニングの料金と作業時間はこちらです。
料金
料金
通常タイプ
8,000~12,000円(税込)
お掃除機能付
13,000~17,000円(税込)
天井埋め込み型1方向
23,000~27,000円(税込)
天井埋め込み型2方向
25,000~29,000円(税込)
天井埋め込み型4方向
24,000~28,000円(税込)
天井吊り型
23,000~27,000円(税込)
作業時間
作業時間
壁掛型 通常タイプ
約1~2時間
壁掛型 お掃除機能付き
約2~3時間
天井型
約3~3.5時間
※ 2024年現在、編集部調べ。
口コミ
ユアマイスターでは、お子さんやペットがいるご家庭など、個人の希望にあったプロに頼むことができます。気になった方はぜひこちらからエアコンクリーニングをプロにお願いしてみてくださいね。
詳しくはこちら
エアコンのフィン掃除に関するQ&A
エアコンのフィン掃除に関する疑問をまとめました。
Q1. エアコンのフィンとはどこの部分?自分で外せる?
A1. フィルターのすぐ奥にある部分です、自分で外すことはできません。
フィンはフィルターのすぐ奥にある部分で、薄い金属の板が縦にたくさん並んでいるのが特徴です。自分で外すことはできないので、掃除をする際はそのまま行います。
Q2.エアコンのフィンの掃除にカビキラーは使える?
A2. 使うことはできません、サビや腐食の原因となります。
カビの取り方で浮かぶのがカビキラーを使った掃除方法ですが、エアコンのフィンには使えません。フィンはアルミでできていることが多いため、サビや腐食の原因になります。同様の理由でアルカリ電解水やアルコールなども使うことができません。自分で掃除をしたい場合は必ず専用のクリーナーを使いましょう。
Q3. エアコンのフィンは水洗いでキレイになる?
A3.カビや油汚れが含まれているので、ほとんど汚れを落とすことができません。
エアコンのフィンの汚れには、カビや油汚れが含まれています。そのため水洗いではほとんどキレイにすることができません。自分で掃除をしたい場合は、専用のクリーナーを使って掃除するのがおすすめです。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。