富士通のエアコン、掃除が必要なのは3箇所!お手入れ方法をチェック
お部屋に風を送るエアコンは定期的な掃除が必要です。フィルターにゴミが詰まると電気効率も悪くなり、内部にホコリがたまるとカビの原因にもなります。最近はエアコンが進化をして自動掃除機能が備わった機種が増えていますが、実は世界で初めて「フィルター自動掃除機能」を搭載したのは富士通です。今回は、フィルター自動掃除の先駆者である富士通のエアコンのお掃除機能と自宅でのお手入れ方法を解説します。
富士通エアコンのお掃除機能のポイント
富士通は2003年にフィルター自動清掃機能を搭載したモデルを発表しました。家庭で掃除をするのが当たり前だったフィルターを自動で掃除してくれるとても画期的なシステムでした。
現在はさらに進化をして「エアコン内部をきれいにする」機能が充実しています。
フィルター自動おそうじ
エアフィルターに付いたホコリを自動的に清掃します。ホコリはダストボックスの中に収納され、そのホコリは定期的に捨てるだけ。運転の効率を良くし、節電効果も期待できます。
ホコリの収納はダストボックス方式で、着脱しやすく水洗いできますよ。
ハイドロフィリック熱交換器
エアコン内部の熱交換器に抗菌・防カビコーティングを施し、エアコン本体の除菌力を高めました。コーティングによりホコリや細菌と熱交換器の間に隙間ができ、汚れが落としやすくなります。
熱交換器加熱除菌
熱交換器加熱除菌は富士通独自の熱交換器除菌機能です。カビが発生しやすい熱交換器を冷房時と除湿時に出てくる結露水で汚れを洗い流します。
富士通のエアコンでは熱交換器を結露水で洗い流したあとさらに、熱交換器を55℃以上に加熱し、湿熱効果で除菌を行います。結露水だけでは流しきれなかったカビ菌や細菌を加熱除菌できます。
また、最新の機種ではAIが学習して、起床時や帰宅時を予測。室内に人が戻ってくる予測時間と気象情報を組み合わせ、最適な運転開始時刻をタイマー提案する機能も搭載しエアコンが自動的に除菌洗浄行います。
内部クリーン
エアコン内部の水分を乾燥運転で取り除き、カビ菌などの繁殖を防ぎます。
プラズマ空清
微粒子をプラズマイオンでプラスに帯電させ、マイナスの電極板で磁石のように吸着する電気集じん方式で空気中のホコリや花粉、カビ菌、ウィルスなどを強力に吸着します。
抗菌・防カビコーティング送風ファン
室内に風を送りだすセンターファンに抗菌・防カビコーティングし、カビや雑菌の繁殖を防ぎます。
家庭で必要な掃除
エアコン内部はお掃除機能により衛生的に保たれるようになりましたが、やはり家庭でのお手入れも必要です。
ダストボックス・エアフィルターのお掃除
ダストボックスに溜まるホコリを定期的に捨て、エアフィルターのお手入れをしましょう。ダストボックスの汚れが気になる場合は水洗いします。エアフィルターは自動掃除されていますが、定期的にチェックし気になる汚れがある場合は水洗いをしてください。
お手入れ方法
・柔らかい布で汚れを拭き取る
※汚れが気になる場合は水かぬるま湯を含ませた柔らかい布でふいたあとしっかりと乾拭きします
・電源プラグを差し込む
プラズマ空清ユニット
プラズマ空清ユニットを取り外して水洗いします。
お手入れ方法
※汚れがひどいときは薄めたキッチン用中性洗剤を入れたぬるま湯でつけ置きます
・流水で十分すすぐ
・日陰でよく乾かす
エアフィルター (自動おそうじ機能の無いエアコンの場合)
2週間に1度のエアフィルターのお掃除をしましょう。
お手入れ方法
・ホコリを掃除機で表面→裏面の順に吸い取る
・水洗いする
・日陰でよく乾かす
・エアフィルターをエアコンに取り付ける
富士通のエアコンクリーニング(有料)を依頼する
エアコンから異臭がしたり、カビが発生した場合は富士通の「点検クリーニング」サービスに依頼をしましょう。
お預かり分解洗浄
富士通では室内機を預けて分解清掃、高圧洗浄を行います。家庭内ではできない熱交換器の裏側やドレンパンなど徹底的な洗浄ができます。預かり日数は 7~10日間程度のようです。
高圧洗浄
フィルター自動清掃機能なしのエアコンは、設置したままでの高圧洗浄も行っています。現地で、壁掛けのまま高圧洗浄を行います。
※熱交換器の裏側やドレンパン等までは洗浄できません。
まとめ
富士通のエアコンはフィルター自動洗浄をはじめ熱交換器加熱除菌などエアコン内部まできれいに保たれる機能が備わっています。ホコリが常に取り除かれてやカビなどの菌が除去されていることで、室内の空気も常にきれいに保たれますね。家庭でのお掃除の頻度は少なくなりますが、ダストボックスのゴミ捨てや、定期的なメンテナンスは行いましょう。
エアコン本体がきれいであることは、冷暖房の効率を良くすることができ、電気代の節約にもつながりますよ。
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