
冷蔵庫が熱いのは故障じゃない!?使い方を見直して防ぐ方法を解説
冷蔵庫を触ってみたらなんだか熱い!もしかして、故障!?冷蔵庫ってひんやりしたイメージがありますから、余計驚いてしまいますよね。でも、冷蔵庫の外側が熱くなるのは、故障ではなく、当たり前のことなのです。ではなぜ熱くなるのでしょうか?今回は、冷蔵庫が熱くなる原因はもちろん、対策もまとめましたよ!
冷蔵庫が熱いのは仕組みのせい
冷蔵庫が熱くなるのは、実は冷蔵庫の仕組みそのものに原因があります。
冷蔵庫の中がひんやりしているのは、庫内の熱を外に放出しているから。その放出された熱が、冷蔵庫を熱くしてしまうのです。
冷蔵庫が放熱するやり方は、インナーコンデンサー方式と言われます。本体の前面と側面に放熱するパイプが張り巡らされていて、本体の表面から熱を放出するのです。
冷蔵庫の側面や前面は、放熱によって、周囲の温度より15~20℃ほど高くなりあります。夏の気温が30℃ぐらいとすると、冷蔵庫の外側はそれ以上になることもある!?そんなに熱かったら故障かと思ってしまいそうですが、そんなことはないのですね。
冷蔵庫が熱くなりやすいケースは2通り
冷蔵庫が熱くなるのは当たり前のこと。でも、熱くなりすぎるのは当たり前ではありません。冷蔵庫が熱くなりやすいのは、2つの場合があります。
・設置直後の場合
冷蔵庫は、庫内を冷やそうと頑張っているときに、熱くなりやすいです。冷蔵庫を設置した直後は、室温から設定温度まで庫内を冷やそうとするので、たっぷり放熱されます。そして、冷蔵庫の側面や前面が熱くなってしまう、というわけです。
・季節が夏の場合
冷蔵庫の周りの温度が高い場合も、冷蔵庫が熱くなりやすいです。熱を放出するには、周囲の温度より高くなければなりません。そのため、夏の方が冷蔵庫の側面の温度は高くなるのです。
こういった場合に冷蔵庫が熱くなってしまうのは、仕方がないのです。どちらも当てはまらないけど、冷蔵庫が熱いというときは、使い方が間違っているのかもしれません。続いて、冷蔵庫の使い方について解説します!
冷蔵庫が熱いときに見直すべき使い方
冷蔵庫の使い方によって、熱くなってしまう場合があります。そんなときは、使い方を見直すことで冷蔵庫が熱くなるのを防げるのです。要注意な使い方は、
・冷蔵庫の周りに隙間がない
・食品を大量に入れている
・ドアの頻繁に開け閉めしている
の4つ。
熱くなりやすいところに置いている
例えば、直射日光が当たる、ガスコンロの近くなど、キッチンの中でも熱くなりやすいところは要注意です。熱くなりやすいところに冷蔵庫を置くと、冷蔵庫が温められ、熱くなってしまうのです。
冷蔵庫が熱を放出しようとしているのに、逆に冷蔵庫が温められてしまうのです。効率が悪いですし、そりゃ冷蔵庫も熱くなりますよね…。
対策:冷蔵庫が熱くなるのを防ぐために
直射日光が当たらないところ、ガスコンロから遠いところに置くのが◎です。オーブントースターや炊飯器からも、できれば遠くにおきましょう。お家の設計によっては難しい場合もあるかもしれませんが、ぜひ意識してみてください。
冷蔵庫の周りに隙間がない
冷蔵庫の周りにちゃんと隙間をつくっていますか?必要なスペースは冷蔵庫によってさまざまなので、ぜひ説明書を確認してみてください。冷蔵庫の周りにスペースがないと、冷蔵庫がうまく放熱できないのです。すると、冷蔵庫の側面の温度が高くなる、ということです。
対策:冷蔵庫が熱くなるのを防ぐために
冷蔵庫の横や後ろ、そして上にはしっかりスペースをとりましょう。ちょっと広めにとっておくと、より放熱されやすくなるようです。
食品を大量に入れている
冷蔵庫に、どれぐらいの食品を詰めていますか?冷蔵庫の扉が閉まらないぐらいに詰め込んでいる、なんて方はレッドカードです。
食品を大量にいれていると、冷気が庫内を循環しづらくなります。つまり、庫内が冷えづらくなり、冷蔵庫はフル稼働することになるのです。それが冷蔵庫の側面がとっても熱くなる原因に。
対策:冷蔵庫が熱くなるのを防ぐために
しまう食品の量は冷蔵庫の7割ぐらいに収めましょう。隙間があることで、冷気が循環しやすくなり、効率よく庫内が冷やされます。
ドアの頻繁に開け閉めしている
冷蔵庫のドアを頻繁に開けたり閉めたりするのは、よくありません。
ドアを開けると、室内の空気が一気に冷蔵庫に流れ込んで、庫内を温めてしまいます。温度が上昇した庫内を再び冷やすために、冷蔵庫は健気に頑張ります。そのために、冷蔵庫の側面の温度が高くなるのです。
対策:冷蔵庫が熱くなるのを防ぐために
ドアの開け閉めは、素早く・少なくしましょう。冷蔵庫も熱くなりにくくなりますし、電気代も抑えられて、エコにもなります。ぜひ意識してみてくださいね。
冷蔵庫の中が冷えないときは?
冷蔵庫が熱いことと、冷蔵庫の中が冷えないことには、あまり関係がないようにも思えるかもしれません。でも実は、どちらの解決策もほとんど一緒。
まずは、冷蔵庫が熱くなるのを予防するための4つのことを試してみてください!これで、冷蔵庫がまた冷えるようになることも多いはず。
冷蔵庫に霜がついているときには、霜取りをするようにしましょう。冷蔵庫の使い方を見直しても、霜を取っても、やっぱり冷蔵庫が冷えないという場合には、もしかしたら冷蔵庫の寿命かもしれません。買い換えることも考えてみてくださいね。
まとめ
冷蔵庫が熱いのは故障ではありませんが、もしかしたら使い方が悪いからかもしれません。そんなときは、ぜひ使い方を見直してみてください。冷蔵庫が熱いときにできる対処法は、冷蔵庫が冷えないときにも効果があります。たった4つですから、ぜひ覚えておきましょう♪
冷蔵庫が熱すぎて、さすがにこれは故障では?というときは、メーカーさんに相談するのが良いでしょう。
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