電球の交換をする際のチェックポイントまとめ。E26?lm?って何
電球を変えたいとき、お店に行ってもたくさんの電球があり迷ってしまいますね。
電球を選ぶポイントはサイズや明るさの他に、最近ではLED電球など選択もあります。
新しい電球を買う時の注意点や、LED電球への交換方法、自分で電球交換する方法について紹介します!
電球の種類を選ぼう
電球の種類は大きく分けて3種類、「白熱電球」「蛍光球」「LED電球」があります。
それぞれのメリットデメリットがあるので、その場所にあった電球を選びましょう。
白熱電球(白熱球)
白熱電球は、一昔前には主流であった電球で、フィラメント電球とも呼ばれています。
オレンジ色の暖色が特徴です。
白熱電球のメリット
・電球本体の価格が安い
・暖かみのある光は白熱電球だけが持つ特有の光
・白熱電球は調光機能(スイッチやつまみで光の強さを調節する機能)に対応
白熱電球のデメリット
・消費電力が高いため、ランニングコストがかかりる
・寿命が短く、電球交換の手間がかかる
蛍光球
白熱電球のあとに開発されたのが蛍光球です。
蛍光球のメリット
・白熱電球に比べ消費電力を約1/4に抑えることができ、寿命も約6倍ほど
・初期投資費用がLEDほどかからない
・光の色の種類がある
蛍光球のデメリット
・スイッチを入れてから100パーセントの明るさになるまで時間がかかる
LED電球
3つの電球のなかで一番長寿命で、消費電力も少ない新世代の電球です。
環境問題の観点ではLED電球が推奨されています。
LED電球のメリット
・消費電力が低く電気代を抑えることができる
・寿命が長く交換の手間が少ない
・光の色の種類がある
・電球自体が熱くならない
LED電球のデメリット
・導入コストが高額
・光が拡散しづらい仕組みになっている
※光が拡散できるLED電球も開発されていますが、白熱電球のような広がりには劣る部分があります。
LED電球のタイプ
LEDは光の広がり方により種類があります。
全方向に光が広がる白熱電球に近い光の広がるタイプ。
全体の明るさが必要なビング・ダイニングのダウンライトにおすすめです。
準全般配光
下方向に光が広がるタイプ。
ポイントで光を照らしたい廊下・トイレ・洗面所などのダウンライトおすすめです。
集光タイプ
下方向に光が集まるタイプ。
手元や足元の明るさが必要な玄関・階段・トイレ・廊下などにおすすめです。
LED電球は十分に放熱できない環境で使用すると、故障や短寿命につながります。
浴室や玄関灯などプラスチックカバーで覆われた照明器具などに使用する場合は、密閉型器具に対応したLED電球を選びましょう。
調光機能に対応しているLED電球と対応していないLED電球があります。
非対応のLED電球を取り付けてしまうと、故障する恐れがあるので注意が必要です。
電球の口金(くちがね)を確認
電球の口金とは、電球の根元の金属のスクリューネジ部分のことです。
口金のサイズは専門的なものを含めるとたくさんの種類がありますが、一般家庭用の照明器具に使われているのは数種類です。
・E26…家庭で一般的に使われているサイズ
・E17…シャンデリア球などに使われているサイズ
・E11…ハロゲンライトやスポットライトなどに使われているサイズ
・E14…海外規格の口金で、輸入物のシャンデリア、スタンドなどに使われているサイズ
・E12…ナツメ球(常夜灯)サイズ
26や17などの数字は口金の直径を表しています。
今使っている電球の口金サイズが分からない場合は、直径を測ると知ることができます。
その他にネジ式・ピン式など特殊な口金もあるので確認をしてください。
白熱電球は明るさは「W数」を確認
白熱電球の明るさはW数は2桁の数字とWで表され「20W」「40W」「60W」などと表記されています。
「20W」より「60W」の電球の方が、消費電力が大きいため明るくなります。
白熱電球は照明器具ごとに、取り付けできるW数の上限が決まっいて、100Wまで対応の照明器具に60Wや40Wの電球を取り付けることはできますが、最大60Wまで対応の照明器具に100Wの白熱電球を取り付けすることはできません。
LED電球の明るさは「lm(ルーメン)」を確認
lm(ルーメン)とは、LED照明の明るさの単位のことです。
LED電球も以前は明るさを「〇〇W相当」と表記されていましたが、W数は白熱電球の消費電力を表す数値なので、現在は「lm(ルーメン)」で表します。
白熱電球のWに相当するlmはパッケージに表示されているので、購入時や白熱電球からLED電球に切り替えるときに参考にしてください。
電球の交換方法
電球を交換する際には、必ず電源を切り、さらにブレーカーも落として作業をしましょう。
通電した状態で電球を交換すると漏電や感電の危険性があります。
外し方は照明器具の形状によりますが、回転式、ボタン式などがあるので器具に合わせて外しましょう。
電球を左に回し、電球を外します。
電気を取り外す際には、念のために軍手や絶縁手袋などをつけて作業しましょう。
電球を右に回し電球を取り付けます。
きちんと締め付けておかないと電球と照明が離れ漏電の危険性があります。
電球を締める際にはきつく締めすぎず、反対に緩くならないように自然と止まる場所を見つけましょう。
カバーを戻し電源を入れて、点灯するかをチェックします。
点灯しなかった場合は、電球がしっかり締めつけられているかを再確認しましょう。
また、照明器具が故障している可能性もあります。
まとめ
電球を交換するときは電球の種類、口金、明るさを考えて選ぶことがポイントです。
白熱電球からLED電球切り替える際は現在のW数の明るさに対応するlmの電球を選びましょう。
電球の交換は高所の作業になることもあるので注意をして作業を行ってください。