排水溝のゴミ受け掃除は、ビニール袋に入れてつけ置きが楽ちんかも♪
お掃除の中でもちょっと嫌なのが排水溝回りの掃除ではないでしょうか?
毎日掃除をしていても汚れてしまいますよね。
ヌメリがあると掃除のテンションも下がってしまいます。
特に「ゴミ受け」は汚れがたまりがちな部分です。でも、汚れの原因や種類を把握しておくと効果的に掃除をすることができますよ!
排水溝のゴミ受けの役割
排水溝の「ゴミ受け」とは、排水溝の下にあるカゴ状の受け皿のことです。
水栓カゴ、排水溝バスケットなどとも呼ばれています。
キッチンでは生ゴミや食用油などの汚れが出ます。
汚れをそのまま排水管に流すと詰まりの原因に…。
ゴミ受けは排水管に流れる汚れを受け止め、排水管の詰まりを防ぐ役割をしています。
ゴミ受けに汚れが溜まると、ゴミ受け自体が詰まってしまったり、排水管に汚れを流出させてしまったりすることとなります。
ゴミ受けの汚れの原因ってなに?
原因その1「ヌメリ」
ゴミ受けで気になる汚れというと「ヌメリ」ではないでしょうか。
ヌメリの原因はズバリ、「雑菌」です。
食べ物から出る生ゴミや油…キッチンのゴミ受けや排水溝には雑菌やカビの栄養となる養分がふんだんにあります。
それに加えてキッチンの排水溝回りは常に湿っているので、雑菌が繁殖するに絶好のポイントなのです。
原因その2「油汚れ」
気づいたら溜まっているのが「油汚れ」。
油は使っているときは液体ですが、冷えて固まるとギトギトした汚れとなります。
また油汚れは他の汚れも付着させてさらに汚れを増大させていきます。
原因その3「黒カビ」
汚れに付着して繁殖するのが「黒カビ」です。
湿っている排水溝回りは絶好の黒カビ繁殖のポイントとなります。
黒カビは発生すると悪臭も漂わせてしまいます。
黒カビは繁殖すると根が深くなかなか落としづらい汚れとなるので、早めの対処が必要です。
ゴミ受けと排水溝の掃除方法
ゴミ受けを掃除のときには排水溝もセットで掃除をしていきましょう!
ゴミ受けを洗剤で漬け込んでいる間に排水溝の掃除をするとスムーズです。
洗剤は汚れにより使い分けていきましょう。
排水溝回りの汚れに適した洗剤
重曹とクエン酸
ヌメリには、汚れを分解してくれる重曹を使うと落としやすくなります。
自然由来の製品なので、キッチンでも安心して使用できます。
しつこい汚れには、重曹にクエン酸を混ぜてさらに効果をアップさせましょう。
重曹に水とクエン酸を混ぜると炭酸の泡が発生し、汚れを浮かせて落とすことができます。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、酸素の泡の力で汚れを分解して落としていきます。
キッチンの油汚れや食べ物の汚れに効果的。
刺激臭も少ないので、塩素系に比べて使いやすい洗剤です。
使用するときには40~60℃のお湯を合わせて使うと酸素が活性化されて効果が高くなります。ヌメリやカビなどしつこい汚れの場合は高めの温度で使用しましょう。
洗浄だけでなく、漂白・除菌・消臭効果もあるので、こまめに酸素系漂白剤を使うことで雑菌やカビの予防にもなりますよ。
皮膚につくと手荒れなどが起こる可能性があるため、使用時はゴム手袋を着用しましょう。
ステンレス以外の金属製品に使うとサビや変色が発生する可能性があるため、使用できません。
温度が高すぎると効果が落ちてしまうため、60℃以下で使用しましょう。
塩素系洗剤
塩素系洗剤は、酸素系漂白剤よりも強力な洗浄力を持った洗剤です。
しつこくこびりついた汚れを分解し、カビや雑菌を除菌・漂白したいときに適しています。
刺激が強いため、取り扱いには注意が必要です。
使用時は換気をし、ゴム手袋やマスクを着用しましょう。
有害な塩素ガスが発生するおそれがあるので、酸性洗剤やクエン酸など酸性のものと混ざらないように気を付けましょう。
排水溝回りをきれいに保つための対策
ヌメリ対策
ヌメリの原因は雑菌です。
できるだけ、汚れを溜めないことが大切です。ゴミ受けの汚れは溜めないようにしましょう!
油汚れ対策
油汚れは排水溝には流さず、キッチンペーパや新聞紙で吸い取るなどして捨てましょう。
しかし、キッチンではどうしても食べ物から油汚れは出てしまいます。
キッチン掃除の際に高温のお湯を流しておくと油汚れを防ぐことができますよ。
黒カビ対策
黒カビは汚れに付着して繁殖します。
汚れや、ヌメリを発生させないように、ゴミ受けをきれいに保ち雑菌をよせ付けないことが大切です。
雑菌対策
ヌメリやカビの原因となる雑菌は、熱に弱い特徴があります。
60℃のお湯をかけるだけで減らすことができます。
毎日のキッチン掃除の後に60℃のお湯をかけることを習慣にすることもおすすめ。
こまめに除菌スプレーを噴射することも効果的です。
まとめ
毎日使うキッチンの排水溝回りは汚れやすく、時間がたつと掃除も大変な作業が必要になってしまいます。
でも、適切なお手入れ方法が分かっていれば、日々の掃除は大変ではありません。
キッチンでは汚れをためずに毎日のこまめな掃除を習慣にし、清潔に保ちたいですね!