
アコギとエレキに使える!演奏性がアップするギターカポ10選!
ギターをはじめたばかりの人はもちろん、上級者の域に達した人も使っているカポタスト。まだ使ったことがなく、これから使ってみたいと思っている人も多いはず。
しかし何を基準にして選んでいいのか? どんな物があるのか? 気になることもあるでしょう。
そこで今回は、エレキやアコースティックギターをたしなむ人へ向けて、カポタストの選び方、そしておすすめのカポタストを10つご紹介します。
目次
ギターカポタストを選ぶ3つのポイント
持っているギターの種類に応じてセレクトする!
指の代わりに弦を抑えて、押さえるコード数を減らしたり、開放弦の音高を変えたい時に便利なカポタスト。
定番のバネ式やレバー式から、ネジ式やベルトゴム式など種類もいろいろとあるため、どんなものを選べばいいのか? 迷ってしまいますよね。
カポタスト選びのポイントとなるのは、アコースティック、エレキ、クラシックと各ギター用が販売されている点。そのため、購入する際は持っているギターの種類により選ぶべきです。
またネックの太さやUネック、Vネックといった形状の違いにも影響を受けるため、この点もきちんと確認しておきましょう。
練習、LIVEなど、演奏シーンを考える
カポタストを使う場面は練習なのか? それともLIVEなのか? 演奏シーンの違いによっても、選ぶべきカポタストが変わります。これはギターへの装着難易度がカポタストにより違うためだと言えるでしょう。
取り外しや微調整がしやすいカポタストは、LIVEなどで複数の曲を演奏する際に向いています。反対に取り外しがめんどうなカポタストは、1曲のみを練習する際に向いています。
なおギターを何本か所有しており、カポタストを使いまわす場合には、ベルトゴム式が便利なのでおすすめです。
気分転換にいいかも。ちょっと変わったセレクトを!
ギターのカポタストには特殊タイプや変則タイプと呼ばれる変わった形状のものや見た目ではどう使うのか分からないものまであります。
たとえばギターの指版上をゴロゴロと転がるローラータイプのカポタスト。押さえたい位置でローラーを止めて弦を固定して使います。動かすことが楽な点が魅力です。
1弦1弦をバラバラに押さえるタイプもあります。こちらは普段とは違う音色が楽しめ、弾き心地が変わるため、普段は定番のカポタストをお使いなら、ちょっとした気分転換になるかもしれませんよ。
つけ外し簡単!バネ式タイプのギターカポタスト4選
まずは誰でも簡単に使えるバネ式のカポタストを4つご紹介します。ワンタッチでつけ外し可能なので、使いたい時にすぐ使える便利なカポタストですよ!
O.M.C TOKYO ギターカポタスト ワンタッチバネ式
用途を問わず、クラシック用からエレキ、アコーステックギター、ウクレレにまで対応したマルチなバネ式カポタスト。ワンタッチで取り付け簡単な設計です。初めてカポタストを使用する人にも、ベテランのカポタストマスターにもおすすめ。
ワンタッチ取り付けが可能だからこそ、演奏しながら動かすこともできます。また強いバネを採用していることにより、ギターの弦をしっかりと固定。ゴム製フレットパットで安心です。
実際に使ってみた感想をお聞きしました。

ギターの弦をしっかりと押さえられることは当然として、その上で弦を優しく守るゴム製のフレットパッドが魅力的ですね。初心者の人にも安心して使えるカポタストです。
JAZ ギターカポタスト ピック、ピックホルダー付
ウッドカラーの本体が味わいの深さを感じさせる軽量なバネ式カポタストです。ギター初心者はもちろん、中級者、上級者と腕前を選ばない使いやすさも魅力のひとつ。エレキやアコギ、クラシックやフォーク、ウクレレと幅広い用途でお使いいただけます。
ギター弦や指板をしっかりとホールドするゴム製フレットパッドを採用。シンプルな仕様で安定した音色の開放弦が楽しめる逸品。なお6枚のピックとピックホルダーもセットになっています!
どんなところに魅力を感じましたか?

木目調の暖かさが魅力的なようですね。また付属のピックもカラフルで使いたくなります。
カイザー(Kyser) ホワイトカポタスト KG6W
カイザー社製のエレキギター、アコースティックギターに専用の見た目が美しいバネ式のカポタストです。ワンタッチで取り付け、取り外しができます。アマチュアからプロまで幅広く人たちに人気。
定番のゴム製フレットパッドは弦や指板、ネックを優しく守り、安定したホールドが可能。軽量で丈夫なアルミ製で、世界中のギター弾きに愛される伝統のカイザークイックチェンジカポタストになります。
使ってみた印象を聞いてみましょう!

デザインがとても美しいですよね。カポタストはギターに装着して使いものですから、見た目の印象がよいのは大きな魅力だと思います。さすが、世界中のミュージシャンから支持されているブランドですね。
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Phoenix ワンタッチ ギター カポ タスト
まずなんといってもおすすめのポイントは、メタリックゴールドがとってもかっこいい、その見た目。亜鉛合金製ということもあり、耐久性も安心。壊れにくいバネ式カポタストになっています。
ワンタッチで取り付けられるシンプルな設計のため、使い心地は抜群。エレキ、アコギ、フォークに使用可能です。
実際に使ってみた感想は?

カポタストにも注目を集めたい!という方にはぴったりですね。ファイバークロスもついてくるのは、お得感があります。
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簡単には緩まない。ねじ式タイプのギターカポタスト3選
ネジ式タイプのカポタストは一度固定したら緩みにくく、しっかりとギターの弦をホールドしてくれます。そのため、ビビリが少なくなりキーが安定します。
そんな頼もしいネジ式カポタストのおすすめを3つご紹介します。
シャブ(SHUBB) カポタスト C-3N
一度固定したら緩みにくネジ式のカポタストです。エレキギター、そしてアコースティックギター兼用。1980年からおよそ40年。今では世界中で愛用されています。
独特のデザインとロック機構は、一度でも使ったら忘れられない人が多く、次々にファンを増やし続けています。フレットパッドには特製ゴムを採用して、指先のような弾力性があり柔らかなホールドを実現します。
どんなきっかけで使い始めましたか?

初心者でも使えるネジ式のカポタストのようですね。安定したホールド力が期待できそうです。
プラネットウェーブス(Planet Waves) カポタスト PW-CP-07
ニューヨーク発ギターストラップのメーカープラネットウェーブス社製のネジ式カポタストです。こちら安心の国内正規品。しっかりとホールドするネジ式でありながら、片手で操作できるのが魅力です。
本体は高品質のアルミ製。軽量でギターに負荷をかけることも少なく、壊れにくい仕様となっています。シンプルな見た目をそのまま使いやすさに投影したカポタストになります。
どんなところに魅力を感じますか?

こちらはシンプルな構造でネジ式ながらも操作性のよさが魅力です。軽すぎると感じるのは人によって好みが分かれそうですね。使い勝手のよいネジ式カポタストをお探しならおすすめできそうです。
ヤマハ(Yamaha) カポタスト CP-200
日本が誇る有名楽器メーカーが手掛けるフォークギター用のネジ式(スクリュー式)のカポタストです。ギターのアクセサリーとして絵になるような可愛らしい作りが魅力的。
カポタストの由来でもある鍵にも見える形状で、ギター弦を強い力で押し付けて音色に変化を加えます。なおカポタストを装着したまま、フォークギターを収納しないように注意しましょう。
購入したポイントはどんなところですか?

カポタストも購入のきっかけはレビューというパターンは多いのかもしれません。アコースティックギターでも使えるのは嬉しいですね! また交換用ゴム付きなのもポイントだといえるでしょう。
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おもしろい!ちょっと変わったタイプのギターカポタスト3選
探せばギターカポタストにだって、個性的で光るものがあるものです。そこで続いては、変わり種カポタストを3つ厳選してお届けします。
Mugig ワンタッチ式 鮫形カポタスト 亜鉛合金製
面白みのあるサメ形のバネ式カポタスト。一見すると使いにくそうですが、片手で素早く装着可能です。1弦から6弦までしっかり全部押さえられる力強く安定したホールドが自慢。ビビりの発生を抑制し、音程のズレを防ぎます。
変わり種バネ式カポタストですが、エレキギター、アコースティックギター、クラシックギターと幅広くマルチに使用可能。ギター初心者から上級者まで納得の使い心地を提供するカポタストです。
重そうですけど、女性にもおすすめできますか?

ワンタッチで着脱ができるバネ式ですが、バネが強力そうですね。また重さもあるとのこと。その分、しっかりと固定してくれるようですし、デザインを優先する女性の人にはおすすめします。
Greg Bennett ギター・ザ・ローリング・カポタスト
演奏したまま、外す必要がないキーチェンジができるローリングカポタスト。有名ミュージシャンも多数使用しています。従来のカポタストの悩みの種だった、装着後のチューニングが上がる現象を解消してくれます。
ローリングカポタストは演奏中の操作性はもちろん、使わない時もナットの奥にスライドさせるだけで簡単に無効化できます。幅広いギター種類に対応する点も魅力です。
使ってみた感想を聞いてみました!

演奏しながらのキーチェンジって画になりますよね。それが手軽に行えるのが、ローリング式なのでしょう。評価も高く、ギターを弾く方なら一つ持っておいてもよいカポタストかもしれませんよ?
ダンロップ(Dunlop)カポタスト Heavy/Double 72D
特殊式の代表格といっても過言ではないベルト式のカポタストです。強力なゴムで弦とネックを押さえるシンプル機構。使用しているゴムは伸縮性が高く、着脱がしやすいことも魅力といえるでしょう。
ゴム製なので軽さもあり、初心者の人から上級者の人までお使いいただけます。ハイスペックで現代的なカポタストではない質感もまた魅力的です。
ベルト式のカポタストを選んだ理由を聞いてみました。

着脱のしやすさや使いやすさを考えると、ベルト式カポタストは便利なのかもしれませんね。ホールド具合が気になりましたが、その点も安定しているようです。
ギターカポタスト選びに困っている人の声と解決法を3つご紹介
「バネ式タイプのカポだと、バネの経年劣化でちゃんと抑えられなくなるのか知りたい」
バネ式のカポタストを利用していて気になること。それはバネ劣化。カポタストはギターの弦を指の代わりに押さえるものですから、劣化が進めば、音色も変わってくるはずです。
もしバネ式のカポタストが劣化するのだとしたら、適切な交換時期を知っておきたいものです。
結論からいえば、バネ式のカポタストのバネは劣化します。金属なので長持ちしますが、いずれ金属疲労により劣化していきます。
問題は交換時期。
劣化が進むと、押さえられなくだけではなくバネが折れてしまうため、交換時期であることは分かります。しかしできれば、折れてしまう前に判断したいもの。
判断基準としてもっとも簡単な方法は、着脱がしにくくなってきたと感じた時です。バネ式のカポタストにとって、着脱のしやすさは魅力のひとつ。そこに違和感を感じるようになったとしたら、交換時期だと考えましょう。
またカポタストは、ギターの弦やネックに直接触れる部分がゴムなどで作られています。この部分が劣化すると弦やネックを傷つけるため、固定部分からも劣化状況を判断できます。
「演奏中に転調する場合、演奏したままカポを動かすことはできる?」
ギターの演奏中、カポタストを動かしたい! もしくは動かせるようにしたい! とお考えなら、その要望に対応するカポタスト選びをしましょう。
もっとも定番の可動式カポタストは、バネ式のもの。着脱が手軽で調整も簡単に行えます。ギターの演奏中であっても、位置変更が可能です。
また特殊タイプの中には、演奏中のカポタスト移動に対応したものがありますので、目的にあったカポタスト選びをしましょう。
なお移動が難しいカポタストには、ネジ式が挙げられます。ギターに装着する際、ネジでしっかり固定するものなのでご注意ください。
「カポをつけることで弦やギターの本体が傷ついたりはしないか知りたい」
カポタストを使ってみたいけど、ギター指板や弦、ネックが傷つきそうで怖い…その点はどうなのだろうか? と不安でカポタストの使用を躊躇している人も多いと聞きます。
カポタストはその使用法上、まったくギターの各部位を傷つけないことはできません。そのため、使う際には注意する必要があります。
まずカポタストの移動により、ネックが傷つくのでは? と不安なら、自分で柔らかい素材を用意して保護しましょう。演奏中に移動させることを考えると、厚手の布がおすすめです。
ギターの弦や指板の保護は、カポタストが行っています。もし傷つくようならカポタストの劣化を考えること。弦を固定する部位が劣化していると傷つきます。
そして最大のケアはカポタストをつけっぱなしにしないこと! これがもっとも気を付けるべきことです。
まとめ
今回はギターカポタストの自分に合った選び方や、厳選したおすすめ商品を10つご紹介しました。いろいろな形状や仕組みのカポタストがあるものですね。
まだカポタストを使ったことがない人も、新しいカポタストを探している人も今日をきっかけにして、ギターの音色に変化をつけて頂けると嬉しいです!
