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更新日: 2024年12月9日

スニーカーの手入れには中性洗剤!レザー製はブラシとクリームでケア

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動きやすさを追求したスニーカーはカジュアルファッションに映えるし、普段履きをしている方が多いのでは?白が人気カラーですが…まあ汚れます。手入れをしていかないと、スニーカーもその本領を発揮できません。新しいスニーカーのお手入れ方法と使うグッズを紹介します!

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新しいスニーカーを買ったらすること

買ったばかりの新しいスニーカーのきれいな状態を保つのが理想ですが、なかなか難しいでしょう。

さて、手入れの第一歩はここからです。きれいな状態のうちに防水スプレーを使いましょう!

防水スプレーは、水だけでなく汚れも予防できるので、かなり便利。防水と銘打ってはいますが、要するにコーティングですから、ホコリ汚れ程度なら弾いてくれるわけです。

防水スプレーのかけ方

スニーカーから20~30cmほど離した位置から、全体に満遍なく吹きかけます。その後、風通しの良いところで乾燥させればOK。全体的に「濡れたかな?」と感じるくらいにします。あまりビショビショにしても意味ないので、気をつけてくださいね。

防水スプレーは、スニーカーを履いているうちに落ちてしまいます。1~2ヶ月に1回程度は、スプレーし直すのがおすすめです。

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さあそれでは実際にお手入れの方法をお伝えしていきます!お手入れの方法は靴の素材によってそれぞれ。今回は、布製とレザーとスエードに分けて考えていきましょう。

布製スニーカーのお手入れ方法

スニーカーで多いのが、キャンバス地などの布製のものだと思います。まずは、布製の靴の洗い方から確認しましょう。

用意するもの
・中性洗剤
・靴用ブラシ(もしくは、古歯ブラシ)
・防水スプレー
・ビニール手袋
手順
 
1
紐と中敷きを外し、汚れを軽く落とす

洗う前の下準備です。靴紐と中敷を外しましょう。紐と中敷きを綺麗にしたい時には、ネットに入れて洗濯機で洗うのがおすすめです。

また、靴の汚れがひどい場合には、最初にさっと汚れを落としましょう。その一手間で洗いがぐっと楽になります。

ラバーと布の間には、見ての通り砂がたまります。歯ブラシを滑り込ませましょう。

2
洗剤とブラシを使って、ゴシゴシ洗う

水で濡らした靴を、中性洗剤とブラシでゴシゴシ洗います。細かい部分には 歯ブラシを使うと洗いやすいです。

ゴムの部分は、ブラシで洗いすぎると傷んでしまう可能性があります。おすすめは、メラミンスポンジ

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メラミンスポンジを水に濡らしてこすると綺麗に汚れが落ちます。「激落ちくん」などがよく知られていますね。ぜひ試してみてください。

3
水でよくすすぐ

ブラシなどを使って しっかり洗剤を落としていきましょう。洗剤が残っていると、そこから黄ばんでしまいます。

水をバケツなどに溜めてから使えば便利ですし、節水にもなりますね。何度も水を替えながら しっかりすすいでください。

4
しっかり水気をとる

タオルや雑巾で水分を拭き取っていきます。挟み込んだり、押し付けるようにして水気を吸い取らせるといいでしょう。

この時しっかり水気を取らないと、乾くのに時間がかかってしまう上に臭いの原因にもなります。脱水機にかけるのも一つの方法ですが、型崩れなどの原因になるので注意しましょう。

5
風通しの良い場所で干す

直射日光は、スニーカーを痛めてしまいます。なので日陰に……と言いたいところなのですが!

別にどっちでもいいです。

確かに直射日光が当たればゴムの劣化は早まりますが、そんなことより紫外線による除菌を優先しても問題ないでしょう。

ドライヤーの熱風を使うと時間短縮にはなりますが、傷みの原因にもなってしまうので注意が必要です。

6
防水スプレーをかける

先ほど述べたやり方で、防水スプレーをかけましょう。これで水と汚れを防止して完成。

汚れがひどい時はスニーカーを漬けおき

スニーカーがひどく汚れている時には、洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けおきをしましょう。人間の手作業ごときではどうしようもないこともあるのです…。

用意するもの
・バケツ
・40℃ほどのぬるま湯
・おしゃれ着用中性洗剤
手順
 
1
バケツにぬるま湯をため、洗剤を溶かす

まずは、バケツにぬるま湯をためます。靴がしっかりつかるぐらいの量をためましょう。

洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使うのがいいでしょう。お湯の・汚れの程度・浸ける時間に合わせて、洗剤の量を調節します。分量はパッケージに書かれてると思いますが、目安としては、普通に洗濯するときの5倍以上といったとこです。洗剤が落とせる汚れは濃度と比例するので、汚れが酷いほど濃くしなくてはいけません。

そして、浸け置きすると「再汚染」という現象も起きます。これは文字通り、取った汚れがもう一度戻ってきてしまうこと。洗剤液が濃いほど発生しにくくなるので多めに入れておくのが無難です。

2
靴を入れて、30分ほど漬け置きする

汚れがなかなか落ちない場合には、最大で8時間を目安に、時間を調節して様子を見ましょう。あまり長く時間をおくと靴自体の色が落ちてしまうこともあるので注意が必要です。

3
水ですすぐ

洗剤が残らないように、ブラシをつかって靴の汚れを洗い流していきます。洗剤残りは黄ばみの原因になります。しっかり時間をかけてすすぐのが重要です。

4
水気を切り、日陰で干す

すすぎが終わったら、タオルを使って水分を拭き取ります。ある程度、水気を切ったら、風通しの良い日陰で干しましょう。完全に乾かすことが大切です。浸けおきは、ブラシでゴシゴシ洗うよりも楽に洗えるので、うまく活用しましょう。

ここまで、スニーカーを手洗いする方法を紹介してきましたが、実は洗濯機で洗う方法もあります。大雑把に言うと、ブラシで土を落として洗濯機に入れてしまえ!ってだけのことですよ。

普段のスニーカーのお手入れ方法

毎回靴を濡らして洗うのは乾かすのも大変ですよね。綺麗なまま長持ちさせるために、手軽にたまに行うことを意識していただきたいお手入れ方法を2つご紹介します。

メラミンスポンジで靴底のお手入れする

布製部分とは相性が悪いですが、ゴム製部分の汚れはメラミンスポンジで除去できます。

水に濡らして少し絞ったメラミンスポンジで靴底の黒くなった部分などをこすってみてください。メラミンスポンジはその繊維で「削って」ものを綺麗にしますから、黄ばみや黒ずみまで削り落としてくれます。

ですが、だからこそ、削れてはいけないところには使ってはいけません。特殊なコーティングがされている箇所や防水加工の箇所などは避け、あくまでもゴム製の部分だけに使うようにしましょう。

汚れがしみこむ前に拭く

当たり前と言えば当たり前すぎることではありますが!布製ですから、液体の汚れなどは非常に染み込みやすいですよね。ついたと思ったらすぐ拭き取ることを意識しておけば、洗う際もとても楽になります。固く絞ったタオルなどがおすすめです。

レザー製スニーカーのお手入れ方法

スニーカーには革製のものもあります。当然ですが、布のスニーカーとはお手入れ方法が違います。

ちなみに手順の写真に使ってるのはホワイトレザー。合皮に見えるかもしれませんが立派な本革ですのでご注意を。

レザーの靴の汚れの落とし方

それでは、汚れの落とし方をみていきましょう!

用意するもの
・専用ブラシ
・専用のクリーナー(無色の乳化性クリーム)
・布(古くなったTシャツなど)
・防水スプレー
手順
 
1
専用ブラシで汚れを落とす

ブラシを用意しておくと、革靴を洗うときだけでなく、履いた後の普段の埃落としにも使えますよ。

写真みたいなホワイトレザーの場合は、他の靴に使ったブラシを流用するのは避けましょうね。色移りしちゃうかもなので。

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コロニル 馬毛ブラシ

2
古いクリームを落とす

綿でできた布などで、古いクリームやワックスを拭き取ります。着なくなったTシャツなどを使うと、買い出しの面倒もなくていいでしょう。強くこすりすぎると革を傷めるので、軽く優しくこすることを意識してください。

3
新しくクリームを塗る

クリームにはたくさんの種類がありますが、レザーのスニーカーには乳化性クリームをオススメします。布を使ってうすく伸ばしていきましょう。クリームの油をスニーカーが吸い込み、柔らかくなってくれるはずです。

スニーカーは柔らかさ命みたいなところがありますからね、硬いなと思ったときにでも試してみるといですよ。

こちらの靴用のクームをオススメします。伸びが良く、無色なので白いスニーカーにも使えます!

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4
布を使って余分なクリームを落とす

ホコリを落とした新しい布を用意して、それで拭っていきましょう。本当は余分なクリームが出ないぐらい薄く伸ばすのが理想なんですが…最初の内はそうもいかないですからね。

5
防水スプレーをかける

皮革製品に対応しているかを、必ず確認するようにしましょう。目立たないところで、試しにスプレーして、様子を見てから使うと安心です。

こちらのスプレーは、靴専用の防水スプレー!靴が傷みにくい成分です♪

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レザーのスニーカーを保管する注意点

レザーの天敵は湿気です。スニーカーとは言えレザー製のものはブーツと同様にシューキーパーを使って保管しましょう。

長期間保管する際のみならず、普段数日休ませる際でも入れておくと、スニーカーの形を保ってくれます。特に木製のシューキーパーは型崩れだけではなく、乾燥させるのにもおすすめめ。

乾燥という点だけで言えば、新聞紙を入れておくのでも効果はあるのですが、シューキーパーは繰り返し使えるので一つ持っておくのがおすすめです。

長期間保管する際には、汚れを落として防水スプレーをし、日光の当たらない場所に保管してください。たまには風に当ててて陰干しをすると、湿気を払って長持ちさせられるでしょう。

スエード製スニーカーのお手入れ方法

スエード地のスニーカーは革製スニーカー同様水洗い厳禁です。お手入れはブラッシングが基本!

スエード靴のブラッシングに使えるブラシは、2種類あります。毛のブラシと、ゴムのブラシです。それぞれのブラシを使った普段のお手入れ方法を紹介します。

毛のブラシを使ったブラッシング

まずは、毛のブラシから。

手順
 
1
毛並みに逆らって使う

毛並みに逆らって使うと、ホコリを落とすことができます。

2
毛並みに沿って使う

ホコリを落としたら、逆に毛並みに沿って使い、毛並みを整えます。力を入れすぎると、毛が抜けてしまうこともあります。優しく汚れを落としましょう。

スエード靴についた汚れは、早めにはらっておくのが吉。放っておくと落ちにくくなります。こまめなブラッシングが大切なんです。毛のブラシを使ったブラッシングは、履いた後に毎回行うのがおすすめです。

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こちらのブラシは、スエード靴のブラッシングに最適です。ブラシの中に、毛の部分と金属の部分があり、スエード革の毛並みをしっかり整えてくれます。持ち手が付いているのも嬉しいポイントです。ブラッシングがしやすくなりますね。

ゴムブラシを使ったブラッシング

ゴムのブラシの使い方もチェックしましょう!

手順
 
1
縦横斜めにグニョグニョと動かして、毛の奥に溜まった汚れをきれいにする

ゴムが固まっている場合は、最初に手で温めて柔らかくしてからブラッシングをしましょう。このときも優しくブラッシングすることがポイントです!

ゴムのブラシをつかうと、スエードの毛も起き上がり、見た目もきれいになります。ゴムブラシを使った後に毛のブラシで毛並みを整えると完璧。

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サフィール クレープブラシ

クレープみたいに薄くしたゴムを畳んでブラシにしたものです。スエード革の毛の奥に入り込んだ汚れもしっかり掻き出します。スエード靴のお手入れには、毛のブラシよりも使いやすいです。使い込んでゴムの先が黒くなったら、汚れた部分をハサミで切って使い続けることもできますよ。

詳しいお手入れ方法はこちらの記事で紹介していますのでぜひみてみてくださいね。

スニーカーのお手入れで知っておきたい2つのポイント

各種素材のお手入れ法をご紹介しました。一言でスニーカーといってもいろいろありますね。

正直ここまで読んでみて、面倒だなって思った人もいますよね?そんな人達のために、少なくても知っておいて欲しい2つのポイントがあります。ここさえ押さえておけば、それほど頻繁に洗わなくても大丈夫!

ついた汚れは染み込む前に!すぐにできるお手入れ

汚れは染みこむ前に落とすのが一番!「汚れた!」と思うタイミングってわかりますよね?泥を踏んだり、汚れた道に入ったり。そういう日だけでも意識して、軽くお手入れすればいいんです。

用意するもの
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・お湯

汚れた部分を磨いていきましょう。…終わりです。簡単すぎると思ったかもしれませんが、これでいいんです。シンプルな方が継続できますからね。

心もとない場合は、歯磨き粉ではなく専用の汚れ落としを使いましょう。

普段の履き方も重要です。

スニーカーは、普段の履き方も大切なこと。変な履き方をしてしまうと、それだけでグッと寿命は短くなってしまいます。

また、注目して欲しいのは「靴ヒモ」です。面倒だからって緩めに結んでいませんか?その履き方、スニーカーの良さを半減させていたんです!せっかくある靴ヒモは、毎回結ぶのが基本。足へのフィット感が全く違いますし、無駄な動きが無いので靴も傷みにくいんです。

スニーカーも自分の体もいたわるためにも、靴紐はしっかり結んで履くのがオススメですよ!

スニーカーのお手入れをプロがアドバイス

靴底がはがれることって、たまにありますよね。どうしても時間とともにボロボロになってきてしまう。

靴のプロによると、これには保管方法が関わっているみたいです。

「あなたのマイスター」では、靴修理・靴磨きのプロに「スニーカーの底のふち周りが剥がれてきたのですが、修理してもらえますか?また、日頃からできるお手入れで剥がれづらくなる方法があれば教えて下さい。」と聞いてみました!

たくさんのプロの意見の中から、一部を紹介します。

靴修理専門店タロンタロンさん(千葉県)

ソールの再接着にて対応が可能です。湿気や水気に注意して保管することで、剥がれを防止することが出来ます。

備前表町皮革美藝さん(岡山県)

日ごろからお手入れされるとすればフチ周りの浮きを気づいたときにこまめに接着することです。ただし、通常の接着剤では着かないことも多いので近くの靴の修理屋さんに持ち込まれることをお勧めいたします。 ちなみに、絶対にやってはいけないことですが 瞬間接着剤での接着です。素材を硬化してしまうことで傷めるので、状態によっては修理できなくなることが多いです。

温度の高いところに置きっぱなしにしてしまうと、靴の底がはがれやすくなってしまうようですね。

本当にお気に入りの靴を滅多に履かずに、なるべくきれいに保とうと、ずっとしまいっぱなし…なんてこともあると思います。でも、せっかくのお気に入りの靴はためらわずに履いてあげましょう。そして日頃からお手入れを心がけ、長く履きこなしたいですね。

「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。自分で靴のお手入れをするときも、プロにお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!


※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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