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更新日: 2025年2月14日

ミンクオイルの使い方とは?革製品のお手入れの仕方を解説

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ミンクオイルの使い方を紹介します。ミンクオイルは確かに優秀な油ですが、他のオイルでも不都合がないのも事実。そのうえ非常に繊細な扱いが要求されるものなのです。軽はずみに使うと大切な革製品に影響を与えるので、くれぐれもご注意して使いましょう。

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ミンクオイルとは?

コロンブス ミンクオイル

コロンブス ミンクオイル

ミンクオイルは動物のミンクから取れる皮下脂肪のことです。毛皮と内蔵の間にある油だけを抽出して使っているわけです。ミンクはイタチの仲間で、日本では狩猟獣指定されて猟師のみが捕獲できます。

ミンクオイルはなぜ性能がいいの?

革靴にオイルを塗るのは、革に油分が足りなくなったときです。つまり、より性能がいいオイルとは油分の吸収率が高いもの。そこで注目されたのがミンクオイルです。

しずくが丸くなったり、コップに入れた水の端が引っ張られる現象を「表面張力」といいますが、ミンクオイルは他の油と比べると極端に張力が弱いのです。

表面張力を分かりやすくすれば「液体がどれだけ引っ付くか」みたいなものであり、あまり引っ付かないミンクオイルは、革を構成する繊維とか細胞とかの間をするする抜けて奥まで染み込みやすい。だから優秀だといわれているわけです。

乳化性クリームとは何が違う?

ここまで、ミンクオイルについて説明してきました。

もともと革靴につやを出すために作られたミンクオイルですが、乳化剤クリームとは何が違うのでしょうか?決定的な違いは、自然由来か化学製品かです。ミンクオイルは、良さも悪さもあわせもった「自然由来」のアイテムなんです。

ミンクオイルはシミになりやすい

ミンクオイルも乳化剤クリームも、革になじみ、光沢を出すという意味では働きは同じです。しかし、ミンクオイルは、着けすぎるとシミになるという欠点が!自然由来のオイルですから、自然由来の皮には浸透しやすいのです。

油分が多いので皮を柔らかくしますが、適量にしないと、カビやシミの原因となります。それだけ革への浸透率が高いということ。

乳化性クリームや防水スプレーで代用可能

正直、純粋のミンクオイルは高価です。保存方法も、使い方も慣れていない人にはなかなか難しく、初心者の方に自信をもって推奨できるアイテムではないのです…。

そこで、同じような効果を持つ乳化性クリームや防水スプレーを使って、革のお手入れをするのもおすすめです!

乳化性オイルも、化学物質だけで作られているものばかりではありません。自然由来の成分にこだわった優しいクリームももちろんあります。ツヤについても、言うまでもなく自然な光沢感を得ることができます。

なにより、ミンクオイルよりも値段が安く、保存方法も簡単。ほどほどの皮であるならば、ミンクオイルを使わなくても、乳化剤クリームでお手入れ可能ですよ。

ミンクオイルを使ってはいけないもの

ミンクオイルのお手入れ

ミンクオイルは優秀ですが、それゆえに使いどころが難しいものです。しっかりと見極めて、いずれはマスターできるようにしましょう。

薄い革製品

染み込みやすいため、薄い革だと過剰になりやすいのです。

特殊コーティングされているもの

表面がコーティングされている場合、オイルはそもそも染み込みません。

固さが大事なもの

油分は革を柔らかくします。ピシッと決めたい革靴なんかは不向きといえるでしょう。

柔らかさがちょうどいいもの

上と同じ理由です。使い慣れたものをデロデロにするのは避けたいところ。

合皮

合皮は天然の革ではないので、オイルを使ったお手入れは不要です。

ミンクオイルの使い方NG例

ミンクオイルは、使い方を誤ると革製品の風合いが損なわれる可能性があります。以下の点に注意しましょう。

たっぷり塗る

塗れば塗るほど革は柔らかくなります。皮膚みたいに柔らかい革財布とか嫌です。

防水に油を使う

確かに油は水を弾くでしょう。でもそれ防水スプレーでいいじゃない?と思いますよね。そもそも革は水が天敵みたいに言われていますが、革にも水分は必要なんです。油で撥水させようとすると小さな隙間も塞ぎかねないので、結果悪影響になりやすいのです。

こまめに塗る

毎日使っている革製品でも、ミンクオイルによるお手入れは、最低でも1週間に1、2回で充分です。余分に塗っても革に栄養は行き渡りません。

ミンクオイルの使い方

ミンクオイル

ここからは、ミンクオイルで実際にお手入れする方法を手順に沿って紹介します。

手順
1
ミンクオイルを少量取る

ミンクオイルのお手入れ

初めはほんとに少しでいいです。足りなければつど足すようにしましょう。

2
手革製品に薄く伸ばす

ミンクオイルのお手入れ

ミンクオイルを使いこなすポイントは、薄く伸ばすこと。ムラがないように、かつ厚く塗りすぎないように気をつけてください。

3
1日寝かせる

ミンクオイルのお手入れ

染み込んでいくのを待ちましょう。乾くまでは使えないのでご注意を。

4
しっかり拭き取る

ミンクオイルのお手入れ

オイルが残るとどうなるか? そこだけふやけて、動物性油が腐りはじめます。そんなことにならないように、ミンクオイルの取り扱いには注意してください!

まとめ

ミンクオイルのお手入れ

手順だけ見ればとっても簡単に思えるミンクオイルですが、その性質を知らずに使うと、取り返しがつかなくなります。お持ちのレザーたちを丁寧にケアして長く使い続けましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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