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更新日: 2024年9月11日

車のタイヤの交換を自分でやる方法!必要な道具から手順まで徹底解説

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普段、車を運転される方の中にも、「タイヤ交換を自分でしたことがない。」そんな方も多いのではないでしょうか?タイヤがパンクした時やスタッドレスに履き替える時など、タイヤ交換を自分でできるようにしておくと安心で節約にもつながります!そこで今回はタイヤ交換を自分でやる方法について解説していきます!

タイヤ交換を自分でやる際に必要な道具!便利グッズも紹介!

まず初めに、タイヤ交換を自分でするために必要な道具をご紹介します。車載道具でまかなうこともできますが、車種によっては別途購入が必要な場合もあります。

・ジャッキ
・ジャッキ用補助工具
・ボックスレンチ
・トルクレンチ
・輪止め

最低限必要な道具はこの5つ!それぞれの詳細について解説していきます。

タイヤ交換に必要な道具

ジャッキ

ジャッキは車体を上げ下げするために使う道具です。タイヤ交換は車体が浮いた状態で行う必要があるため、このジャッキを使って車体を持ち上げ、タイヤ交換を行います。ジャッキには、機械式や空気作動式、油圧式などの種類があります。また、車体の重さによっても使うべきジャッキは異なるので、車体の重さを確認し、余裕を持った最大荷重値のものを選ぶようにしましょう!

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ジャッキ用補助工具(クルクル棒)

ジャッキ用補助工具(クルクル棒)はジャッキハンドルとも呼ばれており、ジャッキを上げ下げするために使う棒のことです。テコの原理を使って重い車体を持ち上げることを可能にします。

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クロスレンチ

クロスレンチはタイヤのナットを外すために使う道具です。レンチにはL字型のものもありますが、クロスレンチの方が回しやすく、簡単に作業することができます。

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トルクレンチ

トルクレンチはナットを締め付ける際に使う道具です。ナットは締め付けが弱すぎると緩みの原因になり、強すぎるとボルトやナットの破損に繋がってしまいます。そのため、ナットは一定の強さで締め付ける必要があります。トルクレンチは、締め付けすぎるとカチカチという音がして、ナットが回らなくなるため、適正の強さで締め付けることが可能です。

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輪止め

輪止めは作業中に車を固定するための道具です。安全にタイヤ交換を行うためにも、輪止めは必ず必要です。作業しているタイヤの対角線上にあるタイヤを固定して、万が一車が動いてしまうことを防ぎます。

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あると便利なアイテム5選!

次に、あるとよりタイヤ交換が楽になる便利なアイテムを5つご紹介します!

油圧式ジャッキ

油圧式ジャッキはジャッキの一種で、油圧の介して力の伝達を行うため、小さな力で簡単に車体を持ち上げることができるアイテムです。女性など力の弱い方には特におすすめです!

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作業用の手袋

手の汚れやケガを防ぐために、タイヤ交換をする際は手袋をすることをおすすめします。タイヤについた泥やオイルの汚れは石鹸では落ちにくいものもあります。また、タイヤには小石や部品の破片などが挟まっている可能性があり、ケガを防止するという点からも手袋を着用することをおすすめします。手のひらが滑りにくく、作業がしやすくなるものを選ぶといいでしょう。

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インパクトレンチ

インパクトレンチはナットを緩めたり、締めたりする際に便利なアイテムです。人力ではなく、電動でナットを外したり締めたりすることができるので、簡単に作業できます。

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エアチェッカー

エアチェッカーとは、タイヤの空気圧を測るための道具のことです。タイヤの空気圧を測って、タイヤがパンクしていないか、空気圧は適正であるかを確かめます。

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空気入れ

タイヤの空気は何もしていなくても自然と抜けていってしまうため、定期的に空気を入れて、空気圧を適正に保つ必要があります。タイヤ交換の際に一緒に空気を入れておけば、いちいち空気を確認したり入れる必要がなく、楽ですね。

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タイヤ交換を自分でやる方法!

タイヤ交換に必要な道具について解説したところで、次に本題のタイヤ交換の手順を説明していきます!

用意するもの
・ジャッキ
・ジャッキ用補助工具(クルクル棒)
・クロスレンチ
・トルクレンチ
・輪止め
・手袋
手順
 
1
車を平らで安全な場所に移動させる

タイヤ交換は、車の横でしゃがんで行うため、周りに十分なスペースがとれる場所に車を停めましょう。また、不安定な場所で1トンもの車のタイヤを外すと、ジャッキアップした車がバランスを崩した時に非常に危険です。できるだけ平らで、地面は舗装されていたり、コンクリートなどの安定した場所で行うようにしましょう。

2
エンジンを止め、輪止めをかける

車を移動させたら、AT車はドライブレンジを「P」に、MT車は1速に入れて、サイドブレーキをしっかりとかけます。サイドブレーキがしっかりかかっていることを確認したら、エンジンを止め、交換するタイヤとは対角線上にあるタイヤに輪止めをかけます。

3
ホイールキャップをはずし、ナットを緩める

ホイールキャップがついている場合は、ホイールキャップを外す必要があります。レンチの後ろ部分の平らになっている部分やヘラ状のものを、ホイールとキャップの間に差し込んで外しましょう。

ホイールキャップを取り外したら、クロスレンチを使ってナットを少し緩めます。完全に緩めるのはジャッキアップをしたあとなので、簡単にクルクル回せる程度まで緩めればOKです。緩める時は対角の位置関係にあるものから順に緩めていくようにしましょう。

4
ジャッキを使って車体を持ち上げる

車のジャッキポイントにジャッキをかけて車体を持ち上げます。ジャッキポイントは、車の下を覗き込むと、矢印や切り込みが入っている部分で、目視できます!初めての場合は、取扱説明書などで位置を確認しておくようにしましょう!タイヤが地面から少し浮いている程度まであげればOKです。

5
ナットを全て外す

先ほど緩めておいたナットを全て外します。外したナットはタイヤを交換したらすぐにつけますが、油断して紛失しないように、わかりやすい場所に置いておくようにしましょう!

6
タイヤを交換する

ナットを全て外したら、タイヤを外し、新しいタイヤをボルトの奥まではめます。この時、外したタイヤを車の腹下へ入れておくと、万が一ジャッキが外れてしまった場合も、車体が落ちるのを防ぐことができるので安心です。

7
ナットを締める

タイヤを取り付けたら、ナットを締めていきます。この時に、1つのナットを一気に締めるのではなく、すべてのナットを均等に少しづつ締めていくことがポイントです。ナットは強く締めすぎないように注意する必要がありますが、緩すぎてもいけません。

レンチを使わず、手で回せなくなる程度を目安として締め付けるようにしましょう。また、締める順番は、緩めた時と同様に対角の位置関係にあるものから順に締めていくようにしましょう。

8
ジャッキで車を下げる

タイヤを取り付けたら、ジャッキで車体を下げていきます。車が一気に落ちてしまわないように、徐々に車を下げていくようにしましょう。この時に、タイヤの下などに足が挟まってしまわないように、よく注意してください!

9
増し締めをする

車体を下ろし終わったら、トルクレンチを使ってナットを適正の硬さまで増し締めします。増し締めができたら、ホイールキャップをつけて、タイヤ交換は完了です!最後に輪止めを取り外しましょう。他のタイヤも同じ手順で交換していきます!

全てのタイヤを交換したら、一度試運転をしてみて、異常や違和感はないか、異音はしないかなどを確認しましょう!ナットは、走行するうちに少しずつ緩むことがあるため、100km程度走行した後に、ナットの締め具合を確認すれば、より安全です。

タイヤ交換を自分でやる際の注意点

次に、タイヤ交換を行う際の注意点について解説していきます。注意点をしっかりと守って、事故やケガのないように作業を進めましょう!

ジャッキが外れないようにする

タイヤ交換の際には車体を上げるジャッキアップをしなければなりません。このジャッキアップをしている最中は特に注意をしましょう!1ヶ所のジャッキアップポイントで車体全体を支えているため、ジャッキが外れないように注意する必要があります。

ジャッキが外れるとタイヤに足を挟んでしまったり、最悪の場合下敷きになって大事故につながる可能性もあります。輪止めでしっかりと他のタイヤが動かないよう固定し、ジャッキアップ最中は最善の注意を払いましょう!また、ジャッキアップ中は車体の下などには絶対入らないようにしてください!

ナットは適正の硬さに締め付ける

タイヤはしっかりと固定しないと、ナットが緩んだり、外れたりして走行中の事故に繋がってしまう可能性があります。ナットは緩すぎても外れる原因になりますし、逆に締め付けすぎても破損の原因になってしまいます。しっかり、トルクレンチを使って、適正の硬さに締め付けて、タイヤ交換するようにしましょう!

また、試運転をして、違和感や異常がないかを確かめた上で、一般道を走行するようにしてください!注意点をしっかりと守ってタイヤ交換を行い、事故を未然に防ぎましょう!

タイヤ交換を自分でやることのメリット・デメリット

タイヤ交換を自分でやることのメリットは何があるのでしょうか。逆にデメリットはあるのでしょうか。ここでは、タイヤ交換を自分でやることのメリット・デメリットについて解説していきます。

タイヤ交換を自分でやることのメリット

まずはタイヤ交換を自分でやるメリットについて解説していきます。

もしもの時にタイヤ交換することができる

タイヤ交換のやり方を知っておけば、万が一タイヤがパンクやバースト(破裂)した場合でも、自分でスペアタイヤに取り替えることができます。スペアタイヤにする際にロードサービスを利用することもできますが、その場合、場所や状況によっては時間やお金がかかってしまうこともあります。

自分でタイヤ交換できれば、ロードサービスを呼ぶ必要がなく、無駄な時間やお金がかかることはありません。また、タイヤの交換を通して、タイヤの仕組みを理解しておくことで、何かタイヤにトラブルがあった際にスムーズに対応することができます。

費用を節約することができる

タイヤ交換を自分で行うことで、タイヤ交換を依頼する費用を抑えることができます。通常、ディーラーやガソリンスタンドなどにタイヤ交換を依頼すると、約5,000~10,000円の工賃がかかります。自分でタイヤ交換をすることで、この工賃を節約することができます。

特に雪が多い地域の場合、スタッドレスタイヤにするために、年に2回タイヤ交換をする必要があり、自分でタイヤ交換をした場合、大きく節約することができます。コツさえつかめばスピーディーにタイヤ交換することが可能なので、時間もそこまでかからずいいですね。

タイヤ交換を自分でやることのデメリット

メリットについて解説したところで、次にタイヤ交換を自分でやることのデメリットについて解説していきます。

事故や故障の原因となる可能性がある

タイヤ交換を自分でやる際に一番気をつけなければならないことが、タイヤ交換中の事故です。正しい手順や注意点を守らないと事故につながる可能性があるため、十分に注意してタイヤ交換を行うようにしてください!また、タイヤ交換中の事故だけでなく、タイヤ交換後の走行中に事故や故障となる可能性もあります。

自分だけでなく、他人も傷つけてしまう可能性があるため、タイヤ交換を自分でやる際は確認事項をしっかりと守って行うようにしてください!試運転をしてみて違和感があった場合などは、すぐにプロに相談して見てもらいましょう!

初期費用がかかる

必要な道具

相場

ジャッキ

2,000~10,000円

ジャッキ用補助工具

1,000~1,500円

クロスレンチ

2,000~5,000円

トルクレンチ

4,000~7,000円

輪止め

500~3,000円

タイヤ交換に必要な道具を揃えるには、最低でも約8,000~10,000円の費用がかかります。雪が多い地域などで、何度もタイヤ交換を行う必要がある場合は、自分でやった方がお得になる場合がほとんどですが、一回しかタイヤ交換をしない場合は依頼した方が安く済むケースもあるので、ご自身の状況に合わせて判断してみてください。

重労働になることを理解しておく

タイヤ交換を自分ですれば安く済むからといって、つい忘れてしまいがちですが、タイヤの重さは約5~12kgあり、タイヤ交換は重労働になりがちです。タイヤを交換するだけでなく、運ぶ必要もあるため、力仕事といえます。腰を低くした状態でタイヤを持ち運びすると、腰痛の原因になったりする場合もあるため、タイヤ交換をする際は重労働になることも覚えておきましょう。

タイヤ交換を自分でやるのが難しいならプロに頼もう!

「タイヤ交換を自分でやるのは難しい。」、「タイヤ交換は重労働だから自分でやるのは厳しい。」そんな方は素直にプロにお願いしてタイヤ交換をしてもらいましょう!タイヤ交換をするなら、ユアマイスターのタイヤ交換出張サービスがおすすめ!

実際に自宅に来てタイヤ交換をやってくれるので、自分でやったり、お店に持ち込む必要がなく簡単です!また、プロがタイヤ交換をやってくれるので安心です!以下のリンクからぜひ見てみてください!

タイヤ交換はどの時期に行うのが正解?

タイヤの寿命は、夏用のタイヤと冬用のスタッドレスタイヤで異なります。また、タイヤの使用状態によっても適切な交換時期は前後するので、日常点検で常に状態を確認しておく必要があります!ここでは、タイヤ交換をやるべき時期について解説していきます。

夏用タイヤの交換時期

夏用タイヤは、残っている溝の深さが4mm以下になったら交換時です。トレッド部分の溝が浅くなると、クルマの操縦安定性や、タイヤと路面の間から水を除去する効果が弱くなり、安全に走ったり止まることができなくなります。

溝の深さを確認する時は、タイヤの側面にある三角の印部分の延長線上から、タイヤのすり減り具合を見ることができます。これは「スリップサイン」と呼ばれ、1箇所でもスリップサインが出たタイヤは、道路交通法で装着・使用が禁止されています。

冬用タイヤの交換時期

冬用タイヤは、プラットホームと呼ばれるブロックの間にギザギザが刻まれた突起をチェックして判断するようにしましょう。この突起の高さがブロックに近づいたら、タイヤ交換の目安としてください。また、溝がしっかりと残っている場合でも、トレッド部にひび割れがあったり、偏摩耗(偏ったタイヤの摩耗)が見られた場合は、タイヤの交換が必要です。

溝が残っていても使用開始後5年以上や走行距離32,000km以上は交換の検討を

タイヤは、時間が経つにしたがってゴム部分から油が揮発し、次第に柔軟性が失われてしまうものです。地面と接している部分の路面をつかむ力が弱まると、ブレーキやハンドリングに影響が出てしまいます。5年以上使っていたり、走行距離が32,000km以上の場合は、継続して使用できるか、タイヤ販売店等で点検を受けるようにしましょう。

こちらの記事では、タイヤ交換の時期についてより詳しく解説しています。タイヤを長持ちさせる方法についても解説しているので、ぜひ参考にして見てください!

交換した古いタイヤはどうすればいい?

古いタイヤは自治体の家庭ゴミ(粗大ゴミ)として出すことができない場合が多いです。では、古くなったタイヤはどうすればいいのでしょうか。最後に古くなったタイヤの処分方法について解説していきます。

不用品回収業者に回収してもらう

まず1つ目の処分方法は、不用品回収業者に回収してもらう方法です。自分が住んでいる地域の不用品回収業者に電話をして、古くなったタイヤを回収しに来てもらいます。費用は、運送費や出張代なども含めて、1本あたり約4,000~8,000円程度が目安です。費用はかかりますが、手間がかからず簡単です。

カーショップやガソリンスタンドなどに引き取ってもらう

2つ目の処分方法はカーショップやガソリンスタンドなどにタイヤを持っていって、引き取ってもらうという方法です。カーショップやガソリンスタンド、ディーラーなどの店舗では、1本あたり約500円程度でタイヤを引き取ってくれます。

不用品回収業者に頼むよりも格段に安いですが、店舗にタイヤを持っていかなければならないため、少々手間がかかります。多少手間がかかっても安く済ませたいという方にはおすすめです。

まとめ 

今回はタイヤ交換を自分でやる方法について解説していきました!タイヤ交換はしっかりと行わないと事故や故障につながる可能性もあるので、今回紹介した注意点をしっかりと守って作業するようにしてください!

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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