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更新日: 2024年10月17日

お風呂の天井の簡単掃除術|壁や床のカビ落としから予防方法、使う道具まで

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お風呂の天井や壁、床を見渡すと気になる「カビ」。お風呂を使った後に壁や床にお湯をかけて、そのまま出る方が多いかと思いますが、その程度でカビや水垢は防げないのです。むしろ中途半端な掃除はカビの発生に繋がる!?今回はお風呂の天井・壁・床のお掃除方法を紹介します。

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お風呂の天井掃除をする前に知っておきたいポイント

お風呂の天井掃除を始める前に、知っておきたいことがあります。掃除をサボってしまった場合のトラブルと天井掃除の注意点を見ていきましょう!

お風呂の天井汚れを放置するとどうなる?

湿気の多いお風呂場の天井、実は汚れています。お手入れをしないとあっという間に水垢やカビが…。放置してしまうと、どんどん頑固な汚れとなり、場合によってはプロの手を借りなくてはいけなくなります。

お風呂の天井を掃除する際の注意点は?

お風呂の天井を掃除する場合、いくつかの注意点があります。安全に掃除を行うためにも、気をつけるべき点を覚えておきましょう。

目や口、手をしっかり守る

天井掃除は、上からほこりやカビなどが舞い落ちてきます。それを吸い込んでしまったり、目に入ったりしてしまうと、健康に影響を及ぼす可能性があります。

お風呂の天井掃除の際には、目を守るためのゴーグルかメガネ、口や鼻を覆うマスク、手はゴム手袋で保護する必要があります。塩素系の洗剤を使用する場合は、目元や口元のガードだけでなく、色落ちの心配がある洋服を避けるようにしましょう。

換気システムはオフにしてから掃除する

最近の住宅はお風呂場に換気扇がついている場合が多いですよね。24時間換気システムは、カビや湿気予防に大変便利なのですが、天井掃除を行う場合はオフにしておきましょう。

電源を入れたまま掃除をしてしまうと、せっかく掃除したほこりが再び舞い上がってしまったり、フィルター内に水分が入ってしまったりする心配があります。

ちなみに、天井掃除をしたのにすぐに汚れてしまう場合は、換気扇汚れが原因の場合があります。そのときは天井よりも先に換気扇掃除を行うようにしましょう。

お風呂の天井掃除にはフローリングワイパーが便利

カビ

お風呂の天井は、床と比べて手が届かない分、サボりがちですよね。放っておくと、いつの間にかカビだらけになってしまうのが悩みどころ。しかし工夫すれば、天井は簡単に綺麗にできるので、さっそくお掃除の方法を解説していきます。

用意するもの
・ゴム手袋
・メガネ / ゴーグル
・マスク
・フローリングワイパーもしくは柄のついたスポンジ
・キッチンペーパー
・カビ取り剤
・タオル
手順
 
1
フローリングワイパーにキッチンペーパーをセットしカビ取り剤をスプレー

フローリングワイパーにキッチンペーパーを取り付け、カビ取り剤を2、3回吹き付けましょう。1か所に偏らないように、全体にまんべんなくスプレーするのがポイントです。

注意 
天井に直接スプレーしようとするのは危険です!

カビ取り剤は強い塩素系の洗剤。天井に直接スプレーすると、洗剤が自分の身体に降りかかってくる危険があります。絶対にしないようにしましょう。

2
天井に洗剤を塗っていく

カビ取り剤をスプレーしたキッチンペーパーで、天井に洗剤を塗っていきましょう。このときも自分の体に付かないよう十分に注意が必要です。

POINT
浴室の奥から出入り口に向かって塗る

洗剤を塗るときは、塗っている位置と自分が立っている位置はずらしましょう。浴室の床に立って、奥の方から浴槽の真上の部分に塗りはじめます。

浴槽の真上が終わったら、浴室の外に出て、浴室の床の真上の部分を塗っていきましょう。途中で洗剤が切れそうな場合、キッチンペーパーにまた2、3回スプレーをして、洗剤を追加してください。

3
30分ほど放置

洗剤がカビの奥まで浸透するように少し時間をおきます。目安は30分です。

4
2回、水拭きをする

キッチンペーパーをきれいな水で濡らして水拭きをします。拭いていく順番は、洗剤を塗るときと同じです。立つ場所を移動しながら、自分に水滴が降りかかってこないように拭いていきましょう。洗剤が残らないように、スポンジやキッチンペーパーから塩素の匂いがなくなるまで続けます。

5
乾拭きをする

フローリングワイパーか柄付きのスポンジにタオルを巻くなどして、乾拭きをしましょう。これで天井のお掃除は完了です。少なくとも月に1回は、天井掃除をしましょう。

お風呂の壁の落ちない黒ずみにはクリームクレンザーを

お風呂の壁の天敵といえばカビ。なかなか落ちない壁の黒ずみは結構目立つものです。

・中性洗剤を使った方法
・クエン酸水とラップを使った方法
・クリームクレンザーを使った方法

の3つのお掃除の方法を紹介します。

中性洗剤を使った方法

まずは1番簡単な方法として、浴室お掃除用の中性洗剤を使います。普段浴槽を掃除するときに使っているものが壁のお掃除にも使えます。

用意するもの
・手袋
・浴室お掃除用の中性洗剤
・スポンジ / ブラシ
・布
手順
 
1
中性洗剤でこすり洗いをする

手袋を着けてから掃除を始めましょう。壁に直接中性洗剤を吹き付け、スポンジやブラシでこすり洗いをします。

2
洗い流す

洗剤をしっかり洗い流します。シャワーでザーッと流してしまいましょう。

3
乾拭き

掃除の最後には、しっかり乾拭きをします。水分が残っていると、浴室の湿度が高くなって、カビが発生する原因になります!スクイージーを持っているなら、乾拭きの前に水切りをすると効率的です。

クエン酸水とラップを使った方法

続いて、クエン酸水を使ったラップパックのやり方を紹介します。クエン酸は酸性なので、なかなか落ちない壁の水垢汚れに有効です。

クエン酸水の作り方
1. 水100mLに対して小さじ1の割合で、クエン酸を溶かす
2. スプレー容器に入れる
3. よく振る

作ったクエン酸水を使ってお掃除していきます。

用意するもの
・手袋
・クエン酸水
・ラップ
・キッチンペーパー
・スポンジ / ブラシ
手順
 
1
汚れが気になるところにクエン酸水を吹き付ける

まずは手袋をつけて作業を始めましょう。クエン酸水は、ケチらずにたっぷり使うのがコツです。

2
上からラップを貼ってパックする

クエン酸水を吹き付けたところに、上からラップを貼っていきます。ラップがピタッとくっつかない場合、ラップを貼る前にキッチンペーパーを貼り付けましょう。

3
2~3時間ほど放置

クエン酸水が、汚れにしっかり染み込むように、2~3時間ほど待ちます。

注意 
乾いていないことをこまめにチェック

放置している間にクエン酸水が蒸発して乾いてしまうと、いくら時間をおいても汚れは落ちません。

4
洗い流す

時間が経ったら、ラップやキッチンペーパーを剥がしてクエン酸を洗い流します。

汚れ落ちが微妙だなと感じたら、洗い流しながらスポンジやブラシでこすりましょう。硬いスポンジやブラシだと傷が付いてしまうので注意!

クリームクレンザーを使った方法

壁のしぶとい汚れに果が期待できるのが、クリームクレンザーです。

用意するもの
・手袋
・スポンジ / ブラシ
・クリームクレンザー

おすすめ
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商品画像
汚れから錆まで落とす「ハイホーム」

ペースト状なので、壁のお掃除は使いやすいのがポイント。合成界面活性剤、香料、着色料を使っていない、天然素材でできたクレンザーです。お風呂だけでなく、キッチンでも使えますよ。

手順
 
1
クリームクレンザーを汚れに付ける

まずは手袋を着けて掃除を始めます。

クレンザーを手に取って、汚れに付けていきましょう。

2
スポンジでこする

スポンジで汚れが付いている部分をこすります。頑固な汚れの場合には、ブラシを使いましょう。ブラシを壁に押し付けるように擦ると、少しずつ黒い汚れが落ちていきます。

3
洗い流す

クレンザーを洗い流します。洗剤が残らないように、しっかり洗い流しましょう。

床掃除は、まぜて使える「クエン酸×重曹」

続いて、お風呂の床を綺麗にする方法を紹介します。ここまで、天井から壁、床と掃除する場所ごとに、上から下に進めるように紹介してきました。お風呂の掃除は、このように上から下に行うが基本です。実際に掃除するときに意識してみてください。

お風呂の床は、重曹とクエン酸をダブルで使うと、汚れが落ちやすく綺麗になります。重曹とクエン酸はそれぞれ違った汚れを落としてくれます。

重曹は、石鹸カス皮脂汚れを落とす。
クエン酸は、水垢を落とす。

2つの中和反応を活かしつつ、一気に汚れを落としましょう。

注意 
重曹は大理石や木には使えない

お風呂の一部分が大理石や木でできているときは、重曹がかからないように、気をつけてくださいね。

用意するもの
・手袋
・クエン酸水
・重曹
・ラップ
・ブラシ
・布
手順
 
1
クエン酸を汚れが気になるところに吹き付ける

手袋を着けてから作業を始めましょう。まずはクエン酸水をたっぷり吹きかけます。

2
重曹を上から振りかける

クエン酸水を吹きかけた上から、重曹を振りかけます。

シュワシュワと泡が出はじめます。

3
発生した泡を軽く広げる

泡を軽く広げます。手袋をしている場合、手を使ってもOKです。

POINT
発生する気体は二酸化炭素

シュワシュワと発泡するということは、なんらかの気体が発生しているということ。洗剤によっては、「まぜるな危険」と書いてあるものもあり、泡が出てくると少し心配になりますよね。しかし、重曹とクエン酸はまぜても大丈夫です。なぜなら、発生するのは二酸化炭素。呼吸をする際に発生する気体と同じです。

4
上からラップをかける

泡の上からラップをかけます。ここではなるべく空気が入らないようにしましょう。

5
20~30分放置

時間をおいて、重曹とクエン酸の力で汚れを落とします。

6
ブラシでこすり洗いする

時間が経ったら、ブラシでこすり洗いします。汚れの部分をゴシゴシと洗っていきましょう。

7
洗い流す

洗い終わったら、重曹とクエン酸を洗い流します。重曹やクエン酸が残っていると、乾燥した後に床に白い結晶が残ってしまいます。しっかり洗い流してくださいね。

8
乾拭き

最後に床を乾拭きします。重曹がない場合、クエン酸だけあれば掃除できます。重曹をふりかける手順を除けばOKです。つまり、クエン酸パックともいえるでしょう。水垢汚れが気になる床には効果が期待できます。

お風呂の床の汚れを徹底的に落としたい!という方は、こちらの記事もチェックしてください。

お風呂あがりの習慣に、毎日5分のカビ予防!

拭く

お風呂を綺麗にしたら、そのままずっと綺麗な状態で使っていたいですよね。カビが発生しやすい条件は、下記のように3つあります

温度:20~30℃で発生
湿度:60%以上だと危険
汚れ:垢、髪の毛、石鹸カスなどもカビの栄養に

これらの条件が整わないようにすることが必要なのです。掃除で汚れをなくしたら、普段のお手入れで温度と湿度の条件をクリアしましょう!お風呂の汚れとカビを予防して、きれいに保つ方法を紹介します。

用意するもの
・スポンジ
・布(マイクロファイバーがおすすめ)
・スクイージー(水切りワイパー)
手順
 
1
熱めのシャワーを壁と床全体にざっとかける

熱めとは、普段、身体を洗うより少し熱めの45~50℃ぐらい。しかし、この程度ではお風呂のしつこいカビは死滅しません。重要なのはここからの作業です。

2
床をスポンジで軽く磨く

床は、石鹸カスや垢が溜まりやすいです。ただ流すだけでは不十分。スポンジで軽く磨きましょう。

3
冷水シャワーをかける

床を全体的に磨き終わったら、冷たいシャワーをかけて、一気に冷やします。

POINT
20℃以下の水を使いましょう

カビが繁殖する20~30℃にならないようにするのがポイントです。

4
乾拭きをする

壁は、上から下にスクイージーを動かして、水を落としていきます。床は、細かい凸凹がついていることが多いと思います。そのため布で乾拭きをしましょう。このときの使うのはマイクロファイバーの布がおすすめ。吸水性が抜群です!

POINT
シャンプーなどの容器の下も忘れずに

意外と拭き残しがちなのが、シャンプーやコンディショナーの容器の下部分。また椅子や洗面器の裏側など細かいところまでしっかり乾拭きできると完璧です。

5
換気扇を回す

お風呂から上がったら、換気扇を回しておきましょう。浴室内に湿気を残さないことが重要です。換気扇がない場合には、2箇所以上窓を開けて、風の通り道をつくり、しっかり換気しましょう。

お風呂の天井・壁・床のお掃除の正しい頻度をプロに聞いてみた!

さて、ここまでお風呂の天井・壁・床のお掃除方法をご紹介しました。

最後に「ユアマイスター」では、掃除のプロに「お風呂場の天井や壁、床はどのくらいの頻度で掃除をするのが適切ですか?」と聞いてみました。多く集まった意見の中から、一部を紹介します。

タナカメンテナンスサービスさん(愛知県)

お風呂の使用状況にもよりますが、少なくとも天井は1ヶ月に1回、壁や床は週に1回ほど、お掃除するように心掛けましょう。カビや水垢が目立ってきたら、掃除のサインです。普段から水滴を残さないようにするとお掃除が楽になります。

Renovation Lifeさん(埼玉県)

全て1ヶ月に1回はお掃除をすることをおすすめします。それ以上時間が経ちますと、汚れの層も厚くなりだんだん頑固な汚れになって結局自分では落としきれずプロに頼まざる得なくなってしまうでしょう。

本当は、週に1回やってほしいところ。しかし忙しい人は月1回でOK!2か月以上放置している、というあなたは要注意です。

もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。ご自身で掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!

他にも掃除したい場所はたくさん!

他にも皮脂や油脂の汚れが気になる方もいるのではないでしょうか。体の皮脂や石鹸カスの油脂が溜まると、床に汚れとして残ってしまいます。この皮脂や油脂の汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤や重曹を使います。

また、床やドアの境目のゴムパッキンも気になりますよね。ゴムパッキンは素材の関係でカビやすいので、1度カビが生えるとなかなか取れません。 ゴムパッキン用のカビ取り剤などを使って試してみましょう。

ゴムパッキンについてのお掃除方法はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!

お風呂掃除において忘れがちなのが、換気扇のお掃除。壁や天井を掃除したとき、ついでに換気扇もきれいにしましょう!

鏡の汚れも、気になる場所の1つ。浴室の鏡は、白く濁ってしまうことがありがちです。鏡の汚れは、水垢か石鹸カスの可能性が高いので、クエン酸と重曹でそれぞれお掃除してみましょう。

どうしても取れない頑固な汚れは、ダイヤモンドなどが含まれた鏡用の研磨スポンジが効果的です。また、蛇口などの金属部分が白く濁っていたら、激落ちくんなどのメラミンスポンジでこすると、ピカピカになりますよ。

お風呂掃除をプロにお任せする手も!

時間がないときは掃除のプロにお任せするという手もありますよ。まとまった時間が取れないご家庭が増えている近年、ハウスクリーニングのニーズは高まっています。

プロの手にかかれば、汚れたお風呂がたったの約1.5~3時間でピカピカに!

プロに依頼することを検討している場合、ぜひユアマイスター をご利用ください!ユアマイスターは、お掃除の「プロ」と「あなた」をつなぐサービス。お住いの地域で人気のプロをご紹介します。

お風呂掃除のコツを掴んできれいな空間を保とう

お風呂の天井・壁・床を掃除するときのポイントをおさらいしましょう。

・天井の届かないところの汚れは、フローリングワイパーが役に立つ。
・壁の汚れはクリームクレンザーとクエン酸のダブル使い。
・床の汚れは重曹とクエン酸のシュワシュワパワーを利用する。

掃除した後は、スクイージーで水を切るようにして乾拭きまで行えば、綺麗なお風呂を維持できますよ。今回紹介した方法をぜひ実践して快適なお風呂空間を保ちましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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