
ヌバックのお手入れ方法を4ステップで解説!この道具があれば完璧!
使い込むほど美しくなっていくものってありますよね。ヌバックがその一つ。だからこそ余計に、ちょっとした汚れが目立ってしまうものでもあります。お手入れもそんな頻繁にするものではないでしょうし、面倒に思うかもしれません。しかし早めのメンテナンスがその後に響いてくるもの。お手入れ方法と使う道具について、順を追ってご説明します。
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ヌバックとはどんな生地?
さて、「ヌバック」という素材、あまりなじみのない方も多いかと思います。しかし、「スエード」なら聞き覚えがありませんか?ヌバックは、実はスエードと似ているのです。
ヌバックとスエードが似ている部分
ヌバックとスエードは、どちらも動物の毛ではなく、皮の内部の繊維を使っています。とても繊細で、引っ掻かいたところが白く毛羽立ってしまいます。
ヌバックとスエードが異なる部分
革には表と裏があります。それぞれ「銀面」「床面」などと呼ばれてるわけですが…。
一部の起毛革(スエード)→ 革の裏側(床面)を使用
という感じの使い分けがされています。つまり裏か表かの違い。ヌバックの方が丈夫で厚みのある生地のため、丈夫さが求められる靴に多く使われます。それに対してスエードは、長めの毛足を持つので服やバッグに使われることが多いんです。
ヌバックのお手入れに必要な道具
ヌバックのお手入れは、基本的には靴と一緒です。靴のソールなどのお手入れ手順は飛ばせば、後は同じようにお手入れできるはずですよ。
まずは、ヌバックのお手入れに欠かせない道具を、おすすめ商品を添えて紹介します。
スエード&ヌバック用ブラシ
スエードとヌバック用ブラシのブラシです。4面で材質や形状が異なるので、汚れ具合によって使い分けられます。
あるいは、発泡ゴム&天然ゴムタイプの汚れ落としのスプラッシュブラシも使えます。高密度かつソフトな天然発泡ゴムが、ヌバック表面のホコリや毛の間に入り込んだ汚れを優しく吸着します。
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真鍮のブラシ
オーソドックスな真鍮ブラシです。価格もお手ごろ。柔らかいブラシなので、傷をつけない適度な強度で手入れできそうです。ヌバックは、どうしても毛が倒れてしまうので、こういうブラシで立たせる必要があります。
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防水ジェル
ヌバックのような起毛革を使い続ける限り、防水は必ず付いてまわります。でもスプレーだとムラができやすいし、ガスボンベ式だから換気が面倒。というわけでジェルの出番なのです。伸ばしやすいですからね。シャンプーみたいなノズル式なので換気とか要らないので楽ですよ。
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磨きブラシ
皮革製品を磨くのにぴったりな馬毛ブラシ。馬毛なのでやわらかく、皮に傷をつけにくい商品です。小さすぎないブラシなので、しっかり持てて効率よくブラッシングできます。
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ローション
簡単に言うと「日焼け止め」ってところでしょうか。ヌバックは、結構変色するんです。これは無色のローションなので、革の色は気にせず使えます。色落ちを戻すというより、ちょっと日焼けした程度なら戻せるだけなので気をつけてくださいね。
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ワックス
革製品の保護やツヤ出しにぴったりな、コロンブスの保湿保革クリーム。こちらも無色タイプなので、さまざまな色の靴に使えます。ワックスも油、付ければ染み込んでいきます。うすーく伸ばすようにしましょう。
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4ステップで徹底解説!ヌバックのお手入れ方法
ここからはヌバックのお手入れ方法を解説していきます。ヌバックを長持ちさせるには、ていねいなお手入れが欠かせません。次の4つの手順で、ヌバックが受けてしまったダメージを補修していきましょう!
・防水ジェルで保護
・ローションで色鮮やかに
・ワックスで栄養補給
汚れを落とす
ヌバックのお手入れ、まずはじめのステップは汚れを落とすこと!
ヌバックは表面が起毛しています。そのため土やホコリが中に溜まりやすいので、とても大事な作業になります。根気よく汚れを落としていきましょう。
・真鍮のやわらかいブラシ
作業を始める前の下準備として、靴なら靴紐をとり、インソール(中敷き)も取り出しましょう。

靴の中の砂や木くずなど、すぐに取れるゴミを落としましょう。

靴の表面に付いた泥や砂を、スプラッシュブラシを使ってこすり、落とします。
靴のソールは、真鍮の柔らかいブラシを使って洗います。あまり強くこすってソールを傷めないように気をつけながら、泥汚れなどもすっきり落としましょう。
防水ジェルで保護
次の手順は、防水ジェルでの保護。起毛させた隙間には、とっても汚れがつきやすいんです。防水ジェルをつけて、きちんと保護することが大切。
・磨きブラシ

手で防水ジェルを取り、ヌバック全体に伸ばします。分量は1プッシュ程度で大丈夫です。

磨きブラシでヌバック全体をブラッシングし、全体にムラなくジェルを塗りこみます。
ローションで色鮮やかに
ヌバックの色落ちを防ぎ、革本来の色を復元してくれるローション。絶対に必要な手順ではありませんが、革の質感を大事にしたい方には、ローションのご利用をおすすめします。

ローションは分量に気をつけましょう。布などに薄く染みこませてから塗りこむと、ちょうどいい分量を塗れます。
ワックスで栄養補給
革に栄養分が不足すると、革の表面がカサカサになってきます。革の繊維が壊れないように、ワックスでの油分補給はとても大切な作業なのです。
・磨きブラシ
ワックスを指先に少し取ります。チューブ式のものなら、だいたい2cmくらいが目安です。
指にとったワックスを、ヌバックに点々とのせましょう。後でブラシですりこむので、まだ全体に伸ばさなくて大丈夫です。
磨きブラシを使って、ヌバック革全体に手順2でのせたワックスを伸ばしていきます。ワックスがヌバック革の隅々にまで行き渡るように、ていねいにブラッシングしてください。
靴なら、つま先がすれやすいのでぜひ多めに塗ってあげましょう。
最後に、手を使ってヌバック革を磨き上げていきます!ヌバック全体に手で直接ワックスをすりこませましょう。摩擦熱と手の体温で、ワックスを溶かしながらヌバックに定着させることができるんです。
ヌバックを長く使うなら定期的にケアを
ヌバックのお手入れは4ステップ。道具を揃えれば難しいことはありません。最悪、たまにブラッシングをするだけでも大丈夫です。その程度でも、やるのとやらないのでは大違い。ふと「あれ、最近ブラシかけたっけ」と思い出すくらい、大切にしてあげましょうね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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