
茶色の革靴をプロが磨いてみた!目立つ傷も消えて鏡面磨きでピカピカ
ビジネスシューズやブーツなど、革靴の定番は黒色。
でも、スーツ姿に華やかに映えたり、女性の足元をおしゃれに彩ってくれるのは茶色の革靴なのではないでしょうか?
ただ、茶色の革靴って傷が目立ちやすかったり、どの濃さの靴クリームを使えば良いのか…分からないことが多いんです!
そんな訳で今回は、複数回に分けて茶色の紳士靴やブーツの靴磨きをプロの方に教えていただきます!
今回教えてくれるプロの方は、靴磨き・修理の専門店「THE SHOE SHINER(ザ シュー シャイナー)」の戸澤さんです。
戸澤さんは、10年間ほど靴磨き・修理の出張&宅配サービスの会社に勤めていました。
靴磨き・修理の技術を身につけただけでなく、エリアの統括マネージャーまで経験されたんだとか。
そんな中、地元である福岡のビジネスマン・ビジネスウーマンの方々を足元から元気にしたいと思い、2014年に「THE SHOE SHINER(ザ シュー シャイナー)」を立ち上げました。
それでは、まずは茶色のドレスシューズの靴磨きの手順を教えてもらいましょう!
茶色の革靴の靴磨きの流れ
茶色や黒色と、靴の色が変わっても靴磨きの流れは変わらないとのこと。
手順は次の通りです。
1.表面の汚れを落とす
2.リムーバーで汚れを落とす
3.靴クリームを塗る
4.ブラシで磨く
5.余分なクリームをふき取る
6.ストッキングでさらに磨く!
そして、プロが使う道具はこちら。
靴クリーム(1)
馬毛ブラシ(2)
豚毛ブラシ(3)
ペネトレイトブラシ(4)
ストッキング(5)
ワックス(6)
クリーナー(7)
リムーバー(8)
布(9)
水(10)
茶色の靴クリームにこんなに種類があるなんて驚きですね!
ちなみに、茶色の革靴の靴磨きでポイントになるのが、靴クリームや補色スプレーの色。
あくまで補色なので、そこまで神経質になる必要はないとのこと。靴と同じ位の明るさか、少し明るい色の靴クリームを使用すると、塗った後の色の変化もあまりなく仕上がるそうです。

まずは、無骨なのにどこか上品なフォルムが特徴のドレスシューズから磨いていきます。

靴紐を外して、馬毛ブラシで表面のほこりや汚れを落とします。
タンの部分は特に汚れが溜まりやすいので入念に。


リムーバーで古い靴クリームをしっかり落とします。
化粧落としの役割と一緒で、革の表面をすっぴんの状態にしてきます。

補色するだけでなく、革に栄養を与えていきます。
クリームの量は米粒2~3粒程度で、薄く伸ばします。
傷がつきやすいつま先やかかとの内側部分はもちろんのこと、コバ(本体と靴底のつなぎ目)も念入りに塗っていきます。

馬毛よりも毛の太い豚毛ブラシを使って、素早くブラッシングしていきます。
大きく、素早くブラシを動かしてクリームを伸ばしていくのがポイント。

クリームが必要以上に靴に塗られていると、パンツに色が移ってしまう原因に。
布でコバの部分まで丁寧にふき取ります。

なんと、ここで登場したのが使い古しのストッキング!
繊維が細いので、ツヤを出すのに最適なだそう。
ここまでが靴磨きの手順です。
さっそく磨く前と磨いた後を見比べてみましょう。
左側が靴磨き前、右側が靴磨き後の状態です。
どうでしょう?靴の輝きが全然違いますね!
鏡面磨きで茶色のドレスシューズをさらにピカピカに!
実は、さらに靴をピカピカにする方法があるんです。
その方法は…ズバリ鏡面磨き。
その名の通り、革の表面を鏡のようにツルツルに磨き上げます。
さっそく、その手順を見ていきましょう!

鏡面磨きに必要なのは、靴クリームではなくワックスです。
ちなみに、戸澤さんはKIWIのワックスを愛用しています。
布でワックスをサッと付けて、クルクルとうすく伸ばしながら磨いていきます。
鏡のように輝くまで、この工程をひたすら続けます…。

1回ワックスを付けて伸ばしたら、その度に水滴を1粒ほどつま先に乗せて磨きます。
水を加えることで、ワックスと布の表面が滑りやすくなってツヤが出しやすくなるんです。
ちなみに、ワックスを付ける回数は5~6回とのこと。
とにかく、じっくりクルクル。全ては輝く鏡面の為に。
10分程でしょうか…ひたすら靴を磨き続けた後の姿がこちらです。
鏡面磨きが完了した状態がこちら。ちなみに普通の方が磨くと2倍は時間がかかるそう。
こんなにピカピカになった靴を履いたら、気持ちのいい気分で1日を過ごせそうですね!
靴磨き・鏡面磨きを終えて
ここで、お手入れ前と後の靴を改めて見比べてみましょう。
左側が靴磨き・鏡面磨き前の靴、右側が靴磨き・鏡面磨き後の靴です。
革の発色の良さが違いますね!
靴磨き・鏡面磨き前の靴は少し色あせた印象を受けますが、靴磨き・鏡面磨き後の靴は明るくなって、革の輝きにハリが出ています。
また、つま先にあった傷はすっかり消えて、その代わりにピカピカに鏡面が輝いています。
靴のデザインによってはもっと磨き込むこともあるそうですが、この靴のデザインに合わせて、自然な鏡面の輝きに仕上げています。さすがプロの技。
茶色のドレスシューズがグッと華やかな状態によみがえりました!
戸澤さんに靴磨きについて聞いてみました
ドレスシューズの靴磨き・鏡面磨きを終えて、戸澤さんから靴のケアについてお話をお聞きしました。
「靴をきれいな状態に常にされてる方って、ビジネスの場でもプライベートでもしっかりされてる方が多いんですよね。」
「靴のことを気にかけているから他のことも気にされる、とまではいかないですが、そういった細かいところにまで気を配れる方はやはり信頼される方なんだと思います。」
と話される戸澤さん。ご自身も、現在はもちろん、会社員時代から靴をきれいにすることには気をつけていたそう。
靴をいつもきれいな状態にしていたい。でも仕事や家庭で忙しい人には少し手間がかかるのも事実。
そんな時こそ、ぜひ「THE SHOE SHINER(ザ シュー シャイナー)」にお気軽にご相談ください!とおっしゃっていました。
最後に
「THE SHOE SHINER(ザ シュー シャイナー)」の戸澤さん、改めて、茶色のドレスシューズの口磨き・鏡面磨きを教えていただきありがとうございました!
今度は、女性もののブーツを磨く方法を教えてくれるとのことで、非常に楽しみです。
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