車の塗装剥がれは自分で直せる!プロに頼らない3つの方法と使う道具を解説
長く乗ってきた愛着のある車。新車の頃と比べるとキズがついていたり、色が落ちていたり…。そんな車の塗装の剥がれについて気になるのは、自分で補修できるかどうかではないでしょうか?今回は大切な車の補修方法を解説します!
どこまで自分で直せるの?
車の塗装のキズや剥がれですが、浅い擦りキズであれば、タッチアップペンで簡単に補修できます!小さなキズやへこみ、色落ちならばスプレーやローラーを使って直しましょう。
初心者には車全面を塗装しなおすのは難しいので基本的にはプロに頼むのがオススメ。車好きの中には自分好みのカラーリングに挑戦する方もいるそうです。
3つの修理方法
車の塗装補修の方法は大きく分けて3つ!用途に分けて適切な方法を紹介します。
タッチアップペン
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軽度な補修方法はこのタッチアップペン。小さなキズや軽い塗装の剥がれであればごまかすことができます。
ただ、「ごまかす」と表現したように、塗装自体の剥がれや段差などを直すわけではないのであくまで応急処置です。広い範囲でタッチアップペンを使うとその仕上がりのムラも目立つので、小さなキズに使うだけに留めておきましょう。
スプレー
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スプレーの利点は広範囲の補修が可能なところ!多くの車体のカラーに向けてバリエーションも豊富です。しかし、力加減によってブツブツや色ムラが起こる可能性は出てきます。キレイに塗るコツはしっかりとした下準備を行うことと、塗り重ねることです。
ローラー・ハケ
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ローラーやハケは広い範囲の修復に向いています。壁を塗るように全体に伸ばしながら塗れば完成です。ただ、どうしても色塗り後の質感は、ローラーやハケで補修したとわかるものになります。独特の質感や色合いを楽しめる人にオススメの方法と言えるでしょう。
補修に必要な道具・手順
実際にどうやって補修を行っていくか、スプレーを使った手順を紹介していきます!今回はスプレーの場合での紹介ですが、タッチアップペンやローラーを使う場合でも、下準備まで全く同じです。
用意するもの
・紙やすり・耐水紙やすり
・コンパウンド
・塗装用マスキングテープ
・シリコンオフ
・プラサフ
・ボカシ剤
・カラースプレー
・クリアーペイント
手 順
1. 紙やすり・耐水紙やすりをかける
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塗装が剥がれかけている部分を紙やすり、耐水紙やすりの順で削っていきます。
2. コンパウンドで磨く
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紙やすり・耐水紙やすりで削った部分をコンパウンドで磨いていきます。
3. マスキングテープで養生する
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塗料が他の部分にかからないようにマスキングテープでしっかりと養生しましょう。
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シリコンオフには油膜をふき取る効果があります。塗装する箇所に油分が残っていると、塗料がうまく乗らないのでしっかり吹きつけましょう。
5. プラサフを吹きかける
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プラサフにはキズやへこみを補修する効果と塗料の乗りをよくする効果があります。防サビ効果もあるので、必ず使いましょう!
6. ボカシ剤を吹きかける
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塗料を塗る直前と直後に使いましょう。カラースプレーの色ムラを抑える効果があります。
7. カラースプレーを吹きかける
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車体にあった色を選んでしっかりと吹きつけていきましょう。
8. クリアーペイントを吹きかける
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塗料を塗り終わった後に吹きかけると、光沢感のある仕上がりを演出できます。
タッチアップペンを使った補修方法は?
車の塗装を修理する方法として、「タッチペン」を使った方法があります。傷ついた塗装面に同じ色の塗料を、小ハケで塗る補修方法です。
塗装の傷を放置すると、傷からサビが広がって腐食が始まってしまいます。だからこそ、傷に気が付いた瞬間に応急処置としてとりあえずなんとかできるのが、タッチペンなのです。プロがやりました、という完璧な仕上がりを期待しなければ簡単にできる方法ですよ!
用意するもの
タッチペンはホームセンターやカーセンターで売られています。ただホームセンターでは商品の種類が少なく、車の色とぴったり一致するものがないかもしれません。なるべく自然な仕上がりにするためには、カーセンターに行って探したほうが良いかもしれませんね!
どうしても車の色に合う商品がない時は純正色をその場で調色してエアゾール缶に詰めてくれるサービスを利用してもいいでしょう。
商品を探しにいくときにはまず、自分の車のボディーカラーのカラーナンバーを把握しておきましょう。エンジンルーム内に取り付けられている型式プレート内に記載されています。
手順
それではタッチペンを使った方法を紹介していきます!
油膜をとるために、台所用の中性洗剤で傷の部分をキレイに洗い落とします。
傷の部分を細かいNOの紙やすりで削ります。
インクが傷以外の部分につかないように、マスキングテープでブロックします。
筆で細かく丁寧に塗ります。
乾くまでに1週間程度かかります。
一週間後、②で使った紙やすりより細かいNOのやすりでなだらかにします。
傷周辺のマスキングテープを丁寧にはがします。
付近やウェスで、キレイに拭き取ります。
これにて完了です!
ただ、タッチペンを使った塗装は丁寧な作業が求められるので、自分でやるのは不安という方はプロにお願いした方が良いかもしれません。
塗装の剥がれる原因と予防法
さて、塗装の補修も終わってピカピカになったはいいけど、放っておくとまた剥がれていくんじゃないの?
そうです!車の塗装は使い続けるうちに剥がれていくもの、防ぐにはしっかりと予防しなければいけません。愛車を守るために塗装が剥がれる原因と予防方法を見ていきましょう。
キズによるダメージ
一番わかりやすい原因はキズによるダメージ。わかりやすく接触したとき以外でも、小さな擦りキズは塗装をはがしていきます。また、前方の車から飛んでくる小石なども、バンパーなど前面の塗装剥がれの原因になります。
紫外線
太陽光に含まれる紫外線も車の塗装を剥がす一つの原因。車の塗装が古くなると塗装の上層に紫外線が届き、塗料を破壊するようになります。紫外線の影響は気づきにくいですが、車の塗装を着実に剥がしていく原因です。
ホコリ・チリ
ホコリやチリも塗装の薄い面が剥がれる原因になります。ホコリやチリで塗装が薄くなったところに、紫外線などが当たるとより大きな色あせを引き起こすので侮れません。
水分
水分も実は塗装の天敵!塗装に良くない理由は大きく分けて2つあります。
水分に含まれるミネラル分
水分に含まれるミネラル分は塗装に付着することで、イオンデポジットという白くこびりついた水垢になってしまいます。このイオンデポジットは放っておくと車のへこみにつながることもあるので要注意です。
水滴を通した日光
雨上がりや洗車後、車に残った水滴はレンズの役割をし、日光を集め、熱で塗装を傷めてしまうのです。
車を守るための予防法
車をキズつける原因が分かれば予防方法は簡単。運転時以外は、日光や雨に当たらない場所に置いておきましょう。ガレージがない場合は面倒でもシートを掛けることを徹底しましょう!
擦りキズや石などの完全な対策は難しいですが、車間距離をとることや安全運転の徹底などが対策方法です。
プロに頼むメリット
ここまで自分で塗装する方法を紹介してきましたが、プロに頼んでみるアイデアというもあります。傷の状況によって見積もりに出してみなければわからないですが、複数の場所の塗装を直すと数十万円かかることもあるそうです。ではプロに頼むメリットは一体何でしょう?
それはスバリ、仕上がりのクオリティ!自分の力で初めてやると粗が目立ってしまうことがあります。料金かかってしまいますが、そうした失敗を避けたければプロに頼むのがおすすめです。
まとめ
放っておくと、見た目も気分もすぐれなくなる塗装の剥がれ。自分で直そうと思っても、調べてみるとめんどくさそうでついつい後回しにしがちではないでしょうか。二の足を踏んでしまいがちですがこの機会にキレイに直してみましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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