エアコンの取り付けは自分でもできる!条件とやり方、プロからのアドバイス
新しいエアコンを購入した場合、基本的には専門の業者さんが取り付けてくれますが、正しい手順や取り付け方法、必要な道具などを把握していれば、自分で取り付けることも不可能ではありません。エアコン取り付けは自分でできるのか?といった疑問やエアコンの取り付け方法について解説していきます。
目次
エアコンの取り付けは自分でできる
エアコン取り付けを自分で行うことは可能なのでしょうか?結論から言うと「可能」です!
しかし、専門的な知識や資格が必要なこともあるため、基本的にはプロにお願いすることをおすすめします。ここでは、自分でエアコン取り付けが可能な場合と、逆に自分でエアコン取り付けしない方がいい場合についてそれぞれ解説していきます。
エアコンの取り付けを自分でできる場合
・2人以上で作業ができる
・コンセントの種類、エアコンの電圧が以前使っていた機種と同じ
・室外機がベランダ置き、または大地置き
自分でエアコン取り付けができるのは、このような条件が揃った場合。1つでも当てはまらないものがあれば、無理をせずプロに頼むのが無難です!
すでに配管穴が空いている
エアコン取り付けをする際には、室内機の電線や銅線、ドレンホースなどの配管類を壁の穴から外に出す必要があります。これらの配管類を出すための配管穴が壁にあれば、比較的作業は簡単で、エアコン取り付けを自分で行うことができます。
しかし、自分で配管穴を空けるとなると、作業が大変なのはもちろんのこと、住宅にとって重要な柱や梁(はり)を損傷してしまう危険性もあります。エアコンを取り付けたい箇所に配管穴がない場合は無理をせず、プロにお願いしましょう!
2人以上で作業ができる
エアコンはとても重たい製品で、室内機は約10kg、室外機に至っては約30~50kgの重さがあります。これらを自分1人で持ち運びするのは非常に大変で、場合によっては、怪我をしてしまう可能性もあります。エアコン取り付けを行う際は、最低でも2人以上で作業するようにしましょう。
コンセントの種類、エアコンの電圧が以前使っていた機種と同じ
エアコンには専用のコンセントが必要で、その種類は機種によって異なります。以前使っていたエアコンと新しいエアコンのコンセントの種類や電圧が同じであれば、そのまま使うことができます。しかし、コンセントの種類や電圧が異なった場合は工事が必要で、電気工事士の資格が必要です。その場合はプロにお願いしましょう。
室外機がベランダ置き、または大地置き
室外機を置く場所が「ベランダ置き」や庭や地面に直に置く「大地置き」の場合は、室外機を置くだけなので比較的簡単に作業することができます。しかし、室外機を、金具を使って軒下に設置する「天吊り」や壁に設置する「壁掛け」、屋根に設置する「屋根置き」などの特殊な方法で設置する場合は、難易度も高く危険なため、プロにお願いするようにしましょう!
エアコンの取り付けを自分でやらない方がいい場合
・室内機と室外機の設置場所が離れている
・壁の中に配管を埋める「隠ぺい配管」をしたい
基本的にエアコン取り付けは自分でやらず、プロにお願いすることをおすすめしますが、その中でも特に自分でやらない方がいい場合を3つ紹介します。
コンセントの交換や電圧の切り替えが必要
エアコン取り付けの際に、コンセントの交換が必要な場合は、プラグの交換だけでなく電圧の切り替えも必要になります。これらの工事には、電気工事士の資格が必要で、これがないと工事はできません。また、アース工事や分岐ブレーカー交換などが必要なケースもありますが、これらの工事にも電気工事士の資格が必要です。
室内機と室外機の設置場所が離れている
室内機と室外機の設置場所が離れている場合、配管類の延長が必要になります。銅線やドレンホースなどは、部材を購入して延長すれば対応できますが、電線を延長したい場合は電気工事士の資格が必要です。資格がない場合は工事することはできないため、プロにお願いしましょう!
壁の中に配管を埋める「隠ぺい配管」をしたい
エアコンの配管類を壁の中に埋めて隠す配管方法を「隠ぺい配管」と言います。この隠ぺい配管は素人ができるDIYの範疇を超えており危険なため、どうしてもやりたい場合はプロにお願いしましょう。そもそも隠ぺい配管は新築時に行うことが多く、配管専用のスペースがある場合に施行できます。
エアコン設置のプロからのアドバイス
では、プロの意見はどうなのでしょうか。「ユアマイスター」では、エアコン取り付けのプロに「エアコンの取り付けや取り外しを業者さんに頼まず、自分で行うことはやっぱり難しいですか?」と聞きました!
よかね~設備さん(福岡県)
パールクリーンサポートさん(佐賀県)
やはり、エアコン取り付けを自分でやるのは難しいようです。エアコン取り付けには専門的な知識や作業が必要なこともあり、簡単にできるものではありません。新しいエアコンを取り付ける際には、プロにお願いすることをおすすめします!
エアコン取り付けに必要な道具とは?
エアコン取り付けはプロにお願いすることをおすすめしますが、自分でできないこともありません。エアコン取り付けにはさまざまな道具が必要です。ここでは、自分でエアコン取り付けをする際に必要な道具について解説していきます!
レンタルした方がいい道具
道具
主な用途
相場(購入した場合)
トルクレンチ
冷媒配管の接続
3,000~6,000円
電気ドリル
エアコン据付板の固定
3,000~20,000円
コアドリル
配管穴を空ける
5,000~15,000円
エアコンダクトカッター
化粧カバーの切断
3,000~11,000円
フレアツール(またはガス溶接機)
配管のフレア加工
20,000~45,000円
真空ポンプ
真空引き(エアパージ)
30,000~50,000円
真空ゲージ(ゲージマニホールド)
真空引きのチェック
10,000~20,000円
リーマー
銅管のバリ取り
2,000~8,000円
パイプカッター
配管パイプや銅管の切断
3,000~6,000円
これらの道具を購入しようとすると、最低でも約80,000円ほどかかってしまいます。それがレンタルなら1万円以下に抑えることができます。ネットなどで簡単にレンタルできるので、家にこれらの道具がない場合はレンタルして作業しましょう!
購入した方がいい道具
道具
主な用途
相場
ドライバー
ネジ締め
500~3,500円
ペンチ・ニッパー
電線ケーブルの接続部の皮むき
2,000~10,000円
モンキーレンチ
配管のフレアナットの締め付け
1,000~2,000円
六角棒レンチ
フロンガス解放時の室外機のバルブの開け閉め
300~1,000円
両口スパナ
冷媒配管の接続
1,000~3,000円
パイプベンダー
配管パイプの折り曲げ
2,000~15,000円
ガス漏れ検知器
ガス漏れ点検
3,000~8,000円
全部をいちから揃えようとすると1万円近くかかってしまいますが、ドライバーやペンチ・ニッパーなどはご自宅にある方も多いと思うので、足りない道具だけ購入してエアコン取り付けを行いましょう!
エアコンの取り付け部材
部材
主な用途
相場
プラブロック(据置台)
室外機の設置
130~1,300円
配管パイプ
冷媒の配管
3,000~9,000円
ドレンホース
ドレン水の排水
400~800円
化粧カバー
作業後の配管のカバー
500~2,500円
配管テープ
化粧カバーの代用
300~1,500円
貫通スリープ
配管穴の保護
300~1,200円
エアコン配管用パテ
配管穴からの雨・風防止
100~1,000円
渡り配線用の電線
室内機と室外機の端子台の接続
2,500~6,000円
ボードアンカー
エアコン据付板の取り付け
1,000~3,000円
アース棒・アース用ネジ・アース線
漏電・感電防止のアース工事
600~3,000円
部材の購入には最低でも約9,000円くらいはかかってしまいます。道具が全て揃っていても、エアコン取り付けにはそれなりの費用がかかるんですね。
エアコン取り付けを自分でやる際のリスク
・失敗したときの保証がない
・賃貸物件だとトラブルが発生
・ガス漏れのリスク
・作業は2人以上で行う
・難易度が高い作業は特に注意して行う
エアコン取り付けに必要な道具について紹介したところで、次にエアコン取り付けを自分でやる際のリスクや注意点について解説していきます。自分でエアコン取り付けをやる際にはさまざまなリスクや注意点があるので、それらをしっかりと理解した上で作業を行うようにしましょう!
失敗したときの保証がない
自分でエアコン取り付けを行なった場合、エアコン取り付けに対する保証はありません。もし、自分で作業をしていて何か失敗をしてしまっても保証がないため、余計にお金がかかってしまう可能性もあります。
また、取り付けた後に不具合が生じても、それに対する保証がないため、修理を自分でやったり、プロにお願いしなければならなくなってしまう可能性もあります。自分でエアコン取り付けした場合は、全て自己責任となるので、それを理解した上でDIYするようにしましょう!
賃貸物件だとトラブルが発生
賃貸物件に住んでいる方は、自分でエアコン取り付けを行うのは避けましょう。賃貸物件の設備の設置・交換は基本的に大家さんに決定権があり、勝手に作業をするとトラブルに発展してしまう可能性があるからです。エアコンを自分で買って用意したとしても、エアコン業者に頼んで取り付けてもらうようにしましょう。
自分で取り付けて、物件を傷つけたりしてしまったら、修繕費用を負担しなければならなくなってしまいます。特に、配管穴が空いていない場合は、自分で空けるか、業者さんに依頼する必要があります。いずれの場合でも、賃貸物件の場合は、まずは大家さんに許可を取ってエアコン取り付けするようにしましょう!
ガス漏れのリスク
エアコン取り付けを自分で行う場合、特に注意が必要なのがガス漏れです!配管内の空気を抜く真空引きが正しくできてないと、冷媒ガスが循環できず、エアコンの効きが悪くなってしまいます。また、配管の接続を間違ることや接続時に冷媒配管を折ってしまうこと、フレア接続部の締め具合などによってもガス漏れしてしまう可能性があります。
自分でエアコン取り付けを行う失敗例で1番多いのが、このガス漏れです。ガス漏れしてしまうと、専門業者に頼んで、ガスの補充を行なってもらわなければならなくなります。自分でエアコン取り付けを行う際は、ガス漏れのリスクがあることを理解した上で作業しましょう!
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エアコン取り付けを自分でやる際の注意点
・作業は2人以上で行う
・難易度が高い作業は特に注意して行う
作業は2人以上で行う
エアコン取り付けを自分でできる場合のところでも説明したように、エアコンはとても重い製品で、特に室外機は30~50kgと1人で持ち運ぶのは難しく、危険でもあります。エアコンを落下させたり、ケガをしないためにも、作業は最低でも2人以上で行うようにしましょう!
難易度が高い作業は特に注意して行う
エアコン取り付けには、難易度が高い作業や失敗しがちな作業が多くあります。そういった作業は以下のようなもの。
・冷媒配管を途中で折ってしまう
・冷媒配管をうまく接続できず、ガス漏れしてしまう
・固定が上手くいかず、エアコンが落下する
・穴あけ作業などで壁や配線、配管などを傷つける
これらの難易度が高い作業や失敗しがちな作業は特に注意をして行いましょう!失敗してしまうと、結局業者さんにお願いしなければならなくなってしまうこともあります。少しでも不安な場合は、素直に業者さんにお願いをして、エアコン取り付けをやってもらいましょう。
エアコン取り付けを自分でやる方法!
それでは、実際にエアコンを取り付ける方法を解説します!繰り返しにはなりますが、エアコンの取り付けは失敗する可能性も高いので、自信がある方のみチャレンジしてください。
まず初めに取り付け位置を確認しましょう。取り付け位置に問題がなければ作業を開始します。
・エアコン用のコンセントがあるか
・コンセントの位置
・コンセントの電圧は適正か
・室外機の設置場所
これらの項目をしっかりと確認してから作業を始めましょう!室内機の設置場所にエアコン専用の穴がない場合は、コアドリルを使って壁に穴を開ける必要があります。失敗した場合は壁を傷つけることになってしまうので、慣れていない場合は業者さんに依頼しましょう。
また、専用のコンセント取り付けたり、コンセントの電圧を変えたい場合は電気工事士の資格が必要です。このような場合は専門の業者にお願いして、作業してもらうようにしましょう!
取り付け位置が決まったら、室内機や室外機まわりを養生していきます。道具を置く場所など、作業スペースとなるところは全体的に柔らかい布などで覆い、傷や汚れを防いぎましょう!
エアコンの本体を引っかけるために、背板と呼ばれる金属を壁に貼り付けます。斜めにならないよう、水平に設置することを意識してください!また、壁の材質になって取り付ける方法が違います。
・木材の場合
電動ドリルを使ってネジで固定しましょう。
・石膏ボードの場合
壁内部で傘のように開くカサ式のボードアンカーを使って固定します。
・土壁の場合
縦桟という金属製の部材を取りつけて壁に強度をつけます。それから壁に固定します。
・しっくいの場合
壁に合板で石膏ボードを貼るための下地をつくってから、固定します。
・鉄筋コンクリートの場合
背板にグリップアンカーを打ち込んで、ボルトで固定します。
背板がしっかりと設置できていないと事故につながる可能性もあります。壁の材質や背板の設置場所などに注意して作業を行いましょう。
リモコンからの信号を受け取るFケーブルと呼ばれる部品を室内機に取り付けます。また、
・配管2本
・ドレンホース
を取り出すための穴を室内機に書いてある切り取り線に沿って開け、取り出し口を確保してください!
壁の穴から、冷媒ガスの通り道となる配管を、室内から屋外へと通します。この段階では壁に通すだけで、室内機・室外機の配管を繋ぐ必要はありません。室内機に溜まる水を外に排出するためのドレンホースやFケーブルも、配管と同じように通してください!
すでに設置してある背板にひっかけるようにして、室内機を取り付けます。この時、室内機の裏側には、配管2本・ドレンホース・電源コード・Fケーブルがあると思いますが、それらは室内機の裏にしまいこんで、外から見えないようにして設置してください。
壁に通した配管を室内機の配管に繋げます。壁に通した方の配管には、フレアツールを使って、切り口を広げるフレア加工を施します。ドレンホースは配管と違って、テープを巻くだけで繋ぐことができます。実はドレンホースは、トラブルが起こりやすいパーツです。以下の3つに気をつけましょう。
・室内機から水滴が落ちないようにする
原因はパイプ内の詰まりにあります。ごみを取り除けばOKです。
・ドレンホースを通じて、外から害虫が入らないようにする
ドレンホースの端にドレンキャップを取りつければ、害虫の侵入を防げます。
・ドレンホースから異音がしないようにする
原因はパイプ内の気圧差にあります。消音用逆止弁を取りつけることで気温差がなくなり、異音がしなくなります
ここは少し大変な作業になりますが、根気よく頑張ってください!
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壁に通した配管の、家の外に出ている部分を整えます。真っ直ぐにしたり、曲げたりして、外の壁にしっかり沿わせるようにしましょう。形を整えたら、配管2本とFケーブルをまとめてテープで巻いて、きれいに仕上げ、壁の穴は、パテで埋めましょう。また、外の配管を守るために、テープではなく化粧カバーを使って保護することもできます。
室外機がベランダ置きや大地置き(地面に直接置く)の場合は、プラスチックの台の上に室外機を設置してください。室外機を置いた後、壁に通した配管の切り口にフレア加工を施し、室外機の配管と繋げます。配管を繋げるのと同時に、Fケーブルも室外機に繋げましょう。
室外機が標準の置き方(ベランダ置きや大地置き)以外の場合は、特殊な加工や金具が必要な場合がほとんどです。自分で行うのが難しい作業なので、業者さんにお願いすることをおすすめします。室外機の置き方を以下の表にまとめました。
室外機の置き方
業者に頼んだ場合の相場、参考価格
標準(ベランダ置き・大地置き)
一般的な室外機の置き方。室内機の真裏の足元に置く
特になし
立ち下し・立ち上げ
室内機とは異なる階に設置するタイプ
配管延長料金:約4,000円×必要メーター数
屋根置き
屋根に特殊な金具を取り付けて、その上に設置するタイプ
約8,000円/金具が必要な場合:約16,500円
天井吊り下げ
ベランダの天井からぶら下げるタイプ
約8,000円/金具が必要な場合:約16,500円
壁付け
建物の壁にL字の金具を付けて設置するタイプ(高所での作業になる場合もあるため、DIYでは非常に難しく、業者さんでも不可の場合あり)
約8,000円/金具が必要な場合:約16,500円
2段置き
ベランダにスペースがなく、2台室外機を置きたい場合に用いられる方法。上段と下段に1台ずつ室外機を設置。
約6,500円/金具が必要な場合:約20,000円
室内機から室外機に繋がった配管内の空気や水を抜くため、真空ポンプを使って真空引きを行います。だいたい20分ほどかかるので、根気よく待ちましょう。
この作業を怠ると、エアコンの故障の原因にもなってしまう、大切な作業です。真空引きが終わったら、室外機の配管のバルブを回します。すると、室外機に溜まっていた冷媒ガスが配管を通って循環します。これで、エアコンが使えるようになります。
作業が全て完了したら、最後に試運転を行います。試運転のときは以下の点をチェックしましょう♪
・冷暖房中にエアコンの吹き出し口から風が送られてくるかどうか
・外に出したドレンホースから、きちんと排水されているかどうか
・室外機のファンが回っているかどうか
・冷房中の室内機の熱交換器が冷たいかどうか
・室内機から水滴が落ちてこないかどうか
以上の点で問題なければ、エアコンの取り付けは完了です!お疲れ様でした。
エアコンの取り付けはプロにお願いしよう!
ここまで、エアコンの取り付けを自分でやる方法について解説してきましたが、やはりエアコン取り付けはプロに頼むことをおすすめします!エアコン取り付けはDIYの中でも難易度が高い作業で、失敗すると壁や床を傷つけたり、エアコンがうまく稼働しなかったりします。安心安全にエアコンを使うためにも、エアコン取り付けの作業は業者さんにお願いしましょう。
エアコン取り付けをプロにお願いするならユアマイスターがおすすめ!ユアマイスターなら、お住いの地域から、あなたにあったプロを探すことができますよ!作業内容やお悩み相談なども以下のリンクから見れるので、ぜひチェックしてみてください。
プロのエアコン取り付け
プロが取り付けた場合の費用は?
新品エアコンの取り付け工事の費用相場は、1台18,000円~22,000円程度です。一方、購入する工具の数にもよりますが、自分で取り付ける場合の費用は、25,000円前後かかります。つまり、1台だけエアコンを設置するときは、プロに依頼したほうがお得だといえるでしょう。ただし、2台以上エアコンを設置するのであれば、購入した工具は使いまわしがきくので、自分で取り付けたほうが費用面ではお得になることがほとんどです。
2台以上の場合は、費用面だけで見れば自分でエアコン取り付けをした方がお得ですが、やはりプロにお願いしたほうが確実に施工してくれて、安心なので、プロに頼むことをおすすめします。というのも、壁の穴開けに失敗してプロに修復を依頼する場合、壁穴の修理に16,000円~、クロスの張替え(20㎡)に20,000円~の費用がかかってしまうからです。
プロが取り付けた場合の所要時間は?
プロにエアコンの取り付けを頼むと、約1時間半かかります。ただし、これは標準工事にかかる時間。 標準工事とは、配管パイプ用の穴あけと取り付け、室内機・室外機の設置、真空引きの作業(エアコンの内部を真空にして水分を除去すること)、チェックのための試運転を指します。
追加工事が必要になる場合は、さらに時間がかかります。たとえば、室外機を天吊りや屋根置きなど通常とは違った設置の仕方をしたり、エアコン用のコンセントを新しく開設したりする場合です。「ユアマイスター」では、エアコン取り付けのプロに「エアコン取り付けと、エアコン取り外しの作業にかかる時間をそれぞれ教えて下さい。」と聞きました!
宮崎ベンリー運送さん(宮崎県)
有限会社佐藤商工さん(東京都)
エアコン取り付けをプロにお願いした場合、90~120分くらいの時間がかかるようです。また、取り外しであれば30分程度で終わるようです。
自分でやる以外にエアコンを安く取り付ける方法
プロに頼むとなっても、エアコン取り付けにかかる費用、できれば安く抑えたいですよね。ここでは、エアコン取り付けにかかる費用を安く抑える方法について紹介していきます!
繁忙期を避ける
エアコン取り付けにかかる費用を抑えたいなら、繁忙期にお願いするのは避けましょう!エアコン取り付けの繁忙期は5月下旬~8月頃です。この時期はエアコン取り付けの依頼が増えて、予約が取りづらいだけでなく、料金も割高になっています。急ぎでなければ、できるだけ繁忙期は避けてエアコン取り付けを依頼しましょう!
プロに聞いてみた。
「ユアマイスター」では、エアコン取り付けのプロに「 エアコンクリーニングを業者さんに依頼する場合、予約が取りやすい時期があれば教えてください。」と聞きました!
株式会社Faithさん(東京都)
ハートクリーンさん(東京都)
やはり5~7月頃が繁忙期で、予約を取るのが難しく、価格も割高なようです。繁忙期が終わった9、10月や年始のキャンペーンをやっている1、2月が予約も取りやすくおすすめなようです!エアコン取り付けを依頼する際はこれらの時期を目安にしてお願いしましょう!
安くエアコンを購入して、取り付けだけをお願いする
そもそものエアコンの値段を抑えれば、全体の値段も安く済ませることができます。ネットの割引やセールなどを利用して安くエアコンを買い、取り付けだけをプロに頼みましょう。ただし、この場合だとエアコンの購入と取り付けをまとめてお願いするよりも保証が手薄になる可能性があります。
エアコン業者に直接依頼する
エアコンの取り付けをプロにお願いする場合、家電量販店や引越し業者、エアコン業者など様々なプロから選ぶことができます。エアコンの取り付け費用を抑えたいなら、エアコン業者に直接依頼しましょう。
エアコン業者に直接依頼すれば、仲介料が上乗せされることがないため、その分安く依頼できます。また、エアコン業者であれば、元々持っていたエアコンを取り付けてもらうことも可能なので、エアコンだけを持っていて、取り付けていないという方にもおすすめです。
エアコン取り付けは難しくて掃除は自分で!
今回は、エアコン取り付けは自分でできるのか?といった疑問やエアコン取り付けの方法について解説していきました。エアコン取り付けは自分で行うことも可能ですが、故障やケガのリスクもあるので、プロに頼むことをおすすめします。プロにお願いして、安心安全にエアコンを取り付けましょう。
買い替えの前に掃除を検討してみるのはいかがでしょうか。エアコンのフィルターなら自分で掃除できますよ!定期メンテナンスをして長く使っていきたいですね。
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