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更新日: 2025年2月17日

スポルティバのクライミングシューズ修理を特集!ソール交換も可能!

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「スポルティバ」というメーカーをご存知ですか?スポルティバ社は1928年にイタリアのテーゼロで設立された世界で愛されているスポーツシューズのメーカーで、創業以来、MADE IN ITALYにこだわり続け、イタリア本社の美しい山々に囲まれた自社工場で世界へ向けて製品を送り出し続けています。今回は、そのスポルティバ製品の中でもクライミングのシューズにスポットライトを当てていきます!

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クライミングシューズって何?

クライミング

スポルティバはただ製品を作り、提供するだけではありません。何より自然を愛することを大切にし、環境保護活動にも取り組んでいます。そんな自然を大切にするブランドだからこそ、山を愛するすべての人にとって価値ある製品を送り出していけるのですね。

スポルティバのスポーツクライミングで使用するシューズは、履いたときに足の指がシューズの中で曲がるほどきついという点で、一般のスポーツシューズとはかなり異なっています。そのため、ソール(靴底)が柔らかくて滑りにくい特別な作りになっています。

そんなクライミングシューズはクライマーにとって重要なアイテムですが、ボルダリングが得意な日本のトップクラスのアスリートもスポルティバのシューズを愛用しているのです!女子ボルダリング界をリードする野口啓代選手、伊藤ふたば選手、森秋彩選手など活躍中の選手が使用している、まさに今一番注目しておきたいクライミングシューズブランドです。

では、スポルティバのクライミングシューズは他のブランドのものと何が違うのでしょうか?スポルティバのクライミングシューズには、特徴的な3つの技術が採用されています。

NO-EDGEコンセプト

ジーニアスなどに採用されているNO-EDGEコンセプト。このコンセプトを取り入れているシューズはアウトソールのエッジがあえて無くされているので、均一なプレッシャーで岩に立つことができます。

P3システム

ソリューションやパイソンなどに採用されているP3システム。このシステムが採用されているシューズは、小さいホールドにつま先を乗せやすい、ダウントゥの最初の形状を崩さずに長くキープできます。

ビブラムのXSソール

シューズの底に付けられたビブラムのXSソールはソール専用のメーカーが作った、高品質で優れたグリップ力が特徴的なソールです。

なるほど、まさにスポルティバが長年培ってきた至極の技術の結晶ですね。 このような繊細で高度な技術を知ると、世界中のクライマー達を虜にしているのも納得です。

クライミングシューズは新しく買うのが良いの?修理するのが良いの?

クライミングシューズは、長く履いていると足裏のソールが擦れて薄くなってしまいます。新しいものを買うのと修理するのでは、どちらがより良い選択なのでしょうか?

答えは、「修理する」です。その理由は大きく分けて3つ。

足なじみにあったものを使える

クライミングシューズは足なじみが非常に大切です。しかし、新しく買ったシューズを足になじませることはとても時間がかかります。一度足になじんだものを修理して履き直すほうが効率が良いのです。

自分好みに選択できる

まずは硬いものや柔らかいものなど、自分のクライミングスタイルに合ったラバーを選択しましょう。 さらに、ラバー以外にもラバーコートやラバーシート、さらにはエッジ付きのソールからノーエッジのソールなど、自分好みにたくさんのアイテムをカスタマイズできます。

新しく購入するより安い

クライミングシューズは普通の靴よりも高いものが多く、中には1足2万円以上してしまうものもあります。しかし、リソールにかかる金額は1足7千円ほどなので、新しく購入するよりも安く済むのです。

この中でも、自分にあった靴を長く履くことのできる点はとても重要です。大切なものを大切にする、この考え方がクライミングシューズの使い方にも表れてくるといいですね。

爪先のラバーに穴が空き、中の革が見えたときや底面に穴が開いたとき、またヒール部分のラバーが剥がれた時などはリソールの目安です。劣化が進むと修復が難しくなってしまうので、早めのメンテナンスをしてあげましょう。

もちろん今履いているものが気に入らない場合は新しいものに乗り換えてみるのもアリですが、ピッタリの靴を見つけた場合は長く履き続けるという選択肢も持ってみてはいかがですか?

クライミングシューズ修理のプロ「ナカダ商会」さん

ナカダ商会

そんなスポルティバのシューズを修理するプロが、「ナカダ商会」さんです!ナカダ商会さんは埼玉県川口市に工場を構えている靴修理の工房です。 登山靴やワークブーツ、クライミングシューズのリペアを主に扱っています。

靴の修理

ナカダ商会さんが誇るのは、何といってもソールの張替え技術! 従来のクライミングシューズはソール交換はつま先部分の1/3張替えですが、ナカダ商会さんはなんと1/2張替えを行っています。では、1/2張替えだと今までのものとどこが異なるのでしょうか?

それは従来の1/3張替えのものだとちょうど屈曲部分に張り合わせがくる可能性があり、せっかくリソールしても剥がれの原因となるのに対して、1/2まで張り替えるとつなぎ目部分の違和感もなくなるというところです。

リソールはこのナカダ商会さんだけのこだわりの張替え技術を使い、イタリアでクライミングシューズのリソールを研修した職人さんが1足1足丁寧に対応してくださいます。

さらに、全国60のジムと提携、修理可能なソールもVibramとUNPARALLELの2種類から選べます。

スポルティバのソールは先程も説明したように基本はVibram製です。しかしナカダ商会さんに修理を出せば、なんと他のソールにカスタマイズすることもできるんです!自分だけのお気に入りの1足を作ることができるなんて、とても魅力的ですね。

スポルティバだけでなく、全メーカーのリソールにも硬さまでお好みで対応しており、さらにループの交換なども行っているので、ソール以外の問題が発生した場合も対応してくださいます。

というわけでここからは、そんなナカダ商会さんの職人技を追っていきましょう。

クライミングシューズのソールの違いとは?

まずはリソールで使うソールの違いを見ていきましょう。

ナカダ商会さんでは、ソールをVibramのものとUNPARALLELEのものから選んで交換できます。でも、ソールの違いは見た目だけではよくわからないですよね。 ということで、ここでは2つのソールの違いをわかりやすく見ていきましょう。

Vibramソール

まずはVibram。スポルティバのシューズにも採用されているソールです。 ナカダさんで交換に使用している種類は3タイプ、それぞれの特徴を見ていきましょう!

VibramソールXS GRIP 2

VibramソールXS GRIP 2

ボルダリング、リード用で特にグリップ力が優れているソールです。 上級モデルに使用されることが多いので、競技志向の方に向いています。

VibramソールXS EDGE

VibramソールXS EDGE

エッジングが良いので、競技、強傾斜向けのソールとなっています。エッジングを重視する競技や、自然の岩にアタックする方におすすめです。

VibramソールXS GRIP

VibramソールXS GRIP

グリップの持続性が良く、様々な傾斜に対応できるソールです。3種類の中でも1番柔らかい作りになっています。オールラウンドに活躍できるソールです。

UNPARALLELソール

お次はUNPARALLELソール。2018年9月に発表された比較的新しいブランドの製品です!長年クライミングシューズを作ってきた実績のある研究チームにより開発さた、ハイクオリティー・オリジナルラバーです。

UNPARALLEL REAL HONOR (RH)3.5mm/4.2mm

UNPARALLEL REAL HONOR (RH)3.5mm/4.2mm

バランスの取れたフリクションと剛性の優れたUNPARALLELの高性能なラバーを使ったソールです。

UNPARALLEL REAL SUPREME(RS) 3.5mm

UNPARALLEL REAL SUPREME(RS) 3.5mm

低荷重でもシビアなフットホールドに対してフリクションを発揮するラバーが特徴のソールです。いかがでしたか?一見同じようなソールでも、ブランドや商品によって得意なシーンや特徴が大きく変わってくるんですね。

というわけで、クライミングシューズの修理をする際にはソール選びも職人さんのアドバイスを受けながら慎重に選んでいきましょう。

クライミングシューズの修理方法

ソールの違いがわかったところで、お次はクライミングシューズの修理方法を詳しく見ていきます!クライミングシューズの修理の工程は5ステップ。それでは順に追っていきましょう。

手順
1
クライミングシューズ専用の木型にシューズを入れる

ラスト

まず、「ラスト」と呼ばれる木型にシューズを入れます。 ラストは、シューズの形に合わせて「ニュートラルラスト」と「ダウントゥラスト」の2タイプがあります。

2
ソールを剥がす

次に、古いソールを高温で温めながらゆっくりと剥がしていきます。

3
ソールを元のソールと同じように加工する

古いソールを剥がしたら、次に新しいソールをもとのソールと同じような形にカットしていきます。

4
ソールを圧着する

カットした新しいソールを接着剤を使って圧着していきます。

4
ソールを削る
靴 修理

最後に、ソールを削って磨いていけば完成です!こんな工程を経て、クライミングシューズは美しく蘇ってくれるんですね。まさにプロだからこそなせる技です。

リソールの工程がわかったところで、ここからはスポルティバの代表的なクライミングシューズのリペア事例を紹介します。

スポルティバのベストセラーシューズ!「SOLUTION(ソリューション)」

スポルティバ ソリューション

野口啓代選手や、伊藤ふたば選手(ソリューションウーマン)など、トップアスリートが使用しているスポルティバのベストセラーです。

一体型のヒールカップや、ダウントゥを長くキープできるP3システムなど現代シューズの基本形を作り上げたと言っても過言ではないシューズです。足裏感覚に優れており、初心者から上級者まで幅広く使われる一足となっています。

最新のモデルでは、靴全体の硬さが抑えられ、足場がない時のスメアリング性能がよりアップしました。また、トウのかかりが良好に、ストラップが薄くなったことで締まりもスムースです。

商品画像

[スポルティバ] ソリューション 20G

SOLUTIONの1/2ソール交換

ソリューション
サイドのBefore/After
ソリューション
靴底のBefore/After

ナカダ商会さんによる、SOLUTIONのリソール事例です。 1/2ソール交換により、劣化が進んでいたソールがとてもキレイに生まれ変わりました。ソールはVibram XS GRIP 2 で、修理代金は6,000円(税別)です。

抜群の安定感と優れた足裏感覚!「SKWAMA(スクワマ)」

スポルティバ スワクマ

SKWAMAは幾何学模様やジグザグを意味し、その名の通りヒールの部分などの柄がジグザグしています。伊藤ふたば選手が使用している、履き心地が非常にソフトで、足裏感覚に優れているモデルです。

横方向の剛性を高めた新技術のヒールと革新的なソール構造で、岩場やジブ、状況を問わず高い性能を発揮してくれます。

素早くなじむ柔らかさを持ちながらクシャッとすることもない抜群の安定感が特徴的です。 クライミングシューズに必要なすべての要素をバランスよく搭載しているのでスポルティバの中でも名作といわれてるアイテムです。

商品画像

スポルティバ スクワマ

SKWAMAの1/2ソール交換

スワクマ
サイドのBefore/After
スワクマ
靴底のBefore/After

Vibram XS GRIP 2 のソールを使った1/2ソール交換の修理事例です。

劣化したトウの部分のラバーがソール交換することでキレイに張り替えられていますね。こちらもソール交換代は6000円(税別)です。

ソール交換
穴の空いたトウの修復も!

穴が開いてしまったトウもつま先部分を革とラバーで補強して、完全にキレイに修復することができます!片足の穴の修理で代金は爪先革当て補強1箇所800円と爪先ラバー補強(大)1,200円の合計2,000円(税別)。

穴が開いてしまったシューズまで修理できるなんて、驚きですね!これでお気に入りのシューズを長く履き続けられそうです。

人工壁に最適化された自由度の高いシューズ「PYTHON(パイソン)」

パイソン

人工壁クライミングに最適化されたシューズで、つま先がやわらかく作られており、トウフック性能が高いです。

かかとはラバーでフルカバーされていて、ヒールフックも容易にすることができます。かかとをすっぽり包み込んでくれるほどよい硬さが優れています。

ダウントゥを維持するP3システムはこの靴に採用されていないので、スポルティバの中でも自由度の高いシューズです。

商品画像

スポルティバ パイソン

PYTHONの1/2ソール交換

パイソン
サイドのBefore/After
パイソン
靴底のBefore/After

Vibram XS GRIP 2 を使ったPYTHONのソール交換の事例です。修理代金は6,000円(税別)。

クライミングシューズは2~3足所持して使い回す人が多いようなので、1足を修理に出している時は予備のものを使いましょう。

ファン待望のノーエッジのレースアップシューズ!「GENIUS(ジーニアス)」

ジーニアス

こちらは、NO-EDGEコンセプトが採用されたクライミングシューズです。このコンセプトにより、つま先のダイレクト感がよりアップし、フリクション性能も優れています。足裏感覚がとても良いので、安心して立ち込めることができます。

もちろんダウントゥの形を保つP3システムも搭載。 ベルクロではなくレースアップ式の構造になっているので、どんな足型にも微調整でき、隙間なくフィットできます。

どんなシューズもエッジが削れてきた時期が一番使いやすいですが、このシューズはその状態を最初から作り出してくれています。 最初から本気のシューズとして使っていきたい方におすすめです!

商品画像

LA SPORTIVA(スポルティバ) GENIUS / ジーニアス

GENIUSの1/2ソール交換

ジーニアス
サイドのBefore/After
ジーニアス
靴底のBefore/After

ノーエッジは、従来当たり前だったアウトソールのエッジを無くすことで、正確でスムーズなクライミングを可能にした技術です。

ノーエッジ

岩との密着性がアップし、パワーをよりダイレクトに伝えることができることが特徴です。

ノーエッジシューズ
ノーエッジシューズのトウ

ナカダさんでは、リペアでは難しいとされているノーエッジの張替えにも対応しており、クライマーの方が「エッジ付」か「ノーエッジ」かを選択できるようになっています!

こちらのGENIUSの1/2ソール交換はVibram XS GRIP 2を使用して、修理代金8,000円(税別)ほどです。ノーエッジのものの修理は通常のシューズよりも難しいので、他のシューズよりも少し値段が高くなります、予めご了承ください。

GENIUSのループ交換

ジーニアスループ交換

ループが破れてしまった…!というときも、ナカダさんにおまかせあれ。 このGENIUSのループは、黄色の似た形状のものを使うことでキレイに生まれ変わりました。

修理代金は1箇所800円(税別)です。レースアップタイプのシューズのループは、足をしっかりと包み込ませるための大事な部品。だからこそ、プロの職人さんにしっかり修理してもらいましょう。

クライミングシューズの修理はプロに任せよう

今回は、スポルティバのクライミングシューズの修理を特集しました。

クライミングシューズをしっかりリソールしたい!」という方は1/2ソール交換を行っている、ナカダ商会さんに修理を依頼してみましょう。その際VibramやUNPARALLELなど、使うソールにも気を使ってみましょう。 自分がどんな風に修理したいのかを考えて、その考えにあった修理を検討してくださいね。

あなたのクライミングシューズは、ソール部分が損傷していたり、ループが破れたりしていませんか? お気に入りのスポルティバのクライミングシューズ。履けなくなったからといって、下駄箱にいれっぱなしにしたり、放置するのはなんだか寂しくもったいない気がします…。

靴修理の職人さんたちは、修理が必要か、必要ならどんな修理になるのか、細かく丁寧にお伝えしてくれます。もちろん技術も凄腕の方ばかり。クライミングシューズの修理でお悩みを抱えている方は、ぜひ見積もりを送ってみましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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