
レザースニーカーの手入れ方法!自宅で汚れを落とす洗い方など解説
レザーのスニーカーは、高級感や温かみなど布地のスニーカーにない魅力が沢山。でも扱いが難しそうなイメージから、お手入れ方法に迷う方も多いのではないでしょうか。実は、レザースニーカーは間違ったお手入れをするとかえって汚れが広がってしまうことも。そこで、本記事では長く大切に履くために知っておきたいレザースニーカー・スエードスニーカーの特徴と、自宅での洗い方やクリームの塗り方などのお手入れ方法を紹介します。
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目次
レザーはどんな素材?2種類ある
レザーは大きく本革(天然皮革)と合皮(合成皮革)に分けられます。
1.本革(天然皮革)
動物の皮を加工して作られています。牛革や馬革などの種類があり、経年変化が起こるので色合いや風合いの変化を楽しむことができます。
また、レザーには表と裏があります。それぞれ「銀面」「床面」と言われており、加工の仕方によって質感が全く異なります。そのため作られるアイテムも別れます。
・革の裏側(床面)を使用…スエード、ヌバックなど
2.合皮(合成皮革)
ポリウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂から作られています。水を弾き、汚れが付きにくいのが特徴で、ツルツルしていて押すと柔らかい肌触りです。
ただし、合皮には経年劣化が起こるという弱点があります。合成皮革に使用されているポリウレタンは、加水分解を起こす素材です。スニーカーの底のゴム部分にも使用されています。
ポリウレタンと水が反応することで、表面がベタベタになったりひび割れが起こります。経年劣化を避けることはできませんが、湿気を避けることは大切です。
レザースニーカーの特徴と弱点
一般的に、足を覆う部分がレザーになっているものをレザースニーカーといいます。ここでは、本革(天然皮革)と合皮(合成皮革)に分けて特徴と弱点を紹介します。
本革(天然皮革)製のレザースニーカー
本革(天然皮革)のレザースニーカーの特徴は、長く履ける耐久性に、傷ができてもクリームなどで修復ができるというメリットがあります。
弱点としては、お手入れをしないと傷んでしまうという点があげられます。汚れが染みこみやすいため、手入れは必須です。さらに、クリームなどで油分などの栄養補給を行う必要があります。
また履き始めてすぐは革が硬いので、靴擦れなどのトラブルも起きがちです。
合皮(合成皮革)製のレザースニーカー
合皮(合成皮革)のスニーカーの特徴は、耐水性があり汚れが付きにくい点です。そのため、こまめに手入れを行う必要はありません。
本革(天然皮革)は、定期的に栄養補給をする必要があります。でも、合成皮革は合成樹脂で出来ているので、栄養補給を行う必要がありません。
弱点としては、伸びにくいという点があげられます。コーティングをしているので柔軟性がなくなるためだそう。そのため購入時はきちんとサイズを確認しましょう。また、通気性が悪く蒸れやすいという面もあり、蒸れると雑菌が繁殖して臭いが発生するので気をつけましょう。
スエードスニーカーの特徴と弱点
スエードのスニーカーは、独特な光沢と温かみが特徴で、スニーカーの定番になっています。また高級感や上品さも持ち合わせているので、どんなファッションにも合わせやすく人気です。
本革のレザーでは、クリームによる栄養補給は必要です。しかし、スエードにはクリームの使用ができません。クリームを使用してしまうと、起毛部分が寝てしまい風合いを損ねます。必ずスエード専用の栄養補給スプレーを使用しましょう。
またスエードスニーカーの弱点は、汚れが付きやすく水に濡れるとシミになる点です。また、使っているうちに起毛部分が擦れてテカテカしてくることもあるので、こちらもお手入れが重要です。
レザースニーカーの手入れ方法
それでは、レザースニーカーを長く履くために必要な手入れ方法を紹介します。ここでは、本革(天然皮革)と合皮(合成皮革)に分けて解説します。
本革レザースニーカーの手入れ方法
本革のレザースニーカーは水に弱く傷つきやすいデリケートな素材のため、こまめなお手入れが大切です。
・ブラシ
・乾いた布2枚
・消しゴム
・専用クリーナー
・靴専用クリーム
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軟水をベースに作られた、ソフトな靴用落としです。雨の後ににじみ出てくる白い汚れ(塩分)も綺麗に落とすことができます。汚れ落ちが抜群なのに、レザーに優しいクリーナーです。
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革に浸透しやすいオイルを配合した、革のための栄養クリーム。クリームの伸びも非常に良く使いやすいのが特徴です。程よいツヤも生まれます。

インソールが外せる物は、靴紐と一緒に外します。インソールの汚れが気になる場合は、中性洗剤を付けた歯ブラシでこすり、靴紐はネットなどに入れて洗濯しましょう。

おすすめは消しゴムです。意外なアイテムですが、しっかり汚れを落としてくれますよ。靴専用の消しゴムも販売されています。

毛並みが柔らかいブラシで、優しくブラッシングしていきましょう。乾いたタオルなどでも構いません。

乾いた布に、靴専用クリーナーを染みこませてレザー部分を拭き取りましょう。あまり力を入れずに優しく拭き取るのがポイントです。レザーに傷がつくのを防ぎます。

クリーナーを完璧に拭き取りましょう。

レザーを日光に当てるのはNGです。レザーが硬くなり、ひび割れが起きてしまいます。

クリームを布に取り全体的に塗ります。優しく円を描くように塗り込んでいきましょう。
以上で完了です。
合皮スニーカーの手入れ方法
次に、合成皮革のレザースニーカーのお手入れを紹介していきます。
本革のスニーカーは基本的に水洗いNGですが、合成皮革のスニーカーは耐水性も強いので水洗いが可能です。合成皮革は通気性が悪いので、嫌な臭いも洗って取り除くとすっきりしますよ。
ただし水洗いをすると、表面が硬くなり劣化が起こります。そのためつけ置きをせず、ささっと洗うのがポイントです。
・ブラシ
・衣類用洗剤
・スポンジ
・メラミンスポンジ
・靴専用クリーム
ホコリを事前に取っておきます。
洗いやすいように靴ひもは外しておきましょう。
お湯を使うことで汚れを落ちやすくします。
柔らかいスポンジで、靴全体を洗っていきましょう。
メラミンスポンジでこすることで、汚れが取れやすくなります。この時に力を入れすぎないように注意しましょう。
洗剤が残らないように、すすいでいきましょう。
すすぎ終わったら、日が当たらない場所で自然乾燥していきましょう。
合成皮革は栄養補給の必要はありません。化学素材を布地にコーティングして作られているんので、油分などが染みこまないためです。
以上で完了です。
黒ずんだレザースニーカーを白くするには
白いレザースニーカーは傷や黒ずみ、黄ばみが気になりますよね。そんな時は、スニーカーの補色&傷の補色をするクリームを使いましょう。
ここでは、天然皮革と合成皮革の両方に使えるクリームを紹介します。
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先端にスポンジが付いているタイプを選ぶと、スポンジでポンポンと塗って乾かすだけで白くなるのでおすすめ。乾いた後は色移りすることなく使用できますよ!
スエードスニーカーの手入れ方法
スエードスニーカーは汚れがつきやすいため日頃の手入れが重要。普段から行ってほしいお手入れと、丸洗いの方法を紹介します。
普段の手入れ方法
汚れがついたら早いうちに対処するのがベター。スエード靴のお手入れの基本はブラッシングです。
・スエード専用ブラシ
・スエード用クリーナー
・スエード用栄養補給スプレー
・消しゴム
・拭き取り用の布
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スエード専用のブラシで、サイズ感もちょうどいいのが◎。ゴムが取り付けられていることで、効率よく汚れを取り落とすことができます。
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こちらの商品は、泡で汚れを落とす起毛革専用のスプレーです。革に優しいアミノ酸系の成分が配合されており、さっぱりとした仕上がりに。防カビ成分も入っています。
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起毛革専用の栄養補給スプレー。保湿、保革効果があるローズヒップオイルが配合されているので、革をしなやかに保ちます。起毛革の色調を鮮明に保つことができますよ。

靴紐などを取ることで、作業もしやすくなります。

スエード部分の汚れにも効果的ですが、必ずしも落ちるわけではありません。無理に落とすと、スエードの色が落ちてしまうので注意が必要です。

スエードは起毛の間にホコリやごみが溜まりやすいもの。ゴムの部分を押し付けてブラッシングすることで、綺麗にホコリを取り除くことができますよ!

専用のクリーナーを使って、起毛の奥に入り込んだ汚れを浮き上がらせましょう。

クリーナーを残さないように拭き取りましょう。拭き残しはシミの原因になります。

栄養補給を行っていきましょう。スプレータイプなら、起毛が寝てしまう心配がありません。
色落ちや劣化を防ぐために、必ず天日干しは避けましょう!
干した後のスエードは毛先が乱れてしまいます。ブラッシングして毛並みを整えましょう。
以上でお手入れは完了です。特に、ブラッシングは日常的にやってほしいお手入れです。
丸洗いの方法
汚れが酷い場合は、丸洗いを行いましょう。しっかり洗って乾かせば、シミにならず綺麗にすることができます。
・ブラシ
・雑巾
・シャンプー
・スポンジ

靴を洗う前に、ブラッシングをすることである程度の汚れを落としておきましょう。

汚れを軽く落とした後に靴を湿らせます。この時、いきなり水に浸けるとシミの原因になるため、スエードを湿らせるイメージを持ちましょう。

シャンプーは普段使用しているもので構いません。スポンジは吸水性があり、柔らかいものを使いましょう。靴の内側や靴底もまとめて洗います。

直接水をかけるのではなく、必ず水を含ませたスポンジでシャンプーを取り除きます。時間が掛かりますが、シャンプーを完全に取り除くようにしましょう。

中に新聞紙を詰めておくと早く乾きます。
栄養補給スプレ-以降の手順は、普段の手入れ方法の6~8を参考にしてくださいね。
以上で、丸洗いのやり方は完了です。できればなるべく丸洗いをしなくて済むように、早めに汚れを取り除くことが大切です。
補色をする方法
スエードスニーカーも使用していくうちに色が落ちてしまいます。そんな時には補色スプレーを使うことで、色が落ちた部分のカバーをすることができます。
また、スプレーはスエードスニーカーの色味に合わせて選ぶことが大切です。重ね塗りをすることで、色を濃くすることも可能です。合う色が無ければ、薄い色を選ぶと良いですよ。ムラを防ぐためにスニーカーから30cm程、離して使用しましょう。
レザースニーカーを長持ちさせるために
次に、レザースニーカーを長持ちさせるためのポイントを紹介します。
1. 防水スプレーを使う
雨や汚れを防ぐためにも、防水スプレーは必須。でも正しく防水スプレーが使用できていないと効果が出ないので注意が必要です。
防水スプレーの正しい使い方
防水スプレーを使用する際は、靴の下に新聞紙などを敷いて行います。約30cm離すことでシミを防いで、ムラなくスプレーできます。
防水スプレーの効果はどのくらい?
防水スプレーは使用してから、約1~2日で効果が無くなるといわれています。雨予報の前日やこまめな塗り直しがおすすめです。
スプレーを掛けて効果が出るまでの時間
実は、スプレーを掛けてすぐは効果が出ません。商品にもよりますが、効果が現れるのはおよそ30分後だといわれています。出かける直前に「忘れてた!」ということがないように気をつけましょう。
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レザースニーカー、スエードスニーカーの両方に使用できる防水スプレーです。スプレーがささっと染みこんで、ムラになりにくいのでおすすめです。
2.シューキーパーの使用
スニーカーを履かない時には、靴の中にシューキーパーを入れておきましょう。型崩れを防ぐことができます。
3.同じ靴を履き続けない
靴も定期的に休ませることが大切です。同じ靴を履き続けると、ずっと湿気が含まれた状態になるので雑菌が繁殖します。雑菌が繁殖すると、悪臭を放つだけでなくスニーカーを傷めてしまいます。何足かをローテーションして、湿気や汗を乾かしましょう。
レザースニーカーは自宅で手入れが可能
本記事では、レザースニーカーとスエードスニーカーの手入れ方法を紹介しました。レザーは正しいお手入れをすれば長く愛用できるアイテム。こまめに汚れを落としたり、クリームで栄養補給したりといった手入れが重要です。また素材にあったケアアイテムを使うことでダメージを少なくし、靴をきれいに保つことができますよ。難しそうと敬遠せずに、日頃から手をかけてあげてくださいね。
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