カーポートの雨漏り、考えられる5つの原因は?対策方法もチェック!
常に雨風にさらされているカーポート。
台風や雪、雹などから車を守るために頑丈に作られていますが、雨漏りすることも珍しくありません。
雨漏りをそのままにしておくと大切な愛車を汚してしまったり、傷つけてしまう可能性があります。
雨漏りを見つけたら早めに原因を見つけて対策しましょう。
カーポートの雨漏りの原因
カーポートの雨漏りの修理をするときは、まず原因を見つけなければなりません。
コーキングの劣化
カーポートの施工の際にできる隙間を埋めているのが「コーキング」です。
屋外で風雨や紫外線にさらされているカーポートの屋根のコーキングは、年月がたつとどうしても劣化をしてしまいます。
コーキング材が劣化をするとひび割れができ、その隙間から水が漏れてしまうことがあります。
雨樋のつまり
カーポートには雨水を地面に流す「雨樋」がついています。
雨樋に落ち葉やゴミなどが詰まると雨水があふれ出してしまうことがあります。
ゴムパッキン・緩衝材の劣化
「ゴムパッキン」や「緩衝材」も年月が経つと劣化をしていきます。
パネルを抑えているゴムパッキンや緩衝材が劣化し、パネルの継ぎ目から水が漏れることがあります。
屋根パネルの破損
カーポートの屋根パネルも長い年月が経つと劣化をしていきます。
また、強風であおられたり、雹、積雪によって破損することもあります。
結露
冬場に起こるカーポートの屋根の結露です。
結露が起きると、上からぽたぽたと雨漏りのように落ちてくることがあります。
カーポートの雨漏り対策
コーキングの劣化の場合
コーキングを打ち直すことで修理ができます。
コーキングの経年劣化の予防は難しいので10~15年を目安にコーキングを打ち直しましょう。
自分でコーキング剤を持ってきて作業することも可能ですが、屋根の種類によりコーキング剤も異なり、また高所での作業のため、業者に依頼することをおすすめします。
雨樋のつまりの場合
詰まった落ち葉やゴミを取り除きましょう!
まず、雨樋のゴミを取り除き、その後ドレインエルボ(雨樋配管のL字部分)下側のキャップを開けゴミを取り除いてください。
ドレインエルボを開けるとゴミが落ちくるので、バケツなど受け皿を用意して取り除きます。
ゴミが溜まってしまうと取り除くのが大変になるので、定期的に掃除をしておきましょう。
メーカーによっては、ゴミが溜まっているのかがわかる「スケルトンエルボ」などもあります。
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メーカーにより接続が異なりますので必ず確認してください
落ち葉が多い場合は落ち葉除けネットで対策することもできます。
網によって落ち葉が堆積することを防ぐことができ、雨水のみ雨樋を伝って流れていきます。
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ゴムパッキン・緩衝材の劣化の場合
ゴムパッキンと緩衝材を、新しいものに取り替えましょう。
新しいカーポートならメーカーに問い合わせると同じものが購入できることがあります。
古いカーポートの場合、ホームセンター等で同じサイズのものを探さなければいけません。
せっかく買ってもサイズが合わないとまた雨漏りの原因ともなります。
不安な場合は業者に依頼をし、適切なサイズのものに変えてもらいましょう。
屋根パネルの破損の場合
屋根パネルの破損による雨漏りの場合は業者に修理を依頼しましょう。
自然災害での破損の場合、火災保険が適用されることがあります。
車をぶつけてしまったり、経年劣化、DIYの失敗など破損には保険が適用されないので、注意が必要です。
保険の適用条件については、事前に保険会社に確認しましょう。
新しいカーポートの場合、メーカー保証が適用される場合があります。
結露が原因の場合
結露はカーポート下とカーポート外の温度差により起こる自然現象のため修理はできません。
結露は折板屋根のカーポートによくみられる現象なのですが、空気中の水蒸気が冷やされ水が折板屋根の下に付着し水滴となって下に落ち、雨漏りのようになります。
折板屋根には「ペフ」という結露緩衝材がついているものがあります。
以前は雨漏りしていなかったという場合はこの「ペフ」が劣化をしているかもしれません。
ペフが劣化をした場合、ペフのみの交換は難しく屋根ごと取り替えなければいけません。
カーポートの雨漏りをDIYで修理をする
簡単な修理であれば自分でDIYをすれば、安く済み業者とのやり取りの手間もなく簡単な方法ですね。
ただし、DIYをする時には注意も必要です。
カーポートの屋根の修理は高所での作業になります。
足場を確認してけがのないように注意しましょう。
カーポートにより使われている部材は様々です。
劣化をした部材を購入して修理をする場合、なかなかぴったり合う部材が見つからないかもしれません。
せっかく購入してもカーポートに合わずにまた雨漏りをしてしまったら、購入した部材も作業も無駄になってしまいます。
DIYでの修理に不安な場合は無理に行わず、業者に依頼することをおすすめします。
カーポート自体を交換すると高額な費用が発生しますが、修理だけであればそれほど高い金額にはなりません。
まずは業者に相談をして見積もりを取ってみましょう。
業者に依頼した場合、再び雨漏りが起きてもアフターフォローで対応してくれる場合があるので安心です。
まとめ
常に雨風にさらされているカーポートは気づかないうちに破損していることもあります。
長い月日の間紫外線にさらされているので、見えないところで劣化も進んでいます。
雨漏りをDIYで修理をする場合は安全に注意しながら行いましょう。
難しいと感じた場合は業者に依頼してみるのもおすすめです。