
車のバッテリー交換の値段はいくら?業者や車の種類ごとの料金を紹介
車のバッテリーはエンジンを動かして車の動力となる電力を作り出し、蓄えるという心臓のような役割があります。バッテリーの電力が切れてしまうと車を動かせなくなるだけではなく、社内装備品も使えなくなってしまいます。では、車のバッテリーを交換するのにどれくらい費用がかかるのでしょうか?今回は車のバッテリー交換の費用や交換する目安などご紹介していきます!
目次
車のバッテリー交換にかかる費用は3つ!
車のバッテリー交換の費用は、バッテリーや車の種類、依頼する業者によって異なります。なので、ある程度車のバッテリー交換の費用の目安を知っておくと便利です!車のバッテリー交換にかかる費用は主に3つあります。
バッテリーを購入する費用
新しいバッテリーの価格は大体4,000~40,000円と幅があります。この価格の差はバッテリーの種類や大きさ、性能、製造国によって生じます。
交換するときの工事の費用
交換するときの工事の費用の相場は1,000円~3,500円です。この費用は店舗ごとに定められているので事前に確認しておくと安心ですね!また、アイドリングストップ搭載車やハイブリット車は工事の費用が高くなる傾向があります。
廃棄するときの費用
バッテリーを廃棄する費用はおよそ0円~1,000円程度です。業者にバッテリーの交換を依頼する場合無料で回収してくれる店舗が多いので、工事とバッテリーの回収を一緒にしてもらうのがおすすめです!
車のバッテリーの選び方
車のバッテリーは主に通常車用のバッテリー、アイドリングストップ搭載車用バッテリー、ハイブリット車用バッテリーの3種類があります。バッテリーには真上から見たときにそれぞれ型式の表示があり、アルファベットや数字でバッテリーのサイズや性能を表しています。交換用のバッテリーを選ぶときは現在使用しているバッテリーの型式と同じものを選びましょう。
通常車用バッテリー
一般的な通常車用バッテリーの型式の表示について「55B24R」を例に解説していきます!
バッテリー型式の記号
55
B
24
R
記号の意味
JIS規格による性能ランク
サイズ表示(幅×高さ)
サイズ表示(長さ)
端子の位置
記号の見方
数字が大きくなるほど大容量(50未満は2刻み、50以上は5刻み)
Aが最小でHが最大。
バッテリーの横の寸法をセンチ表示
端子が右側の場合R表示、左の場合L表示
端子の位置は、端子がついていない長側面を前にした状態で左右を確認しましょう。
アイドリングストップ搭載車用バッテリー
アイドリングストップとは不必要な燃料消費、排気ガスの排出を防ぐための機能です。アイドリングストップ搭載車用のバッテリーには新しい型式が適用されているので「Q-80R」を例に解説していきます!
バッテリー型式の記号
Q
80
R
記号の意味
JIS規格によるサイズ表示
JIS規格による性能ランク
端子の位置
記号の見方
Jが最小でTが最大。
数字が大きくなるほど大容量(50未満は2刻み、50以上は5刻み)
端子が右側の場合R表示、左の場合L表示
端子の位置が表示されていないものはLタイプになります。
ハイブリット車用バッテリー
ハイブリット車用バッテリーは2種類以上の動力源を掛け合わせるバッテリーです。そのためハイブリット車用バッテリーは特別な構造をしているので型式の頭に「S」がつきます。S以降の記号と意味は通常車用バッテリーと同様です。
バッテリー交換を依頼する業者の選び方
バッテリー交換を依頼する際は、地域や業者、車の種類によって料金が異なってきます。またバッテリー交換を行なっている業者はディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなど様々あるのでご紹介していきます!
業者
バッテリー価格
工賃
廃棄費用
ディーラー
高い
3,000円~5,000円
無料~1,000円
カー用品店
安い
2,000円~4,000円
無料~3,000円
ガソリンスタンド
やや安い
2,000円~4,000円
基本無料
出張交換業者
高い
8,000円~15,000円
基本無料
JAF
やや高い
基本無料
対応なし
ディーラー
ディーラーは特定のメーカーと特約店契約を結んだ店舗のことで、特定のメーカーの車の修理・販売を請け負っています。そのため、サービス内容がメーカー基準で統一されているのでどの店舗でも安心して依頼できます。
カー用品店
カー用品店ではバッテリーを店内商品から選ぶケースが多いので、セールやポイントを利用して購入することが可能です。大手のカー用品店なら幅広いラインナップの中からバッテリーを選ぶことができますよ!
また、営業時間が長いので、時間の都合がつけやすいのも魅力です。ただ、カー用品店では一般的に持ち込み交換に対応していません。そのため、希望するバッテリーを取り扱っているか事前に確認しておくと安心です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは元から用意されたバッテリーから選ぶことが多いので、バッテリーの価格も定価に近く、種類も少なめです。ガソリンスタンドは店舗数も多く、給油のついでに依頼できるので便利です!
また無料でバッテリー点検を行っているところもあり、バッテリーを交換するか迷っているときにも相談しやすいでしょう。しかし、すべての店舗でバッテリー交換を行っているわけではないため、事前に確認しておきましょう。
出張交換業者
出張交換業者は指定の場所まで来てくれて、24時間対応している業者も多いので、バッテリーが上がって急遽交換が必要な方におすすめです。 また、工賃と出張料をまとめて表記する業者と分けて表記する業者があるため、「工賃無料」と表示されていても内訳と総額をしっかり確認しましょう。
JAF
JAF(日本自動車連盟)は、言わずと知れた会員数2000万⼈以上、継続率90%以上を誇るロードサービスを提供している団体です。JAFでは無料サービスの範囲内でバッテリーを交換してもらうことができます。
車のバッテリーを交換する目安や症状
バッテリーの寿命は大体2~5年です。バッテリーは充電と放電のバランスで寿命が決まります。車のエンジンを稼働させるとバッテリーに充電され、電装品の使用やエンジンを止めているときに放電されます。
そのため、放電ばかりされて充電をする機会が少ないという場合だとバッテリーの寿命は短くなってしまいます。以下のような症状が出たら早めにバッテリーを交換するのがおすすめです。
エンジンがかかりにくくなる
エンジンをかけるときは最もバッテリーに負担がかかります。エンジンのかかりが悪く、モーターの回転音が鈍いようだったらバッテリーが劣化しているサインです。バッテリーが上がる可能性が高いのでバッテリーの交換を急いでください!
アイドリングストップが作用しなくなる
アイドリングストップ機能をオンにしているにも関わらず、エンジンが止まらない場合はバッテリーの劣化により、電力が不足しているサインです。信号待ちなどの停車している時に正常にアイドリングストップできているかどうかを日常的に意識してみましょう!
車のバッテリーの廃棄の仕方
車のバッテリーは硫酸と鉛が含まれており、処分が困難な危険物として判別されているため基本的に自治体で回収してくれません。そのため、ゴミ捨て場で捨てることもできませんし、クリーンセンターに持参しても処分できません。車のバッテリーは業者に依頼して安全に処分してもらいましょう!
また、JAFではバッテリーの交換はしてくれますが、バッテリーの廃棄までは対応していないので別の業者に引き取ってもらう必要があることに注意しましょう。
業者
廃棄費用
ディーラー
無料~1,000円
カー用品店
無料~3,000円
ガソリンスタンド
基本無料
出張交換業者
基本無料
JAF
対応なし
バッテリー交換の費用を安く抑えるには
バッテリー交換は車の維持費の中でも大きな費用です。ただ、以下の方法で車のバッテリー交換の費用を安く抑え込むことができるので、確認してみてください!
自分でバッテリーを調達して業者に持ち込む
ディーラーやカー用品店でバッテリーを購入するよりも、ネットで購入した方が安いこと多いです。そのため、バッテリーの交換だけを業者に依頼した方が費用を抑えることができます。ただし、業者によっては購入したバッテリーに対応していない場合もあるので、事前に確認しておく必要があります。
作業を一緒に依頼する
定期点検などの他の作業と合わせてバッテリー交換を依頼することで、工賃を安くできることがあります。また、バッテリー交換やオイル交換、フィルター交換などをセットで依頼すると割り引いてくれる業者もいるので、お得に車をメンテナンスできますね!
自分でバッテリーを交換する
自分でバッテリーを交換することができれば、費用をかなり抑えることができます。しかし、自分でバッテリー交換しようとすると感電の恐れがあり、バッテリーの取り付けが不十分だと車両火災が起きる可能性があります。
また、電子機器などの設定が初期化してしまう恐れもあるので、自分でバッテリー交換をする際は注意しなければならないことが多くあります。車に関する知識に自信がない方は、業者に依頼してバッテリーを交換するのが安心です。
車バッテリー交換はプロにおまかせ
車のバッテリー交換は自分自身で行うのはリスクがあり、故障に繋がってしまう事があると分かりました。そのような場合はプロにお願いすれば、安全に素早く交換することができます!
ユアマイスターでは出張型の車整備のプロにバッテリー交換をお願いすることができるので気になる方はチェックしてみて下さい!
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作業内容
バッテリー交換の作業内容としては以下のように進んでいきます!
このようにバッテリーの交換をおこない正常に動くか確認後、片付けとその後車の扱いについてのアドバイスという形になります!
バッテリー交換の料金
ユアマイスターでは20,000円(税込)~でバッテリー交換をお願いすることができます。この「バッテリー交換」というのは上記の作業台に加えて新しいバッテリーの購入代、古いバッテリーの廃棄代を込みで計算されています。
そのため自身で新しいバッテリーを用意した場合や、自身でバッテリーを廃棄できる場合はその作業分お安くなることがあるため、見積もりの段階で担当のプロに相談してみましょう!
ぜひこちらのサイトでチェックしてみて下さい!
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まとめ
車のバッテリー交換には
・バッテリー交換の工事
・バッテリーの処分
の3つの費用がかかります。
バッテリーは車に乗り続けるために欠かせない部品です。まずは見積もりをしてもらってから、バッテリーの性能や予算、依頼する業者などを調べながら自分の車に適したバッテリーに交換しましょう!
また、費用を抑え込むために自分でバッテリー交換をしようとする方もいるかもしれませんが、正しい知識を持たずに自分でバッテリー交換を行うのは非常に危険です。正しい順序と注意点を知ったうえで、気をつけながら交換作業を進めてみてください。
