カルキ汚れの掃除はクエン酸でラクラク♪場所別の除去方法を大公開!
水回りのシンクや蛇口に、白い線状の汚れはありませんか?
拭き掃除をしてもなかなか取れないこの白い汚れは、カルキと呼ばれるもの。
今回は、この汚れをすっきり落とすお掃除方法を紹介していきます!
カルキ汚れの正体
カルキとは、水道水に含まれるミネラル分が空気に触れて固まったもので、「水垢」とも呼ばれます。
お風呂や洗面所、キッチンなど、水を使う場所で発生するのが特徴です。
実は、カルキ汚れは、人体に害を及ぼすことは全くありません。
ですが、不潔に見えたり、放っておくとどんどん汚れが落ちにくくなるので、定期的にお掃除することをおすすめしますよ。
目につくカルキ汚れがある場合は、次に紹介する、カルキ汚れのお掃除方法を実践してみてくださいね!
【場所別】カルキ汚れの掃除方法
それでは実際に、カルキ汚れを落とす方法を場所別で紹介していきます!
お掃除のポイントは、「酸性のアイテムを使う」こと。
カルキ汚れは、アルカリ性の汚れなので「酸性」のものを使って中和すると、簡単に落とすことができるのです!
シンク
シンク周りや蛇口付近は、最もカルキ汚れがつきやすいところ。
うっすら白くなっているところがあれば、カルキがついている証拠です。
そんなシンク周辺のカルキ汚れには、クエン酸とキッチンペーパーを使った方法で対処していきましょう!
・水:200cc
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
・スポンジ
キッチンペーパーの上から、さらにクエン酸スプレーをたっぷりふきかけ、5~10分程度時間を置きましょう。
時間が経ったらキッチンペーパーをはがし、つけ置きしていた部分をスポンジでこすったら、お掃除完了です。
こすっても汚れが落ちない場合は、クエン酸の濃度を濃くするか、パックする時間を長くしましょう。
しっかりと汚れを落としておけば、次からは直接スプレーをかけてからスポンジでこするだけで簡単に汚れが落とせるようになりますよ♪
カルキ汚れが固まる前に掃除することを習慣にしましょう!
クエン酸スプレーは作り置きできますが、劣化しますので、2~3週間で使いきるようにしましょう。
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電気ポット・やかん
2つ目に紹介するのは、ポットややかんのカルキ掃除方法!
どちらも、内側にキッチンペーパーが張りづらい形状ですよね。
そんな時は、この方法で掃除してください!
・水:200㏄
・メラミンスポンジ
・ふきんなどの水気をきれるもの
・食器用の中性洗剤(これは無くてもOK)
まずは先程と同じ分量でクエン酸水を作りましょう♪
200ccに小さじ1弱の比率ですよ!
次は、先ほど作ったクエン酸水で容器内を一杯にして下さい。
そうしたら、ポットを火にかけて沸騰させます。
沸騰した水にクエン酸粉末を入れない
グツグツ沸騰したお湯にクエン酸粉末を加えると、お湯が突然吹き出す危険性があるんです…。
吹き出したお湯は、火傷の原因になります!!
沸騰したら火を止めて、2時間くらいの間冷ましましょう。
この間にクエン酸がカルキを取れやすい状態にしてくれます!
2時間くらい冷ましたら、容器内のクエン酸水を捨てます。
その後、内側をメラミンスポンジで擦って残った汚れを落として下さい!
この手順4は、メラミンスポンジがない場合、普通のスポンジで代用しても大丈夫ですよ♪
汚れを落としたら、容器内を水ですすいで、ふきんなどで水気をきりましょう。
カルキ汚れ防止の為なので忘れないで下さいね!
容器の外側も濡れ布巾で綺麗にしましょう!
もし、しつこい汚れがあったら、食器用の中性洗剤をすこーしふきんに含ませて拭き取ってください!
しつこいですが、最後は必ず乾拭きした後、乾燥させましょう!
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加湿器
次に紹介するのは加湿器のカルキ掃除方法!
加湿器は電子機器なので、下手に手を加えて壊したら困りますよね。
かと言って放っておくと、加湿効果が弱くなったり不具合が起きたりと、本来のパフォーマンスを発揮できません…!
でも大丈夫!この方法で綺麗にできますよ♪
・水:200㏄
・捨てても良い歯ブラシ
・ふきんなどの水気をきれるもの
・ゴム手袋(これは無くてもOK)
まずは加湿器の電源を切ります。この時加湿器の外側を拭き掃除するとgood!
水を入れるボトルやフィルターといった、水と触れる部品を外しましょう!
先程と同じ比率でクエン酸水を作りましょう。200ccに小さじ1弱ですよ!
外した部品(=手順2)のカルキ汚れ部分を作ったクエン酸水(=手順3)に浸しましょう。
3時間ほど漬け置くといいですね!
痒みが気になる人はゴム手袋を付けましょう!
3時間経ったら、部品をクエン酸水から取り出して、水ですすぎましょう。
部品の隅の汚れ・水だけでは落ちない汚れは、歯ブラシを使えば落とせます!
すすいだ後は、ふきんなどを使ってしっかり水気をきって、乾かしましょう。
水気が残ったままだと、またカルキ汚れが付いてしまいます。要注意です!
これで加湿器の掃除は完了です!
お風呂場
お風呂の浴槽や鏡にも、カルキの汚れがついていることがありますね。
汚れが固まっているところは、クエン酸スプレーでパックして、カルキ汚れを緩め洗い流します。
・水:200㏄
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
クエン酸小さじ1を水200ccで溶かし、スプレーボトルに入れます。
最後に水で洗い流したら、お風呂場のお掃除は完了です!
トイレ
最後に紹介するのはトイレのカルキ汚れ除去方法!
トイレでカルキ汚れが付くのは、便器部分と蛇口まわり。
蛇口まわりは水回りのお掃除方法で綺麗にできるので、今回は便器部分向けの方法を紹介しますね!
・水:200㏄
・トイレ用ブラシ
・霧吹き
これまでと同じく、200ccに小さじ1弱の比率でクエン酸水を作ります。
作ったクエン酸水を霧吹きの中に入れて、カルキ汚れのある場所に吹きかけて下さい。
吹きかけたら、そのまま数分待ちましょう。
数分待ったら、カルキ汚れの部分をトイレ用ブラシで擦って汚れを落としましょう!
カルキ汚れ部分を擦ったら、1回水を流して残った汚れやクエン酸水を洗い流しましょう♪
これでお掃除完了です!
カルキ掃除(クエン酸を使う時)の注意点
カルキ除去には、クエン酸を使うのがおすすめ。
ですが、クエン酸を使う際にはいくつか注意点があるので、心に留めておきましょう。
塩素系漂白剤と混ぜない
カビキラーなどのカビ取り剤や、漂白に使用するハイター、ブリーチなどが塩素系漂白剤と呼ばれるもの。
塩素系漂白剤のような「混ぜるな危険」の表記のあるアイテムとクエン酸が混ざると、有毒ガスが発生します。絶対に併用しないようにしてください。
クエン酸で掃除した場所に、どうしても塩素系漂白剤を使いたい場合は、クエン酸をしっかりすすいだあと、1日程度開けてから使用してくださいね。
大理石・鉄、銅・コンクリートには使わない
万能だと思われがちなクエン酸ですが、相性の悪い素材があるので注意が必要です。
大理石にクエン酸を使うと、大理石がとけてしまいますし、鉄や銅はクエン酸と触れた部分がサビます。
コンクリートは劣化の原因になることも。シンクのステンレスはクエン酸を使っても大丈夫ですよ。
カルキ汚れだけでなく、皮脂汚れや油汚れ、血液汚れ、臭い消しなど、さまざま場面で活躍してくれるクエン酸ですが、使用前にかならず掃除対象の材質をチェックしておきたいですね。
無理せずプロに任せるのも1つの手
自分でクエン酸を使ってカルキ汚れを落とす時の注意点は、
・使う対象の素材に気を付ける
ようにすること。
もしも、これまで紹介した掃除方法を試しても、なかなか汚れが落ちない場合は、まずはプロへ相談してみてくださいね。
専門家であるプロに、これからのお掃除が楽になるようにしっかりと汚れを取ってもらいましょう!
プロに任せれば、「クエン酸を使ってお掃除したら逆に素材が傷んでしまった!」というリスクもなく安心ですね♪
プロのクリーニングをもっと詳しく
まとめ
いかがでしたか? 今回は、カルキ汚れを除去する方法を注意点と共にご紹介しました!
放っておくと、すぐに硬くなるカルキ汚れ、気付いたらすぐにお掃除するようにしましょう。
白いカルキ汚れのないピカピカなキッチンやお風呂場で、気持ちよく過ごすことができますね♪
ぜひ試してみてください!