お風呂のカビは防止しないと一生悩む!?入浴後にやるべき3つの予防
浴槽のカビがなかなか取れない…前の掃除でカビをきれいにしたはずなのにまたカビが生えてる!
なんて頑固で頻繁に発生する厄介なカビに困ったことはありませんか?
そんな厄介なカビですが、日常のお風呂場の使い方をちょっと工夫するだけでも防ぐことができるんです!
今回は、そんなカビ防止方法についてご紹介していきます。
お風呂にカビが生える原因とは?
そもそもなぜお風呂場にカビが生えるのでしょうか?
カビには繁殖しやすい条件がいくつかあります。
その条件は、
・適度な温度
・適度な湿度
・水
・酸素
の5つです。
ちなみに、適度な湿度や温度とは、湿度は80%、温度は20℃~30℃のことをさします
では、お風呂場の環境を考えてみましょう。
体の汚れを洗ったときに落ちる皮脂やせっけんの泡は、カビの「栄養」に。そして、温度や湿度はもちろん適温に近く、水も酸素も豊富にあります。つまりお風呂はカビの生えやすい条件が当てはまる場所なのです…。
でも、安心してください。いくらお風呂場がカビの生えやすい場所だとしても、その原因を予防してしまえば大丈夫です!
汚れとカビの違い
汚れとカビの違いについて、みなさんきちんと理解していますか?ここを押さえていないと、適した洗剤や正しい洗い方が選べませんよ!
簡単にでもこれらの違いを知っていれば、お掃除レベルはグッと上がります♪それぞれご紹介しますので、ポイントを押さえながら読んでみてくださいね。
ただの汚れの場合は?
カビ以外の汚れには以下のようなものがあります。お掃除に使う洗剤も違うので、それぞれ見ていきましょう。
水アカ
そもそも水アカとは、水道水のミネラル分が固まってできた結晶のこと。
これだけ聞くとキレイな気がしますが、汚れは汚れ。水アカだらけの鏡などは、普通に使いづらいですね。
落とすのに使いたいアイテムはクエン酸。アルカリ性の汚れである水アカは、酸性のクエン酸で溶かすことができます。
使い方も簡単で、クエン酸が溶けた水を吹き付けてこするだけ。お風呂以外の水アカにも使える方法なので、覚えておきましょう♪
皮脂汚れ
人間の皮脂が残ってしまったものですね。これが栄養源となって、カビやヌルヌルを増やしていきます。
つまりこれを取り除けば、菌汚れが増えるのも抑えられるんです!落とすのに使いたいアイテムは重曹。
水アカとは反対で、皮脂汚れは酸性の汚れになります。アルカリ性である重曹を使うことで中和され、落ちやすくなるのです。
粉のまま使ってもいいですし、クエン酸と同じくスプレーにしてもOK♪気になる汚れに吹きかけて、こすり落としていきましょう。
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石鹸カス
身体を洗うのに使う石鹸ですが、そのカスはさまざまなものと結合して固まります。そして、その結合したものによって酸性かアルカリ性か変わるのでやっかいです。
例えば、先ほどのミネラル系とならアルカリ性。皮脂汚れとなら酸性となります。こちらは両方の性質にあわせて対処したいので、上の2つと同時に作業すればOK。
酸性だろうがアルカリ性だろうが問題ありませんね♪
目安としては、白く固まっているものがアルカリ性の石鹸カス。クエン酸でOK。色が付いていて、若干ベトベトするなら酸性の石鹸カス。重曹を使いましょう。
このように、カビ以外にもいろんな汚れがあるんです!それぞれ正しく対処すれば、落とすのは難しくないですよ。
そろえるアイテムも安いものばかりなので、ぜひ挑戦してみてください!
カビの特徴
カビと言っても大きく分けて2種類あるのはご存知ですか?
黒いカビと赤いカビ。
それぞれ特徴があるので、そちらも見てみましょう。
黒いカビ
お風呂のパッキンなどで多く見かける黒いカビ。
実は胞子を飛ばしているので、喘息やアレルギーを引き起こす原因になります!
早いうちに対処できれば簡単に落ちるのですが、根を張ってしまうと困難な汚れに。
詳しいお掃除方法は後ほどまとめますが、危険な汚れとだけ覚えておきましょう!
赤いカビ
こちらもよく見かけるカビ汚れですが、害はありません。
せいぜいヌルヌルするくらいですね。
ですが気を付けたいのは、あの黒いカビの栄養となってしまうこと。
無害だからと放置すると、どんどん黒いカビが増えてしまいます!
落とすのは難しくないカビなので、早いうちにお掃除しましょうね。
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カビ防止はお風呂に入ったあとが肝心
カビ防止で重要なのは、先ほどのカビの発生しやすい条件をできるだけなくしていくことです。
実は、この条件をなくすためには「お風呂に入った後に何をするか」が肝になってきます。
お風呂に入った後、カビ防止のためにするべきことは
・換気をする
・水気をきる
の3つがあります。
まず、50℃以上の熱湯を浴槽や洗い場にかけること。50℃以上の熱湯をかけることでカビを殺菌することができます。
さらに熱湯をかけることで、カビの栄養となる皮脂やせっけんの泡を洗い流すこともできますよ♪
次に、換気をしっかりすることと、タオルなどで拭いて水気をきること。この2つを行うことで湿度を下げることができます。
2ヶ月に1回、防カビくんを使う!
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よりカビの生えにくいお風呂にするために、2ヶ月に1回、浴室用の「防カビくん煙剤」を使いましょう。
このアイテムは、煙に除菌成分である銀イオンが含まれており、これが浴室の隅々に行き渡ることで、防カビをしてくれます。
ただ置いておくだけで、浴室全体を防カビできるのは助かりますね♪
防カビくんはいつ使う?
掃除前に防カビくん煙剤を使うのか、掃除後に防カビくん煙剤を使うのかどちらがいいのでしょうか。
正解は、「掃除後に防カビくん煙剤を使う」。
目立つカビがある場合は、掃除をしてから使ったほうが効果的です。
このアイテムは、「カビ防止」が主な目的なので、もともとカビがある場合はまずはそれを取り除いてから掃除をしましょう。
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たまにはカビ掃除も
いくらカビ防止をしていても、カビが生えてしまうこともあります。そういうときは、カビが根付いてしまう前に掃除をしましょう。
・ブラシ
・スポンジ / 布
・洗面器
・重曹
・酸素系漂白剤
おすすめ 商品
価格もお手頃ですし、パックの後ろに使用量の目安が詳しく載っています。酸素系漂白剤初心者でも使いやすいですね。
袋の色もかわいくて、使って楽しくなるようなデザインになっています。
まずは手袋をしてから作業を始めましょう。洗面器に同じ分量の重曹と酸素系漂白剤を入れ、少量の水で溶かしながら手で混ぜていきます。作る量はお掃除したいカビの様子に合わせて調整してください。
ペースト状というのは、液だれしないぐらいの硬さというイメージです。垂直面につけてもぴったりとくっつくように作りましょう。
作ったペーストを手でカビに塗っていきます。
塗ったあと、2時間ほど時間を放置し、洗浄成分を浸透させましょう!
よし、これでカビは綺麗になったはず!と思ったら、重曹と酸素系漂白剤を洗い流しましょう。洗剤残りがないように、しっかり流してくださいね。
まとめ
今回は、お風呂のカビ防止としてお風呂に入った後にするべきことやカビ防止アイテム、カビ掃除のコツについて紹介してきました。
お風呂に入るのなら、カビなしできれいな状態で気持ちよく入りたいですよね。
お風呂場のカビ防止に悩む人も多いですが、普段のお風呂に少し工夫をするだけでもカビ防止になるのです。
カビ掃除をしたりカビ防止のアイテムを使えばしっかりと防ぐことができます。皆さんもぜひ試してみてください。