アルカリ性洗剤は家中で大活躍!効果や使い方、おすすめ商品をまとめて紹介
アルカリ性洗剤は家の掃除や洗濯に欠かせないアイテム。よく使っているものの、その効果やどんな汚れに強いのかなど、意外と実態を知らない方が多いのではないでしょうか。そこで今回はアルカリ性洗剤とはなにか、効果や使い方、おすすめ商品まで紹介します。
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目次
アルカリ性洗剤とは?
まずはアルカリ性の洗剤について、基本的な情報から確認していきましょう。液体の性質の強さを測る時にpHという指標を用います。そして、pH6~8を「中性」、pH6未満を「酸性」、pH8以上を「アルカリ性」と呼びます。
アルカリ性の液体はさらに2つに分類され、pH8~11は「弱アルカリ性」、pH11以上は「強アルカリ性」と呼ばれます。名前の通り、pHが大きい強アルカリ性の方が洗浄力は強くなります。
アルカリ洗剤が落とせる汚れ
アルカリ性洗剤は、pHの指標で反対側に位置している酸性の汚れに効果的。酸性の汚れには以下のようなものがあります。
・焦げつき
・食べこぼし
・血液
・手垢や皮脂
どれも生活をしていて発生する汚ればかり。アルカリ性洗剤はキッチンや換気扇、トイレ、浴室、そして洋服などをキレイにするのに活躍してくれます。
アルカリ性洗剤にはどんな商品がある?
アルカリ洗剤には弱アルカリ洗剤と強アルカリ洗剤の2つがあります。ここからはそれぞれでおすすめの商品をまとめて紹介。まずは弱アルカリ性洗剤をチェックしていきましょう。
弱アルカリ性
pH8~11のものが弱アルカリ性。洗剤の洗浄力はあまり強くはないものの、人体に影響を与える可能性が少ないというメリットがあります。
重曹
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重曹は自然界に存在する成分。小さな子どもやペットがいる家庭でも使いやすいのが特徴です。強アルカリ性の洗剤に比べれば洗浄力は弱いですが、それでもしつこい油汚れや焦げに効果が期待できます。冷蔵庫やキッチン周り、浴室の皮脂汚れにはもちろん、粉のまま使えば靴箱の消臭などにも役立ってくれます。
こちらの「電子レンジの掃除方法を汚れ別に徹底解説!重曹やクエン酸できれいに」という記事では、電子レンジの油汚れを除去するのに大活躍しています。ぜひ参考にしてみてください。
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セスキ炭酸ソーダ
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セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ナトリウムが含まれているアルカリ洗剤のこと。入浴剤などにも使われている成分です。重曹は油汚れや焦げの掃除が得意な一方、セスキ炭酸ソーダはタンパク質の分解が得意なので、血液汚れや皮脂、垢などを除去するのに向いています。
そのため手垢の気になる壁の掃除や、布おむつや布ナプキンなどのお手入れにおすすめ。また、この商品は泡タイプで、しっかりと汚れに密着してくれるので、より汚れを落としやすくなっています。こちらの「血液を洗濯して応急処置する方法!染み抜きする簡単な3つコツ」という記事では、血液の除去にセスキ炭酸ソーダが大活躍しているのでチェックしてみてください。
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強アルカリ性
ここからはpH11以上の強アルカリ性洗剤を紹介。弱アルカリ性の洗剤では落とせない頑固な汚れに有効です。
塩素系漂白剤
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塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムという成分を使った強力なアルカリ性洗剤。とくにカビキラーが有名で、使っているという方が多いのではないでしょうか。汚れやシミを色素分解することできれいに掃除できます。
塩素系洗剤がよく使われるのは風呂掃除。こちらの「お風呂掃除【決定版】正しい洗剤で清潔に!場所、汚れ別に徹底解説!」という記事では、お風呂の排水口や天井のカビを除去する方法を紹介しています。
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アルカリ性洗剤を使用するときの注意点
便利なアルカリ性洗剤ですが、使うときには注意すべきポイントが3点あります。必ずチェックをして使用しましょう。
ゴム手袋をつける
アルカリ性洗剤は油分を落とすのが得意ですが、肌に触れてしまうと油分を過剰に落とし、肌荒れの原因に。pHが高いほど洗浄力が増すので、より注意が必要です。そのためアルカリ性洗剤を使うときにはゴム手袋をつけて、強力な洗剤から肌を守りましょう。
目に入ったら病院へ
アルカリ洗剤が目に入ると、最悪の場合は失明する恐れがあります。まぶたや顔にアルカリ洗剤が付着した場合はすみやかに水で洗い流しましょう。また、目に入ってしまったらすぐに応急処置を行い、必ず眼科医の診察を受けてください。
使えない製品に注意
・木製品
上記のものにはアルカリ性洗剤は使えません。とくにアルミをアルカリ性洗剤で洗ってしまうと腐食やサビの原因になってしまうことも。アルミ製のものを掃除したい場合は中性洗剤を使うようにしましょう。
アルミを洗うときは中性洗剤がおすすめ!
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アルミ製品を洗うときは中性洗剤がおすすめ。一般的な食器用洗剤は中性なので、基本的には食器用洗剤を使用してキレイにしましょう。中性洗剤をキッチンペーパーに染み込ませて汚れに密着させたり、漬け置きしたりすれば、アルミ製品の汚れは十分に落とすことができるでしょう。
アルカリ性洗剤のおすすめ商品5選
ここからはおすすめのアルカリ性洗剤を紹介。使う場所や目的によっておすすめの商品が違うので、ぜひ参考にしてみてください。
幅広く使いたいならコレ!洗浄戦士 強アルカリ電解水
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とにかく幅広く使えるものが一つほしいという方には洗浄戦士の「強アルカリ電解水」がおすすめ。風呂用洗剤、フローリング用洗剤、除菌スプレー、消臭スプレー、ガラスクリーナー、キッチンクリーナー、トイレ用クレンザー、トイレ用洗剤をこれ1本でこなしてくれます。
水を特殊技術で電気分解したものなので、刺激が抑えめで使いやすい洗剤となっています。
食器用洗剤ではめずらしい弱アルカリ性!arau. 台所用 せっけん
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食器用洗剤は一般的に中性洗剤と紹介しましたが、中にはarau.(アラウ)の「台所用 せっけん」のように弱アルカリ性の商品もあります。お弁当箱のしつこい油汚れも落としてくれるのが特徴。植物原料100%です。
お風呂掃除用のアルカリ性洗剤ならコレ!バスマジックリン エアジェット 除菌EX
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浴室掃除用のアルカリ性洗剤ならバズマジックリンの「エアジェット 除菌EX」がおすすめ。連射ミストで浴槽はもちろん、床や排水口にシューッと吹きかけて30秒後に流すだけで掃除完了です。しかもピンク汚れ予防と排水口の消臭まで効果が期待できます。これなら忙しい日々の中でも浴槽をキレイに保てそうです。
弱アルカリ性洗剤といえば言わずと知れたオキシクリーン
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掃除といえば「オキシクリーン」というほど有名なこちらの洗剤。粉末タイプなので、水に溶かしてスプレーとして使ったり、ペースト状にしたり、オキシ漬けなどさまざまな使い方ができるのが特徴です。色柄物にも使えるので、皮脂汚れの気になる洋服やカーペットなどの洗濯に便利です。
アルカリ性洗剤でキッチンを掃除してみた!
ここからは実際にアルカリ性洗剤を使って掃除をした実例を紹介します。今回はこちらのIHのキッチンを掃除することに。しつこい油汚れなどが目立ちますね。さっそくキレイにしていきましょう。
・キッチンペーパー
まずは汚れに重曹スプレーを吹き付けます。重曹スプレーはコップ1杯の水(約200ml)に小さじ2杯の重曹(約10g)を混ぜて作りましょう。
吹き付けた重曹スプレーを数分放置したら、キッチンペーパーで拭き取ります。拭き取るだけでこんなにも汚れが落ちるとは驚きです。
油でぬめぬめとしていたIHでしたが、最終的にはここまでキレイになりました。比較的洗浄力のやさしい重曹でもここまで落ちるとは、アルカリ性洗剤と酸性の油の相性がよいことがわかるのではないでしょうか。
アルカリ性洗剤を効果的に使う裏技
今回はアルカリ性洗剤の特徴や使い方、おすすめ商品などを紹介しました。最後に頑固な汚れを落とすための、効率的なアルカリ性洗剤の使い方を紹介します。
重曹はクエン酸と一緒に使う
クエン酸は酸性なので、アルカリ性の重曹と一緒に使うと中和されてしまい効果がなくなるように思われがちです。しかし混ぜることで中和されると同時に、化学反応を起こして二酸化炭素が発生して泡になります。
この炭酸の泡で汚れを落とせる場合があります。「洗面台掃除の総まとめ!水垢や黒ずみを落とすにはクエン酸と重層が活躍」という記事でも、その事例を紹介しているので、ぜひ試してみてください。
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セスキ炭酸ソーダはラップでパックする
セスキ炭酸ソーダは白い粉ですが、お掃除するときはそれを水に溶かして利用します。そのため、壁などに吹き掛けて掃除する場合、すぐに液体が垂れてきてしまうのです。
そこで活躍するのがラップ。セスキ炭酸ソーダ水をかけた後にすぐラップをしてパックすることで、液体がたれるのを防ぎ、効率よく掃除ができます。またこの方法を使ってシールをはがすことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
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塩素系漂白剤は保管方法に気をつける
塩素系漂白剤に含まれている成分は、光に分解されやすい性質があります。そのため、直射日光が当たるような場所で保管すると、成分の分解が進み、効果が薄くなってしまうことがあります。
また、光に当たらなくても自然に成分の分解は進んでしまうもの。そのため購入から3ヶ月で使い切ることをおすすめします。くわしくは「塩素系漂白剤とカビ取り剤は鮮度が命!光に注意し3か月以内の使用を【茂木和哉】」に書かれているので、ぜひ読んでみてください。
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