えくぼ、笑うとできるくぼみのこと。どことなく可愛らしさを感じてしまいます。そんなえくぼですが、車にできると笑えない話になってしまいます。そんなときは自分で修理をしましょう！今回は車にえくぼができた場合の修理方法を解説します。

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車のえくぼってなに？

車のえくぼとは、簡単にいうと「へこみ」のことを指します。駐車場に停めていて、知らない間にぶつけられてへこんでしまったり、車から降りるときにドアを壁にぶつけてへこんでしまったり…。車にえくぼができてしまうシーンはたくさんあります。

そして車のえくぼの大きさやできた場所によって修理のしやすさは変わってくるんです。車のえくぼの位置によっては、他の部位を傷付けやすかったり、中の精密機器部分を壊してしまったりする危険も伴うので、修理するときは十分注意して行いましょう。

修理前にやっておくこと3つ

さて、ここから実際に車にできたえくぼの修理方法を紹介していきます。今回紹介する方法は主に3つ。ただ、これら3つの方法に共通して、事前にやっておくべきことがあるんです。

車えくぼの状態を確認する

最初にえくぼができている車のボディをチェックしましょう。10cm以上の大きすぎるえくぼの場合、自分で修理すると、かえって凸凹になり、車のボディが悪化してしまうかもしれません…！ちょっと自分では難しいなと感じたら、プロに依頼することをオススメします。

車えくぼ周辺を綺麗にする

車えくぼを自分で修理できそうだなと思ったら、まずは修理箇所を綺麗にしていきましょう。あとで解説しますが、車のえくぼを直す時は、ボディを引っ張ったり叩いたりしていきます。そのため、砂や塵が付着したまま車えくぼを直す作業を行うと、ボディが傷つく可能性があるんです。

こちらのようなクロスを使って、車えくぼ砂や塵は落としてください。

車えくぼ部分を温める

車のボディは鉄でできています。鉄は温めると柔らかくなり、加工をするのが楽になりますよね。そのため、事前に車えくぼ周辺の車のボディを温めておく必要があります。ドライヤーで30分ほど温めるか、ヒートガンを使用しましょう。非常に高温になるので、火傷をしないように軍手をはめながら作業を行なってください。

こちらは、最高650℃の熱風が得られるヒートガン。家庭用のドライヤーよりも作業効率は良くなります。修理費用を抑えたい方はドライヤーで、作業効率を良くしたい方はヒートガンで車えくぼ周辺を温める作業をするのがおすすめです。

自分で車えくぼを修理しよう

事前の準備が完了したところで、先ほど紹介した3つの方法を解説していきます！

冷却スプレーを使って直す

まずは温めた箇所を急速に冷やすと、元の形に戻ろうとする鉄の特性を生かした方法です。

車えくぼの周辺をドライヤー、もしくはヒートガンで温めたら、すぐに冷却スプレーを当てましょう。冷却スプレーを逆さにして噴射すると超低温のスプレーが噴射されるので、より車えくぼを修理しやすくなります。

2. 温める・冷やすを繰り返す

車えくぼの大きさによっては、一度で直るとは限りません。車えくぼが直るまで、温める・冷やすを繰り返しましょう。元通りに戻ったら完了です。

車えくぼを吸盤で引っ張って直す

吸盤で、車えくぼ部分を引っ張って修理していく方法もあります。こちらは、吸盤を使った車えくぼを直す方法に必要な商品がすべて入っているリペアキット。取扱説明書に従って車えくぼ部分を直していきましょう！金属部分が温まっているので、効率よく作業ができるはずですよ。

小さいへこみに大きい吸盤を使ってしまうと、綺麗になっている車の余計な部分を引っ張ってしまうことがあるので、気をつけてください。

車えくぼを鈑金ハンマーで直す

車えくぼ部分の裏側にスペースがある場合は、鈑金ハンマーで直すという方法もあります。鈑金ハンマーとは、打面が柔らかいハンマーのこと。ただ、力加減が難しく、強く叩きすぎてしまうことがよくあります。すると、全体的に車が凸凹してしまうので、一回一回表を確認しながら優しく叩いていくのがおすすめです。

自分でやっても直らないなら車修理のプロに頼もう！

車えくぼが大きすぎる箇所や、自分で直すのが怖い場合は、確実に直すために修理のプロに迷わずお願いしましょう。確かな知識と安全性で愛車を元通りの姿に戻してくれるはずです！価格は車えくぼの状態にもよりますが、1万円程度で直してくれるところもあります。

まずは予算をたしかめた上で見積もりを依頼しましょう。こんなときのために、自動車保険に入っておくことも大切です。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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