
車の傷の直し方総まとめ!自分で簡単に傷消し・修理できる方法を解説
車の傷を消したいときは、ディーラーやカー用品店などで修理してもらうことが一般的。
ですが、飛び石などでできた浅い傷やへこみであれば、自分でケアすることもできちゃうんですよ!
市販の傷消し剤にはいろんな種類があるので、傷にあった製品の選び方、消し方のポイントなどを知って、自分で車の傷の消す方法をマスターしちゃいましょう!
また、自分では直せない傷がある場合、「プロにどう依頼すればいいのか」という点についても詳しく解説していきます。
車の傷を放置するとどうなる?
車の傷、めんどくさくて放置したくなりますが、放っておいたらどうなるんでしょうか。
傷を放置すると、まずそこから少しずつ塗装が剥げ、そこからサビが発生して広がってしまうんです。
サビは、見た目が悪くなるだけでなく、腐食を起こし、結果的に故障につながることもあるんです。
ここまでくると修理費はかなり高額になってしまいます。
自分でやるにしてもプロに頼むにしても、早めの対策が肝心ですね!
車の中でも特に傷の付きやすい場所は?
うっかり車体を擦ってしまった!という時以外にも、「知らない間に傷が…!」なんてこともありますよね。
傷を放置しておくのは良くないので、定期的にチェックして早めに発見できるようにしておきたいものです。
そのためにも、特に傷のつきやすい場所を把握しておきましょう!
ドア
ドアは、開けた時に壁や柱にぶつけたり、駐車中に別の車のドアがぶつかったりして傷ができることが多いですね。
プロに頼んだ場合の修理費用は、30,000~40,000円弱が目安です。
こちらの記事では、ドアノブについた傷を自分で直す方法を紹介しています♪
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バンパー
狭い道を曲がる時、狭いスペースで駐車する時には、バンパー部分が障害物に当たって傷ができてしまうことも。
プロの修理費用の相場は、15,000円~25,000円ほどです。
自分でバンパーの傷を直す方法については、こちらの記事をご覧ください!
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サイドミラー
狭い道を通ったり、曲がったりする際に、うっかり擦ってしまうサイドミラー。
ミラーは、カバー・鏡面・モーターの3種類のパーツから構成されています。
カバー交換の修理は5,000~10,000円程度、ミラー部分の交換は1,000~3,000円程度で頼めるそうです!
カバーの小さい傷であれば自分で簡単に補修することもできますよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください♪
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ホイール
意外と見落としがちなタイヤのホイール。
幅寄せした時に縁石に擦って、傷がついてしまうことが多いですね。
そんなホイールの修理にかかる費用は、見栄えが悪くなった程度の損傷であれば、およそ10,000~20,000円程度。
走行に問題があるほど損傷が激しい場合は交換を勧められることもあるでしょう。
ホイールの傷の対処法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
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車の傷の種類を確認しよう!
一言で傷と言っても、その種類は様々です。
・こすり傷
・へこみ傷
今回はこの3種類に分けて紹介していきます。
ひっかき傷
ひっかき傷は、線状についた浅めの傷です。
走行中に飛び石が当たったり、車のキーで誤ってこすってしまった時などにできます。
ひっかき傷は比較的浅めの場合が多いので、自分で修理することができるんです!
こすり傷
こすり傷は、走行中にガードレールや草木にこすってしまった時にできます。
軽度ならばひっかき傷と同じ方法で修理できますが、深い傷になってしまった場合はプロの修理が必要です。
へこみ傷
へこみ傷は、隣のドアが当たってしまったり、荷物がぶつかってしまった時にできます。
へこみの程度によっては、吸盤などで引っ張り自分で直すこともできますが、多くの場合はプロの修理が必要となります。
傷のタイプ別、対処法!
傷のタイプによって深さも違うため、直し方も違います。
3つのタイプに分けてそれぞれ直し方を見ていきましょう!
ひっかき傷の処理
ひっかき傷を直す方法は、コンパウンドとタッチアップペンの2種類があります。
どちらもあまり聞いたことないですよね。
説明していきます!
コンパウンド
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コンパウンドとは、ボディ表面についた傷を消す、ペースト状の研磨剤です。
傷を埋めるのではなく、その周辺を研磨することによって傷の凹凸をなだらかにし、傷を目立ちにくくするんです。
擦れた細かい傷、浅い傷がある時はコンパウンドを使ってみると良いですよ!
コンパウンドには、リキッドタイプやペーストタイプの二種類があります。
リキッドタイプは簡単に量の調節や均一に塗ることができるのが良いところ。
ただし、飛び散ったり、すぐ乾いてしまうので注意が必要です。
一方で、ペーストタイプはリキッドタイプに比べて安価で、粘度が高いので飛び散る心配もありません。
しかし、粘土が高いことで、均一に塗りにくくなるので少し扱いが難しいですね。
コンパウンドには、粒子の大きさにも粗目、細目など種類があります。
基本的には、粒子の細かいタイプの物から順に使っていくと覚えておきましょう。
それでは、簡単にコンパウンドの使い方を紹介していきます!
・スポンジ
・拭き取り用のクロス
コンパウンドをかける前に、表面についた汚れを落としておく必要があります。
ホコリや砂などの汚れがついたままコンパウンドを使うと車体の一部をかえって傷つけてしまいます。
汚れを落としたら、作業範囲の周りをマスキングテープで養生していきます。
タイヤやライト、車内などボディ以外の場所に付着しないように、テープ(必要であればビニール)を使って保護してくださいね。
渇いたスポンジを使用すると、摩擦による熱が多量に発生してしまうため、水を一度含ませて車への負担を軽減させましょう。
コンパウンドには、粗目・細目など種類がありますが、まずは粒子の細かいタイプの物から使っていきましょう!
いきなり粒子のサイズが大きいタイプの物でゴシゴシしてしまうと、余計な傷がつきやすくなってしまうのです。
いきなりゴシゴシ磨かずに、最初はスポンジを傷周辺に何度か押し当て、コンパウンドを均等に塗布していきます。
コンパウンドが塗布されたら、スポンジの研磨面を使って磨いていきましょう。
この時、縦方向や横方向へ直線的にスポンジを動かすと綺麗に磨くことができますよ。
クロスでコンパウンドを優しく拭き取っていきます。
この時、傷が残っていないか確認するのを忘れずに。
タッチアップペン
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続いて2つ目、タッチアップペンです。
タッチアップペンとは、ペンタイプの塗料のことで、傷を塗料で埋めて目立ちにくくします。
先ほどのコンパウンドとは違い、こちらは上から塗料を塗って傷を隠すという方法。
ペン型で塗りやすく、手軽に傷を目立たなくすることができますよ!
様々な色があるので、自分の車体のカラーに合わせて選んでみてください。
詳しい使い方はこちらをご参考に!
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スプレー
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車の傷は、スプレーを塗装して隠すという手もあります。
缶スプレーのメリットは、手軽に作業でき、均等にバランスよく塗布できるところ。
手入れなども不要のため、「必要な時に手軽に使える」というのが嬉しいですね。
一方で、色や塗布範囲の調節が難しい、塗料が垂れやすいというデメリットも。
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、スプレーを使うかどうか検討してみてくださいね!
車のスプレー塗装については、こちらの記事を参考にしてみてください♪
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こすり傷
こすり傷は、傷がどの程度深いところまで及んでいるか、しっかり見極めなければいけません。
車の表面は、外側からクリア層、カラー層、下地層に分かれており、それぞれの層で対策は変わってきます!
クリア層
ボディを保護し、ツヤを出す層のこと。
車の中で一番外側になっています!
カラー層
ボディの色を決めるカラー剤が塗ってある層。
カラー層までいくと自分で修理するのが難しいと言われています
下地層
ボディとカラー層をつなぎ、サビ止めの役割もする。
この3層のうち、クリア層についた傷ならば、ひっかき傷と同じ方法で直すことができますが、
カラー層~下地層についた傷は直すのが難しいのでプロに頼むことをオススメします!
へこみ傷
車がへこんでしまった時は、吸盤などで引っ張って自分で直すという方法があります。
ただ、かなりの力が必要で、もとの綺麗な状態に戻すのは難しいです。
逆にもっと歪んでしまう危険もあります。
小さなへこみは自分で直せますが、大きなへこみの場合はプロに任せましょう!
へこみ傷の修理に関する詳しい情報はこちらから!
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どの傷にも共通して言えるのは、放っておくとさらなる傷の原因になる、という事です。
それぞれの対処法で、早めの修理を心がけましょう!
車のキズを予防しよう
キズの修理、自分でできそうでしょうか?
プロに任せた方がいいのかな、と不安になることもあると思います。
そうなる前に、キズができるのを予防しておくことも大事ですよね。
とはいえ、車のキズは全部は防げません。
駐車場に停めておいたら、いつの間にかキズを付けられていたなんてこともありますよね。
そんな風にどうしても全部は防げませんが、事前にできるかぎりのことをしておくと、キズができても浅く済むかもしれません。
そこで、オススメのキズ予防法をお伝えしますね!
フィルムを貼る
まずは、フィルムを貼ることで、車にキズが付くのを予防する方法です。
プロテクションフィルムは、厚みがあって透明度が高く、柔軟性もあります。
貼っていてもわからないことが多いでしょう。
黄砂、砂埃、洗車キズなどからボディを守ってくれますし、程度によっては飛び石のキズも防げると言われています。
猫の爪やイタズラによるキズなどは、ガラスコーティングでは防ぎにくいものですが、フィルムならガード可能です。
さらに紫外線もカットしてくれるので、車の保護効果はとても高いと言えるでしょう。
耐久性はおよそ数年でメーカーによって違ってきますが、綺麗に剥がすことができるので、毎回貼り替えていけば車体の劣化を防止できます。
透明度が高いので、見た目も綺麗に仕上がりますよ。
フィルムは、自分で購入して貼ることもできます!
ただ、皺が寄ってしまうかも、など自分で貼るのが不安な方は、プロテクションフィルムを貼ってくれるカーディーラーなど専門家に依頼する方が安心ですね。
特に、部分的ではなく車全体をフィルムで保護したい場合は、プロに依頼することをオススメします。
また、車全体だけでなく、ベッドライトや、フロント、ドアノブのみなど、部分的に貼ってくれるサービスもありますので、ご予算と相談して依頼しましょう。
専用カバーも
他にも、車のキズを予防する方法はあります。
それは、車を使っていないときは「専用カバー」をつけることです。
銀色の車全体を覆うシート、見たことがありますよね。
特に駐車場に屋根がない場合、駐車時の雨風、鳥の糞、霧、ホコリ、大気中のガスなど、置いておくだけで車がダメージを受けてしまうことがありえます。
酸性雨、湿気、紫外線も心配ですよね。
そのため、使わないときは専用カバーを掛けて車体を保護してあげてください。
防水性のカバーは、Amazonやカーショップで意外とお手頃価格で購入することができますよ。
プロの修理はいくらかかる?
傷の深さや大きさによっては自分では直せないものもあります。
そんな時は、プロにお任せしましょう!
気になるのは、お値段ですよね…。
車の傷修理の相場を見ていきましょう。
・ひっかき傷 1000円~
・へこみ 20000円~
・こすれ傷の塗装 10000円~
このようになっています。
ただ、これはあくまでも目安で、傷の放置によってサビが進んでしまうと、もっと高額になる場合があります。
かかる期間は、車体の傷であれば2日間前後です。
ただ、GWやお正月など、時期によってはもっとかかることもあります。
自分で直すにしても、プロに頼むにしても、大事なのは早めの対応なんです!
まとめ
車の傷を修理するのって、時間もお金も手間もかかって面倒ですよね。
でも放置すると、後でもっと多くの負担になるんです。
しかも、時間が経つほど負担の度合いは大きくなります。
愛車を大切に、傷をつけたらすぐに修復しましょう!
