
【2025】フードロスアプリ6選|おすすめサービスを使ってみた!
フードロス(食品ロス)とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。食品ロスは家庭はもちろん、飲食店や加工業者などからも排出されます。そのような食品ロスを減らせるのが、フードロスアプリやサービスです。本記事では、フードロスアプリを6つ紹介。身近なところからSDGsを始めてみましょう!
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目次
フードロス(食品ロス)アプリを使う理由

・フードロスには2つの種類がある
・2022年度の日本の食品ロス量は、国民1人あたり毎日おにぎり1個に相当
・これはWFPの食糧支援量と同等である
・フードロスアプリは、店舗、消費者の双方へメリットがある
フードロスは、事業系と家庭系の2つに分けられます。事業系は規格外や売れ残り、返品、食べ残しなどが主な理由です。家庭系の主な理由は、食べ残し、食べられる部分の過剰な排除、未開封の食品の廃棄などが占めています。
消費者庁の発表によれば、2022年度の日本のフードロス量は約472万トン(※)です。フードロス量を国民1人あたりに換算すると、おきにぎり1個(約103g)を毎日廃棄していることになります。
フードロス量は、2030年度までに489万トンに減らすことを目標としており、2022年度には目標を達成しました。しかし、2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響があったため、今後も気をつけていく必要があります。
また、2022年度のWFP(国連世界食糧計画)による食糧支援量は約480万トンで、日本のフードロス量とほぼ同じです。
このような、もったいないフードロスを削減していくために事業や家庭でできる取り組みとして、フードロスアプリやサービスがあります。フードロスアプリを使うことで、企業や家庭で発生する食品ロス量を減らすことができるだけでなく、消費者にとってはお得に食品をゲットできるのもメリットです。
フードロスアプリの選び方

フードロスアプリの種類
・店舗訪問型:消費者が直接お店に行って商品を購入する
・通販型:オンラインショップで商品を購入して配送してもらう
フードロスアプリには、食材のムダなく使えるレシピを紹介しているサービスやフードシェアリングと呼ばれるものも多いです。フードシェアリングとは、廃棄される予定の食品などを消費者に販売するサービスのこと。また、フードシェアリングには、店舗訪問型と通販型とがあります。
店舗訪問型は店側が閉店までに売り切るのが難しい食品や食材を、消費者が直接お店に訪問して購入する方法。通販型は消費期限が近い商品を通販で販売し、消費者が購入することで、フードロスが防げる仕組みです。
対応エリア
店舗訪問型のフードロスアプリを利用する場合、自宅がある地域などで利用ができるかを確認しておきましょう。地域によっては、対象店舗が登録されていないケースもあります。
また、通販型の場合、配送エリアであるかを確認しておきましょう。
利用料金
店舗訪問型のアプリによっては、商品代金以外に利用料や手数料などのお金がかかる場合があります。利用前に確認しておきましょう。通販型の場合は、地域や注文金額によって配送料が異なる場合があるため、かかる料金は細かくチェックしておくと安心です。
おすすめのフードロスアプリ
アプリ名 | 種類 | 取扱商品 | 利用料金 | 支払い方法 |
TABETE(タベテ) | フードシェアリング・店舗訪問型 | 料理、食料品 | 無料(商品代金のみ) | クレジットカード |
タベスケ | フードシェアリング・店舗訪問型 | 料理、食料品など | 無料(商品代金のみ) | 現地の決済方法 |
Kuradashi(クラダシ) | フードシェアリング・通販型 | 食料品、日用品、美容品など | ・一般会員:無料 ・プレミアム会員:月間550円(税込) | クレジットカード、ApplePay、GooglePay、ShopPay、PayPay、メルペイ、楽天ペイ、auPAY、あと払いペディ |
トクポチ | フードシェアリング・通販型 | 食料品、健康食品・サプリなど | ・スタンダードプラン:年間1,560円(税込) ・プレミアムプラン:年間3,960円(税込) | クレジットカード |
Let(レット) | フードシェアリング・通販型 | 食料品、日用品、美容品、電化製品など | ・一般会員:無料 ・プレミアムプラン:月間490円(税込)、年間4,800円(税込) | クレジットカード、ポイント、ApplePay、GooglePay |
ロスゼロ | フードシェアリング・通販型 | 食料品 | 無料(商品代金のみ) | クレジットカード、楽天ペイ、メルペイ、あと払いペディ、au PAY、PayPay |
TABETE(タベテ)

デメリット:エリアに偏りがある
「TABETE(タベテ)」は、お店の食べられるけど廃棄されてしまう料理をアプリで購入して店舗に受け取りに行くフードシェアリングアプリです。店舗訪問型のアプリで、登録されている店舗は約3,000件以上(※)あり、広範囲のエリアで利用できます。店舗はアプリから簡単に検索できるので、近所の知らなかったお店を新たに発見することもできます。
また、当日の廃棄を防ぐために、料理を出品している店舗がリアルタイムで表示されていたり、アプリで注文から決済までできるスムーズさも特徴です。
ただし、登録されている店舗のエリアには偏りがあるので、地域によっては登録店舗がないケースもあります。今後のエリア拡大や登録数の増加に期待!
(※)2025年5月時点
種類 | フードシェアリング・店舗訪問型 |
利用料金 | 無料(商品代金のみ) |
支払い方法 | クレジットカード |
対象エリア | 東京23区を中心とした関東圏、金沢市、大阪市、神戸市、札幌市、名古屋市、浜松市を中心とした全国 |
タベスケ

デメリット:アプリがやや使いづらい
「タベスケ」は、自治体運用型のフードシェアリングサービスです。消費期限や賞味期限が近いお惣菜や食料品が出品されており、アプリなどで注文して店舗に訪問し、現地で支払うシステムです。
「タベスケ」は自治体によって異なる愛称をつけており、地域密着型のサービスとして広まっています。2025年5月時点で約26の自治体で約300店舗と連携しており、今後も自治体の連携を広げていくそうです。
主にウェブサイトで利用するサービスのため、アプリはやや使いづらい印象。また、エリアや日によって出品数も少なく感じられることもありました。
種類 | フードシェアリング・店舗訪問型 |
利用料金 | 無料(商品代金のみ) |
支払い方法 | 現地の決済方法 |
対象エリア | 東京都、静岡県、秋田県、鹿児島県、青森県、京都府、愛知県、福島県、佐賀県、宮崎県、三重県、長野県、山梨県、長崎県、兵庫県など |
Kuradashi(クラダシ)

デメリット:商品によっては送料がかかる
「Kuradashi(クラダシ)」は、規格外商品やB級商品、在庫処分品などを取り扱う通販型のフードロスアプリです。生鮮食品からコーヒーやお酒、お菓子などの食料品はもちろん、美容アイテムや日用品などもあり、商品数の多さも特徴的。
さらに、売上の一部をNPO法人などの支援に活用しており、消費者が購入するときには好きな支援先を選ぶことも可能です。
また、元値からいくら割引がされているのかなども分かりやすく、アプリも使いやすい印象です。ただ、商品によっては1件につき550円の送料がかかるものがあるのが気になるところ。しかし、プレミアム会員(月額550円税込)を支払えば、無料になります。
種類 | フードシェアリング・通販型型 |
利用料金 | ・一般会員:無料 ・プレミアム会員:月間550円(税込) |
支払い方法 | クレジットカード、ApplePay、GooglePay、ShopPay、PayPay、メルペイ、楽天ペイ、auPAY、あと払いペディ |
対象エリア | 全国 ※商品によっては沖縄、北海道、離島などが対象外の場合もあります |
トクポチ

デメリット:年会費が必要
「トクポチ」は、賞味期限が近い商品を取り扱う通販型のフードロスアプリです。取り扱い商品は、主に食料品。なかにはペットフードや健康食品、サプリなども取り扱っています。
「トクポチ」の商品は割引率が高く、すべて40%オフから販売されており、0円で購入できる品物もあります。
購入するには年会費を支払って、会員になる必要があります。プランは、年会費3,960円のプレミアムプラン、年会費1,560円のスタンダードプランが用意されています。プレミアムプランだと限定商品をゲットできたり、割引率がスタンダードプランに比べて20%高くなります。
種類 | フードシェアリング・通販型型 |
利用料金 | ・スタンダードプラン:年間1,560円(税込) ・プレミアムプラン:年間3,960円(税込) |
支払い方法 | クレジットカード |
対象エリア | 全国 ※商品によっては沖縄、北海道、離島などが対象外の場合もあります |
Let(レット)

デメリット:割引率がわかりにくい
「Let(レット)」は、ワケあり商品を購入できるショッピングアプリです。店舗で販売しづらい規格外の食材や在庫整理品などが販売されています。青森県産のリンゴや淡路島産のタマネギなど有名な産地の野菜やフルーツ、肉や魚も多数あります。
さらに、購入するたびにLetのポイントが貯まり、貯まったポイントは支払いに活用できるお得なシステムも導入されています。プレミアム会員の場合、送料分のポイントが還元されたり、一般会員よりポイントが多く付与される特典があります。
ただ、商品によっては割引率が表示されておらず、どの程度安くなっているか不明なので、お得感を感じにくい印象です。
種類 | フードシェアリング・通販型型 |
利用料金 | ・一般会員:無料 ・プレミアムプラン:月間490円(税込)、年間4,800円(税込) |
支払い方法 | クレジットカード、ポイント、ApplePay、 |
対象エリア | 全国 ※商品によっては沖縄、北海道、離島などが対象外の場合もあります |
ロスゼロ

デメリット:不定期便以外の商品数が少ない
「ロスゼロ」は、食品ロス予備軍の商品などを取り扱う通販型のフードロスアプリです。「ロスゼロ」では、サブスクリプションのロスゼロ不定期便や単品販売、アップサイクルの3つから商品を選べます。
ロスゼロ不定期便は5,000円(税込)を支払うと、2ヶ月に1回のペースで、定価9,000~10,000円相当の商品が届きます。商品の中身は一例ですが、チョコレートやクッキーといったお菓子からレトルト商品、調味料などが入っています。毎回届けられる商品内容は異なるので、新たな商品と出会えるかも!
ただ、単品で購入する場合は、取り扱い商品数が少なく感じました。
種類 | フードシェアリング・通販型型 |
利用料金 | 無料(商品代金のみ) |
支払い方法 | クレジットカード、楽天ペイ、メルペイ、あと払いペディ、au PAY、PayPay |
対象エリア | 全国 ※商品によっては沖縄、北海道、離島などが対象外の場合もあります |
【体験レポ】TABETE(タベテ)を使ってわかった!消費者にもうれしいサービス
ここでは、訪問型のフードロスアプリ「TABETE(タベテ)」を使ったレポートを紹介します。サービスの質やどんな商品があるのかを徹底レポートします。
Googleマップとの連携でお店が探しやすい

出品店舗はアプリ内のマップから検索できます。Googleマップと連動しているので、居場所付近でフードロスの発生した店舗をリアルタイムでチェックできます。

スタッフF
商品はスムーズに購入完了!

TOPページからレスキューの出ている店を選び、気になる商品をカートに入れます。

スタッフF

カートに商品を入れ、「レスキューにむかう!」のボタンを押すと取り引きが成立します。

スタッフF
気になる料理の質もチェック!

この日は、韓国料理店のキンパとキムチをゲット!

スタッフF
ゲーム感覚でおもしろい仕組みも!

レスキューの実績を積むとポイントが増え、ヒーローレベルが上がります。こういったゲーム感覚も取り入れられているので、ハマりそう…!

さらに、フードロスに貢献した実績も数字で可視化してくれます。

スタッフF
【体験レポ】Kuradashi(クラダシ)お得で便利!使いやすさもピカイチ
ここでは、通販型のフードロスアプリ「Kuradashi」を実際に利用してみたレポートを紹介。気になるアプリの利用方法や使用感、届いた商品についても解説します。
お得感がわかりやすい!

Kuradashiの商品ページには、割引率や参考小売価格、1個あたりの価格などが表記されているので、お得感がわかりやすい!さらに、購入時に応援したい団体を選んで、支援ができるのもポイントです。

スタッフA
注文から届くまでの日数

状態 | 日付 |
注文 | 5月8日 午前 |
発送 | 5月9日 午後 |
到着 | 5月10日 午前 |
今回注文した商品は、配送が早い品物でした。5月8日に注文をして、翌日に発送され、その次の日には品物が到着しました。商品や地域によっては配送に時間がかかる場合もあるようです。詳しくは商品概要を確認しておきましょう。

スタッフA
梱包状態をチェック!

今回は、水出しアイスコーヒーの4袋入×12個のセットを注文。段ボールで2箱届き、バラバラにならないようにプラスチックのバンドで固定されていました。

さっそく段ボールを開けてみると、1箱に6セット(1袋4パック入り)が入っていました。2箱セットで合計48パック入って約3,000円とはお買い得!

スタッフA
気になる商品は?

今回は賞味期限の近い商品を選びましたが、2025年9月が期限のようです。注文したのが5月なので、あと4ヶ月近くは美味しい状態で飲むことができます。

さっそく、パッケージに書いてあるように、500mlのお水を入れたボトルにコーヒーのパックを入れて、4時間ほど冷蔵庫に入れて作りました。まだまだ賞味期限があるので、味に変化はなく、おいしく飲めました。

スタッフA
自宅でもできるフードロスを減らすヒント

フードロスを減らす取り組みは家庭でもできます。ムダなまとめ買いは、フードロスの原因のひとつです。買い物に行く前に冷蔵庫の中身や食料の消費期限や残量をチェックして、必要な分だけ買うようにしましょう。
また、食べ切れる分だけ作るようにするのもフードロスを減らすポイント。賞味期限や消費期限が近い食材から使うように工夫してみましょう。外食時には食べ残しがでないように、食べ切れる分だけ注文することも大切です。
そして、食材にムダがないように保存方法や調理方法を見直してみましょう。消費者庁ではクックパッドにてフードロスを減らせるレシピを公開しています。とても参考になるので、一度チェックしてみてくださいね。
フードロスアプリを使ってわかった食品の「もったいない」
フードロスアプリを使うことで、普段私たちがどれだけ食品をムダにしていたかが見えるようになります。例えば、まだ食べられる食品がパッケージのデザインの変更や賞味期限が近いなどの理由で廃棄される商品の多さを実感しました。
フードロスアプリを使えば、廃棄される商品をレスキューして食べ物がムダにされることが減ります。また、リーズナブルな価格で販売されているので、家計の助けにもなります。フードロスアプリで環境にも家計にも優しい生活を始めてみましょう。
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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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