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更新日: 2025年1月30日

レザーソファーのクリーニングならお任せ!革のプロによる修理を特集

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リビングにある家具といえば、テレビやテーブル…そして、ソファー。ソファーは、家族がくつろぐ大事なスペースです。一度買えば、何年も使い続ける、大切な家具ですよね。でも、最初はキレイなソファーでも、何年も使っていれば、ホコリが溜まったり、座面が傷ついてきたりします。今回は、レザーソファーのクリーニングを手がける職人さんにお話を伺いました。

取材を依頼したプロの職人さんが、「YSR」の南條弘行さん。神奈川県横浜市に店を構える「YSR」は、革製品全般の修理・クリーニングを受け付けているお店です。

ミュージシャン、サラリーマンを経て、元々好きだった革小物の修理を独学で学んだ南條さんは、40歳の時に脱サラして革修理店「YSR」を立ち上げました。店を出してから10年間で培ってきたプロならではの経験と知識で、日本全国にお客さんを持ちます。そんな革のプロ、南條さんに、レザーソファーのクリーニングを見せてもらいます。

今回クリーニングするソファー

今回、南條さんがクリーニングを手掛ける革ソファーがこちら。

イギリス製の、牛革のソファーです。持主の方は、30年前にイギリスでこのソファーを買い、海外を転々としながらもずっと使い続けていたそう。30年もの間、人生を共にしてきたこのソファーを、これからも大切に使い続けるために、今回クリーニングを南條さんに依頼したということです。座面の汚れが目立ち、他の部分にも広い範囲に細かい傷や汚れが見えます。これを今回、クリーニングしてキレイにしていきます。

レザーソファークリーニングの流れ

レザーソファーのクリーニングの流れは、大まかに分けて4つ。

1.表面の汚れを落とす
2.下地を整える
3.革を塗り直す
4.コーティングする

どういう風にソファーをキレイにしていくのか、詳しく見ていきましょう。

汚れを落とし、下地を整える

まず、ソファー表面の汚れを落としていきます。この工程に使う道具がこちら。

1. パフ
2. クリーナー
3. 豚毛ブラシ
4. ウエス
5. クロス

1の「パフ」は、広い面のブラッシングに使う道具なので、機能としては3の豚毛ブラシと同じとのこと。機械にあまり頼らず、「手の感覚を大事にしたい」という南條さんの思いから、今回は使わずに作業を進めていきます。

脚をマスキングする

クリーニング作業に入る前に、ソファーの脚が汚れないよう、マスキングをします。

ソファーの脚の木材を傷付けないように、マスキングテープでも粘着力の高いものと弱いものを使い分けます。

隙間に入り込んだゴミを取る

ソファーのひじ掛けやクッションの間といった隙間に入り込んだゴミを、この「エアダスター」を使って飛ばします。

この先端から勢いよく空気を出して、ゴミを飛ばしていきます。

この作業で、よく家庭のいろいろなものが出てくるのだとか。免許証が出てきたこともあるというから驚きです!

クリーナーで汚れを浮かせる

クリーナーをソファーの表面に吹きかけ、ていねいに刷り込んでいきます。

クリーナーは超純水(不純物を含まない、極めて純度の高い水)やアルコールを含み、ソファーに染み付いた汚れを浮かせてくれます。

毛にコシのある豚毛ブラシを使って汚れをかきだすと…

黒い汚れがこんなに!あまり汚れているように見えないひじ掛けの部分も、実は汚れていることも。普段は室内に置いておくソファー。そこに溜まる汚れは、ほとんどがホコリと皮脂なのだそう。ソファー全面にクリーナーを吹き、汚れを拭き取ったら、次の工程です。

ヤスリで荒れた部分をならす

ここでは、手の平に収まるサイズのヤスリを使っていきます。

目の粗いものから細かいものを使い分け、革の荒れのひどい部分をなめらかにしていきます

革が荒れて毛羽だった部分や、凹凸のあるところをならしていきます。

革を塗り直し、コーティング

次に、ソファーの革をキレイに塗り直していきます。

この工程に使うのがこちら。

1. 染料
2. ヘラと、ソファーに合わせて作った色
3. ウレタンコーティング剤
4. スプレーガン

ソファーの色を作る

革の色をキレイに塗り直すために、5色の染料を混ぜてソファーに合わせた色を作っていきます。

ソファークリーニングの出来栄えを決める、とっても大事な工程なのだそう。「ひとえに『黒』といっても、全く同じ黒色はありません」と南條さんは言います。

修理をするものに合わせた色を、革の上に乗せた時に変わる色味も含めて計算し、その都度配合する。その分量の調節は、まさにプロならではの技。作った色をソファーに少し塗っては色味を確かめ、丁寧に調整していきます。

荒れのひどい部分をパテで埋める

ヤスリで削ってもならせない、荒れのひどい部分を、「パテ」で埋めていきます。パテは、割れ目やくぼみを埋めて表面を平らにすることができる、粘土状の補修材です。

元の白いパテに、さきほど作ったソファーの色の染料を入れ、ソファーに合った色のパテを作ります。

荒れのひどい部分にパテをヘラで塗りこんでいきます。革に元からついている本来のシワ(「シボ」と言います)は活かしながら、表面が傷ついて素地が出てしまっている部分だけ、パテで埋めます。パテが乾いたら、いよいよ色を塗っていきます。

下塗りをする

透明な「添加剤」にソファーの色を混ぜ、上塗り剤を作ります。添加剤は、染料の色を伸ばし革の表面に定着しやすくするものです。

これをスプレーガンに入れ、ドライヤーで乾かしながらソファーに吹き付けていきます。ムラにならないよう、素早く、ていねいに。上塗り剤を、薄く何層も重ねていきます。

革が傷んで、表面が均一にならない部分は、ウレタンコーティング剤を筆で塗っていきます。ウレタンコーティング剤は、ツヤ出しのために仕上げの際に使われるものです。荒れのひどい部分は、凹凸やざらつきをなくすため、この時点でコーティング剤を塗っておきます。

荒れた部分の凹凸感がなくなったら、下塗りを続けます。

上塗りをする

色が入らなかったり、ムラがある部分を、もう一度色を塗りつけてキレイにしたら、色の塗り直しは終了です!

コーティングする

ついに仕上げの工程です。ウレタンコーティング剤でソファーの表面全体のツヤ出しをしていきます。コーティング剤にも「ツヤあり」「ツヤなし」などの種類があり、これをソファーの質感に合わせて配合することで、クリーニング完成後のソファーの雰囲気が決まってきます。

ウレタンコーティング剤をスプレーガンに入れ、ソファー全体にまんべんなく吹き付けていきます。このコーティングをすることで、ツヤが出るだけでなく、色を長持ちさせ、ソファーの耐久性が上がります。

ウレタンコーティング剤が乾いたら、これで完成!

クリーニングを終えて

クリーニングを終えたソファーを、クリーニング前と比べてみましょう。左がクリーニング前、右がクリーニング後です。

座面の傷がなくなり、革の表面全体にハリとツヤが感じられますね!近寄って見てみると…

その差は歴然!革本来のシワはそのままに、新品のように美しくなっています。30年もの間、愛用され続けてきたソファーが、キレイによみがえりました。

プロにソファークリーニングを頼もう

南條さんの経営する「YSR」は神奈川県横浜市にありますが、東京・恵比寿にも支店があります。レザージャケットや革製の家具、車のレザーシートまで、革ものならほとんどの修理・クリーニングが可能です。宅配もできるので、北海道から沖縄まで注文が来るのだとか。出張での修理・クリーニングも受け付けています。詳細はページをご覧ください。

ユアマイスター」では、レザージャケットや革製のカバン、家具といった革製品の修理・クリーニングの職人さんがたくさん出店しています。ぜひ、自分に合った職人さんを見つけてみてください。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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