
スーツを自宅の洗濯機で洗う方法!クリーニングに出さずにキレイにするには?干し方まで解説
スーツの洗濯といえばクリーニングに出してしまうという方がほとんどのはず。でもポイントさえ押さえておけば、実は自宅でも洗濯が可能です。今回は手洗いの方法と、洗濯機を使った方法を紹介。また、正しい干し方など知っておきたい知識も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
持っているスーツは自宅で洗える?
スーツを自宅で洗濯できたらラクだけど、「洗濯してしまったらどうなるの?」「そもそもスーツを洗濯していいのかわからない」と、疑問に思っている方が多いのではないでしょうか。ものによって、スーツは自宅でも洗濯が可能ですが、その前に必ずチェックしてほしいことが3つあります。
・色落ちしないかどうか
・ほつれたり、穴が空いていないか
これらをちゃんとチェックしないで洗濯すると、スーツが傷んでしまうかもしれないので、忘れずに確認しましょう。
洗濯表示
洗濯表示を見てみると、持っているスーツが水洗いできるのかどうかがわかります。洗濯機洗い可のマークや、手洗い可のマークがあれば、自宅でも洗濯が可能です。水洗い不可のマークがある場合には、残念ですが自宅では洗濯できないのでクリーニングに出しましょう。
また、スーツの素材にも注目してみましょう。もしシルクやカシミヤなどのデリケートな素材が使われていたら、クリーニングに出した方がいいです。自宅で洗ってしまうと、傷んでしまうかもしれません。
実際に、2着のスーツの洗濯表示を確認してみました。
一番左のマークを見てください。こちらのスーツは水洗いできないようです。自宅での洗濯は諦めて、クリーニングに出しましょう。
もう一つのスーツには、上の段の一番左にネット使用でお洗濯可のマークがあります。こちらは、自分で洗濯できそうです。ちなみに、こちらのスーツには「ウォッシャブル」のタグがありました。
「そもそも洗濯表示の見方がわからない」という場合は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
内部リンク:洗濯表示
色落ちしないかどうか
スーツが洗えるとしても、まずは洗う前に色落ちしないかどうかテストしておきましょう。洗濯表示で洗濯が可能とあっても、もし色落ちしてしまうようだったら、クリーニングに出したほうがいいでしょう。
ここからは色落ちのテスト方法を紹介します。
・ティッシュ

まずはティッシュに、使う予定の洗剤を少しだけつけます。

スーツの裏側など、目立たないところにティッシュを当てます。

当てたまま、5分間待ちましょう。

ティッシュにスーツの色が付いていなければOKです。ティッシュに色が移ってしまったら、スーツを自宅で洗濯するのは諦めて、クリーニングに出しましょう。
ほつれたり、穴が空いていないか
ほつれてしまったり、穴が空いてしまったりしているのに自分で洗ってしまうと、余計にダメージの部分が広がってしまうかもしれません。この場合は自宅では洗濯せずに、クリーニングに出しましょう。
ウォッシャブルスーツなら洗濯できる!
スーツ売り場などでもよく目にするウォッシャブルスーツ。洗えるスーツの中でも、洗濯機で洗えるスーツをウォッシャブルスーツと言います。
主な特徴としてはこの3点。
・型崩れしにくい
・経済的
型崩れしにくい
ウォッシャブルスーツは、通常のスーツに比べて型崩れや縮みなどが起こりにくい作りになっています。折り目ができることに対する耐久性が強く、シワになりにくい素材を使っている、いわゆるイージーケアの服。
イージーケアの服には、アイロンの手間がいらないものも多く、忙しい中でもお手入れしやすいのがポイントです。
経済的
通常のスーツは定期的にクリーニングに出さなければならないので、それなりに費用が掛かりますが、ウォッシャブルスーツは自宅で洗濯できるので経済的です。
スーツを洗濯する頻度や注意点は?洗濯の前に知っておきたいこと
ここからはスーツを自宅で洗う前に、知っておきたいことを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
上下一緒に洗って、どちらかだけ色落ちしていくのを防ぐ
スーツは上下でセット。上と下とで色がちぐはぐになってしまったら、台無しです。そんなことにならないよう、洗うときには上下ともに洗いましょう。もし、ズボンだけを汚してしまった、という場合でもいっしょに洗うことで風合いを整えることができます。
洗濯の頻度は月1~2回
洗えるスーツだからと言って、洗いすぎは禁物。 ウォッシャブルスーツの場合、製造メーカーは月に1~2回程度の洗濯を想定していることが多いようです。その範囲内ならば、むしろ洗うことで汚れを落とし、スーツが傷んでしまうのを避けることができます。
色落ち・ほつれ・穴開きをチェック!
先ほど解説したように、素材的には洗えるものだったとしても、「洗えない」スーツもあります。それは、色落ちしてしまうもの、ほつれているもの、穴が開いているものです。
洗濯をする前に、この3点を見落とさないようしっかりとチェックしましょう。
スーツを手洗いで優しくきれいにする方法
いくら洗えるといっても、スーツはやっぱりデリケート。洗濯機で洗うのは不安という方は、手洗いしましょう。
・洗濯桶
・タオル
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おしゃれ着用中性洗剤といえばエマール。この商品は伸びやヨレを元に戻してくれるので、洗った方がより長持ちするという洗剤です。

スーツが型崩れしないように、ファスナーやボタンは全て閉めた状態でたたみます。たたみ方のポイントは洗濯桶に入るぐらいの大きさに、ふわっとたたむこと。小さくまとめすぎるとシワの原因にもなるので、2つ折りか3つ折りぐらいがおすすめです。
このとき、きちんとキレイにたたむことが仕上がりを左右します。できる限りていねいにたたみましょう。

洗濯桶に水を溜め、オシャレ着用中性洗剤を溶かします。洗剤がしっかり水に溶けたら、スーツを入れて優しく押し洗いをしましょう。強く押してしまうと、生地が傷む原因にもなってしまうので、注意してください。

何度か押し洗いをしたら、つけおきをします。形を軽く整えてから、10~15分ほど放置しておきましょう。時間が経ったらひっくり返してさらに10分ほど放置します。

つけおきが終わったらすすぎに入ります。綺麗な水で何度か押し洗いをするように、優しくすすいでいきましょう。すすぎまで終わったら、スーツの手洗いは完了です。
スーツを自宅の洗濯機で洗う方法
ここからは自宅の洗濯機でスーツを洗う方法を紹介します。
・洗濯ネット
まず、スーツに汚れやシミがないかどうか探してみてください。見つけたら、そこに指などで、洗剤の原液をちょっと取ってなじませておきましょう。こうすることで汚れが落ちやすくなります。
手洗いの時と同じように、スーツは丁寧にたたんでから洗濯機に入れます。たたみ方は、手洗いの時と同様、ボタンやファスナーを閉めて、2つ折りか3つ折りです。洗濯ネットの大きさに合わせてふわっとたたみましょう。

スーツを洗濯機で洗うときは、必ず洗濯ネットに入れます。洗濯ネットがあまりにも大きすぎて、隙間が空いてしまっていると、スーツが中で動いてしまって、シワができやすくなってしまうので、注意しましょう。

ここから洗濯機で洗っていきます。このときに「手洗いコース」「ドライコース」など、素材に負担がかからないような優しく洗えるモードを選びましょう。
洗剤は水に溶かしてから入れる、もしくは洗濯機に水が入ってから、洗剤を入れます。洗剤がしっかりと溶けていないと、洗剤が偏ってしまってい、色落ちする場所も偏ってしまう可能性があります。
あとは洗濯機を回すだけです。
脱水は洗濯機ではなるべくしないようにしましょう。傷んでしまいます。
脱水はタオルドライで水分を抜くようにするのがおすすめ。どうしてもタオルドライが面倒で洗濯機で脱水したいという場合には、30秒以内に設定して脱水するようにしましょう。
洗い方をもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
内部リンク:スーツを洗濯機で洗う方法
スーツの正しい干し方
スーツをキレイに洗ったら、次は干しましょう。スーツは洗濯機が止まったらすぐ、ハンガーにかけるのがベストです。なるべくシワにならないように、手で伸ばしたり叩いたりしながら、風通しのよいところで陰干ししましょう。
ジャケット
ジャケットは太めのハンガーにかけて干します。乾きにくい肩の部分には、乾いたタオルを入れておくと早く乾きます。
ズボン・スカート
ズボンやスカートは、ピンチハンガーを使って筒状に干しましょう。ズボンのポケットなどがある場合には、裏返してから干すと乾きやすくなります。
スーツがある程度乾いたら、アイロンをかけていきます。このときに半乾きの状態でアイロンをかけた方が、シワが伸ばしやすいのでタイミングを見計らいましょう。
スーツを干すときの注意点
強く絞らない
スーツを洗濯したあと、乾燥するときに強く手で絞らないように気をつけてください。強く絞るとシワが伸びにくくなってしまいます。
乾燥機を使わない
自宅でもコインランドリーでも、乾燥機を使うのは避けましょう。ウォッシャブルスーツにシワや収縮が起きる原因となってしまいます。
直射日光をあてない
ウォッシャブルスーツを干すときには、手で軽くたたいてしわなどを伸ばした上で、日陰干しをしてください。直射日光は生地の傷みや色あせにつながってしまいます。
以上、3点に気を付けて干してください。
スーツにアイロンをかける方法
自分で洗濯したスーツはどうしてもシワがつきがち。シワだらけのままでは、だらしがない印象になってしまうので、しっかりアイロンがけをしましょう。
アイロンをかける時には、アイロン台を使わずに、ハンガーに吊るしてシワを伸ばすようにします。スーツのアイロンがけでは、水分が大事になってくるので、スチームを使うようにしてください。
もし吊るしながらアイロンをかけたのに、まだ細かいシワが残っているという場合には、最後に手で生地を引っ張って、シワを伸ばしていきましょう。
アイロンがけのポイントは以下の通り。
・当て布を忘れずに
・ジャケットは、部分ごとに丁寧に。袖にはタオルなどを入れるとやりやすい
・スラックスはセンターラインをつける
ス日々のお手入れでスーツをキレイに保とう
自宅でスーツを洗濯できる一方で、頻繁に洗濯するのは傷みの原因になるので避けなければなりません。そこでここからは普段からできるスーツのお手入れ方法を紹介。こちらの3つの方法をチェックしていきましょう。
ブラッシングをする
スーツを着た後は、ハンガーにかけてブラッシングをしましょう。ハンガーは、幅が3~5センチある太めのハンガーがおすすめです。また、ハンガーにかけるときは、ポケットのものは全て出してください。
スーツのブラッシングをすると、繊維の奥まで入り込んでいた汚れを取り除くことができるので、毎日続けるとスーツが長持ちしてくれます。汚れを取り除くことで、それを餌にする虫も寄ってこなくなるので虫食いで穴が開いてしまうというトラブルも防ぐことができます。
馬毛ブラシ
こちらは天然馬毛の洋服ブラシです。柔らかくコシがあって、スーツについたほこりをしっかり落とすことができます。
1日休ませる
スーツは毎日同じものを繰り返して着ない方がいいとされています。1回着たら1日は休ませるようにしましょう。また、休ませる時には風通しの良いところに干すのがポイントです。
スチームアイロンをかける
スーツを着ていると、いつのまにか細かいシワがついてしまったり、臭いがついてしまうもの。気になった時はササッとスチームアイロンをかけましょう。ハンガーにかけた状態で、スチームをかけるだけでOK。細かいシワは、手で伸ばすようにしましょう。
自宅で洗えない場合は、クリーニングに出す!
デリケートな素材を使っていたり、色落ちしてしまったりする場合には、クリーニングに出すしかありません。ドライクリーニングをしてもらえば、安心してきれいにすることができます。だいたい1~3日くらいで受け取りが可能です。
クリーニングに出す前にも必ず洗濯表示と汚れやほつれ、穴あきなどを確認しておきましょう。スーツのクリーニングについてもっとくわしく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
正しい手順を踏めば自宅でもスーツは洗濯できる!
今回は自宅でスーツを洗濯する方法を紹介しました。汚れてしまったけど替えがなくてすぐにでもスーツを洗濯したいというときや、すこしでもクリーニング代を抑えて経済的に洗濯をしたいというときにおすすめです。
持っているスーツが洗えるスーツであれば、ぜひチャレンジしてみてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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