ゴキブリの寿命は意外と短い!けれど、繁殖力・生命力はとても高い!
多くの人が最も嫌いな害虫として名をあげるゴキブリ。そんなゴキブリの寿命、実は意外と短いんです!では、なぜゴキブリはよく見かけるのでしょうか?それは生命力や繁殖力が高いから!今回はゴキブリの寿命や繁殖力・生命力について徹底的に解説していきます!
ゴキブリの寿命は、意外と短く、約2年!
一年中目にするゴキブリですが、実はその寿命は、約2年と意外に短いんです!2年と言っても、私たちが目にするゴキブリの成虫の期間は約4~7ヶ月ほど。ゴキブリの種類によって、寿命は成虫期間は異なります。ここでは、普段私たちが目にするゴキブリの寿命や成虫期間について解説していきます。
クロゴキブリの寿命
寿命
約2年
成虫期間
約6~7ヶ月
まずは、一般家庭によく潜んでいるクロゴキブリです。黒光りしていて、大きさは約3~4cmほどあります。クロゴキブリの寿命は約2年で、成虫期間は約6~7ヶ月あります。成虫期間は短いですが、この約半年の間に多くの子孫を残します。
チャバネゴキブリの寿命
寿命
オス:約3~5ヶ月
メス:約5~7ヶ月
成虫期間
オス:約3ヶ月
メス:約5ヶ月
次に紹介するのは、飲食店やビルなどの暖かい環境が整った場所でよく見られるチャバネゴキブリです。大きさは約1~1.5cmほどで、薄茶色をしています。チャバネゴキブリはオスとメスで寿命や成虫期間が異なり、オスの場合は寿命が約3~5ヶ月、成虫期間が約3ヶ月、メスの場合は寿命が約5~7ヶ月、成虫期間が約5ヶ月です。
寿命は短いですが、その分成長スピードが速いため油断はできません。また、他のゴキブリに比べて小さく、人目のつかない場所で繁殖したり、素早く動くため、注意が必要です。
ワモンゴキブリの寿命
寿命
約2~3年
成虫期間
約6ヶ月~1年半
次に紹介するのは、九州や沖縄など、日本の南側の暖かい地域に多く分布しているワモンゴキブリです。日本の屋内で見られるゴキブリの中では最も大きいと言われており、その大きさは約3~4.5cmほどあります。寿命も約2~3年と他のゴキブリに比べて長く、成虫期間も約6ヶ月~1年半ほどあります。
また、寿命が長いだけでなく、卵を産むペースも早いため、見つけたらすぐに対処する必要があります。
ヤマトゴキブリの寿命
寿命
約2年半
成虫期間
約3ヶ月~半年
最後に紹介するのは、ヤマトゴキブリです。ヤマトゴキブリは、その名前からもわかるように日本の在来種のゴキブリで、大きさは約2.5cm前後と、クロゴキブリに比べると少し小さいくらいです。寿命は約2年半ありますが、幼虫期間の10月~3月は休眠するため、成虫期間は約3ヶ月~半年と少し短いです。
ゴキブリの寿命は短いのに、減らない理由は?
では、なぜゴキブリの寿命は約2年と比較的短いのに、減らないのでしょうか?その理由はゴキブリの繁殖力と生命力にあります!
ゴキブリの繁殖力!
まずはゴキブリの繁殖力について解説します!それぞれのゴキブリの一生での産卵回数と1つの卵鞘(らんしょう)に含まれている卵の数を表にまとめました!
種類
クロゴキブリ
チャバネゴキブリ
ワモンゴキブリ
ヤマトゴキブリ
産卵回数
約15~20回
約3~10回
約50回
約7~19回
卵鞘に含まれる卵の数
約20~30個
約20~30個
約10~14個
約12~16個
次にそれぞれのゴキブリの成長過程(卵→幼虫→成虫の期間)を表にまとめました。
種類
クロゴキブリ
チャバネゴキブリ
ワモンゴキブリ
ヤマトゴキブリ
卵の期間
約3~6週間
約2~3週間
約4~5週間
約4~5週間
幼虫の期間
約1年
約2~3ヶ月
約3~12ヶ月
約3~12ヶ月
成虫の期間
約6~7ヶ月
約3~5ヶ月
約6ヶ月~1年半
約3ヶ月~半年
産卵数と成長過程の表からわかるように、ゴキブリはその短い一生の中で多くの卵を産み、多くの子孫を残します。多い場合は、1匹で500匹以上の子孫を残すため、寿命は短くても、個体数は減るどころか増えていくです。ゴキブリを繁殖させないためにも、ゴキブリを見つけたらすぐに対処する必要があります!
ゴキブリの生命力はとても高い!
次にゴキブリの生命力の高さについて解説していきます!ゴキブリはとても生命力の高い生物で、この生命力の高さもゴキブリの数が減らない理由につながっています。
ゴキブリは水やエサがなくても2~3週間生きる
実は、ゴキブリは水やエサがない状態で2~3週間生きることが可能なんです!エサがなくても水さえあれば、1ヶ月以上生き延びることができます。雑食性であるため、エサに困ることはほとんどなさそうなゴキブリですが、エサがなくてもこれだけ生き延びられるのであれば、数が減らないのにも納得です。
雑食でなんでも食べる
前述したように、ゴキブリは雑食性の生き物で、床に落ちたホコリや食べカス、仲間の死骸などなんでもエサにして食べてしまいます。そのため、よほどのことがない限りエサに困りません。雑食であるということもゴキブリの生命力につながっています。
殺虫成分に対して耐性がある個体も!
殺虫成分に耐性を持った「スーパーゴキブリ」と呼ばれる個体も近年、出現してきました。特にチャバネゴキブリはスーパーゴキブリ化するケースが多く、殺虫成分の開発者を悩ませています。殺虫成分に耐性を持った個体が繁殖することによって、その遺伝子が受け継がれ、耐性を持った個体が多くなります。
ゴキブリは繁殖サイクルが早いため、こういった耐性を獲得するスピードも速いのです。殺虫剤を使っても駆除できない個体が現れた場合は、素直にプロにお願いして駆除してもらいましょう!
頭をとっても即死はしない
なんと、ゴキブリは頭がなくなっても即死するということはありません。ゴキブリは腹部に「食道下神経節」という足や内臓を動かすための第2の脳のようなものを持っており、これにより頭がなくなっても動くことが可能なのです。
しかし、頭がなくなれば栄養を供給することができなくなるため、いずれは餓死するなどしてしまいます。それでも、頭がなくなっても動くことができるのはゴキブリの高い生命力の1つの能力といえます。
ゴキブリの寿命を短くするには?
ゴキブリの寿命や繁殖力・生命力について説明したところ、では実際にゴキブリの寿命を短くするには何をしたらいいのでしょうか。ここでは、ゴキブリの寿命を短くする方法について解説していきます。
ゴキブリのエサをできる限りなくす
ゴキブリは雑食で、床にある髪の毛やホコリ、食器に残った食べカスなど、なんでもエサとして食べてしまいます。こういったゴキブリのエサとなるものを無くしていけば、ゴキブリの寿命を減らすことができます!いくら生命力の高いゴキブリといえど、エサがなければ生きることができず、弱っていきます。ゴキブリのエサとなるものを無くして、ゴキブリが繁殖するのを防ぐましょう!
部屋を清潔に保つ
前述したように、いくらゴキブリといえど、エサがなければ生きることはできません。できるだけ部屋を清潔に保って、ゴキブリのエサになるものが部屋にないようにしましょう!また、ゴキブリは暗くて狭い場所を好みます。そういったゴキブリが好む環境や隠れやすい場所を部屋を掃除してなくすようにしましょう!
ゴキブリの駆除方法!
次に実際にゴキブリが出た時の駆除方法について解説していきます!確実にゴキブリを駆除して、ゴキブリが出ないようにしましょう!
殺虫剤
まずは、目の前のゴキブリを駆除する方法です。目の前のゴキブリは殺虫剤を吹きかけて駆除しましょう!見つけたらすぐ駆除できるように手に取りやすい場所に置いておくようにしましょう。ゴキブリだけでなく、他の害虫にも効果があるものもあるので、即時戦力として1本持っておくと便利です!
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ベイト剤(毒エサ)
次に紹介するのは、ベイト剤(毒エサ)を使った駆除方法です。ゴキブリに毒エサを食べさせることによって駆除します。メスの卵にまで効果があるので、ゴキブリを根本から駆除することが可能です。また、毒エサを食べたゴキブリの死骸やフンを別のゴキブリが食べることによって、連鎖的に効果が広がっていくので、巣ごとゴキブリを駆除できます。
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くん煙剤・くん蒸剤(くんじょうざい)
最後に紹介するのは、くん煙剤・くん蒸剤です。煙を使って部屋に殺虫成分を撒き、ゴキブリを駆除します。煙が部屋の隅々まで行き渡るので、隠れて目の届かない場所にいるゴキブリも駆除することができます。
2回以上使うことによって、1回目で駆除できなかったゴキブリも駆除できるので、少し期間を空けて2回以上使うことをおすすめします。
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以下の記事では、ゴキブリ駆除について詳しく解説しています。もっと詳細にゴキブリの駆除方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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気温が下がる秋以降か、暖かくなる前の3月頃にゴキブリ駆除をお願いするのがよさそうですね。ゴキブリは暖かくなってくると活発に活動するようになるので、その前に駆除をして、ゴキブリがいない環境を整えましょう!
まとめ
今回はゴキブリの寿命や繁殖力・生命力について解説していきました。ゴキブリの寿命は意外にも短いですが、その高い繁殖力と生命力によって、数を増やし私たちの前に現れるのです。ゴキブリの寿命を減らすためにも部屋は綺麗に保って、もしゴキブリを見つけたらすぐ駆除するようにしましょう!